ノーカントリーの画像・ジャケット写真

ノーカントリー / トミー・リー・ジョーンズ

全体の平均評価点:(5点満点)

278

全体の平均評価点:

予告編を検索

DVD

Blu-ray

映画賞受賞作品

旧作

お届け率:100%

ジャンル :

新規ご登録はこちら

新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を

14日間無料お試し!※1
  • ※1 無料お試しは初めてアカウントを作成されるお客様が対象です。原則おひとり様一回限り有効です。
  • ※2 [新作]は無料お試しの対象外です。都度課金で単品レンタルをご利用ください。
  • ※3 本サービスは1か月ごとの自動更新サービスです。
  • ※4 無料お試し期間終了後、通常月額料金で自動更新となります。

「ノーカントリー」 の解説・あらすじ・ストーリー

解説・ストーリー

「すべての美しい馬」の原作者、コーマック・マッカーシーの戦慄の犯罪小説『血と暴力の国』を「ファーゴ」のコーエン兄弟が映画化した衝撃のバイオレンス・ドラマ。80年代、メキシコ国境沿いのテキサスを舞台に、麻薬取引がらみの大金を持ち逃げしたばかりに、理不尽なまでに容赦のない宿命を背負わされてしまう男の運命を冷徹に描き出す。主演にジョシュ・ブローリン、共演にトミー・リー・ジョーンズとハビエル・バルデム。人里離れたテキサスの荒野。ベトナム帰還兵モスは、麻薬取引中に銃撃戦が行われた現場に出くわす。複数の死体の近くには、200万ドルの大金が。彼は、危険と知りつつそれを持ち帰ってしまうのだったが…。

「ノーカントリー」 の作品情報

作品情報

製作年:

2007年

製作国:

アメリカ

原題:

NO COUNTRY FOR OLD MEN

受賞記録:

2007年 アカデミー賞 作品賞
2007年 ゴールデン・グローブ 助演男優賞
2007年 NY批評家協会賞 作品賞

「ノーカントリー」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を

14日間無料お試し!※1
  • ※1 無料お試しは初めてアカウントを作成されるお客様が対象です。原則おひとり様一回限り有効です。
  • ※2 [新作]は無料お試しの対象外です。都度課金で単品レンタルをご利用ください。
  • ※3 本サービスは1か月ごとの自動更新サービスです。
  • ※4 無料お試し期間終了後、通常月額料金で自動更新となります。

TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!

TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!

洋画・邦画

35,500
タイトル以上

国内ドラマも一部含まれております

国内・海外ドラマ

5,400
タイトル以上

アニメ

9,200
タイトル以上

R-18

223,000
タイトル以上

CD

250,000
タイトル以上

※2022年2月 現在のタイトル数

新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を

14日間無料お試し!※1
  • ※1 無料お試しは初めてアカウントを作成されるお客様が対象です。原則おひとり様一回限り有効です。
  • ※2 [新作]は無料お試しの対象外です。都度課金で単品レンタルをご利用ください。
  • ※3 本サービスは1か月ごとの自動更新サービスです。
  • ※4 無料お試し期間終了後、通常月額料金で自動更新となります。

関連作品

関連作品

ヴェノム:レット・ゼア・ビー・カーネイジ

ゾンビランド

沈黙の戦艦

ディフェンドー 闇の仕事人

ゴスフォード・パーク

ユーザーレビュー:278件

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

この作品に関するあなたの感想や意見を書いてみませんか?

