ザ・ライト エクソシストの真実 / アンソニー・ホプキンス
全体の平均評価点: (5点満点)
(78)
ザ・ライト エクソシストの真実
/ミカエル・ハフストローム
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「ザ・ライト エクソシストの真実」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
バチカンで実際に行われている悪魔払いの儀式とそれを行うエクソシストをテーマに、ひとりのアメリカ人青年が優秀なエクソシストの神父のもとで修行にあたる過程で直面する戦慄の恐怖を描くサスペンス・ホラー。主演は「ハンニバル」のアンソニー・ホプキンスとアイルランド出身の若手コリン・オドナヒュー。監督は「1408号室」のミカエル・ハフストローム。神学校の卒業を目前にしながらも司祭の道に進むつもりのない神学生マイケルだったが、恩師の神父からバチカンで行われているエクソシスト養成講座の受講を勧められ、ローマへとやって来る。悪魔の存在に懐疑的な彼は、異端だが一流のエクソシストと讃えられるルーカス神父を紹介されるが…。
「ザ・ライト エクソシストの真実」 の作品情報
「ザ・ライト エクソシストの真実」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
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ザ・ライト エクソシストの真実の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
114分 |
日英吹 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
DLRN8635 |
2011年08月17日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
15枚
|
1人
|
0人
|
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
【Blu-ray】ザ・ライト エクソシストの真実(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
114分 |
日本語・英語・日本語吹替え用字幕 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
WBRN8636 |
2011年08月17日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
11枚
|
0人
|
0人
|
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
ザ・ライト エクソシストの真実の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
114分 |
日英吹 |
1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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DLRN8635 |
2011年08月17日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
15枚
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1:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/英語
2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
【Blu-ray】ザ・ライト エクソシストの真実(ブルーレイ)の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
114分 |
日本語・英語・日本語吹替え用字幕 |
1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語 2:ドルビーデジタル/5.1chサラウンド/日本語
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レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
