白夜行

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原作は素晴らしい内容だっただけにかなり期待して視聴。

しかし前半から、セリフが全く聞き取れない。
リビングにある液晶テレビのスピーカーをクリアボイス設定にしても×。
二階の5.1chホームシアターに移動してセンタースピーカーの調整をするも
聞き取りづらさは解消せず。

聞こえないシーンで音量上げると、物音など無駄なSEが急に大きくなるので
常にリモコン片手に視聴を強いられる。

普通に家庭で見るために販売されてるんだよね、これ。
映画館向けの素材を手を加えずにそのままDVDに焼き直したとしか思えない。
コストの削減や販売時期短縮のために色々制限はあるんだろうけど
普通のテレビで視聴してミステリーモノなのに肝心のセリフが聞こえないって致命的。
もはや不良品のレベル。

レンタルなので良かったですが、買っていたら確実に返品してますね。
無理せず最初の15分ほどで観るのやめました。
同時に借りていた「ノルウェーの森」のほうが内容はともかく
きちんとセリフ聞き取れました。

原作もドラマの方も見ていないのですが、東野圭吾さんのファンなので借りました。

私的には、２人に接触するシーンが１箇所しかなかったし、エピソードも生かされてて、まあ、上手く作ってあったと思います。
途中で、動機のほうは読めちゃったけど、それでも面白かったです。

ラストがどどーーっと来たのでよかったかな。


携帯を使わない連絡方法とか（まあ携帯のない時代設定だったからね）『白夜行』の題名の由来なども織り込まれてて、さすが東野作品だなって思いました。

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っていう感じ。


私は原作を読んでいたので、観て思ったのは雪穂のイメージが違うなって。

亮司と雪穂の関係もちょっと違う気が‥
他人から見たら、全く接点がなくて全然つながらないのが二人の関係だと思っていたから。

私の中のイメージとは違いすぎていて、ちょっと残念だった。

私は原作を考えて観たからこういう風に思うけど、原作を抜きに考えたらまぁまぁかな。

堀北真希ちゃんはすごく綺麗だった。

普段、こんな150分もある映画は避けています。それを無理して見た場合、
あとどのくらいで終わるかなと、途中で残り時間を何度も確認してしまうのが常なのですが、
この作品では一度も確認せず、途中停止もせず、じーっと見続けていました。
原作未読でTV版も未見。全く内容、先行きが分からず結末を知りたい思いがあったからかもしれませんが、
きっと明るい結末でないことはわかるし、事件の真相にも途中で想像はついてきた。
ただ、二人のそれぞれの行く末が心配で、どうなるのかを知りたかったんですよね。
昭和55年、古物商の男が殺される事件が起きた。
その被害者の息子である亮司、容疑者の娘である雪穂のことを。

この映画を見る前から、いつも大人のゴタゴタに巻き込まれ振り回され、
一番の迷惑を被っているのは子供だ。可哀想に。。って思ったりしてた。
その想いがここでは「ほんと可哀想に。はい、おしまい」ってレベルじゃなく、
恐ろしいくらいに深刻に悲愴感いっぱい感じることになりました。
幼い子供はもちろん、小・中学生の多感な時期の子供にこそ、
両親からの深い愛情で包み、明るい道を日々、歩ませていってあげたい。
両親からのそれが叶わないなら、せめて周囲に誰か、それに代わって太陽の下、
道案内をしてくれる者の存在が常にその子と共にあってくれればと。
このお話で私が最も哀しかったのは、亮司がそうやって唯一見つけた、楽しめることと
仲良く遊べる友達。その両方が、暗い想い出と暗い人生へとつながっていってしまったことでした。
愚かな大人の手によって、昼も夜も、暗いダクトの中でしか生きられなくなった子供と、
同じく愚かな大人たちによって、偽りの太陽の下、晴れない心で生き続けていく子供。
大人になってからも、亮司はもちろん雪穂に対しても、可哀想でせつなくてならなかった。

今までは、ただ可愛いというイメージだけ持ってた堀北真希でしたので、
そのイメージが払拭されるような違った面を見出せたのが新鮮だったのと、
彼女の女優としての前途は明るい、と思いました。

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　原作を先に読んで、テレビのドラマを見たときは衝撃だった。このドラマは、今までのドラマで一番ハードで濃い内容の傑作ドラマだった。「不毛地帯」も良いドラマだと思ったけれど、「白夜行」には及ばない。

　さて映画は、あの長い原作を２時間程度におさめるには、当然カットしないといけない場面がたくさんでてくるので、出来事を年表のようにつなげるだけの部分がでてくるのは仕方のないことかもしれない。どだい、この原作を映画にするには無理がある。「模倣犯」なんかもその例だと思う。

　しかし、堀北真希は、冷たい感じを出していて、個人的には好き。男のほうが出番が少なくて、おしい。売り出し中の俳優たちだけれども、若手はよかったと思う。刑事の船越さんは、映画ではもうひとつ貫禄がなく、どうしても２時間ドラマの印象をぬぐえないので、別の人にしたらよかった。

　原作を読んでいないと、よくわからない話でないかと思うので、まったく何も知識がなくて見るときっと面白くないのではないかと思う。二人の関係が、連携しているのか、それとも男が勝手に女を守っているのか、不明。

　テレビドラマは、よくできていたなあ。最初の場面の、子役のところだけでも、テレビは、ハラハラどきどきだったと思う。でも、このお話自体が、よくできた小説なので、映画もそれなりによかったのではないかと思う。