クレイジー・ハート

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ジェフ・ブリッジスにアル中の中年ダメおやじをやらせたら右に出る者はいないくらいカッコいい

新聞記者でシングルマザーのジーンとの出会いやら、コリンファレル演じるトミーとの関係などが物語の中核ですが、やはりアル中役の渋いジェフ・ブリッジスを見ているだけで、満足です

ジーンを演じているマギー・ギレンホールの演技もうまいですね
バッドへの愛が覚めたときの表情などは、もう関係修復は不可能なんだと思わせるのに十分です

最後はジーンへの愛ゆえに、酒を断つバッドですが、個人的にはアル中のままでいてほしかったです
そして、死ぬのがいいです
それらしきシーンが特典映像に入っていますがシックリこなかったので、映画としてはこれでよかったと思います

わたしは、男は若ければ若いほどいい。
理想の男性は、神木隆之介くんで、このままでいてほしいと願っている、
倒錯した恋心を抱いているわたしですが、宗旨替えをしたくなるほどよかったです。

ジェフ・ブリッジズって、こんなにステキでしたっけ？？
腹が出ていて、油染みている中年が、この世で一番好ましくなかったのですが、
改めることにいたしました。どんな人生でも、それを背負ってる男って、やっぱステキ。
（肌の美しいだけが、男じゃないんですな、やっぱり）

私と年の頃があんまり変わらないマギー・ギレンホールが演じるシングルマザーが
ころっといかれるのも、わかる気がします。
彼女が、バッド（ジェフ・ブリッジズ）にイカレた頃くらいに、わたしもイカレました。
オジサンなのに、変に捻じ曲がってないですよね。
なんか人生に対して素直なバッドです。

カントリーソングって、あんまりなじみがないのですが、いいですね〜。
ストーリーそっちのけで、しっかり歌を聴かせてくれる映画になっているのですが、
十分楽しめました。
特に、コリン・ファレルとジョイントシーンは繰り返して見ました。

オジサン再生工場の映画ってやっぱりいいです。
音楽の良さとあいまって、心打たれてしまいました。
ジェフ・ブリッジズ主演で、マギーとファレル。
ロバート・デュバルも出ているし、配役も渋くて味がありました。

落ちぶれたカントリー歌手がカムバックするお話

ちょっと違うけど「世界最強のインデアン」みたく
いくつになっても夢をあきらめない！
中高年がんばれ！

私も頑張ろって思えました♪

気持ちの良い、静かな映画でした。
ジェフ・ブリッジズの懐に包まれているような。ちょっと酒臭いけど（笑）

最初、アル中の彼を見た時は、どうせ口の悪い、人に突っかかってばかりいるキャラクターだろうと思った。
「レスラー」を思い出したせいかもしれない。
それが違った。彼は他人を受け入れる。
多少口が悪くても、人に敬意を持って接する。人を傷つけたりしない。

それに対して、マギーの言動には納得いかないところが多々あり。
ジェフ・ブリッジズの役柄があったかすぎて、マギーのほうが過剰に思えてしまったところがちょっとこの映画に違和感を覚えてしまった原因かも。

映画全体の満足度はいまいちだけど、彼の主演男優賞も納得の演技を見れたので満足です。

タイトルは↑という意味だそうです。
ジェフ・ブリッジスがアカデミー賞主演男優賞を獲得した作品とのこと。
落ちぶれたカントリー・ミュージシャンが、再生していく物語。
ミッキー・ロークの「レスラー」がチラッと頭をかすめます。

その日暮らしのために、エージェントからの仕事で地方周りをするバッド。
過去に栄光があるとは言え、毎日にとくに希望もなく、酔って演奏し、昔のファンからのリクエストにも応えられない。
舞台から降りて裏で吐いてしまうシーンなんか、芝居とはいえ、なんて無責任な…とイラッとしてしまった。
そんな彼がある町で小さな男の子をもつシングル・マザーと恋に落ち、人生を再生しようとしていくが…。

首尾よく進む、最近の映画を見慣れているせいか、ひと昔前（30年くらい？）の映画のような趣。
全体的にゆったり、なんですね。
ストーリーも、ほぼ思った通りに進行します。
ジェフ・ブリッジスとマギー・ギレンホール、コリン・ファレルと、いい役者がそろってます。
でも、コリン・ファレルって上手いのだけど、善人役だと個人的にどこか滑稽なような気が…（笑）。
歌は歌っているのかな？
なかなか上手いです。
そして、賞をとったとされる音楽もよい。
カントリー・ミュージックの好きなかたには魅力的です。

親子ほど年の離れた女性が、なぜ落ち目の彼にすぐにのめり込んでいくのか、ちょっと面食らうほど急だったのでシーンが足りないように感じた。
本当のこと言うと…私は手厳しいところがあるので、自分に甘い男性を冷めた視線で見てしまうのだった（笑）。
でも、少し哀愁をおびたラストシーンの青空は、希望もあって爽やかでした。