河童のクゥと夏休み / 田中直樹
河童のクゥと夏休み
/木暮正夫
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全体の平均評価点: (5点満点)
(87)
解説・ストーリー
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」の原恵一監督が、木暮正夫の同名児童文学を映画化した感動ファミリー・アニメーション。不思議な力を秘めた河童のクゥと出会った少年のひと夏の冒険を、家族の絆や友情の大切さを織り込みつつさわやかに綴る。夏休みを心待ちにしていた小学生の上原康一は、学校帰りに不思議な石を拾う。持ち帰って水で洗うと、なんと河童の子どもが姿を現わした。康一によってクゥと名付けられたその河童は、康一たちと同じ言葉を話し、何百年ものあいだ、地中に埋められていたのだという。最初は驚いた家族も、クゥを受け入れ、周囲に気づかれないよう注意するのだったが…。
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」の原恵一監督が、木暮正夫の同名児童文学を映画化した感動ファミリー・アニメーション。不思議な力を秘めた河童のクゥと出会った少年のひと夏の冒険を、家族の絆や友情の大切さを織り込みつつさわやかに綴る。夏休みを心待ちにしていた小学生の上原康一は、学校帰りに不思議な石を拾う。持ち帰って水で洗うと、なんと河童の子どもが姿を現わした。康一によってクゥと名付けられたその河童は、康一たちと同じ言葉を話し、何百年ものあいだ、地中に埋められていたのだという。最初は驚いた家族も、クゥを受け入れ、周囲に気づかれないよう注意するのだったが…。
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「河童のクゥと夏休み」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
「クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲」の原恵一監督が、木暮正夫の同名児童文学を映画化した感動ファミリー・アニメーション。不思議な力を秘めた河童のクゥと出会った少年のひと夏の冒険を、家族の絆や友情の大切さを織り込みつつさわやかに綴る。夏休みを心待ちにしていた小学生の上原康一は、学校帰りに不思議な石を拾う。持ち帰って水で洗うと、なんと河童の子どもが姿を現わした。康一によってクゥと名付けられたその河童は、康一たちと同じ言葉を話し、何百年ものあいだ、地中に埋められていたのだという。最初は驚いた家族も、クゥを受け入れ、周囲に気づかれないよう注意するのだったが…。
「河童のクゥと夏休み」 の作品情報
「河童のクゥと夏休み」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
河童のクゥと夏休みの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
138分 |
|
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
ANRB2801 |
2008年05月28日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
15枚
|
0人
|
0人
|
河童のクゥと夏休みの詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
138分 |
|
1:ドルビーデジタル/ステレオ/日本語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
ANRB2801 |
2008年05月28日
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在庫枚数 |
1位登録者: |
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15枚
|
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ユーザーレビュー:87件
キネマ旬報『日本映画部門 第五位』選出の実力はあります!!
投稿日:2008/06/01
レビュアー:夢みるゆめ
作家の木暮正夫さんの児童文学作品『かっぱ大さわぎ』と『かっぱびっくり旅』をもとに、原恵一監督が20年もアニメ化の構想を温めてきたという作品です。
