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カメハメハ大王の末裔のアメリカ人パイロット“クヒオ大佐”と名乗り、何人もの女性を騙し続けた実在の結婚詐欺師の物語を、「ジェネラル・ルージュの凱旋」「南極料理人」の堺雅人主演で映画化。監督は「腑抜けども、悲しみの愛を見せろ」の吉田大八。自称36歳のアメリカ人、ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐は、デタラメな経歴とベタな変装で女性たちを騙しては金を貢がせる結婚詐欺師。弁当屋の女社長・永野しのぶはそんなクヒオ大佐の虚言を信じて目前に迫った結婚の準備に勤しむ日々。一方クヒオ大佐は、博物館学芸員の浅岡春、さらには銀座のホステス須藤未知子をもターゲットに捉え、彼女たちに言葉巧みに近づいていく。
製作年: |
2009年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
113分 | 1:ドルビーデジタル//日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
ZMBJ5449R | 2010年03月26日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
39枚 | 2人 | 1人 |
収録時間:
113分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル//日本語
レイティング:
記番:
ZMBJ5449R
レンタル開始日:
2010年03月26日
在庫枚数
39枚
1位登録者:
2人
2位登録者:
1人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
113分 | 1:ドルビーデジタル//日本語 |
|
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
ZMBJ5449R | 2010年03月26日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
39枚 | 2人 | 1人 |
収録時間:
113分
字幕:
音声:
1:ドルビーデジタル//日本語
レイティング:
記番:
ZMBJ5449R
レンタル開始日:
2010年03月26日
在庫枚数
39枚
1位登録者:
2人
2位登録者:
1人
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これは「ごっつええ感じ」のMr. BATERさんの言葉。
金髪のカツラに付け鼻。「ちょっとええ?」と遠慮しがちにやって来る。
カタコトの関西弁で、無口な店員相手に絶妙なノリツッコミを展開するが最後には「もうええわ、二度と来るかボケ!」と悪態をついて去っていく。
毎回「パーティ行かなあかんねん」と言っていたが、あれは本当だったのだろうか?もしかしてそれは話し相手になってもらう口実だったのかも・・・
さて、この映画。
父はカメハメハ大王の末裔、母はエリザベス女王の妹の夫のいとこで、自称アメリカ人パイロットの“クヒオ大佐”。冷静に見れば怪しさ満載なのだが、口から出まかせを言い連ねて女たちから1億円をだまし取ったという実在の人物がモデルとの事。
でも、だまされた女性達に罪はない。人は信じたいものしか信じないのだから。
外国人というだけで、畏れ入り何故かビクついてしまう。こんな時代になっても未だに変わらない日本人の習性。そんな痛いところも突かれているような。
面白くて、憎らしくて、辛くて、悲しくて・・・。素晴らしいエンターテイメント作品だと言っていいだろう。
堺雅人の最後まで取らない付け鼻が、現実逃避から自然発生した妄想のメタファーに思え、映画が終わってからもしばらく心のヒリヒリが治まらなかった。
「血と骨」で素晴らしい脱ぎっぷりが印象的だった中村優子。
今回は強かな銀座のホステス役だったが、笑った口元で何故かクールな印象がガラガラと音を立てて崩れてしまう。残念。
新井浩文はいつもながら、いい味だしている。
このレビューは気に入りましたか? 7人の会員が気に入ったと投稿しています
