タイタニック

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タイタニック / レオナルド・ディカプリオ

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「タイタニック」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

1912年、イギリスのサウザンプトン港から豪華客船タイタニックが処女航海に出発した。新天地アメリカに夢を抱く画家志望の青年ジャックは上流階級の娘ローズと運命的な出会いを果たし、二人は互いに惹かれ合う。そこにはローズの婚約者である資産家キャルや、保守的なローズの母親などの障害が横たわるが、若い二人はそれを超えて強い絆で結ばれていく。しかし、航海半ばの4月14日、タイタニック号は氷山と接触。船は刻一刻とその巨体を冷たい海の中へと沈め始めていた……。

「タイタニック」 の作品情報

作品情報

製作年: 1997年
製作国: アメリカ
原題: TITANIC
受賞記録: 1997年 アカデミー賞 作品賞
1997年 ゴールデン・グローブ 作品賞(ドラマ)
1997年 LA批評家協会賞 美術賞

「タイタニック」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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11〜 15件 / 全173件

・・・・・

投稿日:2010/05/22 レビュアー:エロエロ大魔神

なぜかいまごろになっても、見てしまう俺

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水差す意見で申し訳ありませんが・・ ネタバレ

投稿日:2008/10/19 レビュアー:エファ

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キャメロン監督めっちゃ好きです。
私はラブ・ロマンスはあまり好きではないのですが、パニックものは好きだし何よりキャメロン監督なので、「私も感動して泣くのかも〜」と期待して見てみました。見たのはレンタル新作の時。

結論から言うと唖然としてしまいました。
この映画で素直に感動した方、もしくは感動を期待してこれから見る方は私の捻くれた感想などスルーしてしまって下さい。

私がパニック映画に期待するものは、数々の人間ドラマ。迫力などは二の次です。
その点、この映画は膨大なお金をかけて迫力ある映像となっていますが、軸は数々の重厚な人間ドラマではなくジャックとローズの恋物語。
どのあたりで感動すればいいんだろう・・と最期になってようやく「あ、そうかラブ・ロマンスだったんだ。」と改めて気付いたのでした。

お婆ちゃんになっているローズの回想シーンで物語は進んでいるワケですが、非常に価値のあるブルーダイヤを血眼になって探す若者に自分の悲恋話を延々と語り始めるワケですよ。
若者達は真剣に話を聞いています。

そして最期まで話し終えてから、若者達が必死に探していたダイヤをポチャーーーーン・・と海へ捨てるローズ。

「ババァーーーーーッ!!何しよんねん!」と、私は驚きつつも腹立ちを隠せませんでした。

感動できずにすみません。
タイタニックを扱った作品は多数あるようですが、『SOSタイタニック/忘れえぬ夜』は素直に感動しました。
こちらの方が重厚かつ骨太ドラマだったと思います。

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☆4つの好きな作品です。 ネタバレ

投稿日:2007/05/14 レビュアー:KUBOCHIN

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 僕にとってタイタニック映画といえば「SOSタイタニック(A Night to Remember 1958)」でしたが、J.キャメロン監督の本作公開当時、「タイタニック沈没を今のCGと特殊効果技術を使って描くとどんな風になるんやろ?」という下世話な興味を満足させてくれそうな宣伝にも釣られて映画館まででかけました。たしか通路の階段に坐って鑑賞したくらいに館内超満員でした。

 その後ビデオ、TV、DVDと飽きもせずに観たのは、僕にとっては再現したい快感があったからでしょう。タイタニック号は2200人を超える乗客乗員を乗せ、処女航海においてたった5日で氷山との衝突事故を起こし1500人超の犠牲者を出して大西洋に沈んでしまった。僕が子供の頃(昭和40年代)には、映画だけでなく子供の漫画にもタイタニックを題材とした作品があったりして、僕も数度目にしてます。タイタニック号の悲劇が「世代を超えて語り継がれるべき話」であったこと、そして実際に国を越えて多くの人に語りつがれていた証といえるでしょう。

 キャメロン作品では商業映画として成功させる為に、仮空のジャックとローズという若い男女を主人公にし、タイタニックの客船人生と並行させて、船の生涯同様5日間という短さで思い出になってしまうラブロマンスを描いています。「タイタニック沈没」という史実として避けようの無い運命が待っていることを観客の誰もが知る中、こんな恋物語を描くところは往年の東映時代劇の(たとえば「忠臣蔵」や清水次郎長もの、のような)香りがするようにも思いました。

