鳥 / ロッド・テイラー
鳥
/アルフレッド・ヒッチコック
平均評価点:
予告編を検索
全体の平均評価点: (5点満点)
(77)
解説・ストーリー
ある日、何の理由もなしに、鳥たちが人間を襲い始めた……。たった一つのシチュエーションをもとにあらゆる恐怖を引き出した、ヒッチコックのサスペンス・ドラマの傑作。
ある日、何の理由もなしに、鳥たちが人間を襲い始めた……。たった一つのシチュエーションをもとにあらゆる恐怖を引き出した、ヒッチコックのサスペンス・ドラマの傑作。
もっと見る▼
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
「鳥」 の解説・あらすじ・ストーリー
解説・ストーリー
ある日、何の理由もなしに、鳥たちが人間を襲い始めた……。たった一つのシチュエーションをもとにあらゆる恐怖を引き出した、ヒッチコックのサスペンス・ドラマの傑作。
「鳥」 の作品情報
「鳥」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ
鳥の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
119分 |
日本語・英語・中国語・スペイン語・ポルトガル語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
UJRD34090 |
2003年05月26日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
7枚
|
1人
|
2人
|
鳥の詳細
収録時間: |
字幕: |
音声: |
119分 |
日本語・英語・中国語・スペイン語・ポルトガル語 |
1:ドルビーデジタル/モノラル/英語
|
レイティング: |
記番: |
レンタル開始日: |
|
UJRD34090 |
2003年05月26日
|
在庫枚数 |
1位登録者: |
2位登録者: |
7枚
|
1人
|
2人
|
TSUTAYAだから可能な圧倒的作品数!!
洋画・邦画
約35,500
タイトル以上
国内ドラマも一部含まれております
※2022年2月 現在のタイトル数
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ユーザーレビュー:77件
とにかく怖い
投稿日:2005/05/02
レビュアー:ベイトン
日常でも、カラスの群れも怖いと感じることがある。それが、種族を問わず、一斉に襲ってくるのだから、こんな怖いことはない。
ヒッチコックはこの映画で「なぜ」「どうなる」の二つを大胆にも省いてしまった。「なぜ」は勿論「なぜ鳥が人間を襲ったか」。「どうなる」は、この島の住人は鳥の反乱を鎮めることができるかどうかの「どうなる」。理由も解からず鳥の襲撃に怯え、どうなったのかも解からない。これでは欲求不満が募る、という感想は尤もだし、私も当初はそうだった。
だけど、ヒッチコックは、純粋に鳥に襲われる恐怖を描きたかったのではないかな(この当たり、私の勝手な思い込み)。だから、観客を納得させる理由付けや、安心させる結末を用意しなかったのかも。とにかく恐怖を味わって下さい。これが、ヒッチコックの意図したところではないかと思った。
このレビューは気に入りましたか?
7人の会員が気に入ったと投稿しています
ヒッチコックの『鳥』
1963年。アルフレッド・ヒッチコック監督作品。
鳥が人間を襲ってくる《パニック・ムービー》
この映画、見事にBGMがありません。
鳥の羽音がバサッ、バサッ!!
鳥の嘴が激しく窓にぶつかる音。
嘴でガガッと噛み切る音。
逃げ惑う人々の恐怖に引きつる顔に効果音(BGM)はありません。
(ヒッチコックは、音声を消して映画を観ることを好んだそうです。
(音がなくても映像だけでストーリーも情景も伝わる・・・そう確信していたそうです)
この映画はまた、登場人物の仕事や背景そして性格は語られるのに、
ドラマとして発展しないのです。
主人公のメラニー((ティッピ・ヘドリン)は、ペットショップで出会った弁護士の
ミッチ((ロッド・テイラー)にわざわざスポーツカーを何時間も飛ばして、
サンフランシスコから、カリフォルニア州ボデガ・ベイまで《幸福の鳥の番い》を、
届けに行きます。
でも2人の恋のゆくえには、焦点は当てられませんし、その恋の結果にも触れません。
鳥・・・集団で人間を襲い、死に至らせるまでの暴力・・・その原因もそして、
その結果・・・
結果にも言及することはありません。
《鳥が集団で襲って来る》
この映像にはCGやコンピューター処理のない時代、とてつもない苦労があり、
色々な合成技術が使われたそうです。
それにしても《鳥が人間を襲う》
そのリアリティに心底驚かされます。
ヒッチコック監督の先見の明にも脱帽です。
(ジェシカ・タンディがミッチの影ある母親役で出演しているのも、とても嬉しかったです)
(ヒッチコック監督は2匹の愛犬を連れてお店から出てくるワン・シーンで、出演しています)
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
生々しい恐怖感!
