ゾンビ<米国劇場公開版>

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ゾンビ<米国劇場公開版> / デビッド・エンゲ

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「ゾンビ<米国劇場公開版>」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド/ゾンビの誕生」に次ぐ“リビング・デッド”プロジェクト第2弾で、色彩・音楽・特殊メイク(トム・サヴィーニ)共にパワーアップされたアクション編。ゾンビが増え続ける中、都市からの脱出を試みるSWAT隊員たちとその仲間。ようやくたどり着いた郊外の巨大なショッピングセンターで得た束の間の平和も、乱入して来た暴走族によって終りを告げる……。

「ゾンビ<米国劇場公開版>」 の作品情報

作品情報

製作年: 1978年
製作国: アメリカ/イタリア
原題: DAWN OF THE DEAD

「ゾンビ<米国劇場公開版>」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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11〜 15件 / 全77件

だら〜っとした恐怖感が70年代

投稿日:2005/09/20 レビュアー:みなさん(退会)

だら〜とした恐怖感がこの映画の最大の魅力だろう。ゾンビのいる世界が日常となり、秩序が崩壊して無気力が蔓延した世界――そんな終末観がよく出ている。ヘリでショッピングセンターに辿り着くまでに見た光景が、この世界の価値観だ。

「生ける屍の夜」では世界の崩壊に直面した人類の恐怖をヒステリックに描いた。そして本作に続く「死霊のえじき」では追い詰められた人類の閉塞感と絶望感を描いた。ロメロ監督は、この3部作をテーマに合わせて描き分けたわけだ。改めて観ると、そのことがよく判る。凄い監督だ。渾身のシリーズと言っていい。

2作目に当たる本作は、この後に登場するすべてのゾンビ映画の原型と言っても過言ではない。PTAは眉を顰めるだろうが、人間の本能として“ある”かも知れないものを描いている。死への恐怖であるかも知れないし、人喰い〈カニバリズム〉への嗜好かも知れない。或いは殺人衝動かも知れない。禁忌に触れるどころか、手に取ってベッタリと指紋を着けていじくり回している感じだ。これをホラーと言わずして何と言おうか。

子供の頃、日比谷公園?で、この映画の公開に合わせたイベントに偶然立ち会い、自分の裡にある“終末映画”“ゾンビ映画”への嗜好を初めて意識した。私にとっては、非常に思い入れのある作品なのだ。

もう30年前の作品だけに特殊メイクの古さは如何ともし難いが、筋立てのオリジナリティやドキュメンタリー風のカメラワークは、今観ても新鮮さを感じる。時代が生んだ作品であることに間違いない。
是非とも“マスタ・オブ・ホラー”の渾身の力作をご覧いただきたい。

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ホラー映画は時代を映す鏡であり現代の癒しである ネタバレ

投稿日:2007/08/03 レビュアー:TETSUYA

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いきなりハイライトなオープニングで容赦なく引き込みます。すごいテンションです。ロメロ監督の只ならぬ気合いを感じさせてくれます。思い入れの強さが上映時間に比例するのは誰しも同じで、本作も二時間はちょっと長いです。中盤もたれてきてしまいました。
それでもショッピングセンターを舞台にした設定は斬新で画期的ですし、やたら銃を乱射するのはアメリカそのものですし、ゾンビ以下の下等な白人が出てきたり、当時のアメリカのやさぐれ感、社会背景が浮き彫りになっている構成は流石です。
ホラー映画は本来、世相に反映したものです。時代の空気を一番感じさせるのがホラーであり、ヴァイオレンスをデフォルメして正当化してしまえるところで人々に癒しを与えるものです。
本作が今でも十分に有効な衝撃を放つのはそのためです。