 生存者が語った沈没までの事実を描き、「こういう人々が居たなら、こんな会話もあっただろう」という「想像」を絡ませ、さらには「こんな話があればもっと感動的じゃないか」という「大嘘」を挿入して観客の嗜好に合わせてみる。
 ・・・昔、勧善懲悪、純愛悲恋といったシンプルテーマで量産されてた頃の東映時代劇に幼い時期に馴染んだ僕は、この「大嘘」が決して不愉快ではありませんでした。

 実家の没落から心ならずも「身を売られるが如くにいいなづけをあてがわれるローズお嬢様」、その女に一目惚れして心の支えになろうとする流れ者ジャック、そして流れ者に肩入れする大店の女将マーガレット・モーリー・ブラウンなんて読み替えてもすんなり来ます。意地の悪いローズの婚約者ホックリーから「恥をかかせてやろう」とばかりにハイソサイエティの食事会に招かれて窮地に陥ったジャックに対し、気風の良いブラウン婦人が息子の礼服一式を貸し与えて「まぁ、良く似合うわ、胸を張りなさい!」なんてシーンはまさに東映時代劇、任侠映画の名シーンに似たカタルシスを感じさせられました。

 与えられた人生をしっかり生きて可愛いおばあちゃんになったローズが問題の宝石をタイタニックとジャックが眠る海に返すラストシーンも好きです。宝石がローズの魂のように水底に沈み、そこでタイタニックと共に永眠する多くの魂が夢の中で彼女を迎えるラストシーンを観る度に思うのです。この映画「タイタニック」が沈むのは大西洋じゃないな…と。この作品は僕と同じ下世話なレベルで鑑賞できる方々の心の底に沈むことでしょう。

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関連作品のなかで最も面白くない!

投稿日:2020/01/10 レビュアー:趣味は洋画

タイタニック(1997年・アメリカ、カラー、194分)

今から108年前の1912年に実際に起きた、「タイタニック号沈没」の悲劇を描いた超大作。
この事件を題材にした映画は多数製作されていますが、はっきり申し上げて 、関連作品群の中で ‘最も面白くない映画’ というのが私の正直な感想です。

53年「タイタニックの最期」(ジーン・ネグレスコ監督)
58年「SOSタイタニック/忘れえぬ夜」(ロイ・ウォード・ベイカー監督)
79年「失われた航海<TV>」(ウィリアム・ヘイル監督)
80年「レイズ・ザ・タイタニック」(ジェリー・ジェームソン監督)
これらを観ていますが、58年版の「SOSタイタニック...」が最も素晴らしい出来栄えでした。
氷山との衝突の原因となった濃霧の描写が実に秀逸で、モノクロ映像ながら、当時の撮影技術からすればかなりレベルが高いです。
海難事故の恐怖に徹底したリアリズムで迫っている点では、やはり図抜けていました。

本作「タイタニック」は、ラヴ・ストーリーの要素を前面に出しすぎている為、超大作とは名ばかりで、中身はスッカラカンの印象です。
確かに評価できる部分もあり、最新の映像技術を駆使して大スペクタクルで描かれ、乗客たち個々の人間模様にも迫ってはいます。しかし、弱いです。

この映画は1997年の作品ですが、2年前の1995年はハリウッド映画不作の年と言われました。
翌1996年はインディペンデント系の作品が目立ち、ここらでハリウッド・メジャーも巻き返しを見せる必要があったと思われます。
そこに20世紀FOXとパラマウントの大手2社がタッグを組み、ジェームズ・キャメロンの思惑(監督・製作・脚本を手掛けること)と合致し、スーパー・ヒットの決め球となったのでしょう。
元々は20世紀FOX配給の計画でしたが、製作費が膨大となって1社で支えきれなくなり、パラマウントと共同配給する羽目になったようです。(某映画専門誌)

映画を観るとき、いつも注目しているのが共演者の顔ぶれです。
本作の場合、いつもにも増して主演2人には目もくれませんでした。ディカプリオとウィンスレットにはまったく興味が湧かなかったのです。
キャシー・ベイツ、ビリー・ゼイン、バーナード・ヒル、スージー・エイミス、フランシス・フィッシャー、ビル・パクストンら、共演者の演技に注目して観ましたが、どなたも影が薄い。
唯一、グロリア・スチュアートだけが存在感を放っていました。
101歳のローズ・カルバート役でした。

セリーヌ・ディオンの「My Heart Will Go On」は大ヒットしましたが、そのメロディーを聴くたび、ラヴ・ストーリーの要素が思い出され、この「タイタニック」は苦手な映画として、どんどん私から遠ざかっていくのです。

