金庸 武侠小説 鹿鼎記

金庸 武侠小説 鹿鼎記の画像・ジャケット写真

金庸 武侠小説 鹿鼎記 / アンディ・ラウ

全体の平均評価点:(5点満点)

30

全体の平均評価点:

DVD

「金庸 武侠小説 鹿鼎記」 の解説・あらすじ・ストーリー

DVD

解説・ストーリー

『墨攻』のアンディ・ラウと『2046』のトニー・レオンの豪華共演によるTVシリーズ第10巻。自らの身分を隠し、宮廷内に潜り込んだ韋小寶と友情を育んでいく少年皇帝・康熙帝。だが小寶は反清組織と通じており…。第37話から最終第40話までを収録。

「金庸 武侠小説 鹿鼎記」 の作品情報

作品情報

製作年: 1984年
製作国: 中国
原題: 鹿鼎記

「金庸 武侠小説 鹿鼎記」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

関連作品

関連作品

ホワイト・ストーム

ヒーリング・ハート

七福星

チャイニーズ・ゴースト・ストーリー 3

ユーザーレビュー:30件

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

この作品に関するあなたの感想や意見を書いてみませんか?

11〜 15件 / 全30件

単なるドタバタじゃ無い、実は中身は深い事に気づいてしまいました。 ネタバレ

投稿日:2010/03/29 レビュアー:まりこ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

そんなに単純な物語では無さそうな……。
如何にも安っぽいセットや大道具小道具、主役の若い二人の軽妙な演技に騙されてはいけません。

ヤル気ばかりが先走り実力不足は否めない若い皇帝と、海千山千の奸臣の対決。
日和見にフラフラなびく老臣達。
皇帝のお気に入り・小寶に取り入ろうと露骨にゴマをする役人達。
そこには今なお喧しい黒幕だの派閥だの賄賂だの、イヤらしい為政者達の暗部がこれでもかと現れます。

清朝vs天地会という構造に、お調子者で軽率な小寶が否応無く巻き込まれる展開ですが、小寶自身皇帝とは主従関係を結び、擦り寄る役人達とは適当に調子を合わせて蓄財に励みます。
一方清朝転覆を謀る天地会に入会し、青木堂の頭首に就き、結果反清組織のスパイという形を受け入れます。
小寶に観えるズルい、悪賢い小市民の顔。
皇帝はと言えば小寶を都合良く利用し、自らの手は汚さず事を済ませようとする、こちらもある意味ズルさを持ち合わせています。

中国に限らず大昔からはびこる為政者達の醜い部分が、ドタバタのユーモアの中に見事に内包されて、段々と興味深い展開に成りつつあります。

相変わらず小寶が憑依したかの様なトニーさん。
時折観せるズル賢い表情と、迷いの無い弾けっぷりが潔く、痛快です。

第五話で皇帝の居室の外に立つ侍衛(向かって右側!)、ラウ・チンワンに観えたのですが……?
台詞は只一言「オーパイ大臣!」。

このレビューは気に入りましたか? 2人の会員が気に入ったと投稿しています

小寶が憑依。弾ける若さのトニーさんが潔い。 ネタバレ

投稿日:2010/03/27 レビュアー:まりこ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

武侠小説は読んだ事が無い。
金庸とは『東邪西毒』の原作者という位しか知識が無い儘に、10巻も続く長丁場の物語をレンタルし始めたのは、ひとえにトニー・レオンの作品を観たいが為であります。
製作年度が1984年とは20代にさしかかった頃の「若くて青い」彼、何と『野獣たちの掟』よりも随分前の彼との遭遇となるのですが……。

まぁトニーさん演じる小寶の喋ること喋ること。
その眉・眼・口・頬の表情豊かに動くこと動くこと。
ちょこまかちょこまか、その全身の身軽に跳ねること跳ねること。
台詞に重厚な間やタメなどあろう筈も無く、背中の哀愁も、眼差しひとつでモノを言う眼の演技もどこを探しても見当たらず。
大道具小道具のお手軽感と物語の展開の安直さも、何ともはや如何ともし難く。
最初の二話迄は果たして最期迄観通せるか一抹不安になりましたが、舞台が宮廷に移った頃からこちらの感覚が慣れたのか段々と惹き込まれ、面白くなって来ています。