11〜 15件 / 全278件

俺とコインは同じ道をたどってきた。 ネタバレ

投稿日:2008/09/25 レビュアー:spider

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

これまでコーエン兄弟の作品をたくさん観たわけでもないので、そういった視点からのレビューは書けないけれど、まずそこに人物があるというよりも、独特の世界観というか背景がまずあって、そこに放り出された人間たちが織りなすドラマを、どこか超然とした乾いた視点で描く、というところが、ハリウッド的じゃない感じがして面白く感じた。

そして、犯罪ものとしてすごくありふれた設定にもかかわらず、一瞬たりとも気が抜けない緊張感がこれほど持続する作品をあまり見たことがない。それは派手なアクションシーンから生み出されるのではなく、どちらかといえば動より静を基調としたシチュエーションの中で、光と影、音と台詞が絶妙に組み合わさって生み出される独特の「間」の効果のようにも思われる。

台詞がいちいち味わい深いのも惹かれるところで、皆さん触れられているように、雑貨屋の店主とシガーとのやりとりがある意味本作の白眉で、最高にスリリングなシーンだと思うけれど、それ以外にも何気ないシーンでの会話が絶妙に面白い。この作品はまさにダイアログの宝庫だ。

ところで、シガーという男は冷酷な殺し屋なのだけれど、無差別に殺すわけではなくて、殺す必要のない人間は殺さない。ただ、その「必要」はあくまで彼にとっての「必要」だから、見ている側にとっては予測がつかず、彼が誰かと会話するたびにいちいちドキドキさせられる。むしろ「絶対的な悪」であればわかりやすいけれど、この男は常人とは異なるモラルに基づいて行動しているように見えて、実はそれがどんな規範なのか最後までよくわからない。どこまでも得体が知れないこの異物感…トミーリーが引退したくなるのもわかる気がする。

終盤、予定調和に向かって膨らむ観客の期待を簡単にかわして物語は意外な形でフェードアウトする。肩すかしをくらってしばし呆然とするが、もう一度最初に返って見ると、見事に物語はループし再び動き始める。このレビューは3回目のループを見ながら書いている。見るたびに倍くらい面白くなるから不思議なものだ。

このレビューは気に入りましたか? 10人の会員が気に入ったと投稿しています

OLD MAN ネタバレ

投稿日:2008/08/30 レビュアー:リナパパ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

公開初日の今日の1回目の上映に行って、DVDでリベンジしました!(笑)

公開時に、わからなかった、確認したかったヒントを、先日BSで放送していたアカデミー賞授賞式の録画を観た時に「やっぱり」と思い、この映画の主人公って誰?っていうのもキーであると思い、再度の鑑賞で確信してました。

邦題は「ノーカントリー」ですが、本当のタイトルは「NO COUNTRY FOR OLD MAN」です。
そうです、「OLD MAN」が主人公なんですよ!

観客はストーリーを、「リアルな鬼ごっこ」(そんな映画ありましたね)、追跡劇を制するのは誰?という結末を追いかけながら観ていると思います。でもその結果が、みんなが知りたい結末が、この映画で描かれるであろう思った所で、エンドロール!

観客の多くが「???」と頭の中に描いたと思います。私なりに2度の観賞後に思った事は...



ネタバレを含む事(あくまでも自分なりの見解)もあると思うので、読みたくない方は飛ばして下さいね!







3人それぞれが持つ「自信」これがキーと思います。危険きわまりないぶつかり合いを先見の明と、現代の事件が理解できなくなり、それを追う事が不可能と悟る主人公。そうです、この映画の主役は出演時間短かったんですがエド・トム・ベル(ジョーンズ)保安官なんですよね!

ベトナム戦争を生き抜いて帰還したモスが200万ドルを持って逃げるのも、それを追う冷徹な殺人マシーン、シガーが必ず仕留める事が出来ると思うのも、そのシガーを法の元で捕らえる事が出来ると昔ながらの保安官の気質を持つベルも。

みんな、それぞれ「自信」持って行動していきます。

でも、シガーがコインで人の運命(人生)を決めるように、モスが大金を手にしたところから各々の運命が決まってしまったように思います。人生経験、保安官生活の長かったベルだけが、その運命の先を見越したように、ベルが殺害現場に戻った時に今の自分にはシガーを追いつめる事は無理だと悟ったと思います。

父親の自慢の息子であり、同じ道を進んできたベル。昔のよき時代(銃を持たずにいれた時代)のようには行かなくなった現状の凶悪事件(シガーの追走)と向き合う事が出来なくなった自分に、保安官としての使命をあきらめてしまったように思います。そんな自分自身の葛藤を、父親と一緒の道を進んできた自分を、父が追い越し先で待っているという夢(父親には追いつけなかったが父がこれから先も自分を導いてくれる、保安官を辞める事を許して貰った)で見るというセリフを涙をこらえながら話したのではないでしょうか!

