アナトミー

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この作品の収穫は生きた人間を解剖して作った“人体標本模型”だろう。「どうやって作ったんだ!?」と思わず身を乗り出してしまった。従って、主な見所は始まって10分くらいで終わってしまう。（笑）後は蛇足のようなものだ。大して物語りも展開しないしね。（極めて個人的な感想だが）

しかし、映画の出来そのものは、そう悪くない。ドイツ映画の常で語り口がカタいのが難点だが、全体としては見せ場も見せ方も心得ていて、ある程度の満足感は味わえる。（セットや衣装や編集のスキルは野暮ったいが）
確かに、クライマックスの“追いかけっこ”は、全体のテーマにそぐわない。ここだけが『13金』が代表するスプラッタ・ホラーの描き方だ。それまでは、ちょっとグロいスリラーといった趣きなのに。もう少し違った展開でも良かったんじゃないかなぁ。残念だ。

理科室に置いてある“人体模型”のミニチュアが、ホビー・ショップでは密かに売れ筋商品だと言う。眉をひそめるむきもあるが、ある意味で人体が最も神秘的であることの証左だろう。この作品へのレビューの一つ一つが熱っぽいのも当然かも知れない。誰もが“解剖”と言うキーワードに惹かれたのだ。そして、本作はその興味を満足させ得る“人体模型”を提示してみせた。それに尽きる。

この際、細かいことはおいておいて、“人体”“解剖”“標本”“模型”という言葉に疼きを感じた方は観るべし！（一般的には、『まぁ、オススメ』くらいです）

３０代前半の俺が上げる星は★★★半です。

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たいした内容じゃないだろうと思い見ましたが、割と面白かった方です。
秘密の存在を知り、突き止め〜その結果までのヘンが逃げたりやられそうになったり〜で、まあまあ〜って感じです。血が苦手な人でも大丈夫な映画ですね。
ホラー、スプラッターを期待してる人には物足りないです。

話の始めの頃に出てくるシーンで死体の解剖はリアルでしたが、
それよりも衝撃的なシーンがありました。
手術台の上で、ここは何処？私は？いったい何が起きているんだ？
麻酔が切れ始め、意識がだんだん戻り始めて自分の身に何が起きているかわかった時は既に遅く、絶望しかありませんでした。
なぜ自分が？なぜこんな事を？頭の中はパニック、麻酔が切れずにそのまま深い眠りについていた方が、まだよかったかも知れません。
演技もかなりのリアルで、このシーンを観たら気分が悪くなること間違いありません。
これでこの映画のツカミはOK！ってな感じで、同じようなシーンが何回かありますので、ビクビクしながら観る事になるでしょう。

ドイツの映画もかなりレベル高い作品を作れるんだと初めて知りました。
人体模型等がかなりリアルです。
自分的にはもう二回目は観たくない作品で、リアルすぎて気分が悪くなるだけです。
こんなマニアックな作品に、日本語吹き替えがあるとは思いもよらなかった。

怖いところがありません。解剖学を学ぶ女性が主人公のドラマです。アンチ・ヒポクラテスの偉大な解剖学者を祖父に持つパウラが体験する異常な体験。父の反対を押し切って名門ハイデルベルク大の実習生になる。さすがドイツは過去ナチスの時代に捕虜やユダヤ人を実験台にし医療が発達した国だけのことはある。実際にこのドラマのような非現実的なことはあったのでしょうか、ありそうな気もしますが・・。このドラマでは生きた人間を解剖または標本にするのです。標本の仕方はパウラの祖父が作ったプロミダールと言うものを使用します。生きている人間に注射すると完璧でリアリテイのある標本になるのです。しかし、すぐに食塩水を注射すると元に戻せると言う。パウラが初めての実習で解剖室に入った時ずらりと死体がならんでいた。実習生は淡々と教授から講義を受ける。数日後、友人が殺されその死体が目の前に横たわっていた。女友達も殺され標本に・・・。このドラマはとても映像が美しい、特に赤と青と白が鮮明。背景などもすごく綺麗なのでホラー的な要素は感じはしません。最初にも書きましたが怖くないんです。シリアスな医療サスペンスって感じです。引き込まれて一気に観てしまいました。