クヒオ大佐は腕立て伏せをする。
そんなシーンが何回かある。
サクサクサッサと回数をこなすクヒオ大佐。
この腕立て伏せから見えてくる、クヒオ大佐という人物。
彼の内側。
彼の人間性。
あの腕立て伏せは「ちゃんとした腕立て伏せ」ではない。
腕立て伏せっぽいけど。
腕立て伏せしてる風だけど。
腕立て伏せしてるってアピールできるし、信じてもらえそうだけど。
あれはちゃんとした腕立て伏せではない。
それっぽいことしてるだけにすぎない。
深く体が沈んでないし。
沈んでないから、体を元の位置に戻すときの抵抗も少ない。
ということは体を沈めるときの負荷も少ないということだ。
一見、腕立て伏せだけど、実際は見かけだけ。
クヒオ大佐という人物を物凄く簡単に表していると思った。
彼はそういう人間です。
辛くて深い場所から本能的に逃れている。
そんな風にも感じました。
あとになってわかってくる彼の生い立ちを観て、その思いは確信へと変わり、納得できます。
彼は「腕立て伏せがちゃんとできる大佐としてのオレ」が存在する世界に生きているのです。
堺さんがとてもイイ感じに演じています。
切なくて滑稽。
と、同時に思ったこと。
松っちゃんやウッチャンがクヒオ大佐を演じても面白いなぁ。
ウッチャンが演じればもっとコメディに寄って。
松っちゃんが演じればもっと切な悲しいことになるでしょう。
(松っちゃんなら、最終的には騙される展開のほうがイイですね)
堺さんはその中間ではないでしょうか。
あの高い鼻を見ると、どうしても松っちゃんやウッチャンを連想してしまいます。
松雪さん。
イイですねぇ。
サチコがとても似合います。
「サチコ=幸の薄い女性」
松雪さんはクールビューティー。
カッコ良くてキレ味鋭い印象があります。
だけど、こういうサチコな役のほうがどうしようもなく愛しく感じるのはボクだけでしょうか。
とてもイイ感じ。
故に切ないのです。
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※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
詐欺は絶対許せない犯罪です。
この映画は実在する詐欺師の話を元に作ってあるので
被害者のことを思うと心が痛みますが、
作品的には、面白かったですね。
クヒオ大佐の人物像が魅力的です。
巧妙な詐欺師なのかと思ったら、結構ザツ^^;
うさんくさくて、騙されるのが不思議なくらい。
実際、騙されない人も多いんですが。
そして、バレるとオドオドする小心者。
人は、絶対自分は騙されないと思っていても
タイミングでふっとハマッてしまうこともあるのかも。
長い人生、イヤなことやショックな出来事はおこるし、
淋しい時期もあるわけだから。
わかってても、あえて騙されてる人もいるんだなあ…
騙し方も彼なりの方法があって興味深い。
第一印象をすごく大切にし、効果的な一言を放って
ぐっと惹き付ける。
これはちょっと見習うべきところかもしれない。
第一印象の演出。嘘はいけないけどね。
なぜクヒオ大佐がこんな人になってしまったのかについても
映画では丁寧に描かれています。
幼少期の傷を嘘で塗り替え、記憶を変えて
虚構の人生を生きるようになってしまった…。
でも、幼少期に同情すべき点があったとしても、
まっとうに生きている人もいます。
どう生きるべきか教えてくれる人との出会いがあればよかったのかなあ。
自分が悪いことをしたと思うことも無いまま
一生を終わるのかもしれないと思うと、むなしいですね。
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『クヒオ大佐』なんていうタイトルを見た時点で、いつもならスルーしてるとこなんだけど、『愛のむきだし』の満島ひかりと安藤サクラが出てるとなれば話は別。
しかも、監督が『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の吉田大八となるともう絶対観逃すわけにはいきません。
