風の国

一巻から一気に７巻まで観ました。フジＢＳで数ヶ月かけて観ることは、心臓に良くありませんから。　
韓国の素人ドラマっぽさも好きでしたが、ずいぶんと洗練されています。なによりも、ドラマに対する意気込みが伝わります。役者さんの細かい表情を観ていても、今の日本の役者さんは、だめな人が多すぎるなぁ〜と感じます。

さて、テンポが良く、ここまで来ちゃった感じ。もうすぐ最終章もレンタルされるので、今まで待って観始めた甲斐がありました。

ソン・イングクですが、太りすぎで一時期俳優が危ぶまれた過去を持っていますが、チュモンより、さらにスリムになりました。

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「風の国」面白いですよぉ！　
ＢＳフジでは１８話まで放送済ですが、ノーカット版で韓国語日本語字幕版(フジテレビNEXTでは放送中)も観られるＤＶＤレンタルリリース待っていました。ただ、６話毎ののんびりリリースには不満もありますが…。

「朱蒙」の次世代の話からスタートです。
第１・２話は朱蒙の息子高句麗第二代王「ユリ王」の王としての苦難の道を描いています。

まだ国力も王権も確立していない高句麗で、建国の英雄朱蒙の息子としてのプレッシャーもあり更に族長達(諸加会議メンバー)の反乱、テソ王健在の隣国扶余国の脅威にさらされ…。見ているだけでも大変そう〜。救いはユリ王を助ける近親の存在と息子へミョン王子(太子)でしょうか。
ユリ王役(チャン・ジニョンssi)はそんなユリ王の苦悩を見事に表現しています。

戦争から戻ったユリ王に様々な問題はあれど、かわいい王子が誕生します。ムヒュルです。
しか〜し！　誕生した王子は「父母を殺し、兄弟を殺し、息子までも殺し、高句麗を滅亡させる」という呪われた運命だと大神官に告げられてしまいます。そして「高句麗のためにユリ王自ら王子を殺さなければならない」とも。悩むユリ王。
追い討ちをかけるように、国内では不吉な兆しが起こります。でもこれはユリ王と対立する相加の陰謀なのですが…(これは敵国との戦いよりも見ていて気分が悪いです)。
更に産後の肥立ちが悪かった王妃が急死してしまいます。ユリ王は覚悟を決め、王子を殺しいけにえにする天祭を行います。
でも、王である前に父親だったのです、ユリ王は。
策を講じ、王子を助けヘミョン王子に託します。

第２話の後半で、いよいよ青年ムヒュル(イルグクssi)登場！
まだまだ力も弱く喧嘩には負けてしまう情けないムヒュルですが、機転は利く頭の良さはあるようです。

これから、ムヒュルはどんどん格好良く素敵になっていきます。
イルグクssiはやっぱり時代劇がお似合いですね。
庶民から兵士、黒影となり、王子、太子、王へと成長していくムヒュルには心奪われました。
イルグクssiは演技というよりも役に同化していっていると感じました。ムヒュルの苦しい内面もよく表現できていて、素晴らしいです。
「風の国」、「朱蒙」よりは話数は短いですが、大作だと思います。

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壁画工の幼ない頃からフギョンの時代、ムヒュルが太子であることを知った日、太王となったこれまで、苦楽を共にしてきたマロの最期の巻。テソ王にとらえられ、残酷にも火あぶりの刑に処せられる。トジンの矢で深手を負ったムヒュルだが、明日火刑と知らされ、家臣が止めるのも聞き入れず（当然！）助けに行く。が、一人で助け出すことはできず、プヨの陣営ではりつけにされたマロが火あぶりにされ、生きながら燃やされるのを目の当たりにするムヒュル。もだえ苦しみ最期に「ムヒュル〜！！」と叫んで息絶えるマロ。怒りと悲しみと酷さで胸がはりさけそうでした。「風の国」で一番泣いた場面かもしれない。
いよいよあと１巻で最終回ですが、王妃のホドンいじめはどこまでエスカレートするのか？はたまたヨンはムヒュルのもとに行けるのか？ますます目が離せません。

チュモンから見ていますが、同じくスケールが大きくとても面白いです！

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　チュモンの子、ユリ王の時代、呪われた運命を告知されるユリの息子ムヒュルが自らの手で運命を切り開く物語です。ムヒュル王子をソン・イルグクさんが演じていますが、今回も素敵です。プライベートにおいても、政治・芸能一家というお育ちの良さが、にじみ出てて、本当に王子の役が似合いすぎるほど似合っています。端正なお顔立ちで、りりしいって、こういう方を言うんだなと実感しました。
　今回、ユリ王がすごくかっこいい「アボジ」（父親）でした。息子ムヒュルとのやりとりは、心温まるものがあります。チュモン同様、脇役もがっちり固めていて、ながいドラマを飽きさせないのは、主役を支える脇役の力があるからだと実感しました。だから、韓国ドラマは面白いんでしょうね。ただ、時代劇モノは、悲恋が多いんでしょうか・・・今回も切なかったです。惜しいのは、ラスト、高句麗は？ムヒュルの子供は？腹黒い大妃は？そしてムヒュルは？・・・知りたかったですね。