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WBRN8636 |
2011年08月17日
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在庫枚数 |
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2位登録者: |
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1:DTS-HD Master Audio/5.1chサラウンド/英語
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ユーザーレビュー:78件
なるほど・・・
エクソシスト映画の中では地味。
それでも見応えがあるのは アンソニー・ホプキンスの芝居でしょう!
だって 本物に見えちゃいますもんねー!
でも結局 真実とは何か?と問われると 実際に目の当たりにしようと 本人の感覚でしかない。
エクソシスト養成施設がある事自体が 眉唾もの。
それは 宗教の違いもあるだろうし・・・ね・・・・・。
エクソシスト映画は 大好きな部類。
だけど 悪魔を信じるか?問われると・・・・・やっぱりピンとこない。
そう言った意味では ホラー映画(娯楽)として観れるものの方が楽しめるのかもしれない。
ただただ アンソニー・ホプキンスは 素晴らしかった♪
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
怖くはないが楽しめました
投稿日:2011/08/14
レビュアー:よふかし
なんで震災で公開が延期になったのかはさっぱり分かりませんが、僕は割合楽しみました。アンソニー・ホプキンスが主演だとか「エクソシストの真実」って副題があるせいで、フリードキンの『エクソシスト』よりもっと怖いとか面白いとか期待されたらがっかりしてもおかしくないんですが。
実際に現代では悪魔憑きに悩む人が増えていて、バチカンが公認するエクソシスト(悪魔祓い師)が増えたり、エクソシスト養成の公開講座を開設したりしているのは知られていることらしいです(『バチカンエクソシスト』なんて女性記者のノンフィクション本もありましたが、この映画にも女性ジャーナリストが登場します。関係は分かりませんが)。
いちおうこの映画は、エクソシストをホラーではなく、そうした事実に近付けて描きたいというのが出発点のような気がするんです。途中、ホプキンス演じるルーカス神父が見習いのマイケルに「悪魔憑きは緑色のゲロを吐くとでも思ったか?」みたいに言うシーンがあったと思いますから、『エクソシスト』は本作ではフィクション扱いなんですね。
しかし映画として面白くならなかったのか、やっぱりそれなりにホラー演出をしたりして、中途半端になってしまったんじゃないか。結果、ホラー映画としてはそんな怖くないし、実際のバチカンの悪魔祓いのディテールなどのドキュメンタルな魅力があるわけでなし、になってしまった。
せっかくマイケルがバチカンで悪魔祓いを学ぶかと思っていたら、異端でひとり孤立しているルーカスに預けられてしまうし(バチカン本体からお話が離れてしまう)、おかしな女性ジャーナリストが近づいてきたり(女性としては魅力的なんですが終盤の悪魔払いで位置づけは不可解、かつ彼女の書いた記事が最後に出るけどこれも不可解)。そんな見飽きた「いつもの物語」がどんどん侵入してきてしまう。そこらへんは残念です。分裂気味な脚本をアンソニー・ホプキンスの存在感(僕はあまり好きじゃないですが)でまとめたという感じでしょうか。
じゃあ何が面白かったかというと、ひとつには極力変な驚かし演出は避けようとしていながら緊迫感が次第につのる悪魔祓いのシーン。なかなか見応えがあります。悪魔憑きの描写そのものは特に目新しいわけではないし、せいぜいクギを吐き出したり悪態を吐いたりなんですが……、ルーカスの朽ちかけた教会(?)やその周辺など、舞台美術がとてもいいですね。ハンガリーでのセット撮影が主ということですが、室内劇に集中しがちな設定なのに、本作は戸外の演出(雨のふらし方)や動物の効果的な使い方(カエルや猫、ロバ)もの挟みとってもいいと思います。妊娠した少女が入る病院の白さもいいですね。撮影は『キック・アス』なんかの人らしいですが、売れっ子なのかな?
中途半端とはいえ、時折入るホラーなショック演出(赤い目など)は、抑え目の演出の中ではけっこう効いていて、印象的です。本当に悪魔がいるのかどうか? 実は悪魔憑きとは精神病の類なのではないか? という含みを残しているのは好感を持ちました。60点。