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途中までは上手くいってたのに

投稿日:2007/04/25 レビュアー:だっさん

 2時間少しの作品ですが、ロメロ監督は、この2時間の間に人間の愚かさを描きたかったのでしょう。ゾンビを主人公としたホラー映画でありながら、その根底には絶望的な状況に置かれた時に、どれほど人間は醜くなるのか、ということが監督は言いたかったのではないでしょうか。楽しい音楽をバックに、人間の居なくなった広大なショッピングセンター内を、わがもの顔に歩く大量のゾンビが映し出されるエンディングも考えさせられるものです。
 そのような状況の中でも、主人公の4人は平静を保ち、ショッピングセンター内のゾンビを退治して、つかの間の幸せを楽しんでいましたが、暴走族の出現でその平和が崩れてしまいます。他に生きている人間はいないということが暗示されますが、最後に生き残った二人が生き延びるところに、少しではありますが希望が見出せます。
 人が襲われるシーンは、かなりグロいです。私は平気ですが、一般の方は、この映画を食事中に観ることは遠慮した方が良いでしょう。ホルモンなんか食べながら観るのは、以ての外です。

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自滅 ネタバレ

投稿日:2009/01/31 レビュアー:ビンス

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中々レンタル可能にならなくて、かれこれ1年ぐらい待ったかも。
何度か観た記憶がありましたが、幼少の頃だし、今回最後まで観れたのは初かもしれません。
「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」の第二弾ということですが、ボクはこっちが好きです。
前作同様に、アクションがチープだったりしますが「チープこそ これ魅力かな」って感じで願ったり叶ったり。
ストーリーはこれまた前作同様に、ただのゾンビ映画ではなく、考えさせられるとこがあり、見応えありました。
ホラーであり、コメディであり、痛烈な人類への風刺が効いた映画。パンチあります。
結局は自滅です。
宗教上の理由もあるでしょうが、そもそも土葬だからこそ発生した事態。日本や火葬が主な国ならここまでの被害にはならないでしょう。そして疑心暗鬼や欲望に突き動かされた人間同士による醜い争いが、全てを悪い方向へ向かわせます。
ショッピングモールに立て篭もっていた人間に、助け合いの心があれば、モール侵入を試みたバッドガイたちに、相手を思いやる心があれば、防げた事態かもしれません。
本能を究極に掻き立てられ、理性が本能に封じ込められたあの状態では難しいことかもしれませんが、自滅だということは否めませんね。
ゾンビってのは味付けに過ぎず、この映画は人間の底を見る、曝け出さざるを得ない状況にさせる映画です。

しかし、アホっていますね。
愚かで笑けてきます。
ゾンビ化したSWAT隊員・・・・なぜあんなに躁な状態になるの?冷静こそ最大の武器って状況なのに油断しすぎ。
モールの電源全てオン作戦もいただけません。
あの状況では音が重要になるはずなのに、音楽ガンガンにしたら、気づくはずの事にも気づけなくなる。
ホラー映画は絶対に音が重要なのに・・・そこを疎かにする人間はバッド・エンドを迎えますね。
束の間の平和を取り戻した時も、スケートリンクで退屈しのぎに銃を撃ちまくる・・・・勿体無いでしょ弾が!
今、味わっている平和にどのくらいの自信があるってんだよ!
もっと先を見ましょう。
車に乗って、モールの入り口の鍵を閉める作戦の時も、SWAT隊員銃を乱射しすぎ。
あんなに動いてる状況で頭に弾をヒットさせるのはかなり困難。
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!(ディオ)
でも一番マヌケだったのは「ヘリ坊や」かな。
動きに無駄だらけ。
銃も下手なのに、撃ちたがるし。
そのくせ欲望は人一倍ときた。
納得のゾンビ化でしょう。

でも、なんだかんだいってもホラー映画ってこういう愚か者がいるから楽しいんだよなぁ。

さあ次は「死霊のえじき」だ!・・・ってレンタルできるのいつだろ・・・

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ゾンビがいる風景 ネタバレ

投稿日:2008/09/07 レビュアー:ポッシュ

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 小学生の時にTVで観て「今まで観た映画の中で1番面白い」って思った記憶がありますが、生きてきた年数が10年やそこらですからね、「今まで観た映画」の本数もたかが知れてる。(苦笑)

