サムサッカー　１７歳、フツーに心配な僕のミライ

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イントロにあるように、少年の心の成長を
かなり繊細に描いているんじゃないかと思いました。

繊細すぎて、サラッと観てるといろいろ気づかないかも・・・
なんて思いましたし。

親指を吸うクセがやめられない少年。
でもその点意外はいたって普通。
頭もイイですし。
漠然とした不安は抱えているものの
この年頃ならよくある程度っていう感じ。

でも本人は気にしているし、
親もなんとなく気にしている。

医者に行って一旦そのクセ治ったのかな？
と思いましたが、その反動？で不安で落ち着かなくなったり・・・。

どうしたらいいのか？明確な正解が出せない題材ですし、
クセが完全に治ってはいないと見えましたが
ラストシーンを見る限り一段成長した感じです。

キアヌリーブスが医者役で出てました。

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最後まで飽きずに夢中になって観れました。
でも、終わった時の気持ちはいいものではなかった。
ある部分はとても丁寧にきれいに作ってあるのに、ある別の部分はひどいものでした。

思春期にはどんな人にでも問題が出てくるものだと思う。
それは決して楽なものではなくて、家族一丸となって戦わなければならないようなものもある。
『サムサッカー』って、どんな意味かわからなかったけれど、親指を吸う癖のある人のことなのですね。
確かに、小さな子ならまだしも、１７歳でその癖が治らず、元運動部系の父なら、かなり彼のことを責めたと思う。
そこで、催眠術で治療をしてみようというところまでは分かるのだけれど、ADHDだと言われ薬を飲んだところの展開からラストにかけてがめちゃくちゃで、どうしても納得できない。

他の方のレビューにも書かれていたが、ADHDの処方薬を飲んでいきなり天才的になってしまう彼は、アルジャーノンみたいで唖然とした・・・。そしてライバルに悪口を言われただけで薬を飲むのを止めてしまって、これって副作用とか大丈夫なんだろうか？（最近ニュースにもなったリタリン）母親は「急にやめるのはよくないわ」と言っただけでその後特に何もした様子はない。麻薬科の看護師なのに・・・。

そして、最大の謎はジャスティンがNY大学に合格したこと。
アメリカの大学の入試制度について全く知らないのですが、あんな嘘のほとんど妄想みたいな論文を送りつけて、合格ってありえるものなのでしょうか？弁論大会の実績があったからかなぁ。
書く前にしっかり処方薬飲んでるし、内容は親が心の病だとか、びっくりしましたよ！あんなことを書いて合格して成功していいの・・・？っていうか、入学後いくら補講があったって、薬なしでやっていけるのかしら。
私は素直に彼のNY行きを喜べませんでした。
お父さんが「やっとお前に慣れて来たのに」って言葉が心に突き刺さった。ジャスティンは、やっぱり薬の反動でしばらくはつらいというのが自然だと思うし、その間、家族の元で過ごすのがベストなんじゃないかなぁ。
なんて、それではつまらなくて映画にならないですよね。
とにかく、１７歳、こんなハチャメチャやっといて、こんなうまくはいかないよ、なんてくどくどとけちをつけてしまう自分がいて（もう汚い大人だから）なんか、もっとこう、夢を見せるならもっと上手く見させてよ・・・、と思った作りの甘い映画でした。

音楽は好きです。

サムサッカーとよいうのがスポーツのサッカーとは何の関係もなく、親指を吸う癖を指すとはあとになって知った。

１７才のジャスティンのモラトリアムな情景は、単に彼自身だけでなく、彼の両親、教師、かかりつけの歯科医師、同級生の彼女らの間で揺れ動く。そのコミットのありようを丁寧に描いていて、流れも自然でしっかりとした構成になっていた。
最後の方でキアヌ演じる歯科医師がジャスティンにあたえたあのひと言はやはりつよく印象に残ってしまうし、味わい深い気がしている。「大切なのは、答えのない人生を生き抜く力だ」

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うーん、満足。
この映画、見てよかった。
副題はいただけないけど。

２歳の娘が指しゃぶり中です。
２歳でも、周りから既にとやかく言われてます。
問題ないと言われても、１７歳なら友達からもバカにされるだろうし、親も気にすることでしょう。

主人公がふらふら頼りないなか、周りの大人たちも彼とぶつかり、悩みながらも共に成長していく。
子供だった自分から成長し、上から両親を見たりして傲慢に、それから両親も同じ人間なんだと気づく。
通らなければいけない過程かもしれないけど、傲慢期の子供を持つ親はきついなあ・・。
自分も通った道なのだけど。だからこそ、余計に。

心に響く言葉多数。
特に、キアヌの最後の言葉。
深く、心に刻みました。

あとぐっときたのは弟。
自分のことばっかり考えてる兄に一発ガツン。
自分の境遇と重なることもあり、やられた・・って感じでした。
あのあと、両親が弟に目を向けてあげてほしい。
見た目だけを見ず、しっかりせざるをえなかった弟の心を見てほしい。

ついこの前、アカデミー賞を獲ったティルダ・スウィントンが母親役で出ています。
「コンスタンティン」の天使役が強烈な印象で、冷たい北欧系の顔立ちで、無機質な役が
ぴったりだなあと思っていたのですが、今回の人間味ある役も素敵でした。
作品リスト見てびっくり。
ディカプリオの「ザ・ビーチ」のサルだったのですね！
あれも印象深い役だったのに、全然思いつきませんでした。

ＴＶ俳優役のベンジャンミン・ブラッド、出番は少ないながらも、今回もいい味出してました。
昔、ジュリア・ロバーツと付き合ってましたねえ。

しかし、薬物があんなに簡単に出るのには驚き。
最初、母親がビタミン剤でもだましてあげてるのかと思ってました。
これがアメリカの現実？

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ジャケットが、何だか気になって、イントロダクションやレビューも読まずに鑑賞

主人公のジャスティンの親指をはじめ、麻薬、タバコ、息子との関係と程度に違いがあるものの、何かに依存している登場人物ばかり出てくる　“自分自身”と“依存”にどう折り合いをつけていくのかがジャスティンの成長と共に描かれている　　もぅおなかいっぱいの自分探しストーリー
　
歯医者さん役のキアヌが終盤
「決して自分が正解だと思うな大切なのは答えなしに生きる力だ」
なーんて言うものだから、説教くさいこと言うな！！とおもわず突っ込んでしまいました　

でもジャスティンの頭の中のシーンはピンク基調で、普段は本線から微妙にずれるシーンが苦手な私でもすんなりいけました
ジャケットにしても不思議にひっかかる！

マイクミルズ監督って何者？
調べてみると９０年代のグラフィックシーンの重要人物でした
チボ・マット、ソニックユース、ビースティボーイズなんて１０年以上前、その辺りが好きだったこともあり、深く納得しました
X-GIRLのロゴもマイクミルズの作品！

初監督作品はところどころにしか彼のカラーが出ていなかったけれど、もっと狙って映画作ったらいいのにな