私はこの原作に目を通したことはないのですが、『河童のクゥと夏休み 』とのタイトルから、子供達が夏休みに河童と出逢い、友情を深めるという“子供向けのアニメ?”という先入観で観たのですが、それがちょっと違っていました。
映画の冒頭から、クゥの父親が侍に腕を切り落とされ、斬殺されてしまうのですが、道端に落ちたその腕のリアルなこと・・・。(この切り落とされた腕が、後に重要になってきます)というシーンの他にも、カラスが爆死してしまうカットもあったりと、この映画が決して小学生(低学年)向けだけに作られたものではないことが解ります。
2時間18分というアニメにしては大分長い上映時間は、映画館での観客入れ替えのローテーションにも悪影響を及ぼし、決して興行的には好ましい尺数とは言えないのですが、それを敢えて2時間以内に切ることなく、この長さで上映したことに、本編に込められた監督の意図が窺えるようで、観終わった後には、その長さに納得させられました。
さすが、キネマ旬報ベストテンで、日本映画部門五位に選出されただけのことはあります。
ネタバレしない程度に物語りを書くと、
江戸時代に、クゥたち父子が暮らす龍神沼が、侍たち役人の談合により干拓されると聞いたクゥの父は、路を通りかかった役人に、沼を埋め立てないように直談判にて迫ります。
ですが、父親はあえなく斬り殺されてしまい、助けに入ったクゥも殺されかけます。その間際、大地震が起き、クゥは地割れに飲み込まれ、百年以上も眠り続けることになってしまいました。
その眠りを覚ましたのが、東久留米に暮らす上原康一少年でした。
物語は、康一少年の家族たちと、クゥとの交流に焦点が当てられていますが、やがて、クゥを見せ物にしようとする大人達人間のエゴと見栄と欲が、クゥを傷つけてゆくというものです。
河童伝説が残る遠野も登場し、童話と伝説と現代とが巧くマッチして、これまでにない、ちょっと辛口のアニメに仕上がっているという気がしました。
上記した残忍なシーンもあるということを了承の上、子供達にも是非観せてやって下さい。
その上で、今も河童伝説が残る遠野(東北)に脚を運んでみるのも楽しいかも。
映画のタイトル同様に、すてきな夏休みになると思いますよ。
私的には四つ星です。★★★★☆
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辛辣に現代を見つめつつ
投稿日:2008/06/19
レビュアー:ケチケチ
いい映画って、見終わった後に何時までも心に波紋が広がるんですよね。観ているうちにいつの間にか、このいつの間にかが肝心なんだけど、心の奥底を尖った針の先で突かれたような。そこからの出血がじんわりと広がっていくというような。
本作もそんな作品で、美しい自然描写が印象的に尾を引きます。しかし、過去を懐かしみ祭り上げるというような作品ではありませんね。作者の現代を見つめる目は辛辣で、家族でさえ利己的な繋がりであることを誇張します。クゥが父との間に持つ絆は、主人公の少年が育つ家庭とは明らかに違っていますが、そんな現代を認め許容した上で、昔と変わるはずもない人の心の中にある優しさと強さを呼び覚ましていきます。
脚本も優れていて、仲間はずれにされている女の子・菊池紗代子の使い方などは絶妙だと思いますね。さすがに20年の構想というだけあって、伏線も二段階で回収したりもしていますし、ベタになりそうな物語ですが、なかなかに工夫が凝らされています。
決して傑作というような映画ではありませんが、力まない演出の中に作者の想いが力強く感られる、そんな名作だと思います。
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10位と5位
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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いきなり脱線します。
キネマ旬報の企画、「オールタイムベスト映画遺産」のアニメーション(日本)篇によると、まず評論家等の業界人によるベストテンが、
1位:『ルパン三世/カリオストロの城』
2位:『風の谷のナウシカ』
3位:『となりのトトロ』
4位:『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』
5位:『AKIRA』
6位:『長靴をはいた猫』
7位:『太陽の王子ホルスの大冒険』
7位:『白蛇伝』
10位:『河童のクゥと夏休み』
10位:『サマーウォーズ』
10位:『天空の城ラピュタ』
10位:『火垂るの墓』