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
「1408号室」の監督でホプキンスとハウアーですからねー
見た目はまごう事なきオカルトなんだけど、どうにも腹に溜まらないと言うか。
ホプキンスとハウアーって今ではすっかり名優ですが、始まりが何せ「オードリーローズ」「ブレラン」「ヒッチャー」だったもんですから、フルメイクだろうがいい年してアクションしようが、あの名優がなんとここまで!って感じがちーとも無いんですよねぇ。でもこの作品の二人には、なるほどなぁとかなりうならされました。
まずハウアーですが、ともかくあのささくれた侘しさはなんなんだってくらい。
小太りの自殺者に死化粧を施した後、助手を勤めた息子に「お前、手は洗ったのか?食事の前だぞ」。
これには思わずおろおろしてしまったり。
長年葬儀屋で妻までも自らの手で送り出したのに、特に宗教的なこだわりがあるわけでもない。
代々葬儀屋か神父だったからと流されるまま葬儀屋になったに過ぎず、冷めた目の息子が長じて神父になると言い出したときも動揺するでもない。毎日淡々と遺体と向き合い、心のどこかでそれを忌むべきモノだと畏れている。
こういう顔ができる役者だってことを、多分、私ら世代のファンはブレランの時から知ってた気がする。
ホプキンスは相変わらず変人の立ち位置で、優秀なエクソシストとして登場する際にもオーラはびんびんだし、そのタイミングも絶妙で、だぶついた脇腹が役作りだとするならばまさにお見事。
何よりこういった役どころは彼の十八番だし、神父でありその年でその脇腹なのに、ふとしたはずみに女性に襲い掛かりそうなアブなさも兼ね備えているところは本当に上手いなぁと。
舞台はローマで、ホプキンスが石段をぜいぜい登るシーン一つとっても美しく、爪の表情まで凝りに凝ってるわけで、その中に一人迷い込んだような異邦人で、天性の神父的センスを持ちながらも、”信仰”に激しく疑いを持つ主人公は、「悪魔祓いの方法と現状、その意義について」真摯に論じ合う会堂に堂々遅刻しながらも、それを埋め尽くす信仰熱い神父や修道女の中できりきり挙手して青臭い発言をかましたりもする。
しかも肝心の大エクソシストホプキンスはといえば、そもそもが偏屈なので、ローマの司祭たちや宗教思想などとはちーとも関係なく、近隣の善男善女の困りごとに奔走する毎日だったりもする。
主人公がその出生から冷めた無神論者なのに、なぜ神父でしかもエクソシストかという部分が天性と成り行きで片付けられてるし、ホプキンスもなぜ異端の道を歩んでいるのかという部分は言及されてないため、うっかりDeepなオカルトを期待すると裏切られ感があります。
主人公が悩んでいたのは、神の存在証明ではなく、葬儀屋というリアルと人を狂わせもし癒しもする信仰とのギャップだから、それを悪魔が在りなら神も在りというへ理屈で決着するのもどうかと思う。この監督「1408号室」でもそうだったけど、名優を配して期待度は上げてあるけど、肝心なところの押えが甘いのですごく損してる気がします。
主人公の父親との確執、美しい母親の死、葬儀屋と信仰、個と群れ、奇跡と災難、偶然と必然、猫と少女w、ローマとアメリカ、ホプキンスとハウアーと、かなり美味しい素材を使っているため、2時間飽きずに楽しめるけど、結局オカルトカテゴリーのアメリカンヒーロー?ってな着地とは、なんとももったいないお話でした。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
自分の信仰心に疑問を持つ青年神父の成長の物語
ホラーのくくりに入れていいのか迷いますが
劇中でもアンソニー・ホプキンス演じるエクソシストの神父が言います。
映画のように首が180度回ったり、緑の下呂を吐いたりすれば信じるのか?と。
悪魔に憑依されたとされる人たちは
現実には首が回転したり、緑の下呂を吐いたりはしないのでしょうが
それなりに憑依されたと判るような、異常な行動を取るわけです。
事実をベースにしています、と最初にテロップが出ます。
どこまでが真実かは判りませんが
バチカンではエクソシストを養成しているくらいなので
実際に異常行動を取る人たちが多くいるのでしょう。
主人公であるアメリカ人青年マイケルは
葬儀屋である父の仕事を継ぎたくなくて神父の学校に行き
自分の信仰心を疑いながらも、エクソシストとして修行を
先輩エクソシスト・トレヴァンス神父(アンソニー・ホプキンス)の元で
悪魔祓いを学ぶのです。
悪魔の存在に疑問を持つマイケルは、単なる精神病ではないのか?
この人たちに必要なのは、神父ではなく精神科医だろう、とまで言い放ちます。
そんなマイケルに徐々に迫りくる悪魔の罠。
果たしてマイケルは悪魔に打ち勝つことが出来るのか?