「役にドップリ」がお得意のトニーさん。
小寶に憑依されたかの様な、その弾けっぷりが潔い。
アンディ・ラウは当時から「カッコイイ」アンディさんで、同じ二枚目なのにこの頃からこんなにキャラクターが違って、なおかつ名コンビなのは凄いですね。

さぁ、では第2巻に取り掛かると致しましょう。
当分楽しいDVD週間が続きそうです。

このレビューは気に入りましたか? 2人の会員が気に入ったと投稿しています

友情は得難いもの、けんかは引き際が肝心

投稿日:2008/02/07 レビュアー:ヌール

明朝が滅んだ時に侵入した満州人の非道な行為によって、庶民の反感と反清復明勢力の抵抗が続き、三藩の不服従とともに、負の遺産の相続から始まった康煕帝の治世だが、無力だった少年時代を乗り切り、自信を身につけてきた。

小宝に対して、出世と蓄財を許してやる、お前には特別に目をかけてやる、という立場になってしまった。これまで困った時、やっかいな敵に対して、小宝を頼りにしていたのに、強敵をつぶすのが目前になると、臣下の小宝に、義か忠かどちらかを選べなどと、無理難題を言いつける。皇帝は情報網を張り巡らし、こちらの手の内もお見通しのうえで、絶対の忠誠心を見せろと強要している。これは友だちに対するやり方ではない。

天地会の同志も、皇帝を殺せと言うし、皇帝も天地会を壊滅させるという。小宝や家族の命を脅して、自分の側に立たせようつする。相反する徳目を掲げて生死の際まで追い詰める。どちらの友だちも殺させたくないし、自分や家族の命も大事だ。

ドラマでおもしろいのは、清朝に仕える役人、小宝の同僚の友情だ。お助けするのは義侠心からです、と言いながら手を出している。小宝も欠かさずみんなに手形を渡している。それでもお互いに仲間と思っているのは本心だ。かばいあう役人根性といえばそれまでだが、これも世間の義理、お役目に欠かせないものなのだ。

康煕帝が追い詰めても、小宝はすり抜ける。悪知恵を働かせ逃げ隠れしているみたいだが、自分のやり方でいく小宝に、康煕帝はこれは彼との勝負だ、と思い始め、あいつなんかに負けたくないと意地を通す。勝負だと思うと康煕帝は、立場の上ではとるに足りない臣下の小宝が、素早く人の心をつかみ、頼りになる友人をたくさん持っていることに気付き、本当に勝ちたいと願うのだ。

自分だけの友だちと思っていたのが、相手には友だちがたくさんいて、相手は自分の言うことを絶対に聞いてくれない、ということを知るという経験。仲良しな時だけが友だちじゃなく、役に立つから友だちじゃなく、けんかをしても友だちなのだ。友だちは自分とは違う人間だということを認めて、意見が合わないことで無理に追い詰めてはいけない、ましてそのために命を奪うなど、できないということを康煕帝は知った。

ドラマの中でも、小宝は大物にはなれない人物、それは切り捨ててしまえという意味だったのだが、そうではなく、生かしておく、いつまでも友だちだという、あたたかいメッセージを受けることができた。

このレビューは気に入りましたか? 2人の会員が気に入ったと投稿しています

小宝が調子乗りすぎなのがはらはらどきどき

投稿日:2008/01/22 レビュアー:ヌール

美少女につきまとう、教主夫人にゴマをする、どこまで行ってしまうんだ。任務はうまく果たしたものの、いつか女難に悩まされると思うのだが、まあ、本人が心配していないからいいのかな。

