プロヴァンスの贈りもの

やはり ラッセル・クロウ は
ぶち切れ男が 似合うと思う ワタクシには
微妙に 欲求不満が 残りました
唯一 印象に残ったのは マリオン・コティヤール の
「 打ち身が 出来たでしょ ！！ 」 と言って スカートを捲り上げ
クロウ が 酒場の皆から 賞賛の喝采を浴びるシーン （笑）
漁夫の利 あるいは 女は度胸のイイ見本ですかね ・・・
格好なんて付けずに がっつり ワイルドに迫って欲しかったなぁ
南仏と言えば なんとなく リヴ・タイラー の “ 魅せられて ” を
イメージしてしまうのだけれど あの頃の レイチェル・ワイズ は
眉が 異常に太かった ・・・
そして 死に掛けの Ｊ・アイアンズ は 儚く美しかった

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

これ、意外といい映画でした。

Russell Crowe のラブロマンスなんてちょっと気持ち悪い（笑）、とか心配してたけど、恋愛物というより、ドラマです。

天狗になっちゃってる主人公が、叔父の死をきっかけに、プロヴァンスを久々に訪れる。
そこでいろんな出来事があったり、いろんなことを思い出して、段々変わっていく。。。

って話なんだけど、プロヴァンスって素敵だなあ。

ヨーロッパは行った事ないんだけど、太陽の光線が違う気がする。
キラキラしているね。

ちょっとコメディ要素もあり、しっかりドラマもあり、なかなかよかった。
恋愛部分は意外と少しです。

相手役のMarion Cotillardは美しいなあ。
プールのシーンはあんまりだと思いましたが。。。
脚とかかっこいいもんね〜。

で、叔父には実はアメリカに娘がいて、その娘を演じているのが Abbie Cornish 。
このひともアメリカ人にはみえないけど、見たことあると思ったら、「エリザベス　ゴールデンエイジ」の侍女役ではないか。
現代劇のほうが全然カワイイ。

Russell Croweも全然悪くなかったです。
こういう役も出来るんだ、と意外でした。

Freddie Highmore くんが、大人になってRussell Croweっていうのはあり得ないだろ？？と思いましたが。

回想シーンも効果的に挿入されていますが、主人公が色んなことを鮮明に思い出すんですが、年月がたちすぎて、こんなに急に思い出すのはちょっと変。
そんなに思い出せるものかなあ。。。。

南フランスに行きたくなりました。すぐには無理なのでとりあえず、南仏料理でも食べさせてくれる店に行こうかな（笑）

とてもさわやかな作品でした。
南仏のゆったりとした生活や風景
自然に囲まれて素敵な暮らしと恋。

幼い頃の思い出が、随所にちりばめられて
私はこんなにたくさんの事覚えているかなあと
うらやましくなりました。

アルバートフィニーもポアロの面影もなく
主人公のよき友人としての、おじいさん役として
ぴったりでした。

アクションやサスペンス、殺人とは無縁の
このような優しい映画も
たまにはいいのではないでしょうか。

　その記憶が生き生きとよみがえった時、彼はついに自分の選択すべき人生がどこにあるかを悟る、という物語。プロヴァンスやブルゴーニュを舞台にした、個人経営のワイナリーの相続問題を扱った作品は数多くあり、物語の自然な流れからいって、ワイナリーを売り飛ばして決着するという展開にはなりにくい。だから、当然のこと結末は予想がついてしまうので、その過程をどう描くのかが、作品の見せ所になる。

　マックスは、少年の頃、伯父ヘンリーの所有する南仏プロヴァンス地方のワイナリーでいつも夏休みを過ごし、ワインやワイン造りについて伯父の薫陶を受けていた。ところがそれも今は昔、そんなことはとっくに忘れ去られて、現在はロンドンでトレーダーとして成功し、高額の株の売買をして、多忙で刺激の多い日々を過ごしている。そんな彼に長らく疎遠になっていた伯父の訃報が届き、彼がワイナリーを相続することになる。

　彼にはワイナリーを維持する気などさらさらなく、懇意にしている不動産業者に早速売却の仲介を依頼する。売却相手の見学に備えて、荒れ果てたシャトーや敷地にあるプールやテニスコートを手入れしていくうちに、少年時代の様々な記憶がよみがえってくるが、彼の決心は変わらない。伯父の娘だと名乗る若いアメリカ人女性が登場したりもするが、彼女は相続権を主張するつもりはないと言う。

　マックスは、滞在するうちに次第にその地域に馴染み、ワインの味を思い出し、レストランを経営する女性と親しくなったりする。彼女は一度結婚に失敗しており、恋愛には慎重で、プロヴァンスを離れるつもりはないとマックスにきっぱりと宣言する。伯父ヘンリーのぶどう畑を丹精込めて手入れし守ってきたデュフロには、ヘンリーの魂を売り飛ばした、愛した人を裏切った、と非難されるも意に介さないマックスだったが、突然ある記憶がよみがえってきて、それがすべてを変えてしまう。

　賢く素直なマックスの少年時代を、フレディ・ハイモアが演じています。マックスの秘書を含めて、登場する女性たちはみんなとても魅力的なのですが、肝心の大人になったマックスが、この再生の物語には、やや粗雑な感じで繊細さに欠けるのがとても残念。プロヴァンス地方のロケーションは建物を含めてとても素晴らしいです。

　プロヴァンス！どうにかしてあの生活の中の一部に自分もなれないものかと、何度思ったことでしょう！
　まあ思っただけで特に何の努力もしてこなかったんですけど、そんな憧れの地ではあります。旅行者でも留学生でもなく、その中の一部になりたいと。。
　それはきっと私だけではない。ブラピ＆アンジー夫妻に安住の城（まさに城）を構えさせ、そしてあのリドリー・スコットをして「羨ましい」と思わせる人生がここにはあるのだろうと思います。

　まあ現実的には、主人公マックスのように伯父が遺してくれた土地や家もなければ知人もない。そしてそんな誰もが飛びつくような魅力的な生活への切符と天秤にかけられるほど立派な地位やキャリアもない。
　ということで、１００％感情移入できるような代物ではないのですが、ある意味、現実逃避というか一服の清涼剤というか。『トスカーナの休日』や『ホリデイ』と似た感覚で鑑賞させていただきました。はい。ちょっとした時間旅行です。
　かたや「仕事って何？」「幸せって何？」という人生の問いかけでもあり、少々不安定な今の私には、久々に飲んだ一杯のワインのようにちょっとクラクラきちゃいましたけどね。。