キラー・ヴァージンロード

評価７３点（１００点満点）
俳優岸谷五朗が初監督としてメガホンをとった少し奇妙なコメディーで少し笑える作品。
小さい頃から何をやつてもドンクサイひろこ（上野樹里）、冒頭のシーンからそのキャラが強調される。そんな「結婚したい女」が結婚式前日にひょんなことから死体をトランクに詰めての逃避行、奇妙なコメディーなんだから発想の奇抜さは当たり前、そこに「自殺願望の女」小林（木村圭乃）が絡んでいっそう奇妙なストーリーが展開されてゆく。この二人の絡みに結構笑わせる要素が入っている。小林の「自殺願望」がイマイチ真実味がないのだが、もちろんまーいいかで済んでしまう。暴走族、ペンションのオーナー、自転車の警官、よくわからんヘンな外国人の悪党二人組なんかが次々と登場、ひろこの良き理解者であるおじいちゃんの予言したように彼女は皆を幸せにする天使なのかもしれない。予測不可能な展開とひろこの持つ天然のパワーがメインで、最後にもうひとひねりあるところもちよっと笑わせてくれる。

ちょっと拍子抜けしてしまいました。

でも、へたくそがだれひとりとしていなかったので、最後まできちんと退屈せずに見れました。

後味もよかったです。

でも、最初からこーゆージャンルだと判ってたらもっと面白かったかなぁ。。

ミュージカル的要素はいらないし笑いは小学生が笑うかどうかの
微妙なレベルだし岸谷五朗のセンスのなさが光っています。あと
昭和の匂いがするのも嫌でした。本当に面白くしたいならストーリーがしっかりしてないとだめ。余計なダンスやしもねた、意味のない暴走族だめだめづくしの映画です。

見なきゃよかったと思うような映画でした。岸谷五朗が監督ということで、興味があって見てみたけど・・・やはり、他のレビューどおりでした。見ていて、なにこれ？わけわから〜ん！！って感じでした。

さえない　どんくさい　結婚したい女と　死にたいけど死ねない女　もうこの括りだけでキャラ設定として興味を持ちます。

上野樹里ちゃんは　のだめのイメージが強く　のだめは予告の段階で　あの喋り方がイラッとして見てませんが　今回のは　おっとりもったりしつつも　セーフゾーン（笑）
最初見てると　そりゃー可愛いは可愛いけど　そこいら辺にいそうな普通の子っぽいのですが　物語が進むにつれ　どんどん可愛さが増し　魅力が増し　キーホルダーにして付けて歩きたい思いにかられました（笑）
はい。　そこいら辺にはいません！　スターさんです！

もちろん　彼女の実力もあるのでしょうが　監督としての　岸谷五朗さんの力も加わっているのかな？
だって　出演者のみなさん　とっても　魅力的でしたから。

最初　突然　ダンサーさんが踊り始めたり　「嫌われ松子〜」風　ミュージカルが始まったときは　どん引きでした・・・・。

そんなん　自分のユニット舞台（地球ゴージャス）でやっとくれ！って感じで。

でも　そのうちどっぷりハマりましたよ。

さすが　人気劇団の作・演やってるだけのことはありますね。

細かいし。

すっごい　くだらないのに　そこが笑える！

暴走族の絡みとか　大好きです♪久々に　声出して笑った。

登場人物が　みんな　アホなのですが　凄く上手く絡まって　最後は　ホロリ・・・・。

みなさん　真剣に遊んでるんですよね〜。

木村さんの死にたいけど死ねない女なんて　大真面目にバカやってるから　面白いし笑える。


でも　このセンスは　舞台好きの人の方がウケるような気がします。

この登場人物のキャラは　舞台の方が面白いと思います。ロードムービーだから舞台じゃ難しいかもしれないけど。

でも　岸谷さんの　芝居に対する情熱は　十分伝わりました。

ハチャメチャナンセンスコメディーです。