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通俗映画の金字塔 ネタバレ

投稿日:2009/05/09 レビュアー:港のマリー

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 興行収入3億5千万ドルはダテじゃない、カンヌに出すわけではあるまいし、広く浅く大衆の好みの最大公約数に合わせた売れる映画を作って何が悪いと、腹を据えて取り組んだその心意気を買います。
 わたしはこの映画が好きです。以下好きな理由

@パニックとカタストロフィを描いて何の教訓も押しつけがましいメッセージも残さないこと
 通俗映画の題材には性と暴力、ないしは犯罪がよく用いられますが、パニックとカタストロフィも重要なモチーフのようです。映画の黎明期から既にパニックものは撮られたと言われますし、大事故、大災害を映画に仕立てて楽しんでしまうその人間の心理には、大変興味をそそられます。心理学、精神分析学、社会学、文化人類学もか、のテーマになるのでは?しかし、感染症ものは怖くて見られません。とくに当節は。
 それはともあれ本作は、豪華客船が真っ二つに割れ、阿鼻叫喚の地獄図が繰り広げられるようすをひたすら豪奢な「見せ物」として提供します。映画は終わればお客はスッキリ、破壊がカタルシスすらもたらす。タイタニックの悲劇の原因を探る「危機管理映画」にしたり、極限状況での人間の行動を精緻に追った「人間倫理ドラマ」にしていたら、確かに深い良質映画にはなったでしょうが、ここまでは売れなかったでしょう。敢えて「浅い」映画を狙ったキャメロン監督に拍手です。

A恋愛の「絵空事」度の徹底
 ホームドラマと恋愛モノは嫌いなのですが、ここまで虚構性を徹底させ、パニックを引き立てる要素として縦横に活用されると、参りましたの一言。若い二人が頑張っています。ケイトのデコルテの美しさは絶品。あんな薄いドレス一枚で冷たい海水に浸かってバラ色の顔色をしているのも変ですが、美しさに免じて許します。船内の通路に押し寄せる海水に追われる様子は、エイリアン2で炎が乗組員を追いかける絵に似て、キャメロンパニックの十八番なのかと思いました。

Bタイタニック伝説の魅力
 海底に眠る豪華客船。一夜にして消えた栄華の謎。先日も「当方、海底のロマンを引き上げる事業を計画しておりますが、投資されませんか」と怪しい電話があったばかり。海底のロマンは普遍的なようです。
 別に実録もののタイタニックを撮っているほどですから、キャメロン監督自身もタイタニック伝説に深く魅せられている一人なのでしょう。冒頭、生存者である100歳を超えたローズ(ケイト)に思い出を語らせるという趣向も、「お話の、はじまりはじまり」という感じでグッドです。
 
 存分に虚構に遊ばせてくれ、心に何も躓きの石を残さない。すべてがほどよくて、何もかも想定内であり、使い古されたストーリーを徹底して磨き込む。娯楽映画、通俗映画の王道を行く見事な作品だと思います。

 最後のシーン、とても好きです。今思うと、犠牲になった方々へのキャメロン流の鎮魂の祈りなのでしょうか。

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タイタニック

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キャメロン監督めっちゃ好きです。
私はラブ・ロマンスはあまり好きではないのですが、パニックものは好きだし何よりキャメロン監督なので、「私も感動して泣くのかも〜」と期待して見てみました。見たのはレンタル新作の時。

結論から言うと唖然としてしまいました。
この映画で素直に感動した方、もしくは感動を期待してこれから見る方は私の捻くれた感想などスルーしてしまって下さい。

私がパニック映画に期待するものは、数々の人間ドラマ。迫力などは二の次です。
その点、この映画は膨大なお金をかけて迫力ある映像となっていますが、軸は数々の重厚な人間ドラマではなくジャックとローズの恋物語。
どのあたりで感動すればいいんだろう・・と最期になってようやく「あ、そうかラブ・ロマンスだったんだ。」と改めて気付いたのでした。

お婆ちゃんになっているローズの回想シーンで物語は進んでいるワケですが、非常に価値のあるブルーダイヤを血眼になって探す若者に自分の悲恋話を延々と語り始めるワケですよ。
若者達は真剣に話を聞いています。

そして最期まで話し終えてから、若者達が必死に探していたダイヤをポチャーーーーン・・と海へ捨てるローズ。

「ババァーーーーーッ!!何しよんねん!」と、私は驚きつつも腹立ちを隠せませんでした。

感動できずにすみません。
タイタニックを扱った作品は多数あるようですが、『SOSタイタニック/忘れえぬ夜』は素直に感動しました。
こちらの方が重厚かつ骨太ドラマだったと思います。