ジブリ強しというか宮崎駿強しというべきか、宮崎駿絡みが1、2、3、6、7、10位と6作品ランクイン。というわけだけでもないですが、いかにも評論家たちが選んだランキングって感じがありありとしています。『白蛇伝』なんて、日本のアニメーション史において絶対に避けては通れない作品ではあるけれど、一般的にどれだけ認知されているか甚だ心もとなく、そこには評論家の「はい、私はこういう作品もしっかりと観て評価しているのだよ」という見栄のようなものが透けて見えるようです。まあ『ホルス』が入ってるのは何だかんだ言っても嬉しいのですが。
いっぽう、読者選出によるベストテンはというと、
1位:『ルパン三世/カリオストロの城』
2位:『となりのトトロ』
3位:『風の谷のナウシカ』
4位:『サマーウォーズ』
5位:『河童のクゥと夏休み』
6位:『天空の城ラピュタ』
7位:『千と千尋の神隠し』
8位:『火垂るの墓』
9位:『伝説巨神イデオン 接触篇/発動篇』
10位:『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』
『夏戦争』はつい最近の作品なのが幸いしたのかな。
それから『イデオン』!!!そらアニメ好きなら、これは絶対無視出来ない作品のひとつ。押井守や今敏の濃い目の作品群が軒並みベストテン圏外(なんでやねんっ!!まあ分かるような気もするけど)のなか、意地のランクインってとこやな。
とはいえ、こちらもトップ3をはじめ、やっぱり宮崎駿強しの印象。
そんな中、原恵一作品がどちらのベストテンにも2作ランクインと健闘。それが『クレヨンしんちゃん』と『河童のクゥと夏休み』。
『オトナ帝国』は個人的にも文句無しに納得。で、『クゥ』・・・。この二つのベストテンに名を連ねる作品群の中で、実はこれだけ観ていなかった(汗っ)
・・・長い前フリでスイマセン。
そういうわけで遅まきながらようやく観た『クゥ』、確かにいい作品でした。
主人公の康一がクゥを見つけるくだりもちょっと目先が変わっていて面白かったし、康一の家族とクゥの触れあいもほのぼのとしていて良かった。クゥの存在が世間に知れた後の、一般人やマスコミの極端でヒステリックな反応、それに乗せられて舞い上がってしまう康一とその家族の姿も観ていてイライラするくらい巧く描いてると思う。
それと、何よりもまして、犬の「おっさん」の天晴れなオトコマエっぷりに目頭が熱くなりました。
最後、クゥに救いの手を差し伸べた人物?の「わしのことは、“おっさん”と呼んでくれたらいい」なんて、気の利いたセリフやないですか。
けど、それでも、これはベストテンに入れたくなるほどの作品かなあ?というのが率直な印象。
児童文学が原作とのことですが、乱暴な言い方をすれば『E.T.』の同工異曲みたいな感じで、物語の展開は実にオーソドックス。もっと言えばベタベタ。逆にそれが、広く受け入れられている要因でもあるのでしょうけど、個人的には、その辺りがなんかこうすっきりしないというかなんというか・・・何とも表現しにくいもどかしい物足りなさが残りました。
このレビューは気に入りましたか?
4人の会員が気に入ったと投稿しています
こんなの泣いちゃうじゃん…でも辛辣!
「絶対、最後は別れると思うし、可哀そうやと思うし、観ない!」と息子。
なるほど、確かに別れの場面あり、可哀そうな場面あり、もう「あざといのでは?」と思うくらいの嗚咽場面が満載で、ティッシュはハズせませんでした。
江戸時代から、現代に偶然蘇った河童のクゥと、クゥと出会う事になった、上原家の康一と周りとの一騒動!(騒動は一つや二つじゃないか!?)
クゥと人間達のコミカルなコミュニケーションと、クゥを通して成長する康一。それらを微笑ましく描いて、最後は爽やかに別れの涙…という展開を想像していましたが、見事にハズれ!
冒頭の河童親父と役人のシーンから始まり、現代社会においても、その風刺シーンたるや、チクリなんて生易しい、グサリと胸に突き刺さる描き方。
そんな厳しい社会風刺を織り込み、お涙頂戴はしっかり押さえるのですから、大した作品です。
ただ、織り込みたい場面が沢山ありすぎたのか、途中「無くてもいいのでは?」と思われる、ピントのぼやけるシーンも幾つかあったと感じたのも事実。
ひとつ上げるなら、カラスの場面が不要では?河童と人間は共存できないんだよ的な出来事だったのかもしれませんが、相手がカラスでなくてもいいと思うし、あんなグロ的な描写は不要だったのではと…
監督の思い入れが強かったのかな?
いいアニメ作品だと思います。泣いた泣いた。
★★★
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ユーザーレビュー
キネマ旬報『日本映画部門 第五位』選出の実力はあります!!