このレビューは気に入りましたか? 2人の会員が気に入ったと投稿しています

小桂子と小玄子

投稿日:2008/01/11 レビュアー:周伯通

全編見て、やはり素晴らしいドラマだと思いました。
特に最後の4話は素晴らしい。
アンディ・ラウとトニー・レオンの葛藤はグッときます。
前半のコメディタッチは、それはそれで楽しいのですが、後半のシリアスさこそが、このドラマでの金庸氏が書きたかったことなのだと改めて思いました。
お互いに敵対しながらも、子供の頃から一緒に育ってきた小桂子と小玄子の友情には、観ていて涙が出てきます。
原作を読んでいた中で、最初の方は違和感がアリアリのトニー・レオンでしたが、後半はもうピッタリという感じで、結果的に原作より面白いように思いました。それもこれも、トニー・レオンの熱演によるものだと思います。
見終わった後も、あのニコッと笑った笑顔が忘れられません。
武侠ものとしては、主人公が最後まで一向に強くならない。いや、強くなることを否定しています。そこが、武侠ファンとしては少し物足りないかも知れませんが、義と忠の狭間で葛藤する韋小寶こそが、本当の江湖の侠客なのだと思いました。
ただし、このドラマの作りはチープです。と、いうか殆ど金をかけてないんじゃないかというくらい悲惨なものがあります。
それは、殆どコントレベルです(笑)
牢の壁が平気で動いたり、役者のカツラの羽二重がはみ出していたり、最たるものは坊主頭になった男の頭は、単に肌色の帽子をかぶっているだけだったり。流石にトニー・レオンは本当に坊主頭になっていましたが……。あと、原作では主人公がモスクワのクレムリン宮殿に潜入するのですが、ロシアには行きません。中国にあるロシアの大使館のような場所なのです。だから雪も積もっていません。それに、金髪のロシア人が、どう見てもアジア人が金髪のカツラをつけているとしか思えない。まるでコントのような場面がいくつもあります。
そんなことを含めても、このドラマはいいドラマだと思います。
あのトニー・レオンのニコッと笑った笑顔をもう一度観たい……そう思えるドラマです。最近流行りの張紀中のドラマとは比べ物にならないものですが、それでも大事に持っておきたい。そんなドラマです。

最後に、このドラマを観るに当たって、金庸氏の初期の作品「碧血剣」を先に読むことをおすすめします。
このドラマと「碧血剣」は、「射G英雄伝」と「神G侠侶」ほどは密接ではありませんが、「倚天屠龍記」よりも離れていないといった関係です。
「碧血剣」の主人公・袁承志こそ出ませんが、最後に木桑道人の弟子になった明朝皇帝の娘・阿九が九難師太として出てきます。そして、九難師太は小宝に木桑道人が袁承志に教えた軽功を教えたり、袁承志の華山派の兄弟子・帰辛樹・ニ娘夫妻と、その成長した息子も出ます。原作では、他に五毒教の元教主・何鐵手も出ますが、このドラマでは出ません。
と、いうことで、まずは「碧血剣」を読んでおくと、このドラマを数倍楽しめること請け合いです。勿論、読んでなくても大丈夫です。

このレビューは気に入りましたか? 2人の会員が気に入ったと投稿しています

11〜 15件 / 全30件

金庸 武侠小説 鹿鼎記

ユーザーレビュー

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

ユーザーレビュー:30件

単なるドタバタじゃ無い、実は中身は深い事に気づいてしまいました。

投稿日

2010/03/29

レビュアー

まりこ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

そんなに単純な物語では無さそうな……。
如何にも安っぽいセットや大道具小道具、主役の若い二人の軽妙な演技に騙されてはいけません。

ヤル気ばかりが先走り実力不足は否めない若い皇帝と、海千山千の奸臣の対決。
日和見にフラフラなびく老臣達。
皇帝のお気に入り・小寶に取り入ろうと露骨にゴマをする役人達。
そこには今なお喧しい黒幕だの派閥だの賄賂だの、イヤらしい為政者達の暗部がこれでもかと現れます。

清朝vs天地会という構造に、お調子者で軽率な小寶が否応無く巻き込まれる展開ですが、小寶自身皇帝とは主従関係を結び、擦り寄る役人達とは適当に調子を合わせて蓄財に励みます。
一方清朝転覆を謀る天地会に入会し、青木堂の頭首に就き、結果反清組織のスパイという形を受け入れます。
小寶に観えるズルい、悪賢い小市民の顔。
皇帝はと言えば小寶を都合良く利用し、自らの手は汚さず事を済ませようとする、こちらもある意味ズルさを持ち合わせています。

