ＴＶドラマ　世界の中心で、愛をさけぶ

このシリーズは大島さと子の演技にやられました。
目を大きく見開いたあの演技に
一緒に泣いてしまった。
あと子役のぼうやの
ウルウルお目目にノックダウン
テレビドラマなわりに
映画並みに
良い役者と演技だと思います！！

　映画が今ひとつだったので、期待はしていなかったが秀逸だった。人の死という重いテーマだけに、その重さを表現するためには生きる重さを丁寧に描かなくてはいけない。その点配役も適材だったし、脚本もいい出来だったと思う。「Mの悲劇」にしろ、ドラマのTBSの力を感じる。

　この作品は何でこんなにも人を惹きつけるのでしょうか？
　私は４０代半ばの家族持ちですが、やっぱり自分の高校時代と重ねて見てるんですね。（年代は少しずれてますけど）あんなことやったなとか、母親に対する話し方とか。
　脚本の森下佳美さんが丁寧に一言一言、時には詩的に書かれて、とても心地よく見れました。
　心に残る言葉を聞けて、心の財産を頂いたような感じです。

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ピークをとうに過ぎた今、何気に見てしまったドラマでした。
まさか。。。こんなにハマるとは。。。

ドラマという枠を超えてしまったかのような、まるで長い映画を観ているような感覚に襲われました。

前半は朔と亜紀のほのぼのしたシーンとボーズのオトボケぶり、龍之介のチャラさなんかにクスっとしながら見てました。
時代背景もちょうど世代がいっしょで、初めて買ったウォークマンが朔と亜紀が交換してたのと色まで同じだったりして「うわぁ〜！懐かしい！！！」とか、もうまるでドラマの中にはいりこんだような。
松下由紀さんの先生も「あ〜、こんな先生いたよな〜。」って。

後半、亜紀の病状が悪くなるにつれ、朔に感情移入してしまい、見るたびに胸が締め付けられるようになって、もっと後には亜紀の両親や朔の両親の気持ちがあったかすぎて、いろんな人の立場になって感情が止まらなくなって、見てる間じゅう涙が止まらなくなりました。

普通病気になった娘の彼氏なんか「それどころじゃない！」と別れさせてしまいそうなのに、そうはせずに暖かく二人を見つめるお互いの両親が切なくて、娘の親の立場と朔の男の親の立場とを、三浦友和、手塚里美、高橋克美、大島智子さんたちが本当によく演じていました。

主演の二人も本当に素敵で、可愛いけど意地っ張りな亜紀の綾瀬はるかさん、一途に亜紀を想い続ける山田孝之さんがあまりにも切なくて、祈るような気持ちにさえなってしまいました。
大人になった朔を演じていた緒方直人さんも、亜紀を忘れられずに苦しむ朔をこちらがつらくなるほど素敵に演じていました。
こんなに強烈な別れをしてしまったら、誰でも忘れられないんじゃないかな？

毎日見てると頭の中をいろんなシーンがフラッシュバックして、仕事中にもウルッとしちゃうときがあってこれはマジで中毒になるドラマでした。
ピークの時に観たらこんなにハマれたかな？

ドラマのなかの音楽もとても好き。柴崎コウさんの「かたちあるもの」、オルゴールバージョンも切なくて。。。
チャプター選択のＢＧＭもちゃんと聴いてから観ました。

とにかく感動という言葉では物足りないほどいいドラマに出会ってしまった。

中盤に差し掛かって、アキの病気が発覚。
ここからは当然切なすぎるお話になるんでしょう。
サクの純粋な行動が胸キュンでした♪
自分の幸せをアキにあげた。
いや〜、いいな〜！
でもここからは、本当切なくなるだけに、可哀想すぎます！

ここまで来て、やっと映画よりドラマの方がいいと思いました。
ま、時間的に全く違うので、あまり比べるものではありませんが・・・。
ただ、時間があるだけに、１つ１つの話が丁寧に描かれています。
映画は観たけどいまいちだった。と思ってる方もドラマを見ると違うかもしれませんよ♪