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稲垣浩監督、三船敏郎主演による日露戦争後の小倉を舞台に無鉄砲だが心優しい人力車夫の生涯を描く人情ドラマ。ベネチア国際映画祭金獅子賞受賞。
稲垣浩監督、三船敏郎主演による日露戦争後の小倉を舞台に無鉄砲だが心優しい人力車夫の生涯を描く人情ドラマ。ベネチア国際映画祭金獅子賞受賞。
製作年: |
1958年 |
---|---|
製作国: |
日本 |
受賞記録: |
1958年 ヴェネチア国際映画祭 サン・マルコ金獅子賞 |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
108分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
TDV16288R | 2006年11月29日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
11枚 | 0人 | 1人 |
収録時間:
108分
字幕:
日本語
音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
レイティング:
記番:
TDV16288R
レンタル開始日:
2006年11月29日
在庫枚数
11枚
1位登録者:
0人
2位登録者:
1人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
108分 | 日本語 | 1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語 |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
TDV16288R | 2006年11月29日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
11枚 | 0人 | 1人 |
収録時間:
108分
字幕:
日本語
音声:
1:ドルビーデジタル/モノラル/日本語
レイティング:
記番:
TDV16288R
レンタル開始日:
2006年11月29日
在庫枚数
11枚
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不当な差別に断固闘ってきた松五郎なのです。芝居小屋に人力車の車夫がタダで入場させてもらっていた慣例を踏みにじられた松五郎が、それなら木戸銭払って料理を口にするのは自由だからとニンニクやニラを炊いて芝居小屋にいちゃもんを付けるのです。
芝居小屋の不当な扱いに対して無理はありますが、自分ながら一分の道理を付けて抗議をしているところは、例え、その結末が喧嘩沙汰に発展し無法松と呼ばれようとちゃんと道理を通しているらしい。
だから、仲裁役の結城氏にそれを認められつつも、何の関係もない観客に迷惑をかけた責任はどうだ、と迫られたら素直に自分の非を認める潔さは、一つの道理を一貫して守り切ったという点で、「無法」ではなく、「道理」松とも言えるのかも・・・。
自分の信念に従い、身分の違いなく他人に接する様子を「無法」と見るのは、単なる世渡り上手からみた視点であろう。その場しのぎで嘘もつき、陰で権威に媚を売る人間が余りにも多いその時代の中で、人力車の車夫ごときが、全うな道理に従って自己を押し通す姿に
心ある者は感服せざるを得なかったのではないでしょうか。結城氏はその恰幅の良さに惚れ、吉岡大尉は「世が世なら少将にもなれる男だ」と弱虫の息子の面倒をみるよう頼んだりするのです。
吉岡大尉との出会いは、それよりも前に怪我で泣きじゃくっていた大尉の息子を助けたことから始まっていますが、親に死に別れ、継母に育てられた松五郎にとって、泣き虫の息子を叱ることなく、その怪我を心配して病院まで息子を連れて行ってほしいと松五郎に頼む
母親の愛情に触れたことから大尉夫人(そのすぐ後、未亡人となるのですが)を敬愛することになったのだと思います。大尉の頼みを遺言と思った松五郎は息子を立派に育て上げることを心に決めます。息子を育て上げる父としての愛情とともに、夫人の頼み事を聞く度、
身分の違いなく接する婦人に愛情を感じながらも「忍ぶ」恋に徹する松五郎。それは道理を通し切る松五郎の美学というか、唯一の行動規範であったんでしょうね。
未亡人として後家になることなく、立派に息子を育て上げること、そして、軍人の妻と人力車夫との身分の違い、当時の常識に縛られつつも、最後に松五郎が夫人への恋慕に悩み苦しむ場面、そして松五郎の死後に夫人が流す涙に、愛し合う者同士が結ばれることを許さない、
当時の常識というか、世間の目を批判する観点があったのではないかと自分勝手ながら考えてしまいます。
無法松とも呼ばれた松五郎が、一介の人力車夫でなかったことを祇園太鼓のシーンでも表現していますが、「無法松の一生」という題名からは身分の卑しい荒くれ男の一生という先入観が出過ぎている嫌いがあります。原作者の岩下氏も。もともとは「富島松五郎伝」と題していたそうで、この映画の題名に合わせてやむなく改題したとのこと。終始、この題名を嫌っていたということです。
映画を観て、この映画に対するイメージがすっかり変わりました。
一人の男が生まれた環境にも負けず、自分の信じた道理をもって前向きに生き、当時は、まだまだ生きづらかったシングルマザーとその息子を立派に面倒を見る。ただ、当時の世間の目からはシングルマザーに対する愛情を伝えることが非常に憚られる時代で、相手に伝えられなかった男の愛情は終世、初恋のままで太く短い人生を生き通したことに時代の不合理を感じる。その男の生きた証は人々の記憶に残っているが、それを書き残すことは私の使命。この物語はそうして誕生した。
検閲はされたが、戦時中に公開された方がいいとのレビューも多く、ぜひ見てみたくなる作品でした。