投稿日:2015/08/08
レビュアー:趣味は洋画
ダフネ・デュ・モーリアの原作で明かされている‘鳥が人間を襲う理由’を映画ではあえて不明にすることで、‘日常を侵食する恐怖’というヒッチコックお得意のテーマが顔を出します。もう何度観たか分かりません。
サンフランシスコの小鳥店で弁護士のミッチ(ロッド・テイラー)に悪戯をたしなめられたメラニー(ティッピ・ヘドレン)は、彼に興味を持ち、ボデガ湾にある彼の母親の家を訪れる。ミッチが現れるのを見越して、彼の妹へのプレゼントである小鳥をこっそり置いてくるが、その時、1羽のカモメがメラニーを襲う。ミッチの助けで難を逃れたメラニーだが、この事件はやがて始まる異常現象の前触れでしかなかった...
この映画はヒッチコックが60年「サイコ」に続いて発表した異色作で、心理サスペンスの妙味を活かした快作です。
ジャングルジムに鳥たちが群がってくる有名なシーンは、それまでのヒッチコックの‘恐怖映画’の創りとは趣を異にした、見事な演出です。
そしてバーナード・ハーマンの奏でるシンセサイザーによる‘鳥の鳴き声’も、日常を食い破る不条理な響きで、恐怖感を煽っています。
行きつくところはキャスティングですが、どちらかといえばアクション・ヒーロー役が似合うロッド・テイラーを、母親の束縛から脱し切れないマザコン男に起用したのも成功の一因でしょう。
その母親役には舞台経験豊富な名女優ジェシカ・タンディが扮し、鳥たちにいたぶられる高慢な美女メラニー役には、本作が映画初出演のティッピ・ヘドレンが扮しています。
(彼女の娘は女優のメラニー・グリフィス、孫はやはり女優のダコタ・ジョンソンであることは周知のとおりですね)
小学校教師アニー役でスザンヌ・プレシェットも出ています。(62年「恋愛専科」の彼女は素晴らしかった)
忘れてならないのは、R・テイラーの妹役のヴェロニカ・カートライト。本作出演時は14歳の少女ですが、79年「エイリアン」ではノストロモ号の操縦士ランバートに扮し、成長のあとをみせています。
ひとつ残念だったのは、ラストがあまりにもあっけなく寂しいところでしょうか...
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
いかにして鳥が群れで、かつ種族をこえて凶暴化したのか?
ヒッチコックの映画の中でも有名なこの作品。
ちょっと期待して観たのですが、ストーリーとしては期待はずれだったというのが私の正直な結論。
ただし、今から40年前にこの鳥の群れの特撮はすごいなぁと感心しました。本当にすごい! 気持ち悪い!
ただし、鳥が襲う理由が明らかにされないことが、かなり私を欲求不満にさせました…。
なんとなく、それが分からないことには尻切れトンボのような印象を受けてしまうんですよね…。
ただし、特筆すべきなのは女優さん。
ヒロインのティッピー・ヘドレンもとってもステキ。
さらに、若かりし頃のジェシカ・タンディに感激!