どんな些細な事でもシガーに触れてしまう事で、出会う事で、死が自分に迫ってくるという緊張感は観客として味わう事はできますが、触れてしまった当の本人には堪らないですよね!
あのガソリンスタンドの主人に表われているように、死の使者が放つ「CALL IT」には、ホントにゾクゾクしました。(怖)

賛否両論あると思いますが、小説「血と暴力の国」を忠実に映画化したとコーエン兄弟監督は語っています。

内容は全然違うので比較しようないですが、映画の終わり方について前回の日記に書いた通り「あの」映画、そう、「隠された記憶」みたいに観ている観客を最後に突き放すようなエンディングであったように思いました。

私の中でも、ある意味非常に楽しめたオスカー受賞作であり、愛してやまないコーエン兄弟の新境地の映画を堪能できた事が非常に嬉しいですし、こういう映画があるからたまらないんですよ!

このレビューは気に入りましたか? 10人の会員が気に入ったと投稿しています

不条理な世界

投稿日:2009/01/10 レビュアー:ねこのしっぽ

このレビューは気に入りましたか? 9人の会員が気に入ったと投稿しています

受け入れる ネタバレ

投稿日:2008/08/27 レビュアー:ビンス

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

冒頭から中盤までは物語を説明するようなシーンがないので、結構大変でした。個々のシーンはステキだけど、それが一本のストーリーとしてガッチリ上手く積み重なっていかないというか。アメリカでは原作がかなり有名だってことでしょうか。だから説明するまでもないということなのか・・・兎に角ぼんやりした輪郭だけを捉えて後半へと進みます。
(ボクがあらすじすら知らないで観ているということも関係しているとは思いますが、映画は本来何にも知らなくても面白くなければならないと常日頃思っとります。)
ところが後半からはどんどんパズルのピースが埋まっていき、画面に釘付けになっていきます。この映画のリズムが心地良くなっていきます。
だからあのラスト、妙な余韻を残すあのラストでも、なんだか納得してしまいました。「もうちょっと観たかったなぁ」とは思いましたが。
ぼんやりした輪郭の前半から、釘付けの後半までボクを魅了してやまなかったのは「殺し屋シガー」です。
なにからなにまでイイですね。
あの全てを超越したかのような強烈な「自分ルール」、美学とも思える生き方が兎に角シビれました。イカレてます。
なんてったってまずあの髪型・・・ラテン系の宮史郎のような強烈なヴィジュアルがインパクト大ですね。ヨコワケ好きのボクには堪りません。そしてあの武器、あれは見た目のヴィジュアルとは裏腹に上品さすらボクは感じました。空気で殺す・・・その発想はなかったわ。
彼の全てが気になります。そして漂う妙なエレガントさ・・・
ショップの親父との会話、冒頭の警察官殺しのシーン、空気で殺すシーン、どれもが「すーっと」してるんです。違和感があるのに受け入れてしまうような不思議な雰囲気を醸し出します。
一番好きなシーンはシガーがモスの妻を殺しにいったシーンです。
殺したシーンは出てきません。部屋の中での会話の場面からシガーが家から出てくる場面に変わります。そのときシガーがブーツの底を見る。
このシーンが凄く好きです。
違うシーンでシガーは人を殺したとき、流れてくる血でブーツが汚れるのを嫌い足をどけるということがありました。
つまりシガーは妻を殺し、しばらく留まり血が流れてきたときにブーツをどけたんでしょうが、それを玄関先でもう一度確かめたんです。
ボクはそう思いました。
この見せ方が非常に好きです。
この映画のコーエン兄弟の見せ方がステキです。「ここは見せない」と思えば「ここはこんな見せ方なんだ」と思うことがしばしば、画面の押し引きとでも言いましょうか・・・素晴らしいと思いました。
ラストのシガーの態度も好きですね。たとえどんなことがあっても己のルールを貫く、全てを受け入れるシガー・・・表現は変だけど惚れ惚れしました。シガーを主人公にした違うストーリーも観てみたいです。