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不器用だけど一生懸命、献身的にお世話になった家族に尽くす主人公にバッチリ感情移入できてみることが出来ました。日本人に生まれてよかったと思える作品でした。
冒頭、警官が主人公を探しにきて。みんなで喋りはじめるオープニングから面白い雰囲気がびっしびし伝わってきて一気にひきこまれました。
子どものために仕事をほったらかして、凧を一緒に直したり。一生懸命、運動会で一等を狙ったり。愛すべきキャラクターでした、無法松。
けれども現代人のボクから見ると、未亡人の高峰秀子さんはもう少し三船さんの気持ちを理解してあげようよと思ってしまうこともありましたが。
それと、軍人さんとの交流があまりに短く。そこまで主人公が忠義を尽くす理由があるのかな? と思ってしまいました。
日本の男のいい部分を見せてくれてとても面白い映画でした。
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ユーザーレビュー:19件
投稿日
2013/09/05
レビュアー
オテラ※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
不当な差別に断固闘ってきた松五郎なのです。芝居小屋に人力車の車夫がタダで入場させてもらっていた慣例を踏みにじられた松五郎が、それなら木戸銭払って料理を口にするのは自由だからとニンニクやニラを炊いて芝居小屋にいちゃもんを付けるのです。
芝居小屋の不当な扱いに対して無理はありますが、自分ながら一分の道理を付けて抗議をしているところは、例え、その結末が喧嘩沙汰に発展し無法松と呼ばれようとちゃんと道理を通しているらしい。
だから、仲裁役の結城氏にそれを認められつつも、何の関係もない観客に迷惑をかけた責任はどうだ、と迫られたら素直に自分の非を認める潔さは、一つの道理を一貫して守り切ったという点で、「無法」ではなく、「道理」松とも言えるのかも・・・。
自分の信念に従い、身分の違いなく他人に接する様子を「無法」と見るのは、単なる世渡り上手からみた視点であろう。その場しのぎで嘘もつき、陰で権威に媚を売る人間が余りにも多いその時代の中で、人力車の車夫ごときが、全うな道理に従って自己を押し通す姿に
心ある者は感服せざるを得なかったのではないでしょうか。結城氏はその恰幅の良さに惚れ、吉岡大尉は「世が世なら少将にもなれる男だ」と弱虫の息子の面倒をみるよう頼んだりするのです。
吉岡大尉との出会いは、それよりも前に怪我で泣きじゃくっていた大尉の息子を助けたことから始まっていますが、親に死に別れ、継母に育てられた松五郎にとって、泣き虫の息子を叱ることなく、その怪我を心配して病院まで息子を連れて行ってほしいと松五郎に頼む
母親の愛情に触れたことから大尉夫人(そのすぐ後、未亡人となるのですが)を敬愛することになったのだと思います。大尉の頼みを遺言と思った松五郎は息子を立派に育て上げることを心に決めます。息子を育て上げる父としての愛情とともに、夫人の頼み事を聞く度、
身分の違いなく接する婦人に愛情を感じながらも「忍ぶ」恋に徹する松五郎。それは道理を通し切る松五郎の美学というか、唯一の行動規範であったんでしょうね。
未亡人として後家になることなく、立派に息子を育て上げること、そして、軍人の妻と人力車夫との身分の違い、当時の常識に縛られつつも、最後に松五郎が夫人への恋慕に悩み苦しむ場面、そして松五郎の死後に夫人が流す涙に、愛し合う者同士が結ばれることを許さない、
当時の常識というか、世間の目を批判する観点があったのではないかと自分勝手ながら考えてしまいます。
無法松とも呼ばれた松五郎が、一介の人力車夫でなかったことを祇園太鼓のシーンでも表現していますが、「無法松の一生」という題名からは身分の卑しい荒くれ男の一生という先入観が出過ぎている嫌いがあります。原作者の岩下氏も。もともとは「富島松五郎伝」と題していたそうで、この映画の題名に合わせてやむなく改題したとのこと。終始、この題名を嫌っていたということです。
映画を観て、この映画に対するイメージがすっかり変わりました。
一人の男が生まれた環境にも負けず、自分の信じた道理をもって前向きに生き、当時は、まだまだ生きづらかったシングルマザーとその息子を立派に面倒を見る。ただ、当時の世間の目からはシングルマザーに対する愛情を伝えることが非常に憚られる時代で、相手に伝えられなかった男の愛情は終世、初恋のままで太く短い人生を生き通したことに時代の不合理を感じる。その男の生きた証は人々の記憶に残っているが、それを書き残すことは私の使命。この物語はそうして誕生した。
検閲はされたが、戦時中に公開された方がいいとのレビューも多く、ぜひ見てみたくなる作品でした。
投稿日
2014/11/18
レビュアー
片山刑事※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
不器用だけど一生懸命、献身的にお世話になった家族に尽くす主人公にバッチリ感情移入できてみることが出来ました。日本人に生まれてよかったと思える作品でした。
冒頭、警官が主人公を探しにきて。みんなで喋りはじめるオープニングから面白い雰囲気がびっしびし伝わってきて一気にひきこまれました。
子どものために仕事をほったらかして、凧を一緒に直したり。一生懸命、運動会で一等を狙ったり。愛すべきキャラクターでした、無法松。
けれども現代人のボクから見ると、未亡人の高峰秀子さんはもう少し三船さんの気持ちを理解してあげようよと思ってしまうこともありましたが。
それと、軍人さんとの交流があまりに短く。そこまで主人公が忠義を尽くす理由があるのかな? と思ってしまいました。
日本の男のいい部分を見せてくれてとても面白い映画でした。
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無法松の一生