中国に限らず大昔からはびこる為政者達の醜い部分が、ドタバタのユーモアの中に見事に内包されて、段々と興味深い展開に成りつつあります。

相変わらず小寶が憑依したかの様なトニーさん。
時折観せるズル賢い表情と、迷いの無い弾けっぷりが潔く、痛快です。

第五話で皇帝の居室の外に立つ侍衛(向かって右側!)、ラウ・チンワンに観えたのですが……?
台詞は只一言「オーパイ大臣!」。

小寶が憑依。弾ける若さのトニーさんが潔い。

投稿日

2010/03/27

レビュアー

まりこ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

武侠小説は読んだ事が無い。
金庸とは『東邪西毒』の原作者という位しか知識が無い儘に、10巻も続く長丁場の物語をレンタルし始めたのは、ひとえにトニー・レオンの作品を観たいが為であります。
製作年度が1984年とは20代にさしかかった頃の「若くて青い」彼、何と『野獣たちの掟』よりも随分前の彼との遭遇となるのですが……。

まぁトニーさん演じる小寶の喋ること喋ること。
その眉・眼・口・頬の表情豊かに動くこと動くこと。
ちょこまかちょこまか、その全身の身軽に跳ねること跳ねること。
台詞に重厚な間やタメなどあろう筈も無く、背中の哀愁も、眼差しひとつでモノを言う眼の演技もどこを探しても見当たらず。
大道具小道具のお手軽感と物語の展開の安直さも、何ともはや如何ともし難く。
最初の二話迄は果たして最期迄観通せるか一抹不安になりましたが、舞台が宮廷に移った頃からこちらの感覚が慣れたのか段々と惹き込まれ、面白くなって来ています。

「役にドップリ」がお得意のトニーさん。
小寶に憑依されたかの様な、その弾けっぷりが潔い。
アンディ・ラウは当時から「カッコイイ」アンディさんで、同じ二枚目なのにこの頃からこんなにキャラクターが違って、なおかつ名コンビなのは凄いですね。

さぁ、では第2巻に取り掛かると致しましょう。
当分楽しいDVD週間が続きそうです。

友情は得難いもの、けんかは引き際が肝心

投稿日

2008/02/07

レビュアー

ヌール

明朝が滅んだ時に侵入した満州人の非道な行為によって、庶民の反感と反清復明勢力の抵抗が続き、三藩の不服従とともに、負の遺産の相続から始まった康煕帝の治世だが、無力だった少年時代を乗り切り、自信を身につけてきた。

小宝に対して、出世と蓄財を許してやる、お前には特別に目をかけてやる、という立場になってしまった。これまで困った時、やっかいな敵に対して、小宝を頼りにしていたのに、強敵をつぶすのが目前になると、臣下の小宝に、義か忠かどちらかを選べなどと、無理難題を言いつける。皇帝は情報網を張り巡らし、こちらの手の内もお見通しのうえで、絶対の忠誠心を見せろと強要している。これは友だちに対するやり方ではない。

天地会の同志も、皇帝を殺せと言うし、皇帝も天地会を壊滅させるという。小宝や家族の命を脅して、自分の側に立たせようつする。相反する徳目を掲げて生死の際まで追い詰める。どちらの友だちも殺させたくないし、自分や家族の命も大事だ。

ドラマでおもしろいのは、清朝に仕える役人、小宝の同僚の友情だ。お助けするのは義侠心からです、と言いながら手を出している。小宝も欠かさずみんなに手形を渡している。それでもお互いに仲間と思っているのは本心だ。かばいあう役人根性といえばそれまでだが、これも世間の義理、お役目に欠かせないものなのだ。

康煕帝が追い詰めても、小宝はすり抜ける。悪知恵を働かせ逃げ隠れしているみたいだが、自分のやり方でいく小宝に、康煕帝はこれは彼との勝負だ、と思い始め、あいつなんかに負けたくないと意地を通す。勝負だと思うと康煕帝は、立場の上ではとるに足りない臣下の小宝が、素早く人の心をつかみ、頼りになる友人をたくさん持っていることに気付き、本当に勝ちたいと願うのだ。

