魔法使いの弟子

『ヒックとドラゴン』でオッチョコチョイ系のキャラの声をやっていた兄ちゃんが主人公の映画。今回もオッチョコチョイのキャラでスタートして、最後には強力なパワーを身につけたヒーローとなる。けっこうイイ味をだしていたと思う。
魔法を題材にしているが、ハリー・ポッターとはひと味違い、どちらかと言えば『ハムナプトラ』に近い。派手なＣＧアクションはけっこう見応えアリ。
『ファンタジア』の目玉となったミッキーマウスのシーン（ホウキやモップに魔法をかけて掃除をさせたら、部屋中が水浸しになるあのシーン）を期待したが、ここはけっこうあっさり終わった。そのシーンを発展させてつくった映画であるはずなのに・・っと拍子抜けするが、まあ、タネは、そこから芽や根が出てきたら、跡形もなく消えてしまうということみたい。もっとも、魔法使いの弟子役の主人公がオッチョコチョイなのは、あの『ファンタジア』のミッキーマウスのキャラをそのまま踏襲しているということのようだ。
不思議なのは、その主人公であるジェイ・バルシェルの名前がＤＶＤの方のサイトの出演者リストには出ていない。ニコラス・ケイジが主人公でジェイ・バルシェルは助演だということかもしれないが、それにしてもメインキャラクターの名前を書き忘れるとは、TSUTAYAのスタッフもお粗末だなぁ・・。

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★魔法使いの弟子

基本、子どもっぽい映画です。
魔法＋ディズニー映画なので、仕方ないのかもしれないけど、
ニコラス・ケイジなので、もうちょっと、期待したが、
ストーリーは、とても、子どもっぽい内容で終始する。

ただ、ま、メイキングを見ると、
火の表現とかは、意外とＣＧに頼らず、
実写で、頑張っている感じはあって、
ま、そういうのを楽しむ映画としては、
いいかなという感じはする。

あと、主人公、・・・の彼女役、
テレサ・パルマーが、結構、いい女で、魅力的。

その程度かなぁ。。。

ジェリー・ブラッカイマー。
常に、「隙あらば続編を！」と狙っているようなイメージがあります。
そんな彼とニコラス・ケイジ。
タッグを組むことが多いですね。
ジェリーと出会ってから、ニコラスは「ボッカーン、ボッカーン」と火薬が爆発したり、ファンタジーだったり、アクションだったりの映画に出演することが増えたような気がします。
夏休みに家族で観にいけるような映画。
大作。
そういうのが増えましたね。
今では、完全にソッチ系の作品のほうが多いです。
もともとオタッキーなニコラス。
アクションだ、アメコミだ、ファンタジーだってのは、得意分野なんでしょうね。
いつも嬉しそうに演じているような印象があります。
で、今作。
バトルは魔法使いなので、直接的な戦いよりも、魔法を駆使しての間接的な戦いがメイン。
「ドラゴンボール」のカメハメ波ばりの攻撃を見せます。
お約束の「生きてない動物に生命を宿らせて利用する」もちゃんとある。
でも、個人的にはちょっと物足りません。
やっぱバシバシ戦ってくれるような映画のほうが楽しいです。

ニコラス。
最近は毎回のようにヘアースタイルがオカシイですが、今回のロンゲパーマは似合ってました。
いつもヘンテコなモミアゲも隠れてて良かった。

今回、一番の収穫はベッキーを演じたテリーサ・パーマーです。
カワイイです。
涼しげな顔立ちがイイ。
ちょいと出演作品をチェックしてみたくなりました。
対する主人公デイヴを演じたジェイ・バルチェル。
ちょっと苦手です。
例えるなら、ピース・綾部と、よいこ・濱口を綾部ベースで混ぜ合わせ、最後に踏んづけたような顔してます。

ジェリー・ブラッカイマーでディズニー。
なので、そつなく楽しめる作品にはなってると思います。
今回もちゃんと続編への種を蒔いてます。
それが成長するための栄養剤の名前は「マネー」。
それが成長するための日光を「大ヒット」と呼びます。

ニコラス・ケイジのかげでこの映画をどうにか最後まで見ることができましたが、
全体的にだるい映画でした。

弟子となる兄ちゃんがどうしても好きになれない。
だるそうな表情、感じ悪い目つき、だらだらとした動き。愛せないな〜。

内容もモップでお掃除始まった時は一気にテンション下がりました。
うわあ〜・・・・・・たまらん、この感じ。

始まりのときはちょっとわくわくしたのに残念もいいところです。
ファンタジーって難しいね。

期待した程でもありませんでした。

カーチェイスやドラゴンから逃げるシーンなど、ブラッカイマーの
匂い漂う部分は素晴らしくて特殊効果の見所満載なんですが、
それにも勝るような、映画の最後、魔法使いの最終決戦共に相応しい
締めのド派手な一本がほしかったです。

本筋には特に重要でない主人公の大掃除。『ファンタジア』の名シーン
を実写で再現したようですが、いまいち盛り上がらず。

1つ１つ細かなことにはやたらセンスがあって格好いいのに、
それがうまくまとまったのかは微妙。どれだけ素晴らしい映像を
見ても、興奮が持続しませんでした。
緩急の付け具合なのか、主人公の気が抜けた顔に力を吸い取られて
しまうのか、超スリルあるジェットコースターに乗っていたかと思いきや、
気付けばキッズコーナーのシュッポッポトレインで平坦な線路を
走ってる感覚に陥ります。大人にはどうもつまんない。でも、子供見る
（乗る）と楽しいのかも！

科学の力が友人より秀でているとはいえ、世界の科学者をまかす
発想の持ち主でもなさそうな主人公。科学の知識さえあれば邪悪な魔法使い
と対等に張り合えるのはちょっと厳しいです！