ジェシー・ジェームズの暗殺

見ればわかるのに、しっかりすべてをナレーションで説明してくれちゃってるのが、気になって気になって。
なにもそこまで説明してくれなくても。

ブラビにも、ケイシー・アフレックにもまるで興味がない私でもちゃんと最後まで、じっくり見れました。

全体に淡々と話が進んでいくのですが、途中長いな、と感じることはあっても、何度か訪れる、緊迫感のある、息詰まるようなシーンで、また映画に引き戻されました。

でも、だから？何？
と思ってしまうのは、もともとジェシー・ジェームズという人物を知らず、この映画で知ることのできる彼は、全く魅力を感じることができない、非情で冷たい男だからでしょうか。
何で、彼が今だに愛されているのか不思議です。
少年を痛めつけてる彼に、全く愛されるべき人物をかんじませんでしたね。

きっとロバート役を演じる方が難しいのだろうけれど、それに対して、ジェシー役はドッとスターの要素がないと務まらない…あまりハデでも困る、立っているだけで光を感じさせる存在が必要…で、ブラッド・ピットなんだろうなぁ…と、一人で納得しながら見ていました。

そう考えていると、あまり退屈せずにじわじわと緊張感をたかめながら見ることができました。
ちなみに、このあたりの歴史については、私サッパリで、これまで全く知識のない分、風俗、町並みなども興味深く楽しめました。

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長くてあまり好評ではないようです。しかし、ブラピやケイシー・アフレックのファンではありませんが雰囲気のある好きな映画でした。

ヒーローとあがめられた伝説の男ジェシー・ジェームズ。数々の非常な犯罪を犯したお尋ね者であるから警察に追われ、捕まって口を割らないように仲間をも手にかける。家族を持ちながら度々に居場所を変え、徐々に裏切りへの疑心暗鬼の心が彼の神経を蝕んでいく。

ロバートは子供の頃からいつも末っ子の下っ端で役立たず扱いされ続けていた。いつか大きいことを成し遂げようとジェシージェムズの子分となる。憧れと羨望の気持ちで取入った若い男の間近からの視線としてジェシージェームズの実像に迫る。徐々に不安定さの増すボスの顔色を見ながら脅え、自分や兄弟の命にも危険を感じる。そしてそれはいつしか方向を買え、裏切りの決心を固めることになる。

ジェシーは自分に心酔するロバートが可愛かったのだが、彼の裏切りに気づく。他の部下を尋ねては裏切りを確かめ引き金を引く、また、ロバートの内心を探るやりとりが、丁々発止とした激しさではなく、静かに内向して悲しみとなる様子が見もの。

彼の死後、でっかいことを成し遂げたと勘違いしたロバートだが、彼の誤算が自分を絶望の淵に立たせ、痛々しい生活を描く。これは男二人の絶望や孤独を見せる映画。面白いと思います。

１６０分は長い。ひたすら長い。テンポもナローだし、全く入り込めませんでした（泣）
９０分位で観るのやめようかと思ったんですが、何かあるだろ？っと頑張ってみました。が…残念ながら、私には何にもありませんでした。

ある程度この物語に関する知識を持った人が観るという前提なのでしょうか？あまりにも説明不足で、ジェシーが愛される理由も分からなければ、登場人物の関係もいまいち分かんないし、観ていて苦痛を感じてしまいました。

★付かず

観るならそれなりの覚悟が必要です。１６０分て長いんだってことが実感できます。
久しぶりに途中でギブしそうになりました。
ブラッド・ピットとケイシー・アフレックの熱狂的ファンの方意外にはおススメ出来ません。

長〜〜〜いです。
ひたすらに長〜〜〜い。
映画のリズムもしっとりと落ち着いてるので余計長く感じてしまいます。
ジェシーに憧れていたボブが、ジェシーを殺してしまうまでの物語。
音楽が良く、演じる人々も良かったけど、心には響いてきません。
それは長すぎたから？
たぶん長すぎたから。
もすこしテンポを詰めても良かったように思います。
圧縮されて濃厚になって観易すかったのでは。
大体にして２時間を超える場合は制作者に相当な覚悟がなければいけないと思う。
人間の集中力ってそんなに持続しないもの。
監督のエゴなのか。
はたまた別の思惑か。
兎に角あまり好ましくないと思います。
２時間超えても圧倒的に素晴らしい作品はあるけど、そんなにポンポン生れるもんでもない。
しかもこんなにジミ〜な作品なら尚更。
物語に登場する人々の、特にジェシーに関わったことのある人々の、そしてジェシーの瞳が印象的。
瞳で対象を捉えているのに、焦点があってないような。
瞳に映る対象の、その先を、その後ろを、その奥を見ているような。
特にジェシーと人々が対峙したとき。
ジェシーを瞳の中に映すとき。
彼らは何を見ていたのだろう。
その思いが瞳をゆらす。
心をゆらす。
ジェシーの瞳。
複雑な感情が入り混じったような瞳。
その瞳は静かに、とても静かに人々を突き刺していく。
静かに人々を撃ち抜いていく。
ジェシーに見えていたもの。
それは自分の人生の終焉か。
人々を瞳に映し出すことで、彼は自分の結末を感じ取っていたのかもしれない。
ラスト。
彼には「納得」と「納得することになっってしまった切なさ」があったと思う。
そう感じさせる瞳色でした。

ケーシー・アフレックが好演しています。
でも１９歳って無理ある。

もちろんブラピは存在感たっぷり。