エニグマ

ケイト・ウィンスレットは太ったおねーちゃん役で（好きなですねぇ、私はこんな役）どちらかというと三枚目。
　でも面白かったですねぇ。
ケイト・ウィンスレットはこんな役が結構あっているなぁと思いながら見ました。
どこにでもいるようなちょい太めの英国人。きつい顔つきではないし、困惑する顔（変かな？）がたまらなく素敵です。

ケイト・ウィンスレット好きならばおすすめ。

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

ジャンルはアクションだけど、ドラマ、恋愛ドラマに近いと思います。

暗号解読が面白そうなんて興味を持ったけど、それはあんまり出てこない。
主題は「クレア」という華を追い求める男性たちのお話です。

戦中のモノクロームな雰囲気の中でクレアだけがカラフル。時折しか姿を見せない様は幻なのかしらと思うほどに。

暗い時代だからこそ危険だけど美しい華に惹かれてしまったのかいつの時代も共通なのか。。
それとも真面目な地味な草（ケイト・ウィンスレット）と堅実な人生を歩いていくのがよかったのか。

男性の揺らぐ心を垣間見たような印象を持ちました。


でも、展開も地味なのですごく良かったというわけでもなく。

　　主人公とその思い人だった女性に話のウェイトが置かれてて、戦争物ですが、そこまで戦争臭はしません。おまけに内地勤務の暗号解読班の話だし。微妙にセンチな話でした。

　　ディスカスの、この映画の出演者紹介にはのっていませんが、『プライドと偏見』　に出ている　マシュー・マクファディンとトム・ホランダー　が出演してます。マシュー若いです！　トムはイギリスでは結構カメレオン俳優として有名らしいんですが、プライドと偏見のコリンズとはぜんぜん違います！　結構ハンサムです。そういう楽しみ方もど〜ぞ〜。

なんか『ビューティフル　マインド』を思い出しちゃいました

天才ってやっぱ紙一重なのね


ケイト・ウィンスレットがよくある『美人の隣で目立たない友達』の役

なんでケイト・ウィンスレットを選んだのかわかんないけど

ホントに地味でいまいちな女性に見えたので

演技力をつけたんだなぁ・・・って思いました(笑)


内容は・・・

事実を元にしたフィクション？なので

こういう暗号解読のための大きな施設があったことや

しがらみやパワーバランスのために、ソ連によるポーランド人大量虐殺があったこと

なんかを何十年も隠していたことが驚きでした

全体的に恋愛が絡んでくるので重くはないですよ

「エニグマ」という言葉を知らない人はまず観て損はないです。あの戦争は暗号解読が非常に重要だったとか聞いたり、読んだり、何となく理解できたりする人は少なくないだろうけど、映像でイメージできる人はまずいないのでは。

60年以上前にイギリスのブレッチリー・パークで最大12,000人もの人が暗号解読のために極秘任務をやっていたという事実。これを題材に取り上げるだけで映画の舞台設定としては完璧です。

暗号解読者は英語でCodebreaker。かっこいいし、何か非常に興味をそそられます。当時の英国エリート数学者にとっては、まさに晴れ舞台だったのでしょう。序盤からワクワクして、その世界に没頭できます。


ではそれを作品として、どのように料理したのかというと少々不満が残る。暗号解読の手法、連合軍対ナチスドイツの爆破シーン、天才数学者のラブロマンス(?)とどれも中途半端な感じを受ける。もっと言うとごった煮的な感じ。特に暗号解読はもっと純粋に突っ込んで欲しかったと思ってしまいます。まぁあまりリアリティを追求するとマニア受けしかしない作品になってしまうのでしょうが。

ただサスペンス仕立てにしたことと、前述の最高の舞台設定により観て損のない作品レベルには十分に達してます。
サフロン・バローズ演じる謎の女を通して、暗号に生きた人々をイメージできる貴重な一品です。おすすめします。