この映画のテーマは「受け入れる」かなと感じました。
シガーがそうであり、モスもそうでした。妻もそうであり、保安官(トミー・リー・ジョーンズ)もそう。
己の運命を受け入れる、時代の移り変わりを受け入れる。
それが妙な余韻となっている気がします。

このレビューは気に入りましたか? 9人の会員が気に入ったと投稿しています

虚無の表現 ネタバレ

投稿日:2008/08/25 レビュアー:ケチケチ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

この作品は80年代という設定が味噌なんでしょうね。
モス(ジョシュ・ブローリン)は、ベトナム帰りという設定ですし、その自信がマフィアの金と知りつつも奪い去る傲慢さに繋がっていますし、殺人鬼とさえ渡り合えると信じてます。
一方、ベル保安官(トミー・リー・ジョーンズ)は、昔ながらのモラルで割り切ることの出来なくなっているこの時代に失望を抱いてますし、既に時代に取り残された存在じゃないですかね。
そんな中で、殺人鬼・シガー(ハビエル・バルデム)は、この世(時代)を支配する死神のように触れるものを皆死に追いやっていきますが、彼も時代の中の一個の人間でしかなく、全ての人間同様に最終的には運命に支配されてしまいます。
説明を廃した脚本の中で、コインのエピソードは丁寧に描かれていますし、そのあたりが本作を頭で理解するとすればポイントとなる所じゃないでしょうか。また、シャツのエピソードの繋がりも本作の中では丁寧すぎるほどの説明だと思います。
これら三つの異なる世代が織りなす80年代の設定という物語、それから20年を経た今、もがきながらも何処か人の力の及ばない運命に支配されつつ、荒廃に向かっているアメリカという国を見つめる物語じゃないでしょうかね。

まあそんな解釈はいいとして、シガー(ハビエル・バルデム)の発する異様なオーラが作品を包み込んでいるんですよね。脚本もまたモスとシガーの追跡サスペンスの体を取りながら、スパッとシーン尻の顛末部は端折りますし、構成の流れ的にも意識的にぶつ切り感を作りだし、虚無感漂う舞台を演出しているんだと思います。
似たようなサイコストーリーは数多くあるわけですが、今現代のアメリカを見つめる視点やそれを表現するための三人の設定と絡み、さらにはそれらを表現する手法に斬新さが感じられる作品じゃないかと思います。

このレビューは気に入りましたか? 9人の会員が気に入ったと投稿しています

11〜 15件 / 全278件

ユーザーレビュー

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

ユーザーレビュー:278件

俺とコインは同じ道をたどってきた。

投稿日

2008/09/25

レビュアー

spider

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

これまでコーエン兄弟の作品をたくさん観たわけでもないので、そういった視点からのレビューは書けないけれど、まずそこに人物があるというよりも、独特の世界観というか背景がまずあって、そこに放り出された人間たちが織りなすドラマを、どこか超然とした乾いた視点で描く、というところが、ハリウッド的じゃない感じがして面白く感じた。

そして、犯罪ものとしてすごくありふれた設定にもかかわらず、一瞬たりとも気が抜けない緊張感がこれほど持続する作品をあまり見たことがない。それは派手なアクションシーンから生み出されるのではなく、どちらかといえば動より静を基調としたシチュエーションの中で、光と影、音と台詞が絶妙に組み合わさって生み出される独特の「間」の効果のようにも思われる。

台詞がいちいち味わい深いのも惹かれるところで、皆さん触れられているように、雑貨屋の店主とシガーとのやりとりがある意味本作の白眉で、最高にスリリングなシーンだと思うけれど、それ以外にも何気ないシーンでの会話が絶妙に面白い。この作品はまさにダイアログの宝庫だ。