自分だけの友だちと思っていたのが、相手には友だちがたくさんいて、相手は自分の言うことを絶対に聞いてくれない、ということを知るという経験。仲良しな時だけが友だちじゃなく、役に立つから友だちじゃなく、けんかをしても友だちなのだ。友だちは自分とは違う人間だということを認めて、意見が合わないことで無理に追い詰めてはいけない、ましてそのために命を奪うなど、できないということを康煕帝は知った。

ドラマの中でも、小宝は大物にはなれない人物、それは切り捨ててしまえという意味だったのだが、そうではなく、生かしておく、いつまでも友だちだという、あたたかいメッセージを受けることができた。

小宝が調子乗りすぎなのがはらはらどきどき

投稿日

2008/01/22

レビュアー

ヌール

美少女につきまとう、教主夫人にゴマをする、どこまで行ってしまうんだ。任務はうまく果たしたものの、いつか女難に悩まされると思うのだが、まあ、本人が心配していないからいいのかな。

小桂子と小玄子

投稿日

2008/01/11

レビュアー

周伯通

全編見て、やはり素晴らしいドラマだと思いました。
特に最後の4話は素晴らしい。
アンディ・ラウとトニー・レオンの葛藤はグッときます。
前半のコメディタッチは、それはそれで楽しいのですが、後半のシリアスさこそが、このドラマでの金庸氏が書きたかったことなのだと改めて思いました。
お互いに敵対しながらも、子供の頃から一緒に育ってきた小桂子と小玄子の友情には、観ていて涙が出てきます。
原作を読んでいた中で、最初の方は違和感がアリアリのトニー・レオンでしたが、後半はもうピッタリという感じで、結果的に原作より面白いように思いました。それもこれも、トニー・レオンの熱演によるものだと思います。
見終わった後も、あのニコッと笑った笑顔が忘れられません。
武侠ものとしては、主人公が最後まで一向に強くならない。いや、強くなることを否定しています。そこが、武侠ファンとしては少し物足りないかも知れませんが、義と忠の狭間で葛藤する韋小寶こそが、本当の江湖の侠客なのだと思いました。
ただし、このドラマの作りはチープです。と、いうか殆ど金をかけてないんじゃないかというくらい悲惨なものがあります。
それは、殆どコントレベルです(笑)
牢の壁が平気で動いたり、役者のカツラの羽二重がはみ出していたり、最たるものは坊主頭になった男の頭は、単に肌色の帽子をかぶっているだけだったり。流石にトニー・レオンは本当に坊主頭になっていましたが……。あと、原作では主人公がモスクワのクレムリン宮殿に潜入するのですが、ロシアには行きません。中国にあるロシアの大使館のような場所なのです。だから雪も積もっていません。それに、金髪のロシア人が、どう見てもアジア人が金髪のカツラをつけているとしか思えない。まるでコントのような場面がいくつもあります。
そんなことを含めても、このドラマはいいドラマだと思います。
あのトニー・レオンのニコッと笑った笑顔をもう一度観たい……そう思えるドラマです。最近流行りの張紀中のドラマとは比べ物にならないものですが、それでも大事に持っておきたい。そんなドラマです。

最後に、このドラマを観るに当たって、金庸氏の初期の作品「碧血剣」を先に読むことをおすすめします。
このドラマと「碧血剣」は、「射G英雄伝」と「神G侠侶」ほどは密接ではありませんが、「倚天屠龍記」よりも離れていないといった関係です。
「碧血剣」の主人公・袁承志こそ出ませんが、最後に木桑道人の弟子になった明朝皇帝の娘・阿九が九難師太として出てきます。そして、九難師太は小宝に木桑道人が袁承志に教えた軽功を教えたり、袁承志の華山派の兄弟子・帰辛樹・ニ娘夫妻と、その成長した息子も出ます。原作では、他に五毒教の元教主・何鐵手も出ますが、このドラマでは出ません。
と、いうことで、まずは「碧血剣」を読んでおくと、このドラマを数倍楽しめること請け合いです。勿論、読んでなくても大丈夫です。

11〜 15件 / 全30件