純正の日本人なのに、ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐なんて名乗って次々に女性を騙し続けた実在の結婚詐欺師がモデルの作品ということで、もっとシリアス、ドロドロのドラマが展開するのかと思いきや、堺雅人演じるクヒオ大佐は、どこをどう見ても日本人なのに付け鼻をして無理やりちょっとたどたどしい日本語を話す姿に知らず顔がにやけた。
また、アメリカ人を名乗りながら英語がまったく話せず、電話口で“Kill you !”と言われて、咄嗟に“Don't kill you !”と返し、「“kill me”だろ!」と突っ込まれる場面は思わず吹き出してしまいました。
その一方で、バカバカしいだけかと思えば、物語が進むにつれ、クヒオのまわりに何ともいえない切なさみたいなものが滲み出してきて、結婚詐欺師なんだからもちろん最低な奴なんですが、ちょっと憎みきれないっていうか、こんな奴だから逆に惚れてしまう女もいるのかなあなんてことも思ったり、けどクヒオ自身は、本当に惚れられてるなんて気がつかない男なんやろなあなんて・・・まあ、とにかく思いのほか良かったです。
良かったといえば、満島ひかりはやっぱり良かったなあ。
安藤サクラは、ま、こんなキャラなんでしょ。目を引くのは間違いない。
それから、クヒオがベッドから落ちざまに腕立て伏せを始める場面がありますが、あれは地味にすごいと思いました。
とにもかくにも、思いもよらず“秀作”でした。
ほぼ満足です。
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クヒオ大佐
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:81件
投稿日
2010/03/17
レビュアー
おうち大好きこれは「ごっつええ感じ」のMr. BATERさんの言葉。
金髪のカツラに付け鼻。「ちょっとええ?」と遠慮しがちにやって来る。
カタコトの関西弁で、無口な店員相手に絶妙なノリツッコミを展開するが最後には「もうええわ、二度と来るかボケ!」と悪態をついて去っていく。
毎回「パーティ行かなあかんねん」と言っていたが、あれは本当だったのだろうか?もしかしてそれは話し相手になってもらう口実だったのかも・・・
さて、この映画。
父はカメハメハ大王の末裔、母はエリザベス女王の妹の夫のいとこで、自称アメリカ人パイロットの“クヒオ大佐”。冷静に見れば怪しさ満載なのだが、口から出まかせを言い連ねて女たちから1億円をだまし取ったという実在の人物がモデルとの事。
でも、だまされた女性達に罪はない。人は信じたいものしか信じないのだから。
外国人というだけで、畏れ入り何故かビクついてしまう。こんな時代になっても未だに変わらない日本人の習性。そんな痛いところも突かれているような。
面白くて、憎らしくて、辛くて、悲しくて・・・。素晴らしいエンターテイメント作品だと言っていいだろう。
堺雅人の最後まで取らない付け鼻が、現実逃避から自然発生した妄想のメタファーに思え、映画が終わってからもしばらく心のヒリヒリが治まらなかった。
「血と骨」で素晴らしい脱ぎっぷりが印象的だった中村優子。
今回は強かな銀座のホステス役だったが、笑った口元で何故かクールな印象がガラガラと音を立てて崩れてしまう。残念。
新井浩文はいつもながら、いい味だしている。
投稿日
2011/02/08
レビュアー
ビンスクヒオ大佐は腕立て伏せをする。
そんなシーンが何回かある。
サクサクサッサと回数をこなすクヒオ大佐。
この腕立て伏せから見えてくる、クヒオ大佐という人物。
彼の内側。
彼の人間性。
あの腕立て伏せは「ちゃんとした腕立て伏せ」ではない。
腕立て伏せっぽいけど。
腕立て伏せしてる風だけど。
腕立て伏せしてるってアピールできるし、信じてもらえそうだけど。
あれはちゃんとした腕立て伏せではない。
それっぽいことしてるだけにすぎない。
深く体が沈んでないし。
沈んでないから、体を元の位置に戻すときの抵抗も少ない。
ということは体を沈めるときの負荷も少ないということだ。
一見、腕立て伏せだけど、実際は見かけだけ。
クヒオ大佐という人物を物凄く簡単に表していると思った。
彼はそういう人間です。
辛くて深い場所から本能的に逃れている。
そんな風にも感じました。
あとになってわかってくる彼の生い立ちを観て、その思いは確信へと変わり、納得できます。