ところで、シガーという男は冷酷な殺し屋なのだけれど、無差別に殺すわけではなくて、殺す必要のない人間は殺さない。ただ、その「必要」はあくまで彼にとっての「必要」だから、見ている側にとっては予測がつかず、彼が誰かと会話するたびにいちいちドキドキさせられる。むしろ「絶対的な悪」であればわかりやすいけれど、この男は常人とは異なるモラルに基づいて行動しているように見えて、実はそれがどんな規範なのか最後までよくわからない。どこまでも得体が知れないこの異物感…トミーリーが引退したくなるのもわかる気がする。

終盤、予定調和に向かって膨らむ観客の期待を簡単にかわして物語は意外な形でフェードアウトする。肩すかしをくらってしばし呆然とするが、もう一度最初に返って見ると、見事に物語はループし再び動き始める。このレビューは3回目のループを見ながら書いている。見るたびに倍くらい面白くなるから不思議なものだ。

OLD MAN

投稿日

2008/08/30

レビュアー

リナパパ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

公開初日の今日の1回目の上映に行って、DVDでリベンジしました!(笑)

公開時に、わからなかった、確認したかったヒントを、先日BSで放送していたアカデミー賞授賞式の録画を観た時に「やっぱり」と思い、この映画の主人公って誰?っていうのもキーであると思い、再度の鑑賞で確信してました。

邦題は「ノーカントリー」ですが、本当のタイトルは「NO COUNTRY FOR OLD MAN」です。
そうです、「OLD MAN」が主人公なんですよ!

観客はストーリーを、「リアルな鬼ごっこ」(そんな映画ありましたね)、追跡劇を制するのは誰?という結末を追いかけながら観ていると思います。でもその結果が、みんなが知りたい結末が、この映画で描かれるであろう思った所で、エンドロール!

観客の多くが「???」と頭の中に描いたと思います。私なりに2度の観賞後に思った事は...



ネタバレを含む事(あくまでも自分なりの見解)もあると思うので、読みたくない方は飛ばして下さいね!







3人それぞれが持つ「自信」これがキーと思います。危険きわまりないぶつかり合いを先見の明と、現代の事件が理解できなくなり、それを追う事が不可能と悟る主人公。そうです、この映画の主役は出演時間短かったんですがエド・トム・ベル(ジョーンズ)保安官なんですよね!

ベトナム戦争を生き抜いて帰還したモスが200万ドルを持って逃げるのも、それを追う冷徹な殺人マシーン、シガーが必ず仕留める事が出来ると思うのも、そのシガーを法の元で捕らえる事が出来ると昔ながらの保安官の気質を持つベルも。

みんな、それぞれ「自信」持って行動していきます。

でも、シガーがコインで人の運命(人生)を決めるように、モスが大金を手にしたところから各々の運命が決まってしまったように思います。人生経験、保安官生活の長かったベルだけが、その運命の先を見越したように、ベルが殺害現場に戻った時に今の自分にはシガーを追いつめる事は無理だと悟ったと思います。

父親の自慢の息子であり、同じ道を進んできたベル。昔のよき時代(銃を持たずにいれた時代)のようには行かなくなった現状の凶悪事件(シガーの追走)と向き合う事が出来なくなった自分に、保安官としての使命をあきらめてしまったように思います。そんな自分自身の葛藤を、父親と一緒の道を進んできた自分を、父が追い越し先で待っているという夢(父親には追いつけなかったが父がこれから先も自分を導いてくれる、保安官を辞める事を許して貰った)で見るというセリフを涙をこらえながら話したのではないでしょうか!

