コブラ

原作は『フェア・ゲーム』と同じだそうです。
※Fair Game とは「いいカモ」って意味だそうです。

次男とシンクロの方よりも、
スタローンとニールセンの方が何百倍も面白いです。

すっごいB級テイスト。８０年代の主流は、現在のB級なのか。相棒とか色々いるんだが、結局のところスタローンだけの作品でして、面白いかって言われると「うーーーーん・・・・・」って言わざるをえない作品でした。ただね、北斗の拳とか好きな人には、ここから色々ととったんだろうなぁ、っていうところが多くあって、それはそれでおもしろかったです。

まっ、残念やけど、そういう観方くらいしか出来ない作品ですな。そう思うと、今のスタローン映画って、ものすごくよく出来ている、いや・・・時代に合わさっているのかな。と考えたら、この作品はその時代だったからこそ面白かったのかも知れません。やっぱり「うーーーーん・・・・・」ですね。

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スタローン知らん人はさすがにいないとは思うけど、絶頂期は
２０年位前だから「忘れられた人」なんだね。
案の定、レビュー書いてくれる奇特な方も少ない少ない。

群れない一匹狼の主人公はここでも多勢に無勢の四面楚歌で
カルト集団と正面切っての大乱闘。
カーアクションでは当時でも超レトロな５０年型マーキュリー
にドッカンターボチャージャー搭載で時速１００ｋｍ超え４秒が
売りのバリバリチューニング。何故にゼロヨン仕様かは不明。
刑事にしては大きすぎるコルトガバメント４５ＡＣＰは、きっと
ハリーキャラハンに対抗しての装備なのか？

アンジー＆ブラピの「ミスター＆ミセススミス」で見せた逆走
ガンプレイの元祖をビシッと決めたのは本作のスタローンなんです
よ。
ついでに共演者と結婚しちゃったのもこっちが先やし。。。

興行収入の後押しがなかったからか続編好きのスタローンにしては単発で終わった作品だけど、グラサンでつぶらな瞳を隠して挑む
キメ過ぎ（完全武装）ファッションがイカシタ快作です。

でも、悲しいかな当時は人気ポリスコメディシリーズ「ポリス
アカデミー３」との２本立てだったんだよね。
完全に食われてたし、「食い合わせ悪そう」だよね。
当時のチラシも１枚に２作をぶち込んでたし。。。

最期にキャッチコピーをば
「悪党には死を！そいつが一番の薬だぜ！」
超法規的武装刑事の「暴れん坊」ぶりを堪能しませんか？

最初の殺人事件で犯人を射殺したスタローンに記者が「犯人の人権は？」と聞いたときにその記者の顔を、運ばれていく被害者の死体に押し付けて「じゃあ、この殺された人の人権は？」と聞いたのがこの映画だったかな。

良く言った！（グッジョブ！）
と思ったことだけ覚えている。

政治犯とか詐欺ならまだともかく、どうして、完全に他人の人権を葬り去った殺人犯に人権が必要なのか自分にはわからない。
他人の人権を奪ったからこその犯罪者であり、他人から奪っただけの人権を自分が奪われるのは当然だ。
犯罪者に人権を！　と叫ぶ人たちは、自分が犯罪者になったときのことを考えているのではないか。
とくに今回なんか、免罪であるはずのない現行犯なのにこれを言う記者はやはり異様だ。

監督はそういう風潮に楔を打ちたかったんだろうな、と思う。アクション映画を観てきたけど、こんなやりとりを観たことが無い。

他はありきたりなポリス映画だった気がする。

健康志向の主人公がどうしてもハードボイルドではなく、不健康が前提のハードボイルド好きの人からすると『カッコイイ』とは思えないのだろう。未だにくわえ煙草がかっこいい、と思うのもどうかと思うが、未だにそういうのがヒーローなのだから仕方ない。そのせいで空気は汚れていく。

アクション映画の主役が健康食品好きという、珍しい題材だった。
僕も健康志向なので感情移入しやすかった。
あんなにケチャップをかけてはいけません。

最初のシーンがものすごくカッコよくて、期待を抱かせますが…
実のところ、それだけ。って感じです。
この作品のビデオが部屋の中に転がってりゃ、そのうちその上に他のモノがどんどん積み重ねられて埋もれてきます。断言。
二度見る作品ではありません。