先日観た『ディヴァイン・フューリー』でも、バチカンから派遣されてきた神父さんが
悪魔に『名を名乗れ!』と名前を名乗らせようとしていました。
あれはどんな意味があるのでしょう?と不思議に思っていましたが
本作で、悪魔に名前を名乗らせたら悪魔祓いが成功ということなのだと判りました。
悪魔に取りつかれた人間との対峙も派手さはないものの
現実味があって、けっこう面白かったです。
アンソニー・ホプキンスの熱の入った演技が凄かったです。
青年マイケルの神父としての成長物語としてもなかなか見応えがありました。
地味なホラーというジャンルでしょうか。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
真面目なホラー。信仰心を刺激される。
神父になる気もないし、悪魔も信じていない若い神父マイケルが、イタリアに派遣されて
エクソシストの講義を受け、悪魔祓いの儀式に臨むことになるんですが、
とても真面目なホラーに仕上がってます。
神父になる前のマイケルは、実家の葬祭業を手伝っていて遺体の死化粧もするんですが、
遺体に触れる手つきが優しくて好感が持てました。
葬祭業や亡くなった母親の回想シーンは、マイケルの心情描写に効果的に使われていたと思います。
エクソシストと聞くと、派手な恐怖シーンで知られる少女に悪魔が憑りつく有名な映画を自分は思い浮かべてしまうのですが、
この作品では、地味にじわじわと悪魔の存在を描いていました。
悪魔祓いに失敗したことで悪魔につけいられていくベテラン神父の様子は、鬼気迫るものがありました。
冒頭、マイケルが、事故で瀕死の女性に最期の告解?みたいなのをしてあげるシーンに感動し、
悪魔祓いしつつも、自らの信仰確認みたいになっているシーンでは、高揚してしまった。
敬虔な気持ちになったと言ったら言い過ぎかな。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
なるほど・・・
投稿日
2012/05/08
レビュアー
詩乃
エクソシスト映画の中では地味。
それでも見応えがあるのは アンソニー・ホプキンスの芝居でしょう!
だって 本物に見えちゃいますもんねー!
でも結局 真実とは何か?と問われると 実際に目の当たりにしようと 本人の感覚でしかない。
エクソシスト養成施設がある事自体が 眉唾もの。
それは 宗教の違いもあるだろうし・・・ね・・・・・。
エクソシスト映画は 大好きな部類。
だけど 悪魔を信じるか?問われると・・・・・やっぱりピンとこない。
そう言った意味では ホラー映画(娯楽)として観れるものの方が楽しめるのかもしれない。
ただただ アンソニー・ホプキンスは 素晴らしかった♪
怖くはないが楽しめました
投稿日
2011/08/14
レビュアー
よふかし
なんで震災で公開が延期になったのかはさっぱり分かりませんが、僕は割合楽しみました。アンソニー・ホプキンスが主演だとか「エクソシストの真実」って副題があるせいで、フリードキンの『エクソシスト』よりもっと怖いとか面白いとか期待されたらがっかりしてもおかしくないんですが。
実際に現代では悪魔憑きに悩む人が増えていて、バチカンが公認するエクソシスト(悪魔祓い師)が増えたり、エクソシスト養成の公開講座を開設したりしているのは知られていることらしいです(『バチカンエクソシスト』なんて女性記者のノンフィクション本もありましたが、この映画にも女性ジャーナリストが登場します。関係は分かりませんが)。
いちおうこの映画は、エクソシストをホラーではなく、そうした事実に近付けて描きたいというのが出発点のような気がするんです。途中、ホプキンス演じるルーカス神父が見習いのマイケルに「悪魔憑きは緑色のゲロを吐くとでも思ったか?」みたいに言うシーンがあったと思いますから、『エクソシスト』は本作ではフィクション扱いなんですね。
しかし映画として面白くならなかったのか、やっぱりそれなりにホラー演出をしたりして、中途半端になってしまったんじゃないか。結果、ホラー映画としてはそんな怖くないし、実際のバチカンの悪魔祓いのディテールなどのドキュメンタルな魅力があるわけでなし、になってしまった。
せっかくマイケルがバチカンで悪魔祓いを学ぶかと思っていたら、異端でひとり孤立しているルーカスに預けられてしまうし(バチカン本体からお話が離れてしまう)、おかしな女性ジャーナリストが近づいてきたり(女性としては魅力的なんですが終盤の悪魔払いで位置づけは不可解、かつ彼女の書いた記事が最後に出るけどこれも不可解)。そんな見飽きた「いつもの物語」がどんどん侵入してきてしまう。そこらへんは残念です。分裂気味な脚本をアンソニー・ホプキンスの存在感(僕はあまり好きじゃないですが)でまとめたという感じでしょうか。
じゃあ何が面白かったかというと、ひとつには極力変な驚かし演出は避けようとしていながら緊迫感が次第につのる悪魔祓いのシーン。なかなか見応えがあります。悪魔憑きの描写そのものは特に目新しいわけではないし、せいぜいクギを吐き出したり悪態を吐いたりなんですが……、ルーカスの朽ちかけた教会(?)やその周辺など、舞台美術がとてもいいですね。ハンガリーでのセット撮影が主ということですが、室内劇に集中しがちな設定なのに、本作は戸外の演出(雨のふらし方)や動物の効果的な使い方(カエルや猫、ロバ)もの挟みとってもいいと思います。妊娠した少女が入る病院の白さもいいですね。撮影は『キック・アス』なんかの人らしいですが、売れっ子なのかな?