☆4つの好きな作品です。

投稿日

2007/05/14

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 僕にとってタイタニック映画といえば「SOSタイタニック(A Night to Remember 1958)」でしたが、J.キャメロン監督の本作公開当時、「タイタニック沈没を今のCGと特殊効果技術を使って描くとどんな風になるんやろ?」という下世話な興味を満足させてくれそうな宣伝にも釣られて映画館まででかけました。たしか通路の階段に坐って鑑賞したくらいに館内超満員でした。

 その後ビデオ、TV、DVDと飽きもせずに観たのは、僕にとっては再現したい快感があったからでしょう。タイタニック号は2200人を超える乗客乗員を乗せ、処女航海においてたった5日で氷山との衝突事故を起こし1500人超の犠牲者を出して大西洋に沈んでしまった。僕が子供の頃(昭和40年代)には、映画だけでなく子供の漫画にもタイタニックを題材とした作品があったりして、僕も数度目にしてます。タイタニック号の悲劇が「世代を超えて語り継がれるべき話」であったこと、そして実際に国を越えて多くの人に語りつがれていた証といえるでしょう。

 キャメロン作品では商業映画として成功させる為に、仮空のジャックとローズという若い男女を主人公にし、タイタニックの客船人生と並行させて、船の生涯同様5日間という短さで思い出になってしまうラブロマンスを描いています。「タイタニック沈没」という史実として避けようの無い運命が待っていることを観客の誰もが知る中、こんな恋物語を描くところは往年の東映時代劇の(たとえば「忠臣蔵」や清水次郎長もの、のような)香りがするようにも思いました。

 生存者が語った沈没までの事実を描き、「こういう人々が居たなら、こんな会話もあっただろう」という「想像」を絡ませ、さらには「こんな話があればもっと感動的じゃないか」という「大嘘」を挿入して観客の嗜好に合わせてみる。
 ・・・昔、勧善懲悪、純愛悲恋といったシンプルテーマで量産されてた頃の東映時代劇に幼い時期に馴染んだ僕は、この「大嘘」が決して不愉快ではありませんでした。

 実家の没落から心ならずも「身を売られるが如くにいいなづけをあてがわれるローズお嬢様」、その女に一目惚れして心の支えになろうとする流れ者ジャック、そして流れ者に肩入れする大店の女将マーガレット・モーリー・ブラウンなんて読み替えてもすんなり来ます。意地の悪いローズの婚約者ホックリーから「恥をかかせてやろう」とばかりにハイソサイエティの食事会に招かれて窮地に陥ったジャックに対し、気風の良いブラウン婦人が息子の礼服一式を貸し与えて「まぁ、良く似合うわ、胸を張りなさい!」なんてシーンはまさに東映時代劇、任侠映画の名シーンに似たカタルシスを感じさせられました。

 与えられた人生をしっかり生きて可愛いおばあちゃんになったローズが問題の宝石をタイタニックとジャックが眠る海に返すラストシーンも好きです。宝石がローズの魂のように水底に沈み、そこでタイタニックと共に永眠する多くの魂が夢の中で彼女を迎えるラストシーンを観る度に思うのです。この映画「タイタニック」が沈むのは大西洋じゃないな…と。この作品は僕と同じ下世話なレベルで鑑賞できる方々の心の底に沈むことでしょう。

関連作品のなかで最も面白くない!

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2020/01/10

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趣味は洋画

タイタニック(1997年・アメリカ、カラー、194分)

今から108年前の1912年に実際に起きた、「タイタニック号沈没」の悲劇を描いた超大作。
この事件を題材にした映画は多数製作されていますが、はっきり申し上げて 、関連作品群の中で ‘最も面白くない映画’ というのが私の正直な感想です。

53年「タイタニックの最期」(ジーン・ネグレスコ監督)
58年「SOSタイタニック/忘れえぬ夜」(ロイ・ウォード・ベイカー監督)
79年「失われた航海<TV>」(ウィリアム・ヘイル監督)
80年「レイズ・ザ・タイタニック」(ジェリー・ジェームソン監督)
これらを観ていますが、58年版の「SOSタイタニック...」が最も素晴らしい出来栄えでした。
氷山との衝突の原因となった濃霧の描写が実に秀逸で、モノクロ映像ながら、当時の撮影技術からすればかなりレベルが高いです。
海難事故の恐怖に徹底したリアリズムで迫っている点では、やはり図抜けていました。

本作「タイタニック」は、ラヴ・ストーリーの要素を前面に出しすぎている為、超大作とは名ばかりで、中身はスッカラカンの印象です。
確かに評価できる部分もあり、最新の映像技術を駆使して大スペクタクルで描かれ、乗客たち個々の人間模様にも迫ってはいます。しかし、弱いです。

