ゴッドファーザー　ＰＡＲＴ　ＩＩＩ

　本作は今日初めて観た。結構酷評されてる噂をよく聞く。だから�Uまででいーやってな感じでレンタルして観るつもりはなかったのだが、たまたま観る機会に恵まれた。

　評価が難しい。良い作品である事は間違いないが、星をつけるとなると・・・　�Tと�Uで文句なしの５つ星をつけたのだが、そう考えると３つくらいなのか。いや、前作は星をつけることができない位の傑作だったと考えて、本作は４つくらいなのかな。

　マイケルの懺悔、破滅を主なテーマにした本作。それに沿って、マイケルの心情を丁寧に描いた脚本、演出等は相変わらずしっかりしたものだと感じる。
　�T、�Uとの違いは製作過程において、“映画の神様”が降りてきたかどうかだけの違いじゃねーかな。絶対あると思うんだ、ミラクルって（笑）
　
　個人的な好みの話をすると、

やっぱりゴッドファーザーは強くカリスマでいてほしかった。　

�Tのマーロンブランド、�Uのデニーロに比べ、ガルシアは若干影が薄いか。

宗教、オペラが絡んでよく分からん。

とむはいずこへ・・

　等々残念な部分もあったが、クオリティの高さはやっぱり高いと感じる。

　だが前作、前々作があまりにも凄かったので、それらを“美しい思い出”の様な作品としておいておきたいファンにとっては、『�Vはいらない』という意見も分からなくはない。

いとこ同士の結婚は合法です？？？日本では？？？

俺なら許す

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今更何の説明も要らない、映画史に残る傑作シリーズのＰＡＲＴ�Vです。

しかし前二作に比べて見劣りする感は否めません。
ドンとして円熟期を過ぎたマイケルの苦悩ばかりが印象に残り、痛々しいとさえ感じられる姿が在ります。

登場シーンは無いもののビトーの影は随所に覗え、ソニーもその息子の姿を借りて登場、コニーも良き主婦代わりになっています。
只、縁の下の力持ちとしてファミリーを支えていたトム・ヘーゲンの姿が無いのが一抹寂しいところです。

マーロン・ブランドｖｓアル・パチーノ、或いはロバート・デ・ニーロｖｓアル・パチーノという競演に比べて、本作のアンディ・ガルシアｖｓアル・パチーノは幾分迫力不足。
斜陽のマイケルに取って替わる三代目としては、若い彼の存在感がもうひとつ弱いせいでしょうか。

父親を理想として生きたであろうマイケルですが、しかし現実は想う様には成らず……。
家庭を失い、愛する娘をも失い、組織は盤石でも彼個人は決して幸福とは言い難い。
孫と遊ぶうちに大往生を遂げるビトーに対し、マイケルのそれは独り孤独のうちに崩折れます。
この父子の対象的な最期を招いた要因は、人情派・行動派の父と理詰めの頭脳派である息子の違い、そして哀しいかな時代の違いであった様に感じます。
シリーズ完結としてのこのラストは、ファミリーの決して明るいとは言えない未来を暗示している様にも思えます。
天のビトーはこの結末に何を想うでしょうか。

前二作と併せて、このシリーズの圧倒的な完成度の高さ。
三作網羅してこその『ゴッド・ファーザー』です。

最後は愛する娘を目の前で殺され、廃人になり蝉の抜け殻のような最後は今でも・・・

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�T・�Uと感嘆のレビューを書き、とっても楽しみに鑑賞。

しかし。。ん？の連続でした。。
他の方も書いていらっしゃいますが、バチカンのお話が、本当に
ややこしく（実際にそんな世界ってあるのでしょうか・・）
もう、誰が誰やら、何が何やら、何度も巻き戻しては、のみこむ
のに大変時間がかかりました。

アルは本当にファミリーとよべる、息子・娘・ケイとゆっくり
過ごしたかったのでしょうし、フレドの事だけでなく、今までの
全ての贖罪の日々を過ごしていたのでしょう。
慈善事業は心からのものだと思いました。

昔マジメで優しかった、本当のアルの姿とドンになったアルの
自身の気持ちや人生との葛藤がすごく胸を締め付けられました。

一番よかったのは、前半のパーティで娘（メアリー？）と
踊るアルの笑顔でした。本当に本当にいい笑顔でした。
裏の世界と人生は一生続くのだと、むなしい最期で涙しました。

だけど一番言いたいのは、トムは何処へ！！！？？？？
彼が出てないのが一番テンションが下がりました。
途中に、うちの弁護士と会って帰れみたいなセリフは
あった気がしますが。。
ギャラの折り合いがつかず、今作は降りたとの噂がありますが
あの圧倒的な存在感が映画を支えていたのに。。。。
�Vは�T・�Uとは別物の映画と思うことにしました。
あぁ、もう一度�Tが観たい。。