中途半端とはいえ、時折入るホラーなショック演出(赤い目など)は、抑え目の演出の中ではけっこう効いていて、印象的です。本当に悪魔がいるのかどうか? 実は悪魔憑きとは精神病の類なのではないか? という含みを残しているのは好感を持ちました。60点。
「1408号室」の監督でホプキンスとハウアーですからねー
投稿日
2013/04/04
レビュアー
夜子
見た目はまごう事なきオカルトなんだけど、どうにも腹に溜まらないと言うか。
ホプキンスとハウアーって今ではすっかり名優ですが、始まりが何せ「オードリーローズ」「ブレラン」「ヒッチャー」だったもんですから、フルメイクだろうがいい年してアクションしようが、あの名優がなんとここまで!って感じがちーとも無いんですよねぇ。でもこの作品の二人には、なるほどなぁとかなりうならされました。
まずハウアーですが、ともかくあのささくれた侘しさはなんなんだってくらい。
小太りの自殺者に死化粧を施した後、助手を勤めた息子に「お前、手は洗ったのか?食事の前だぞ」。
これには思わずおろおろしてしまったり。
長年葬儀屋で妻までも自らの手で送り出したのに、特に宗教的なこだわりがあるわけでもない。
代々葬儀屋か神父だったからと流されるまま葬儀屋になったに過ぎず、冷めた目の息子が長じて神父になると言い出したときも動揺するでもない。毎日淡々と遺体と向き合い、心のどこかでそれを忌むべきモノだと畏れている。
こういう顔ができる役者だってことを、多分、私ら世代のファンはブレランの時から知ってた気がする。
ホプキンスは相変わらず変人の立ち位置で、優秀なエクソシストとして登場する際にもオーラはびんびんだし、そのタイミングも絶妙で、だぶついた脇腹が役作りだとするならばまさにお見事。
何よりこういった役どころは彼の十八番だし、神父でありその年でその脇腹なのに、ふとしたはずみに女性に襲い掛かりそうなアブなさも兼ね備えているところは本当に上手いなぁと。
舞台はローマで、ホプキンスが石段をぜいぜい登るシーン一つとっても美しく、爪の表情まで凝りに凝ってるわけで、その中に一人迷い込んだような異邦人で、天性の神父的センスを持ちながらも、”信仰”に激しく疑いを持つ主人公は、「悪魔祓いの方法と現状、その意義について」真摯に論じ合う会堂に堂々遅刻しながらも、それを埋め尽くす信仰熱い神父や修道女の中できりきり挙手して青臭い発言をかましたりもする。
しかも肝心の大エクソシストホプキンスはといえば、そもそもが偏屈なので、ローマの司祭たちや宗教思想などとはちーとも関係なく、近隣の善男善女の困りごとに奔走する毎日だったりもする。
主人公がその出生から冷めた無神論者なのに、なぜ神父でしかもエクソシストかという部分が天性と成り行きで片付けられてるし、ホプキンスもなぜ異端の道を歩んでいるのかという部分は言及されてないため、うっかりDeepなオカルトを期待すると裏切られ感があります。
主人公が悩んでいたのは、神の存在証明ではなく、葬儀屋というリアルと人を狂わせもし癒しもする信仰とのギャップだから、それを悪魔が在りなら神も在りというへ理屈で決着するのもどうかと思う。この監督「1408号室」でもそうだったけど、名優を配して期待度は上げてあるけど、肝心なところの押えが甘いのですごく損してる気がします。
主人公の父親との確執、美しい母親の死、葬儀屋と信仰、個と群れ、奇跡と災難、偶然と必然、猫と少女w、ローマとアメリカ、ホプキンスとハウアーと、かなり美味しい素材を使っているため、2時間飽きずに楽しめるけど、結局オカルトカテゴリーのアメリカンヒーロー?ってな着地とは、なんとももったいないお話でした。
