００７／ダイヤモンドは永遠に

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1人で2人が抱き合ってるまねをジェームズボンドがしてたのに
素で笑ったｗ
象さんがスロットしてた。
月面車って高性能なんだなあ。
駐車場ぐるぐる回ってパトカーを翻弄したのは面白かった。
白人さんと黒人さんの2人のタッグは面白かった。
風船を合図と間違えたり、すり替えたほうを渡したのにまた
すりかえたり、なんか面白い。
お勧め。

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冒頭からブロフェルドの偽者退治が始まります。
何人もの替え玉を作っていて、本物は最後に出てきます。

今回の作品はアクションがそんなに多くなく、
ボンドが敵の基地に忍び込んだり、味な二人組みの
殺し屋が出てきたりと、かなりスパイ映画的な雰囲気を
出しております。

当時のハイテクを駆使したダイヤモンド衛星は
最近のSFメカものの演出と比べるとそれほどではありませんが
当時としてはとても楽しめるないようだと思います。

それにしても、最後に主を失ったダイヤモンド衛星が
そのまま宇宙を彷徨うところで、Diamonds are forever〜〜
という歌が流れるところが好きです。

００７シリーズは特に好きなので、すべて観ています。しかし、この「ダイヤモンドは永遠に」のコネリーは冴えません。演技に入っていけないというか…。ゴマ塩頭のうえ、スーツ姿も決まっていない。英国紳士を期待していた人はがっかりです。ストーリー性もあまりないので、少々退屈。テーマ曲は「ゴールドフィンガー」と同じＳ・バッシーでグーです。

現在においては
その評価を高めている前作「女王陛下の００７」ですが
公開当時は散々で
当然興行成績も不振
制作サイドは莫大なギャラをもってして
コネリーの復帰を整えました。
（このギャラは寄付したという
コネリーのイケメン・エピソードもあります）
そのコネリーも
「ドクター・ノオ」からおよそ１０年が過ぎ
確実なおっさん化と
体格も３階級上げたような
増量化が進み
あきらかに「動けるスマートな」感じが薄れました。
しかし、コネリーの復帰は歓迎され
興行的には大成功で
この年の年間ナンバー１に輝いたとのことです。
まさに２４カラットの輝きを放つカムバック。
その物語はといえば
前作で妻を殺されたボンドが
ダイヤの密輸ルートを追ううちに
その陰に潜む黒幕を突き止めるというものです。
監督は「ゴールドフィンガー」以来の
ガイ・ハミルトン
「ゴールドフィンガー」の時もそうでしたが
今回もというか
今回はよりコミカル色を強め
前作とはかなりテイストの違う作品となっています。
（この路線は次作からのロジャー・ムーア版ボンドに
少なからず引き継がれているような気がしてなりません）
なんつったって
殺し屋がこれまでで一番クレイジー。
踊る新体操コンビの女殺し屋も中々でしたが
ワケのわからん殺しの手口と
ワケのわからん容姿を持つ同性愛コンビが
一番ワケのわからんインパクトを残します。
そしてブロフェルド
今回はトレードマークのつるっぱげ頭ではなく
髪の毛ふっさふさの姿で登場。
当然キャストもチェンジです。
ブロフェルドに関して調べてみると
どうやら頻繁に整形を施すタイプらしく
「００７は二度死ぬ」
「女王陛下の００７」
そして今回の「ダイヤモンドは永遠に」のブロフェルドは
同一人物の整形による見た目違いという可能性もあれば
影武者という可能性もあるようです。
という「キャストが変更したための苦肉の言い訳」という
可能性も多いにありますけどね。
そのブロフェルドがまさかの女装をしたりと
コミカルというかコメディと言ってもいいぐらいに
異色ボンド映画の一面もありました。
個人的にはここまでで一番ランクが下の作品です。
興行的には２４カラットでも
内容的には２４カラットに輝けてません。
しかし
ボンドガールのティファニー・ケイスを演じた
ジル・セント・ジョンが
これまでのボンドガールとは違った
可愛らしい魅力を振りまくタイプだったり
シャーリー・バッシーの唄う主題歌
「DIAMONDS ARE FOREVER」が珠玉の名曲だったりと
素晴らしい部分もたくさんありました。
しかもシャーリー・バッシーは
２０２２年現在においても
この後の一回も含め
唯一の「複数回（３回）ボンド映画の主題歌を歌った歌手」となっています。
一回目もガイ監督の「ゴールドフィンガー」でした。
これはガイ監督が
シャーリーのファンだったからということらしいです。

この原作にはスペクターは登場しないのに
映画版では登場させてしまい
スペクターの権利を持つ（これがややこしい）方がご立腹
訴訟問題となり
以後、ダニエル版ボンド「スペクター」まで
スペクターは登場しないことになります。

今回のトホホな愛すべきシーンは
ラスベガスでのカーチェイス時に。
狭い通路を方輪走行で進むボンドらが
次のシーンでは逆の傾きで車を運転している。
きっと撮影後に気づいたのであろうスタッフが
誤魔化すように車内のコネリーたちの
傾きが変わったよ、なシーンを撮影し挿入してますが
あの細さで傾き帰るのは無理よって話です。

あれ、またショーン・コネリーに戻っている？しかしスマートじゃないなぁ・・・そんなこと思いつつ観ます。全体的には、ちょっともっちゃりとした感じで、敵もなにをしたいのかが全然分からなかったのですが、最後になって地球的ピンチに！！すげぇ、どうすんねん、これ！！でもなんとかしました・・・っていういつものボンド作品でした。

全体的にシレッとショーン・コネリーが戻ってきたのもあってかコメディ調でして、Mr.ビーンの方がやったジョニー・イングリッシュの元祖作品であるとしてもいい感じのスパイコメディとなっておりました。いや、これはこれでバカバカしくて面白くていいんだけどね。

ラスベガスを舞台にしているところも面白く、今の派手派手なストリップ地区ではなく元祖ともいうべきダウンタウン地区でのシーンが多く、昔はこんなんだったんだなぁ、なんて思いつつ観るのもありかも。

でもまぁ、全体的には上記しているようにもっちゃりとした感じでして痛快スパイ・アクション！！にはなっていなかったのは残念。それでもそこそこ観れるのはやっぱりショーン・コネリーだからなのか？？そんなこと思った作品でした。