スコルピオンの恋まじない

結構、馬鹿馬鹿しいので好き…
いくら血迷っても、ウディ・アレンみたいなオッサン
恋愛対象にならんと思うのは私だけ？

シャーリーズ・セロンが令嬢役で絡んでくるとこなんかは
ウディ・アレンとのギャップが妙〜にコミカル！！
もちろん、ヘレン・ハントとの
掛け合いも面白い！
ウディ・アレン監督作品ではとくにおススメの一品です。
★★★☆☆

アレンの監督＆主演映画を観ると、そのアクが強いキャラクターから“監督業”だけに専念した方が良いのになぁって感じることが多々あるんだけど、本作は役者としても良かったね。
そこそこ男前の俳優が演じても全く面白くねぇだろうし、アレンだから笑える部分も多かったかな。
催眠にかかった時の彼の表情はなんとも言えず（笑）
ヘレンハントとの息もぴったりね。

ただ年のせい？か、いつもよりセリフの滑らかさが無い様に感じ、言葉が詰まる事が多かった印象を受けたのは残念。
最近の作品はあんまり観てないから分からんのだけど、セリフ命の監督さんだけにそこは気になる所です。

ベタでシンプルな作品という印象で、オチなんかも途中から分かってしまうんだけど、こういう作品はむしろその予定調和ぶりが心地いい。
“ありえねぇ〜”って感じのプロットや配役も彼の作品ならなんら問題無しに観れてしまう所が凄い。

アレン度がなかなか高く、ファンにはオススメの一本です。
おいらも彼の作品の中ではベスト３くらいには入るくらい楽しめました。
だから逆にアレンが苦手な方には楽しめないのかもね。

星★★★★☆

ここしばらくWoody Allenの映画は全然駄目だったんだけど、これは公開当時、アメリカの新聞の批評欄でもすこぶる評判がよかったため、是非観たい、と思いながら今までみなかった映画。
結構、難解でなくさらっとみれる映画。結構笑えるし。ラストも素敵。

Helen Hunt の毒舌ぶりがよかった。
Woody Allenもこの映画はなかなかよいです。

まあなによりやはり美しいのはCharlize Theron嬢。
このころが一番美しかったのかな。
悪くないですよ、Woody Allenが生理的に駄目なひとにはお薦めしませんが。

ウディアレンは、王道ですね。
それでいてきっと人の心（特に女子）をがっちり掴むんです
男子の中にある女子の部分もきゅっと掴んでキューンとさせるんです
最高にウィットの効いた台詞回し。根回し。手回し。
やることなすこと文句のつけどころがありません。

でも実は、そこが苦手です・・・
ハッピーエンドで終わるんだってわかっていながら、うまくいかない恋愛関係にヤキモキして
手のひらで転がされてるこの感じが
むずむずして叫びたくなる！ｗｗ
観るまでけっこうためらいました。
でもこう思うのも彼の手腕の唸りを肯定しているからであって。


救いなのは、彼の映画は大方ハッピーエンド。
この映画の最後も、私の中の片隅で冬眠してる女子が、ちいさくキュンと鳴きましたよ。よかった。

以前見たウディ・アレン作品があまりにも合わなかったので、
なんとなく避けていたのですが。
本作はヘレン・ハントが出ているということで見てみました。

で、面白かった。
たった一作ですべてを判断しちゃいけませんね。
険しい顔つきが多かったヘレン・ハントは魅力全開というわけでは
なかったけど、ウディ・アレンとの軽妙なやりとりが見ていて
楽しかった。ラストシーンにも思わず笑顔になってしまった。

ただ、なんで主役はウディ・アレンなの？
自分が監督だからね、好きにしてくれていいけど。
もうちょっと若くてヘレン・ハントと釣り合いのとれた（？）
役者を使ったらどんな感じになったかなぁ、と思う。