ヘルライド　無修正特別版

バイクとバイオレンスにヌードを少々ふりかけたアホ映画。
とってつけたようなストーリィ展開とチープなつくりはグラインドハウス流れの製作意図が窺われました。
エクスプロイテーション映画なので真面目にどうこう論じるような作品ではなく、広告コピーの「全米に黙殺された」というのも、なんとなく理解できます。
どうせアホに徹するならもっと突き抜けて痛快なつくりにしたらいいのに、出演者がオヤジばかりで迫力はあってもキレがないので、ノリが悪い。
ジェントの早撃ちがスッキリするぐらい。
見かけほどバイオレンス・シーンはないので、暴力が苦手な方でも案外大丈夫かも。
一番おいしい役どころは、元イージーラーダーのデニス・ホッパー。これは順当な配役でしょう。
言葉遣いがムチャクチャ汚いので未成年者と淑女は観てはいけません。

『キル・ビル』×『イージー・ライダー』？？　あまりの違いに拍子抜けです。
まあ確かに雰囲気はタランティーのっぽいって言えばぽいけど…。
あっと驚くような展開等もなく終わります。
製作総指揮ってこともあり手を抜いたのかな。

『キル・ビル』×『イージー・ライダー』？？　あまりの違いに拍子抜けです。
まあ確かに雰囲気はタランティーのっぽいって言えばぽいけど…。
あっと驚くような展開等もなく終わります。
製作総指揮ってこともあり手を抜いたのかな。

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この作品、評価が３を切っている。正直借りたくなかった。借りたくなかったが、父の希望で借りました(汗)

で、たまに評価が低くても気に入る作品もあるしせっかくだからと観たのですが…

普通に観れました。…意外。
でも私はＢ級映画が好きだからかもしれません。タランティーノのテイストもそこそこ好きだし。

露出度の高いお姉ちゃんたちがいっぱい出てきます。
銃とかで派手にやりあうアクションもなかなかでした（※Ｂ級テイストです）

ただ…問題が一つ。

私には、次々出てきては死んだり裏切ったりする主要人物（おっさん多数）の区別が付きにくく、人物関係が把握できませんでした。

辛うじて区別の付いたピストレロ、ジェント、コマンチの３人は区別は付くけど関係が見えにくい！…というか最後まであんまりわかりませんでした（ダメだ、私）

なので作品の一番大事なところを楽しめなかった気がします。

あとは監督ではないけどタランティーノ作品にありがちな、はすっぱな女たちやよく分からないが当人たちはイケてると感じているらしい男たちの奇妙な会話（ジョーク）などが作中ところどころではさまれるのが毎度おなじみだな、と感じました。

本編と全く関係ないけど私は最後の分かれ道のシーン、あれが三本道ではなく二本道だったらコマンチ？（サニー）は困っただろうなぁとうっすら思いました。ホント関係ない…。

そんな感じです（汗）
興味がある方にだけ、オススメです。

渋いバイク・豪華な顔ぶれ・ご機嫌なワイルドガール・ノリのいいＢＧＭとバイクの爆音。これだけあれば何もいらねぇだろ？て映画に言われているような映画でした。

カッコよかったです。
バカ野郎どものバカな生き様がいいですね。
言葉のやりとりもいいです。

内容は訳わからず、ダルくてマニアックですのでお勧めはできません。バイオレンスもエロも中途半端です。

ですが私は好きな映画ですね。