どんな些細な事でもシガーに触れてしまう事で、出会う事で、死が自分に迫ってくるという緊張感は観客として味わう事はできますが、触れてしまった当の本人には堪らないですよね!
あのガソリンスタンドの主人に表われているように、死の使者が放つ「CALL IT」には、ホントにゾクゾクしました。(怖)

賛否両論あると思いますが、小説「血と暴力の国」を忠実に映画化したとコーエン兄弟監督は語っています。

内容は全然違うので比較しようないですが、映画の終わり方について前回の日記に書いた通り「あの」映画、そう、「隠された記憶」みたいに観ている観客を最後に突き放すようなエンディングであったように思いました。

私の中でも、ある意味非常に楽しめたオスカー受賞作であり、愛してやまないコーエン兄弟の新境地の映画を堪能できた事が非常に嬉しいですし、こういう映画があるからたまらないんですよ!

不条理な世界

投稿日

2009/01/10

レビュアー

ねこのしっぽ

受け入れる

投稿日

2008/08/27

レビュアー

ビンス

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

冒頭から中盤までは物語を説明するようなシーンがないので、結構大変でした。個々のシーンはステキだけど、それが一本のストーリーとしてガッチリ上手く積み重なっていかないというか。アメリカでは原作がかなり有名だってことでしょうか。だから説明するまでもないということなのか・・・兎に角ぼんやりした輪郭だけを捉えて後半へと進みます。
(ボクがあらすじすら知らないで観ているということも関係しているとは思いますが、映画は本来何にも知らなくても面白くなければならないと常日頃思っとります。)
ところが後半からはどんどんパズルのピースが埋まっていき、画面に釘付けになっていきます。この映画のリズムが心地良くなっていきます。
だからあのラスト、妙な余韻を残すあのラストでも、なんだか納得してしまいました。「もうちょっと観たかったなぁ」とは思いましたが。
ぼんやりした輪郭の前半から、釘付けの後半までボクを魅了してやまなかったのは「殺し屋シガー」です。
なにからなにまでイイですね。
あの全てを超越したかのような強烈な「自分ルール」、美学とも思える生き方が兎に角シビれました。イカレてます。
なんてったってまずあの髪型・・・ラテン系の宮史郎のような強烈なヴィジュアルがインパクト大ですね。ヨコワケ好きのボクには堪りません。そしてあの武器、あれは見た目のヴィジュアルとは裏腹に上品さすらボクは感じました。空気で殺す・・・その発想はなかったわ。
彼の全てが気になります。そして漂う妙なエレガントさ・・・
ショップの親父との会話、冒頭の警察官殺しのシーン、空気で殺すシーン、どれもが「すーっと」してるんです。違和感があるのに受け入れてしまうような不思議な雰囲気を醸し出します。
一番好きなシーンはシガーがモスの妻を殺しにいったシーンです。
殺したシーンは出てきません。部屋の中での会話の場面からシガーが家から出てくる場面に変わります。そのときシガーがブーツの底を見る。
このシーンが凄く好きです。
違うシーンでシガーは人を殺したとき、流れてくる血でブーツが汚れるのを嫌い足をどけるということがありました。
つまりシガーは妻を殺し、しばらく留まり血が流れてきたときにブーツをどけたんでしょうが、それを玄関先でもう一度確かめたんです。
ボクはそう思いました。
この見せ方が非常に好きです。
この映画のコーエン兄弟の見せ方がステキです。「ここは見せない」と思えば「ここはこんな見せ方なんだ」と思うことがしばしば、画面の押し引きとでも言いましょうか・・・素晴らしいと思いました。
ラストのシガーの態度も好きですね。たとえどんなことがあっても己のルールを貫く、全てを受け入れるシガー・・・表現は変だけど惚れ惚れしました。シガーを主人公にした違うストーリーも観てみたいです。

この映画のテーマは「受け入れる」かなと感じました。
シガーがそうであり、モスもそうでした。妻もそうであり、保安官(トミー・リー・ジョーンズ)もそう。
己の運命を受け入れる、時代の移り変わりを受け入れる。
それが妙な余韻となっている気がします。