投稿日
2008/06/01
レビュアー
夢みるゆめ
作家の木暮正夫さんの児童文学作品『かっぱ大さわぎ』と『かっぱびっくり旅』をもとに、原恵一監督が20年もアニメ化の構想を温めてきたという作品です。
私はこの原作に目を通したことはないのですが、『河童のクゥと夏休み 』とのタイトルから、子供達が夏休みに河童と出逢い、友情を深めるという“子供向けのアニメ?”という先入観で観たのですが、それがちょっと違っていました。
映画の冒頭から、クゥの父親が侍に腕を切り落とされ、斬殺されてしまうのですが、道端に落ちたその腕のリアルなこと・・・。(この切り落とされた腕が、後に重要になってきます)というシーンの他にも、カラスが爆死してしまうカットもあったりと、この映画が決して小学生(低学年)向けだけに作られたものではないことが解ります。
2時間18分というアニメにしては大分長い上映時間は、映画館での観客入れ替えのローテーションにも悪影響を及ぼし、決して興行的には好ましい尺数とは言えないのですが、それを敢えて2時間以内に切ることなく、この長さで上映したことに、本編に込められた監督の意図が窺えるようで、観終わった後には、その長さに納得させられました。
さすが、キネマ旬報ベストテンで、日本映画部門五位に選出されただけのことはあります。
ネタバレしない程度に物語りを書くと、
江戸時代に、クゥたち父子が暮らす龍神沼が、侍たち役人の談合により干拓されると聞いたクゥの父は、路を通りかかった役人に、沼を埋め立てないように直談判にて迫ります。
ですが、父親はあえなく斬り殺されてしまい、助けに入ったクゥも殺されかけます。その間際、大地震が起き、クゥは地割れに飲み込まれ、百年以上も眠り続けることになってしまいました。
その眠りを覚ましたのが、東久留米に暮らす上原康一少年でした。
物語は、康一少年の家族たちと、クゥとの交流に焦点が当てられていますが、やがて、クゥを見せ物にしようとする大人達人間のエゴと見栄と欲が、クゥを傷つけてゆくというものです。
河童伝説が残る遠野も登場し、童話と伝説と現代とが巧くマッチして、これまでにない、ちょっと辛口のアニメに仕上がっているという気がしました。
上記した残忍なシーンもあるということを了承の上、子供達にも是非観せてやって下さい。
その上で、今も河童伝説が残る遠野(東北)に脚を運んでみるのも楽しいかも。
映画のタイトル同様に、すてきな夏休みになると思いますよ。
私的には四つ星です。★★★★☆
辛辣に現代を見つめつつ
投稿日
2008/06/19
レビュアー
ケチケチ
いい映画って、見終わった後に何時までも心に波紋が広がるんですよね。観ているうちにいつの間にか、このいつの間にかが肝心なんだけど、心の奥底を尖った針の先で突かれたような。そこからの出血がじんわりと広がっていくというような。
本作もそんな作品で、美しい自然描写が印象的に尾を引きます。しかし、過去を懐かしみ祭り上げるというような作品ではありませんね。作者の現代を見つめる目は辛辣で、家族でさえ利己的な繋がりであることを誇張します。クゥが父との間に持つ絆は、主人公の少年が育つ家庭とは明らかに違っていますが、そんな現代を認め許容した上で、昔と変わるはずもない人の心の中にある優しさと強さを呼び覚ましていきます。
脚本も優れていて、仲間はずれにされている女の子・菊池紗代子の使い方などは絶妙だと思いますね。さすがに20年の構想というだけあって、伏線も二段階で回収したりもしていますし、ベタになりそうな物語ですが、なかなかに工夫が凝らされています。
決して傑作というような映画ではありませんが、力まない演出の中に作者の想いが力強く感られる、そんな名作だと思います。
在庫を増やして下さい。
投稿日
2008/06/02
レビュアー
bassive
10位と5位
投稿日
2010/11/22
レビュアー
ぶわつ
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
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いきなり脱線します。
キネマ旬報の企画、「オールタイムベスト映画遺産」のアニメーション(日本)篇によると、まず評論家等の業界人によるベストテンが、
1位:『ルパン三世/カリオストロの城』
2位:『風の谷のナウシカ』
3位:『となりのトトロ』
4位:『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』
5位:『AKIRA』
6位:『長靴をはいた猫』
7位:『太陽の王子ホルスの大冒険』
7位:『白蛇伝』
10位:『河童のクゥと夏休み』