私としては、おばあちゃんになってからのジェシカ・タンディがなじみ深いのですが、まさかこの映画に出演してるとは思いも寄りませんでした。
もう中年にさしかかりかけてますが、やっぱりオーラが出てます。
そんな女優さんに出会えただけでも価値はあったかな。
このレビューは気に入りましたか?
6人の会員が気に入ったと投稿しています
群れる恐怖、無音の不気味さ
1963年 アメリカ映画
製作・監督:アルフレッド・ヒッチコック
レビューの書きはじめを、「主役のティッピ・ヘドレンの映画デビュー作です」と途中まで書いて、いや違う!と思いとどまりました。この映画の主役はティッピ・ヘドレンでもロッド・テイラーでもなく間違いなく「鳥」が主役です。
一羽だけなら恐怖を抱かない鳥も群れる事で大きな力となり、相手が人間だろうと容赦なく襲うのです。この鳥の数の恐怖は圧巻で、“鳥が人を襲う”という構図がきちんと成立しているのは見事です。この作品は私の中ではヒッチコックの代名詞と言っても過言ではない位で、はじめて観た時の衝撃は忘れられません。ヒッチコックを知ったのがこの「鳥」で、同じ頃に「サイコ」を観た様に記憶しています。「サイコ」も衝撃作ではありましたが違う意味で“怖い映画”です。
あらすじはティッピ・ヘドレンがロッド・テイラーのもとに2羽の小鳥を届ける途中で、災難に見舞われ、それが加速していく訳ですが、ストーリーそのものはそれ程重要ではなく、なぜ鳥が人を襲うのかを我々人間が考える事が重要な気がします。
そのヒントとなるシーンに、食堂に逃げ込んだ際に鳥類に詳しいバンディ夫人(エセル・グリフィーズ)の台詞にありました。鳥の歴史は人間より古く、種類も多いと。鳥達からしたら人間など後から来た邪魔者にしか過ぎないのかもしれません。
鳥の攻撃的な面と静寂さが交互に訪れて、中盤から一羽、また一羽と増える様は一層不気味さを増します。この静と動、数の恐怖と不気味さは一級品です。私はてっきりモノクロだと思い込んでいましたが、これがモノクロだったらもっと恐怖心を煽られていたかもしれません。
この1960年代初頭の映画でこれだけの鳥の群れをどうやって撮影したのか知りたくて借りましたが、並々ならぬ努力があった事、ディズニースタジオで開発中のナトリウムライトを使った合成技術だった事。今では合成もCGで簡単に出来る様になりましたが、当時ブルースクリーンで行っていた合成ではヒッチコックが納得できるレベルではなかったとか。また、舞台となったボデラ湾という土地柄はイギリスに似ていて、今まで晴れていたかと思うと急に霧が掛かり雨を降らせるという不吉なムードが漂う場所だったそうで、この作品にピッタリだったらしい。この映画に関しては音楽が無い事が効果的に転じたと思う。
このレビューは気に入りましたか?
5人の会員が気に入ったと投稿しています
ユーザーレビュー
とにかく怖い
投稿日
2005/05/02
レビュアー
ベイトン
日常でも、カラスの群れも怖いと感じることがある。それが、種族を問わず、一斉に襲ってくるのだから、こんな怖いことはない。
ヒッチコックはこの映画で「なぜ」「どうなる」の二つを大胆にも省いてしまった。「なぜ」は勿論「なぜ鳥が人間を襲ったか」。「どうなる」は、この島の住人は鳥の反乱を鎮めることができるかどうかの「どうなる」。理由も解からず鳥の襲撃に怯え、どうなったのかも解からない。これでは欲求不満が募る、という感想は尤もだし、私も当初はそうだった。
だけど、ヒッチコックは、純粋に鳥に襲われる恐怖を描きたかったのではないかな(この当たり、私の勝手な思い込み)。だから、観客を納得させる理由付けや、安心させる結末を用意しなかったのかも。とにかく恐怖を味わって下さい。これが、ヒッチコックの意図したところではないかと思った。
ヒッチコックの『鳥』
投稿日
2020/12/17
レビュアー
カマンベール
1963年。アルフレッド・ヒッチコック監督作品。
鳥が人間を襲ってくる《パニック・ムービー》
この映画、見事にBGMがありません。
鳥の羽音がバサッ、バサッ!!
