ミスター・ロンリー

共感できる何かが感じ取られました！
まさに俺向き？

若きディエゴ・ルナ目当てで鑑賞。（綺麗なお顔！）
最初は凄く引きこまれた。
マイケル・ジャクソンの物まねをしてマイケル。
大道芸人としてパリで細々と暮らしていた。
ある日マリリン・モンローのものまねをするマリリンと知り合い
ものまね芸人たちが集まる館がスコットランドにあるので一緒に来ないかと誘われる。
最初は戸惑うマイケルだが、行く決心をする。
館では物まねをして生きる人たちが、本人になりきって自給自足で暮らしていた。
それは自由奔放のようでもあり、窮屈そうでもあり。。。
マリリンを演じるサマンサ・モートン(ウォーキングデッドでは悪の権化・アルファを演じていた女優）の毒々しさはなんだろう。
決して美人ではないし、マリリンを演じるにはスタイルも悪すぎるが
彼女は一生マリリンではいられないと思ったのか、ある決断をする。
それが衝撃的だった。
そのことでマイケルも、このままマイケルでいることに疑問を持ち始めるのだ。

その館とは別に時折差し込まれる神父とシスターたちのストーリーが平行して語られる。
いつかどこかで接点が出てくるのかと思ったけど
そいいうことではなかった。
飛行機から落ちたのに神様に守られ奇跡的に無傷で生還したシスターをまねて
何人かのシスターがパラシュートもなしで飛行機から飛び降り、生還するというお話。
でもその結末には物凄い皮肉が待ち受けていて、これまた衝撃的だった。

全体的に難解で何が言いたかったのか私には理解できなかった。
人を選ぶ作品のようだ。
人は物まねなんかではなく、自分らしく自分の道を生きよ
というメッセージなのだろうか？
それにしてもシスターたちの顛末のメッセージはよくわからない。
難解。

サマンサ・モートンが好きなので、彼女が出てることを予告で知り、みてみました。

出だしの10分くらいでマイケル役のディエゴ・ルナの悲壮感ただようまなざしから「これは気分が重くなる感じの映画っぽいなぁ」と予測していたら、案の定でした。
でも、作品としての「深み」はとても感じました。

その深さ、哀しみの表現、やっぱ（ファンだからからそう思うのかもしれないけど）サマンサ・モートンの演技、とってもうまかったと思う。

心からの笑顔でつぶやくLife was too hard for me.
マイケルの「最後の質問」には沈黙と投げキッス・・・
かなしい映画のはずだけど、そこからなんとなく強い気もちがわいてくるような不思議な映画でした。

たまには、こういう深い映画をみて、自分の人生、内省してみるのもステキな映画の楽しみ方のひとつだと思う。

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2009.0302
ハーモニー・コリン、実に８年ぶりの新作。
モノマネを生業とした青年。そして、モノマネを生業としたコミューン。
虚構の世界に迷い込む人。
現実に押し潰されてしまう人。
そこから抜け出そうそする人。
切ないけれども、一歩踏み出す・・・。

不器用な人達。

ジーンと泣けました。

ディエゴ・ルナがナイーブな青年を好演。
そして、サマンサ・モートンがなんともかわいく愛しく切ないく・・・
いい役者さんです。

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バイクの横にくっついてるサルのぬいぐるみがかわいかった・・・。

初めは幸せそうに見えたモンローが自殺しちゃったり、奇跡を起こしたシスター達が飛行機事故であっけなく全滅しちゃったり・・・
自分はこうありたい、とか、ああいう風になりたいって高望みするより、自分はどうゆう人間なのかと本質を悟るのってとても難しいものだな。と思いました。
だから人のものまねをしたり、神様に我が身をゆだねてみたりするのかなぁ・・・。