すべてはその朝始まった

おすすめ度★★★☆☆

会社員のチャールズは、美しい妻と可愛らしい娘と平凡だが幸せな日々を過ごしていた。しかし、通勤途中偶然出会った女性との一度の不倫から、彼はどん底へと落ちていく…。

それほど斬新なストーリーではないけれど、本当に怖い。

普段はホラーとかサイコものばっかり観ているから、こういう現実に起こりうる（かもしれない・・・）話ってちょっと新鮮。
ここまで大ごとにならなくても、ささいな嘘や失敗をなんとかごまかそうと、どんどん嘘で塗り固めて後で取り返しがつかなくなるって経験俺にもあるし。　本気で気をつけよう(^_^;)

チャールズは自業自得って言われているけど、ここまでされたらちょっとかわいそうかな。
きちんと愛情持って接しているのに妻や娘はあんな態度だし、第一、切符が買えなかったのはその妻が財布からお金を抜くなんて非常識なことするからだよね。

非日常的な行動を起こしたことによって人生のレールが狂い始めるって話だけれど、彼女がお金を抜かなきゃ不倫もしていなかったかも。だからチャールズはそんなに悪くない。家族のために平和を取り戻そうと努力もしたし・・・。

本当に魔が差しただけのこと。
だけど、その結果がこれ！　　怖い！！！

ジェニファー・アニストンが好きで何の前知識もなく観ましたが、結構楽しめました。

『フレンズ』主演陣の出てる映画はハズレが多いけれど、これは大丈夫です！
しかしジェニファー、シリアスドラマでもコメディの時とそんなに表情変わらんな〜(^^ゞ

おすすめです(^^)

期待していたよりもストーリーが二転三転してなかなか面白かったです。チャーリーを演じたクライヴ・オーウェンが結構渋くて前からファンですがまたまた見直しました。それにジェニファー・アニストンもきれいです。悪役を演じたヴァンサン・カッセルも英語が思ったより上手でびっくりしました。たいていのフランス人俳優はアクセントが強いので。まあ、ありきたりのサスペンスものかもしれませんがまとまっていてなかなかよかったです。監督が言っていたのですがヒッチコック映画を思わせるストーリー展開というのも納得です。それにしてもオーウェンはランコムのメンズのモデルに選ばれたりと渋さと男っぽさは太鼓判を押します。今一番好きな俳優です。

俺たちオヤジ世代にはホント身につまされる教訓映画です。
見知らぬ美女に声をかけられ「なんで俺なんかに？　…でも、ラッキー！」ってついて行くと、たいていン十万もする『幸福を呼ぶ壺』を買わされたり、路地から茶髪のニーチャンが出てきたりすんだよなあ。ホイホイついて行く前にオノレのツラを鏡で見直せって話ですよね。（ま、オーウェンはいい男だけどさ）

余計なユーモアや誇張した演出を排除した、どことなく冷んやりこの肌触り…と思ったらやっぱり欧州系の監督さんでしたか。オーウェン氏が彼女を連れて安ホテルにチェックインし、いざ一戦交わらんというところまで実にリアル。タクシーでホテルを物色するオーウェンさんは妙に無口で目が完全に泳いじゃってるし(^.^　実際こんな感じになっちゃうんだよねえ。

後半は逆にハリウッドっぽいご都合主義的な部分もありますが、それでもやっぱり欧州系？過剰なアクションに走らず、サスペンス映画として筋を通しております。「ファイヤーウォール」より地味だけど個人的にはこちらに軍配を上げたいね。ちょっとデ・パルマ風のところもあってニンマリさせられる。（カメラはグルグル回ったりしませんけど）

できれば予備知識無しで見てください。
（…って最後に言ってどうするねん。すみません）

フレンズのレイチェルとは全然違う女性を演じたジェニファー
影があって、悪人になりきれない可哀想な役でしたね。
こうゆう役も出来るんですね（感心しました）
チャールズの強い事！！刑務所に入ってまで復習するなんてすごいですよね・・・。特典の未公開シーンは一見の価値ありです。

ヴァンサン・カッセルがはまり役でこの人のほかの映画も見てみたいって思いました。
病気の子供や何の落ち度もない奥さんがいるのに、浮気をしようとするなんて、男って奴は・・・って最初腹が立ったんですけどね。
その後も女の言うままに警察には届けないで大金を払ったり殴られたりのダメダメぶりの主人公にイライラしてたんですけどね。
後半の反撃は出来すぎの感もあったけど、まぁまぁ納得のオチでした。普通奥さん怒りまくると思うけどそこはあっさり流してたのが現実離れしてるかな。