虚無の表現

投稿日

2008/08/25

レビュアー

ケチケチ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

この作品は80年代という設定が味噌なんでしょうね。
モス(ジョシュ・ブローリン)は、ベトナム帰りという設定ですし、その自信がマフィアの金と知りつつも奪い去る傲慢さに繋がっていますし、殺人鬼とさえ渡り合えると信じてます。
一方、ベル保安官(トミー・リー・ジョーンズ)は、昔ながらのモラルで割り切ることの出来なくなっているこの時代に失望を抱いてますし、既に時代に取り残された存在じゃないですかね。
そんな中で、殺人鬼・シガー(ハビエル・バルデム)は、この世(時代)を支配する死神のように触れるものを皆死に追いやっていきますが、彼も時代の中の一個の人間でしかなく、全ての人間同様に最終的には運命に支配されてしまいます。
説明を廃した脚本の中で、コインのエピソードは丁寧に描かれていますし、そのあたりが本作を頭で理解するとすればポイントとなる所じゃないでしょうか。また、シャツのエピソードの繋がりも本作の中では丁寧すぎるほどの説明だと思います。
これら三つの異なる世代が織りなす80年代の設定という物語、それから20年を経た今、もがきながらも何処か人の力の及ばない運命に支配されつつ、荒廃に向かっているアメリカという国を見つめる物語じゃないでしょうかね。

まあそんな解釈はいいとして、シガー(ハビエル・バルデム)の発する異様なオーラが作品を包み込んでいるんですよね。脚本もまたモスとシガーの追跡サスペンスの体を取りながら、スパッとシーン尻の顛末部は端折りますし、構成の流れ的にも意識的にぶつ切り感を作りだし、虚無感漂う舞台を演出しているんだと思います。
似たようなサイコストーリーは数多くあるわけですが、今現代のアメリカを見つめる視点やそれを表現するための三人の設定と絡み、さらにはそれらを表現する手法に斬新さが感じられる作品じゃないかと思います。

11〜 15件 / 全278件

新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を

14日間無料お試し!※1
  • ※1 無料お試しは初めてアカウントを作成されるお客様が対象です。原則おひとり様一回限り有効です。
  • ※2 [新作]は無料お試しの対象外です。都度課金で単品レンタルをご利用ください。
  • ※3 本サービスは1か月ごとの自動更新サービスです。
  • ※4 無料お試し期間終了後、通常月額料金で自動更新となります。

ご利用の流れ

ご利用の流れ

@ 会員登録

申し込みフォームへ記入

申し込みフォームへ記入したら登録完了!

A 作品をレンタル

作品をレンタル

借りたい作品をリストアップするだけ!
発送可能な商品を自宅にお届けします。

B ポストに返却

ポストに返却

商品をポストに投函すればOK!

よくあるご質問

よくあるご質問

もちろん無料お試し期間中に退会することも可能です。 また、その場合は料金は一切かかりません。

無料お試し中も、都度レンタルは、有料でご利用いただくことができます。
また、無料お試し中に解約され、何らかの理由でレンタル商品を期日までにご返却いただけなかった場合に、追加料金が発生する場合がございます。

定額プランは1つの封筒に2枚入り、お届けいたします。
届いた往復封筒でポストへご投函いただき、当社配送センターにてご返却を確認できましたら次の封筒を発送致します。繰り返しでご登録のプラン枚数までご利用いただけます。

各プランはこちら

各プランはこちら

  • 宅配レンタル 定額8プラン
    月額2,052円税込
    • 「新作・準新作」が定額で月8枚レンタルできる!※1借り放題付き※2
    新規登録する
  • 宅配レンタル 定額4プラン
    月額1,026円税込
    • DVD/CDが定額で月4枚レンタルできる!※1
    新規登録する
  • 都度課金 プラン
    無料会員 月額0円税込 ※都度レンタル時の費用は発生します
    • 月額無料で単品レンタルを楽しみたい方におすすめ!
    新規登録する

※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。

※2 借り放題はDVD「旧作」、CD「新作・準新作・旧作」が対象です。

ノーカントリー