 で。暑い夏にはホラーだろって、かなりテキトーな気分で予約リストの順番をアゲといたら9月に入ってしまいましたね。でもまだ暑いし、いいや。ってことで何十年ぶりかの再見でございますが、いやいや、やっぱり面白かった。

 ゾンビの皆さんは弱点だらけなので、人間にはかなりの勝ち目がある。なんたってあのトロい動き方だ。牧歌的と言っていいぐらいの、のどけさよ。それでも、ちょっと油断すると、わらわらわらわらと集まって来られちゃうので、そうなると危険です。

 この死者が甦るという現象が起きた初期の時点で、冷静に適切に対処していればこんなことにはならなかったのに、まるで伝染病が広がるかのように、ゾンビは人間社会を脅かしていく。この辺の原因や経緯について一切説明がないのが良いです。フィクションはこうでなくっちゃ。

 この惨状を見て主役の1人が「地獄が満杯になってあぶれた連中だ」と言うのです。このセリフは深いですねぇ。罪深い人間が増え過ぎてしまった結果がこれってことか。人間は殺し合いを止めない。無意味な死者は増え続けるばかりだ。映画の中で、ゾンビの生態(死んでるけど)を「下等動物並」と評するマスコミの情報が流れるが、その劣等な存在が人間社会を大混乱に陥れているのだ。人間は賢くなんかない。実に愚かな生き物なんだ、ということ。

 日用品が何でも揃うショッピングセンターに立てこもった主人公らは、安全な場所を確保するためにゾンビと戦い、“お仕事”が一通り済んで安心して生活できるようになると、なんとそこに立ち現れるのは“日常”だ。店内で気ままに暮らす毎日に異常さはない。ただ店の外には今もなおゾンビがうろうろうろうろ。生前の記憶と習性のもと、ショッピングセンターにやって来るのだ。彼らもまた“日常”を生きている(死んでるけど)。このシュールさには笑った。

 果たして、人間対ゾンビの生存競争はどちらに軍配が上がるのか。途中、やっぱゾンビより怖いのは人間の方だなと思わせるエピソードもあり、あんまり明るい未来は期待できない。この恐怖の底深さは、絵的には解放感あふれるラストにすら暗い影を落して重たい余韻を残す。

 名作ですね。

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ゾンビ<米国劇場公開版>

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だら〜っとした恐怖感が70年代

投稿日

2005/09/20

レビュアー

みなさん(退会)

だら〜とした恐怖感がこの映画の最大の魅力だろう。ゾンビのいる世界が日常となり、秩序が崩壊して無気力が蔓延した世界――そんな終末観がよく出ている。ヘリでショッピングセンターに辿り着くまでに見た光景が、この世界の価値観だ。

「生ける屍の夜」では世界の崩壊に直面した人類の恐怖をヒステリックに描いた。そして本作に続く「死霊のえじき」では追い詰められた人類の閉塞感と絶望感を描いた。ロメロ監督は、この3部作をテーマに合わせて描き分けたわけだ。改めて観ると、そのことがよく判る。凄い監督だ。渾身のシリーズと言っていい。

2作目に当たる本作は、この後に登場するすべてのゾンビ映画の原型と言っても過言ではない。PTAは眉を顰めるだろうが、人間の本能として“ある”かも知れないものを描いている。死への恐怖であるかも知れないし、人喰い〈カニバリズム〉への嗜好かも知れない。或いは殺人衝動かも知れない。禁忌に触れるどころか、手に取ってベッタリと指紋を着けていじくり回している感じだ。これをホラーと言わずして何と言おうか。

子供の頃、日比谷公園?で、この映画の公開に合わせたイベントに偶然立ち会い、自分の裡にある“終末映画”“ゾンビ映画”への嗜好を初めて意識した。私にとっては、非常に思い入れのある作品なのだ。

