ルール

普通のサスペンスっぽい感じの映画だと思って借りたら、
ものすごいホラーでした。

「ＵＳＯジャパン」などでやってた都市伝説モノと同じ都市伝説があって、こういうのって世界共通なんだなーと感心しました。

そして、ストーリーはこれでもかこれでもかと
犯人が二転三転するほど最後までわからず、
その間も何人もの人が犠牲に・・・・
といった「スクリーム」のような映画でした。

恐い。

◆１９９８年／アメリカ／９９分
　『スクリーム』（１９９６）、『ラストサマー』（１９９７）に続いて、３匹目のどじょうを狙って作られたに違いない『ルール』。
　ついこないだ、１作目だと思ってうっかり３作目のオリジナルビデオを借りてしまって、どうもすっきりしないので、とにかくこの１作目を観てみた。

　次々に殺される若者たち、被り物の殺人鬼、そしてその意外な正体と『スクリーム』を彷彿とさせる展開を見せるが、哀しいかな新鮮味の欠片も感じられない。
　邦題は『ルール』だが、原題は『URBAN LEGEND』つまり“都市伝説”。

　若者たちはアメリカの都市伝説に見立てた殺され方をしていくが、そもそもの都市伝説の中身が面白くない。
　が、殺人鬼の正体については、多少なりとも意外性があり、「そういうことか」とも思えたので、この点については少なくとも『ラストサマー』よりはよく出来ていると思った。女優陣については完敗だが・・・。
　とはいえ続編が作られていることを考えると、アメリカにおいてはそれなりの興行収入を挙げたと思われるが、何にせよ、あくまでアメリカの都市伝説がモチーフなので日本人にはなかなか馴染みにくい映画ということは言えるかも知れない。
　それとも、せめて公開時に観ていれば、もっと違った感想になっていたのだろうか・・・。

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この映画、公開当時から観たかったのですが観るまでに実に１１年も経ってしまいました。

それなりに面白かったです。
少し古めの映画ですが十分ドキドキしました。

オープニング、女が車を運転してます。わき見運転で危うく事故になるところをなんとか回避してホッと一息ついたのもつかの間、ガス欠で車が立ち往生しそうになります。

急いで土砂降りのなか、人気のないガソリンスタンドへ入る女。クラクションを何度も鳴らしてやっと出てきた老人に給油を頼みます。しかし後部座席をフッと覗いた老人が驚いた顔に。女が差し出したカードが使えないからちょっと来てくれとたどたどしい言葉遣いで車の外に呼び出します。でもその老人の不審な態度を怖がった彼女は必死で止める彼を振り払い車へ。しかし逃げ去る彼女の車には招かれざる乗客が乗っていたのです…
　
という感じで都市伝説になぞらえてどんどん殺人が起こります。
最初の殺人で犯人は車に潜んで運転中の人をブッタ切るという荒技を使うのでその時点でかなりの異常者臭が漂ったりします。あっこれは言わずもがなかな（汗）

登場人物は赤毛美人の主人公ナタリーに、
・ラジオＤＪの金髪巨乳サーシャ
・サーシャの彼氏でお調子者のパーカー
・新聞部で学生記者をしているポール
・女たらしのデイモン
・イマドキ女子でナタリーの親友ブレンダ
・ナタリーと同室のゴシック系女子トッシュです。

何故かナタリーの周りにばかり起こる殺人。実は最初の犠牲者はナタリーの高校の同級生で二人は友人でした。なのに周囲には彼女との接点を隠し過去を語りたがらないナタリー。そして明らかな殺人が起こっているのに隠蔽しようとする学長とそれに賛同する警備担当者。そこにいかにも怪しげな教授が絡み、ついに最大の惨劇の夜が…

うむ、この手のホラーは誰が犯人か？というのを考えるのが好きな私。思わぬ人が犯人だったという意外性はありました。ただ物理的に納得しにくかったのですが…（汗）でも動機としてはアリだと思います。

“都市伝説とはそれを生み出した社会の価値観を反映している”“例えば『若い女＝子供に気配りをしなさい』なんていう戒めの意味を持つ”というなるほど、な解説が作中ありますがあまり本編とは関係ありませんでした、クッ。

最初の殺人では親切な老人の声のかけ方がちょっと怪しすぎて私だったとしても押しのけて逃げちゃってたと思いますが私ならその前に後部座席に誰かが潜んでいたらさすがにすぐに気づくかな、とも思いました（汗）

最後にちょっとお間抜け行動をする主人公たち。これは…なんというか…お約束なのか？

興味がある方にはオススメです。

退屈せずに普通に最後まで観れました♪
でも、やっぱり学生物ホラーって、
なんか同じようなニオイがして…。
はしゃいだ女学生のポロリはなかったけどｗ

都市伝説をなぞって殺人が起きていくわけだけど、
何人かどんな都市伝説なのかがわからないまま殺されてたし。
犯人は前半でコイツだよね？って目星ついちゃったし。

まぁ、普通に面白かったッス。

オーソドックスな学園ものサスペンスホラー。「スクリーム」の二番煎じではないぞって言う意気込みは都市伝説を扱ったストーリーから感じられます。ただそれが映像から直接は伝わってこない、説明してもらって「ああ、なるほど」と感じられるレベル。ただ進行とともに次の犠牲者が、誰で、どんな都市伝説で殺されるんだろうという興味が少しづつ沸いてくるし、いつの間にか物語にのめり込んでました。中盤以降のテンポの良さといい演出の巧みな印象を受けましたね。

ホラーとしては、グロシーンは抑え目、スプラッターな描写はほとんど有りませんが、犯人探しの楽しみも有って、いわゆる「スクリーム」の亜流の中では良く出来た一品かと。これからの秋の夜長に楽しみたい作品です。