アナトミー　２

アナトミー1を観てからこちらの作品を観ました。私からみてグロさを演出する手術シーンなんかは1と違いほとんど無かったです。
テーマが「人工筋肉」・・なんだかはっきりいって「地味」ですね・・。人工筋肉を埋め込んだメンバー達がそれぞれその威力を存分に発揮したりしてグチャドロにするわけでもなく、メンバー達は何故この「人工筋肉」の開発メンバーになったの?と疑問点も少し。
しかし1と違って良かったな、と思うのは、主人公が医者を目指し、現実を目の当たりにし挫折しかけ・・そして「医者のあるべき姿」を考えていく心理的なものは少しだけ伝わりました。
主悪の根源の医者はただ成果をあげて世界のトップにたつという名誉を得たかっただけなのか?と思えば、まあ悪役らしい。
演出としては、無駄さをはぶき、解りやすく論争し説明に至り、展開はぽんぽん進む。
じーわじーわと迫ってきて隠れて「怖いよーブルブル」的なものが無く、焦らすな!早くしてよ!とイライラなる事がありませんでした。
主人公くんは病院中を逃げ回るシーンがあるのですが、スピード感があり頭の機転をいかすのがかっこよかったです。
あれ、きっと撮影する時滅茶苦茶疲れたんじゃないかな・・と現実的に考えて観てたりもして(笑)
地味なテーマで、わりと地味に締めくくられた、良くある「あらあら」なラスト。
評価としては良くも悪くもなく、まあいい方じゃないかな?と。
ただ、最近の革命的ホラーを観てしまっていると、こういう作品はやっぱり「地味・ありきたり」さを感じずにはいられませんね。観ても観なくてもいいですよ。お暇なら観て見ては?
1とは全くなーんの繋がりもないので2とつける意味はないと思いました。

前作『アナトミー』の成功を受けてなのか不明ながら続編誕生。
その代償なのかレイティングPG-12が解除されるソフトな演出。

前作と比べなければ、それなりにショッキングな世界観。
主人公の恋話も描かれているし、事情を察しない主人公の弟の能天気さに
スリルを感じることもあるでしょう。
本作品で謎の組織”AAA”が紅白歌合戦で紅組になったり白組になったりする
謎の男女混成グループ”AAA”（トリプルA）とは異なる呼び方をすることも判明されます。

が、何かが足りない…

やはり、こういった医療関係でのマッド・サイエンティストには
ジェフリー・コムズさんに出演して頂きたいものです。

禁断の実験に狂気さが不足してしまい
ふつーの”サスペンス”作品に成り下がってしまったように感じましたわっ！

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１の標本は見事だった。
今回も人体解剖でいろいろしていてまぁ発想は面白かったけれど。

「まずは健常者からだ！」
というのがどうなのかと。
あんな状態なら主人公の弟は格好の『材料』になるだろうに。
弟を手術してさえいれば、主人公は裏切れなかっただろうに。
そういうことを咄嗟に計算できない教授に失望した。

あの狂気の教授の裏に軍部の無敵兵士育成でもあれば
短期間の強化でも納得はできたが
ただの超人を作るにしては薬漬けはいただけない。
医者ならメンタル面のフォローも考えに入れるべき。
中世じゃないんだから、精神力がまける事は計算できるだろう。なぜ精神面がクスリに頼って放置なのか意味がわからん。
精神面に興味無さ過ぎだろ、教授。

もうちょっと信奉者の人数が多ければ
『死んだあいつが弱かった』で済むけれど
あの人数で一人が自殺したら、ちょっとそれではとおらないだろう。

ああいう舞台だと、『狂信者』と『信奉者』がいて
教授に狂信した学生が、さらに自分の信奉者を集め、それらを人体実験するほうが自然だと思う。
医学生の集りで自分を献体に差し出すのは十分ありだが
それを第一次狂信者がしては格が落ちる。

『頭脳』は健常なまま残し、頭脳が足りないものの体を使うべき。
大体、教授は公衆の面前で自殺されるという不手際を起こしたのに、なぜ処分されないのか。

結社に入った人物そのものを献体に使うというか、献体に使われている人間を結社に入れるのがあり得ない。実験鼠が加われる結社なんてたかが知れているように思う。
『結社』がただの『味付け』なんだな、と思った。

ただ
『あの教授の一団に入りたい。カッコイイ！』
という目先の欲に自然と洗脳される若者を描いているといえば、すばらしいできだと思う。

人間とはかくも簡単に、みずから洗脳されたがる生き物なのだ。

教授の思考と組織力が中途半端だったのが残念だけれど
狂信者の胸くそ悪さはいかんなく発揮されている。
どの世界でも、恐ろしいのは狂信者だ。
ただ、教授が狂信されるにたる人物では無かった。非常に残念。

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１より面白くないですね。

主人公は緊迫感もほとんどないし、

人工筋肉？自体、地味なテーマだし。

ドイツ語の勉強にはなりそうです。