自分の信仰心に疑問を持つ青年神父の成長の物語
投稿日
2021/02/01
レビュアー
飛べない魔女
ホラーのくくりに入れていいのか迷いますが
劇中でもアンソニー・ホプキンス演じるエクソシストの神父が言います。
映画のように首が180度回ったり、緑の下呂を吐いたりすれば信じるのか?と。
悪魔に憑依されたとされる人たちは
現実には首が回転したり、緑の下呂を吐いたりはしないのでしょうが
それなりに憑依されたと判るような、異常な行動を取るわけです。
事実をベースにしています、と最初にテロップが出ます。
どこまでが真実かは判りませんが
バチカンではエクソシストを養成しているくらいなので
実際に異常行動を取る人たちが多くいるのでしょう。
主人公であるアメリカ人青年マイケルは
葬儀屋である父の仕事を継ぎたくなくて神父の学校に行き
自分の信仰心を疑いながらも、エクソシストとして修行を
先輩エクソシスト・トレヴァンス神父(アンソニー・ホプキンス)の元で
悪魔祓いを学ぶのです。
悪魔の存在に疑問を持つマイケルは、単なる精神病ではないのか?
この人たちに必要なのは、神父ではなく精神科医だろう、とまで言い放ちます。
そんなマイケルに徐々に迫りくる悪魔の罠。
果たしてマイケルは悪魔に打ち勝つことが出来るのか?
先日観た『ディヴァイン・フューリー』でも、バチカンから派遣されてきた神父さんが
悪魔に『名を名乗れ!』と名前を名乗らせようとしていました。
あれはどんな意味があるのでしょう?と不思議に思っていましたが
本作で、悪魔に名前を名乗らせたら悪魔祓いが成功ということなのだと判りました。
悪魔に取りつかれた人間との対峙も派手さはないものの
現実味があって、けっこう面白かったです。
アンソニー・ホプキンスの熱の入った演技が凄かったです。
青年マイケルの神父としての成長物語としてもなかなか見応えがありました。
地味なホラーというジャンルでしょうか。
真面目なホラー。信仰心を刺激される。
投稿日
2013/09/20
レビュアー
コタロウ(!)
神父になる気もないし、悪魔も信じていない若い神父マイケルが、イタリアに派遣されて
エクソシストの講義を受け、悪魔祓いの儀式に臨むことになるんですが、
とても真面目なホラーに仕上がってます。
神父になる前のマイケルは、実家の葬祭業を手伝っていて遺体の死化粧もするんですが、
遺体に触れる手つきが優しくて好感が持てました。
葬祭業や亡くなった母親の回想シーンは、マイケルの心情描写に効果的に使われていたと思います。
エクソシストと聞くと、派手な恐怖シーンで知られる少女に悪魔が憑りつく有名な映画を自分は思い浮かべてしまうのですが、
この作品では、地味にじわじわと悪魔の存在を描いていました。
悪魔祓いに失敗したことで悪魔につけいられていくベテラン神父の様子は、鬼気迫るものがありました。
冒頭、マイケルが、事故で瀕死の女性に最期の告解?みたいなのをしてあげるシーンに感動し、
悪魔祓いしつつも、自らの信仰確認みたいになっているシーンでは、高揚してしまった。
敬虔な気持ちになったと言ったら言い過ぎかな。
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ザ・ライト エクソシストの真実
(C)2011 New Line Productions, Inc. All rights reserved. ※こちらはイメージ画像になります。