彼は「腕立て伏せがちゃんとできる大佐としてのオレ」が存在する世界に生きているのです。
堺さんがとてもイイ感じに演じています。
切なくて滑稽。
と、同時に思ったこと。
松っちゃんやウッチャンがクヒオ大佐を演じても面白いなぁ。
ウッチャンが演じればもっとコメディに寄って。
松っちゃんが演じればもっと切な悲しいことになるでしょう。
(松っちゃんなら、最終的には騙される展開のほうがイイですね)
堺さんはその中間ではないでしょうか。
あの高い鼻を見ると、どうしても松っちゃんやウッチャンを連想してしまいます。
松雪さん。
イイですねぇ。
サチコがとても似合います。
「サチコ=幸の薄い女性」
松雪さんはクールビューティー。
カッコ良くてキレ味鋭い印象があります。
だけど、こういうサチコな役のほうがどうしようもなく愛しく感じるのはボクだけでしょうか。
とてもイイ感じ。
故に切ないのです。
投稿日
2010/04/30
レビュアー
みなみ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
詐欺は絶対許せない犯罪です。
この映画は実在する詐欺師の話を元に作ってあるので
被害者のことを思うと心が痛みますが、
作品的には、面白かったですね。
クヒオ大佐の人物像が魅力的です。
巧妙な詐欺師なのかと思ったら、結構ザツ^^;
うさんくさくて、騙されるのが不思議なくらい。
実際、騙されない人も多いんですが。
そして、バレるとオドオドする小心者。
人は、絶対自分は騙されないと思っていても
タイミングでふっとハマッてしまうこともあるのかも。
長い人生、イヤなことやショックな出来事はおこるし、
淋しい時期もあるわけだから。
わかってても、あえて騙されてる人もいるんだなあ…
騙し方も彼なりの方法があって興味深い。
第一印象をすごく大切にし、効果的な一言を放って
ぐっと惹き付ける。
これはちょっと見習うべきところかもしれない。
第一印象の演出。嘘はいけないけどね。
なぜクヒオ大佐がこんな人になってしまったのかについても
映画では丁寧に描かれています。
幼少期の傷を嘘で塗り替え、記憶を変えて
虚構の人生を生きるようになってしまった…。
でも、幼少期に同情すべき点があったとしても、
まっとうに生きている人もいます。
どう生きるべきか教えてくれる人との出会いがあればよかったのかなあ。
自分が悪いことをしたと思うことも無いまま
一生を終わるのかもしれないと思うと、むなしいですね。
投稿日
2010/04/06
レビュアー
ぶわつ 『クヒオ大佐』なんていうタイトルを見た時点で、いつもならスルーしてるとこなんだけど、『愛のむきだし』の満島ひかりと安藤サクラが出てるとなれば話は別。
しかも、監督が『腑抜けども、悲しみの愛を見せろ』の吉田大八となるともう絶対観逃すわけにはいきません。
純正の日本人なのに、ジョナサン・エリザベス・クヒオ大佐なんて名乗って次々に女性を騙し続けた実在の結婚詐欺師がモデルの作品ということで、もっとシリアス、ドロドロのドラマが展開するのかと思いきや、堺雅人演じるクヒオ大佐は、どこをどう見ても日本人なのに付け鼻をして無理やりちょっとたどたどしい日本語を話す姿に知らず顔がにやけた。
また、アメリカ人を名乗りながら英語がまったく話せず、電話口で“Kill you !”と言われて、咄嗟に“Don't kill you !”と返し、「“kill me”だろ!」と突っ込まれる場面は思わず吹き出してしまいました。
その一方で、バカバカしいだけかと思えば、物語が進むにつれ、クヒオのまわりに何ともいえない切なさみたいなものが滲み出してきて、結婚詐欺師なんだからもちろん最低な奴なんですが、ちょっと憎みきれないっていうか、こんな奴だから逆に惚れてしまう女もいるのかなあなんてことも思ったり、けどクヒオ自身は、本当に惚れられてるなんて気がつかない男なんやろなあなんて・・・まあ、とにかく思いのほか良かったです。
良かったといえば、満島ひかりはやっぱり良かったなあ。
安藤サクラは、ま、こんなキャラなんでしょ。目を引くのは間違いない。
それから、クヒオがベッドから落ちざまに腕立て伏せを始める場面がありますが、あれは地味にすごいと思いました。
とにもかくにも、思いもよらず“秀作”でした。
ほぼ満足です。