もう30年前の作品だけに特殊メイクの古さは如何ともし難いが、筋立てのオリジナリティやドキュメンタリー風のカメラワークは、今観ても新鮮さを感じる。時代が生んだ作品であることに間違いない。
是非とも“マスタ・オブ・ホラー”の渾身の力作をご覧いただきたい。

ホラー映画は時代を映す鏡であり現代の癒しである

投稿日

2007/08/03

レビュアー

TETSUYA

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いきなりハイライトなオープニングで容赦なく引き込みます。すごいテンションです。ロメロ監督の只ならぬ気合いを感じさせてくれます。思い入れの強さが上映時間に比例するのは誰しも同じで、本作も二時間はちょっと長いです。中盤もたれてきてしまいました。
それでもショッピングセンターを舞台にした設定は斬新で画期的ですし、やたら銃を乱射するのはアメリカそのものですし、ゾンビ以下の下等な白人が出てきたり、当時のアメリカのやさぐれ感、社会背景が浮き彫りになっている構成は流石です。
ホラー映画は本来、世相に反映したものです。時代の空気を一番感じさせるのがホラーであり、ヴァイオレンスをデフォルメして正当化してしまえるところで人々に癒しを与えるものです。
本作が今でも十分に有効な衝撃を放つのはそのためです。

途中までは上手くいってたのに

投稿日

2007/04/25

レビュアー

だっさん

 2時間少しの作品ですが、ロメロ監督は、この2時間の間に人間の愚かさを描きたかったのでしょう。ゾンビを主人公としたホラー映画でありながら、その根底には絶望的な状況に置かれた時に、どれほど人間は醜くなるのか、ということが監督は言いたかったのではないでしょうか。楽しい音楽をバックに、人間の居なくなった広大なショッピングセンター内を、わがもの顔に歩く大量のゾンビが映し出されるエンディングも考えさせられるものです。
 そのような状況の中でも、主人公の4人は平静を保ち、ショッピングセンター内のゾンビを退治して、つかの間の幸せを楽しんでいましたが、暴走族の出現でその平和が崩れてしまいます。他に生きている人間はいないということが暗示されますが、最後に生き残った二人が生き延びるところに、少しではありますが希望が見出せます。
 人が襲われるシーンは、かなりグロいです。私は平気ですが、一般の方は、この映画を食事中に観ることは遠慮した方が良いでしょう。ホルモンなんか食べながら観るのは、以ての外です。

自滅

投稿日

2009/01/31

レビュアー

ビンス

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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中々レンタル可能にならなくて、かれこれ1年ぐらい待ったかも。
何度か観た記憶がありましたが、幼少の頃だし、今回最後まで観れたのは初かもしれません。
「ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド」の第二弾ということですが、ボクはこっちが好きです。
前作同様に、アクションがチープだったりしますが「チープこそ これ魅力かな」って感じで願ったり叶ったり。
ストーリーはこれまた前作同様に、ただのゾンビ映画ではなく、考えさせられるとこがあり、見応えありました。
ホラーであり、コメディであり、痛烈な人類への風刺が効いた映画。パンチあります。
結局は自滅です。
宗教上の理由もあるでしょうが、そもそも土葬だからこそ発生した事態。日本や火葬が主な国ならここまでの被害にはならないでしょう。そして疑心暗鬼や欲望に突き動かされた人間同士による醜い争いが、全てを悪い方向へ向かわせます。
ショッピングモールに立て篭もっていた人間に、助け合いの心があれば、モール侵入を試みたバッドガイたちに、相手を思いやる心があれば、防げた事態かもしれません。
本能を究極に掻き立てられ、理性が本能に封じ込められたあの状態では難しいことかもしれませんが、自滅だということは否めませんね。
ゾンビってのは味付けに過ぎず、この映画は人間の底を見る、曝け出さざるを得ない状況にさせる映画です。

