ハッカビーズ

出演陣がこれまた豪華。

ジュード・ロウ（とはいえ、彼は結構はずれ作への出演も多いですが。。。）、ダスティン・ホフマン、ナオミ・ワッツ、イザベル・ユペール、シャリア・タイア……。すごいすごい。

しかも、設定は環境保護団体のオタク青年に、大規模開発を進める安売り百貨店チェーンの若手起業家、そしてなんと哲学探偵という職業に、セラピスト、哲学者。いやあ、シニカル。

　ジャンルは哲学コメディなんだそうです。なるほどね。哲学の有名どころもあれこれご登場になり、それはそれで楽しい。（それが正しいのか、きちんと的を得ているのかということは、置いておく＞あまりにいい加減なので＞笑）

　劇中、さまざまに哲学用語が飛び交い、くだらないセラピーが混じり、稚拙な環境保護活動家たちの運動シーンがあるなど、まあ、すっかり人を小ばかにしたような展開があれこれ。

　こんな風にあまりに玄人受けの笑いを狙ったところで、かなり退屈な映画になってしまったのも事実です。

　楽しめそうで楽しめない。
でもなんだかここはとってもすごく面白いことをしているような気がする。。。と楽しい気持ちになるのだが、またちょっと退屈になって中だるみ。。。。あ、でもまたへんなことしてる。あ、これはかなり皮肉が混じってるね。。。ふぇふぇふぇ……と。

　まあ、つまりは手放しに楽しく見れないで、いろいろ気が散るってことで、微妙な後味を残す結果となりました。

　インディ系に走りそうなところを、豪華な出演陣が食い止めた感じ。個人的にはイザベル・ユペールが快演です。
　とはいえ、友達に「借りたほうがいい？」といわれたら、かなり悩むなあ＞笑　

わたしには不向きだった（苦笑）。

見るタイミングが悪かったのかな。
ダニエル・ジョンストンの後だったからな。

ダスティン・ホフマンが苦手なのか。
ジュード・ロウが苦手なのか。
アルバート役のひとだけ、ちょっと気になる・・
と思ってたら、
ロイヤル・テネンバウムズにでてたのか。

わたしも分かりやすいなあ。

細部まですごく凝っている作品。

永遠とは何なのか、模索する主人公。
髪の毛は黒く、目も黒く、そしてnaturalist自然主義者。
営利目的ではなく、自分が本当に地球を救えると信じている。

もう一方で、
白人、金髪、ブルーの瞳。
自然を破壊しても、事業の成功、自分の栄光を願ってやまない
もう一人の男。

黒目、黒髪。
ブロンド、青い目。

　自然主義者と、人間主義者。

仲間に囲まれて生きるものと、そうではないもの。

正反対な二人が、いがみあい、相手を憎みあいながら、
「哲学探偵」の力を借りて、自分自身を再発見していく。
自分を冷静に、客観視できて初めて　分かることがある。

真っ白な、白いシーツのように広がっている　永遠。
どこまでも遠く、どこまでも純白。

ステキなコトバに溢れた、ステキな映画です。
是非観てみてください☆

主人公と、その周りの人々に起こった　「変容」、溶解体験を、
きっと画面を通して背中から感じるとおもう。

白や、黒、空間の使い方や、言葉・・
全て考えられて、お話のキーポイントになっているので、
ゴハンを食べながら、パソコンをしながら・・ではなく
向き合って、まずは１人で観る事を　強くおススメします。

私にはこの映画の面白さは全く理解できませんでした。出演者がかなり豪華なのでだまされた感じです。映画館行かなくてよかったなぁ〜。

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とっても不可思議な映画。

マルコヴィッチの穴とか
アダプテーションとか。
そんな雰囲気です。

最近こんな感じの映画多いように思いますが。

どうなんでしょうね。