シンシナティ・キッド

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古い映画で、その時代に見れば、それはもう・・かもしれませんし、スティーブマックイーンはかっこよかったのは認めますが、・・・。

最後、勝負に負けはしたけど、きれいな奥さん（まだ？）が帰ってきてよかったですねみたいな話（？）には、そこまでのめり込めませんわな。

まぁオマエみたいな映画わからん奴が見るなと言われれば、
「すんません」て感じ。

まぁ、自己満レビューなんで勘弁を。

６４点。

序盤はかなり乗れなかったというか、
「悪い男たちと悪い女たちの薄っぺらい話」だと思って観てたんですが、
後半ほとんどを費やす勝負シーンにはさすがに見入っちゃいましたね。

「007／カジノ・ロワイヤル」なんかでもそうでしたが、
まず「（賭け方とか心理戦含めて）ポーカーとはなんぞや」というところから
始めなければいけない面は少しハードルが高い気はしますが、
逆にポーカーを知ってると、心理戦の駆け引きというのがよくわかるので、
その分ほっといても面白い…というと語弊がありますが、
やっぱりポーカー自体の面白さっていうのは改めて感じられるものがあります。

んでもってこの映画の勝負の特徴としては、まずギャラリーが多い。
「観客がいる」勝負、ってやっぱり緊張感が出るんですよねぇ。
ただ二人でポーカーやってるだけだったらこんなに盛り上がらないでしょう。
さらにそこから勝負に介入してこようとする人たちもいて、人間模様も絡んでくるのがイイ。
あとはゲンナマ勝負という点も生々しくて、より雰囲気が出たというか。
徹夜でやってます的なダレた感じとかもリアルだったし、
「心理描写に重きを置いた演出」というのは存分に感じられました。

話の筋としてはそんなにすごくも目新しくも無いんですが、
ポーカーというギャンブルの面白さをストレートに見せようとしている点がイイですねぇ。
僕は自分でギャンブルに向いてないのはよくよくわかっているので
こういうキワドイ勝負とは無縁なんですが、
「ギャンブルの心理戦」というもの自体はすごく面白いものだと思っているので、
例えばマンガの「カイジ」なんかに近い観賞感があって、そこがまた面白かったですね。
もちろん、「カイジ」ほど心理描写が多かったりざわざわしてたりもしない分、
ライトに楽しめる良さもあるので、ポーカーを知ってるなら、
もしくは知りたいなら、観てみて損は無いんじゃないかと思います。

ちなみに途中でマックイーンが彼女の両親に手品を見せるシーンがあるんですが、
それを観て、「俺も手品練習して女性との会話に役立てよう！」的なことを思ったわけです。
と、同時に脳内で同僚の「結構重症ですね」という声が聞こえてきたりもしたわけです。
今ならキャバクラで得意げに手品をするおじさんたちの気持ちがわかる気がします。

結構重症ですね。

リアルタイムで、当時新宿の映画館で見たラストは違う・・・・・・今でも印象に残るラスト、
子供に負けたキッドを待っている彼女までは同じ、この後彼女は財布からお金を出してキッドに与える、
キッドはもう一度やり直してザ・マンを絶対やっつけてやるといって線路を飛びながら来た町に駆けていく、見送る彼女
そして主題歌が流れる・・・・・でした。
でもこのバージョンはあれ以来、見てません。賭博推奨で駄目になったのか・・・・・・(^_^;)
ハリウッド映画は公開する国でラストが違うのがよくあることらしい・・・・
でももう一度、あのバージョンが見たいなあ〜(*^^)v

天才若手ポーカーとベテランポーカーの戦いはもちろん、キャスティングや音楽からストーリーに至るまで魅力的な要素がたくさん詰まっており、ノーマン・ジェイスン初の監督作にして完成度が高かったです。
若手天才ポーカー、シンシナティ・キッドを演じるマックイーンはもちろん、ランシーを演じたエドワードGロビンソンの貫禄ある演技が素晴らしいです。改めて彼ほどボス役がハマる俳優もいないですね、安定感と存在感に圧倒されます。　　キッドの彼女クリスチャン（チューズデイ・ウェルド）と彼女の親友でシューターの妻メルバ（アン・マーグレット）は初めて見た女優ですが2人ともとてもチャーミングで何と美人なこと！　マックイーンの横に並ぶにふさわしい計算されたキャスティングだと思います。
序盤からレイ・チャールズの曲にムードが高まり、衣装や室内背景など至る所にさり気なくリッチな雰囲気が漂いセンスが良いです。後半のクライマックスの熱戦は会話は少なめにディーラーの手さばきや心理戦にスポットが当てられ、隙がなくいやがおうにも緊張感が高まります。　あっけなくハッピーエンドにならないラストも良かったですね。ストーリー展開に強弱があり、無駄がないので分かり易くて良かったです。強いて言えばポーカーの予備知識がもっとあれば楽しめたかなぁということで、ちょっと勉強してみたくなりました。

　この映画は何一つ印象に残らなかった。よくよく考えてみると、派手なアクションもなく、あっと驚く結末もなく、スティーブ・マックイーンが抑えた演技で頑張っていたのはよかったと思う。元々はマックイーンが演じる賭博師キッドが対戦するポーカーの名人ランシーを演じた名優エドワード・Ｇ・ロビンソンを見たくて借りたのだが、この人の印象もほとんど残っておらず、そこに居るだけで存在感あるなぁ、みたいな演技のような演技でないような。。。思うに私はマックイーンのファンではないし、ポーカーにも興味がなく、映画の中に自分の心に引っ掛かる場面もセリフもなかったからだろう。あとは一時マックイーンのパートナーだったアン・マーグレットという女優がやっと認識できたくらいか。。。