この映画は1997年の作品ですが、2年前の1995年はハリウッド映画不作の年と言われました。
翌1996年はインディペンデント系の作品が目立ち、ここらでハリウッド・メジャーも巻き返しを見せる必要があったと思われます。
そこに20世紀FOXとパラマウントの大手2社がタッグを組み、ジェームズ・キャメロンの思惑(監督・製作・脚本を手掛けること)と合致し、スーパー・ヒットの決め球となったのでしょう。
元々は20世紀FOX配給の計画でしたが、製作費が膨大となって1社で支えきれなくなり、パラマウントと共同配給する羽目になったようです。(某映画専門誌)

映画を観るとき、いつも注目しているのが共演者の顔ぶれです。
本作の場合、いつもにも増して主演2人には目もくれませんでした。ディカプリオとウィンスレットにはまったく興味が湧かなかったのです。
キャシー・ベイツ、ビリー・ゼイン、バーナード・ヒル、スージー・エイミス、フランシス・フィッシャー、ビル・パクストンら、共演者の演技に注目して観ましたが、どなたも影が薄い。
唯一、グロリア・スチュアートだけが存在感を放っていました。
101歳のローズ・カルバート役でした。

セリーヌ・ディオンの「My Heart Will Go On」は大ヒットしましたが、そのメロディーを聴くたび、ラヴ・ストーリーの要素が思い出され、この「タイタニック」は苦手な映画として、どんどん私から遠ざかっていくのです。

通俗映画の金字塔

投稿日

2009/05/09

レビュアー

港のマリー

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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 興行収入3億5千万ドルはダテじゃない、カンヌに出すわけではあるまいし、広く浅く大衆の好みの最大公約数に合わせた売れる映画を作って何が悪いと、腹を据えて取り組んだその心意気を買います。
 わたしはこの映画が好きです。以下好きな理由

@パニックとカタストロフィを描いて何の教訓も押しつけがましいメッセージも残さないこと
 通俗映画の題材には性と暴力、ないしは犯罪がよく用いられますが、パニックとカタストロフィも重要なモチーフのようです。映画の黎明期から既にパニックものは撮られたと言われますし、大事故、大災害を映画に仕立てて楽しんでしまうその人間の心理には、大変興味をそそられます。心理学、精神分析学、社会学、文化人類学もか、のテーマになるのでは?しかし、感染症ものは怖くて見られません。とくに当節は。
 それはともあれ本作は、豪華客船が真っ二つに割れ、阿鼻叫喚の地獄図が繰り広げられるようすをひたすら豪奢な「見せ物」として提供します。映画は終わればお客はスッキリ、破壊がカタルシスすらもたらす。タイタニックの悲劇の原因を探る「危機管理映画」にしたり、極限状況での人間の行動を精緻に追った「人間倫理ドラマ」にしていたら、確かに深い良質映画にはなったでしょうが、ここまでは売れなかったでしょう。敢えて「浅い」映画を狙ったキャメロン監督に拍手です。

A恋愛の「絵空事」度の徹底
 ホームドラマと恋愛モノは嫌いなのですが、ここまで虚構性を徹底させ、パニックを引き立てる要素として縦横に活用されると、参りましたの一言。若い二人が頑張っています。ケイトのデコルテの美しさは絶品。あんな薄いドレス一枚で冷たい海水に浸かってバラ色の顔色をしているのも変ですが、美しさに免じて許します。船内の通路に押し寄せる海水に追われる様子は、エイリアン2で炎が乗組員を追いかける絵に似て、キャメロンパニックの十八番なのかと思いました。

Bタイタニック伝説の魅力
 海底に眠る豪華客船。一夜にして消えた栄華の謎。先日も「当方、海底のロマンを引き上げる事業を計画しておりますが、投資されませんか」と怪しい電話があったばかり。海底のロマンは普遍的なようです。
 別に実録もののタイタニックを撮っているほどですから、キャメロン監督自身もタイタニック伝説に深く魅せられている一人なのでしょう。冒頭、生存者である100歳を超えたローズ(ケイト)に思い出を語らせるという趣向も、「お話の、はじまりはじまり」という感じでグッドです。
 
 存分に虚構に遊ばせてくれ、心に何も躓きの石を残さない。すべてがほどよくて、何もかも想定内であり、使い古されたストーリーを徹底して磨き込む。娯楽映画、通俗映画の王道を行く見事な作品だと思います。

 最後のシーン、とても好きです。今思うと、犠牲になった方々へのキャメロン流の鎮魂の祈りなのでしょうか。

11〜 15件 / 全173件