しかし、アホっていますね。
愚かで笑けてきます。
ゾンビ化したSWAT隊員・・・・なぜあんなに躁な状態になるの?冷静こそ最大の武器って状況なのに油断しすぎ。
モールの電源全てオン作戦もいただけません。
あの状況では音が重要になるはずなのに、音楽ガンガンにしたら、気づくはずの事にも気づけなくなる。
ホラー映画は絶対に音が重要なのに・・・そこを疎かにする人間はバッド・エンドを迎えますね。
束の間の平和を取り戻した時も、スケートリンクで退屈しのぎに銃を撃ちまくる・・・・勿体無いでしょ弾が!
今、味わっている平和にどのくらいの自信があるってんだよ!
もっと先を見ましょう。
車に乗って、モールの入り口の鍵を閉める作戦の時も、SWAT隊員銃を乱射しすぎ。
あんなに動いてる状況で頭に弾をヒットさせるのはかなり困難。
無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄無駄!(ディオ)
でも一番マヌケだったのは「ヘリ坊や」かな。
動きに無駄だらけ。
銃も下手なのに、撃ちたがるし。
そのくせ欲望は人一倍ときた。
納得のゾンビ化でしょう。

でも、なんだかんだいってもホラー映画ってこういう愚か者がいるから楽しいんだよなぁ。

さあ次は「死霊のえじき」だ!・・・ってレンタルできるのいつだろ・・・

ゾンビがいる風景

投稿日

2008/09/07

レビュアー

ポッシュ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 小学生の時にTVで観て「今まで観た映画の中で1番面白い」って思った記憶がありますが、生きてきた年数が10年やそこらですからね、「今まで観た映画」の本数もたかが知れてる。(苦笑)

 で。暑い夏にはホラーだろって、かなりテキトーな気分で予約リストの順番をアゲといたら9月に入ってしまいましたね。でもまだ暑いし、いいや。ってことで何十年ぶりかの再見でございますが、いやいや、やっぱり面白かった。

 ゾンビの皆さんは弱点だらけなので、人間にはかなりの勝ち目がある。なんたってあのトロい動き方だ。牧歌的と言っていいぐらいの、のどけさよ。それでも、ちょっと油断すると、わらわらわらわらと集まって来られちゃうので、そうなると危険です。

 この死者が甦るという現象が起きた初期の時点で、冷静に適切に対処していればこんなことにはならなかったのに、まるで伝染病が広がるかのように、ゾンビは人間社会を脅かしていく。この辺の原因や経緯について一切説明がないのが良いです。フィクションはこうでなくっちゃ。

 この惨状を見て主役の1人が「地獄が満杯になってあぶれた連中だ」と言うのです。このセリフは深いですねぇ。罪深い人間が増え過ぎてしまった結果がこれってことか。人間は殺し合いを止めない。無意味な死者は増え続けるばかりだ。映画の中で、ゾンビの生態(死んでるけど)を「下等動物並」と評するマスコミの情報が流れるが、その劣等な存在が人間社会を大混乱に陥れているのだ。人間は賢くなんかない。実に愚かな生き物なんだ、ということ。

 日用品が何でも揃うショッピングセンターに立てこもった主人公らは、安全な場所を確保するためにゾンビと戦い、“お仕事”が一通り済んで安心して生活できるようになると、なんとそこに立ち現れるのは“日常”だ。店内で気ままに暮らす毎日に異常さはない。ただ店の外には今もなおゾンビがうろうろうろうろ。生前の記憶と習性のもと、ショッピングセンターにやって来るのだ。彼らもまた“日常”を生きている(死んでるけど)。このシュールさには笑った。

 果たして、人間対ゾンビの生存競争はどちらに軍配が上がるのか。途中、やっぱゾンビより怖いのは人間の方だなと思わせるエピソードもあり、あんまり明るい未来は期待できない。この恐怖の底深さは、絵的には解放感あふれるラストにすら暗い影を落して重たい余韻を残す。

 名作ですね。

11〜 15件 / 全77件