10位:『サマーウォーズ』
10位:『天空の城ラピュタ』
10位:『火垂るの墓』
ジブリ強しというか宮崎駿強しというべきか、宮崎駿絡みが1、2、3、6、7、10位と6作品ランクイン。というわけだけでもないですが、いかにも評論家たちが選んだランキングって感じがありありとしています。『白蛇伝』なんて、日本のアニメーション史において絶対に避けては通れない作品ではあるけれど、一般的にどれだけ認知されているか甚だ心もとなく、そこには評論家の「はい、私はこういう作品もしっかりと観て評価しているのだよ」という見栄のようなものが透けて見えるようです。まあ『ホルス』が入ってるのは何だかんだ言っても嬉しいのですが。
いっぽう、読者選出によるベストテンはというと、
1位:『ルパン三世/カリオストロの城』
2位:『となりのトトロ』
3位:『風の谷のナウシカ』
4位:『サマーウォーズ』
5位:『河童のクゥと夏休み』
6位:『天空の城ラピュタ』
7位:『千と千尋の神隠し』
8位:『火垂るの墓』
9位:『伝説巨神イデオン 接触篇/発動篇』
10位:『クレヨンしんちゃん 嵐を呼ぶモーレツ!オトナ帝国の逆襲』
『夏戦争』はつい最近の作品なのが幸いしたのかな。
それから『イデオン』!!!そらアニメ好きなら、これは絶対無視出来ない作品のひとつ。押井守や今敏の濃い目の作品群が軒並みベストテン圏外(なんでやねんっ!!まあ分かるような気もするけど)のなか、意地のランクインってとこやな。
とはいえ、こちらもトップ3をはじめ、やっぱり宮崎駿強しの印象。
そんな中、原恵一作品がどちらのベストテンにも2作ランクインと健闘。それが『クレヨンしんちゃん』と『河童のクゥと夏休み』。
『オトナ帝国』は個人的にも文句無しに納得。で、『クゥ』・・・。この二つのベストテンに名を連ねる作品群の中で、実はこれだけ観ていなかった(汗っ)
・・・長い前フリでスイマセン。
そういうわけで遅まきながらようやく観た『クゥ』、確かにいい作品でした。
主人公の康一がクゥを見つけるくだりもちょっと目先が変わっていて面白かったし、康一の家族とクゥの触れあいもほのぼのとしていて良かった。クゥの存在が世間に知れた後の、一般人やマスコミの極端でヒステリックな反応、それに乗せられて舞い上がってしまう康一とその家族の姿も観ていてイライラするくらい巧く描いてると思う。
それと、何よりもまして、犬の「おっさん」の天晴れなオトコマエっぷりに目頭が熱くなりました。
最後、クゥに救いの手を差し伸べた人物?の「わしのことは、“おっさん”と呼んでくれたらいい」なんて、気の利いたセリフやないですか。
けど、それでも、これはベストテンに入れたくなるほどの作品かなあ?というのが率直な印象。
児童文学が原作とのことですが、乱暴な言い方をすれば『E.T.』の同工異曲みたいな感じで、物語の展開は実にオーソドックス。もっと言えばベタベタ。逆にそれが、広く受け入れられている要因でもあるのでしょうけど、個人的には、その辺りがなんかこうすっきりしないというかなんというか・・・何とも表現しにくいもどかしい物足りなさが残りました。
こんなの泣いちゃうじゃん…でも辛辣!
投稿日
2010/05/05
レビュアー
Bikke兄
「絶対、最後は別れると思うし、可哀そうやと思うし、観ない!」と息子。
なるほど、確かに別れの場面あり、可哀そうな場面あり、もう「あざといのでは?」と思うくらいの嗚咽場面が満載で、ティッシュはハズせませんでした。
江戸時代から、現代に偶然蘇った河童のクゥと、クゥと出会う事になった、上原家の康一と周りとの一騒動!(騒動は一つや二つじゃないか!?)
クゥと人間達のコミカルなコミュニケーションと、クゥを通して成長する康一。それらを微笑ましく描いて、最後は爽やかに別れの涙…という展開を想像していましたが、見事にハズれ!
冒頭の河童親父と役人のシーンから始まり、現代社会においても、その風刺シーンたるや、チクリなんて生易しい、グサリと胸に突き刺さる描き方。
そんな厳しい社会風刺を織り込み、お涙頂戴はしっかり押さえるのですから、大した作品です。
ただ、織り込みたい場面が沢山ありすぎたのか、途中「無くてもいいのでは?」と思われる、ピントのぼやけるシーンも幾つかあったと感じたのも事実。
ひとつ上げるなら、カラスの場面が不要では?河童と人間は共存できないんだよ的な出来事だったのかもしれませんが、相手がカラスでなくてもいいと思うし、あんなグロ的な描写は不要だったのではと…
監督の思い入れが強かったのかな?
いいアニメ作品だと思います。泣いた泣いた。
★★★
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