鳥の嘴が激しく窓にぶつかる音。
嘴でガガッと噛み切る音。
逃げ惑う人々の恐怖に引きつる顔に効果音(BGM)はありません。
(ヒッチコックは、音声を消して映画を観ることを好んだそうです。
(音がなくても映像だけでストーリーも情景も伝わる・・・そう確信していたそうです)
この映画はまた、登場人物の仕事や背景そして性格は語られるのに、
ドラマとして発展しないのです。
主人公のメラニー((ティッピ・ヘドリン)は、ペットショップで出会った弁護士の
ミッチ((ロッド・テイラー)にわざわざスポーツカーを何時間も飛ばして、
サンフランシスコから、カリフォルニア州ボデガ・ベイまで《幸福の鳥の番い》を、
届けに行きます。
でも2人の恋のゆくえには、焦点は当てられませんし、その恋の結果にも触れません。
鳥・・・集団で人間を襲い、死に至らせるまでの暴力・・・その原因もそして、
その結果・・・
結果にも言及することはありません。
《鳥が集団で襲って来る》
この映像にはCGやコンピューター処理のない時代、とてつもない苦労があり、
色々な合成技術が使われたそうです。
それにしても《鳥が人間を襲う》
そのリアリティに心底驚かされます。
ヒッチコック監督の先見の明にも脱帽です。
(ジェシカ・タンディがミッチの影ある母親役で出演しているのも、とても嬉しかったです)
(ヒッチコック監督は2匹の愛犬を連れてお店から出てくるワン・シーンで、出演しています)
生々しい恐怖感!
投稿日
2015/08/08
レビュアー
趣味は洋画
ダフネ・デュ・モーリアの原作で明かされている‘鳥が人間を襲う理由’を映画ではあえて不明にすることで、‘日常を侵食する恐怖’というヒッチコックお得意のテーマが顔を出します。もう何度観たか分かりません。
サンフランシスコの小鳥店で弁護士のミッチ(ロッド・テイラー)に悪戯をたしなめられたメラニー(ティッピ・ヘドレン)は、彼に興味を持ち、ボデガ湾にある彼の母親の家を訪れる。ミッチが現れるのを見越して、彼の妹へのプレゼントである小鳥をこっそり置いてくるが、その時、1羽のカモメがメラニーを襲う。ミッチの助けで難を逃れたメラニーだが、この事件はやがて始まる異常現象の前触れでしかなかった...
この映画はヒッチコックが60年「サイコ」に続いて発表した異色作で、心理サスペンスの妙味を活かした快作です。
ジャングルジムに鳥たちが群がってくる有名なシーンは、それまでのヒッチコックの‘恐怖映画’の創りとは趣を異にした、見事な演出です。
そしてバーナード・ハーマンの奏でるシンセサイザーによる‘鳥の鳴き声’も、日常を食い破る不条理な響きで、恐怖感を煽っています。
行きつくところはキャスティングですが、どちらかといえばアクション・ヒーロー役が似合うロッド・テイラーを、母親の束縛から脱し切れないマザコン男に起用したのも成功の一因でしょう。
その母親役には舞台経験豊富な名女優ジェシカ・タンディが扮し、鳥たちにいたぶられる高慢な美女メラニー役には、本作が映画初出演のティッピ・ヘドレンが扮しています。
(彼女の娘は女優のメラニー・グリフィス、孫はやはり女優のダコタ・ジョンソンであることは周知のとおりですね)
小学校教師アニー役でスザンヌ・プレシェットも出ています。(62年「恋愛専科」の彼女は素晴らしかった)
忘れてならないのは、R・テイラーの妹役のヴェロニカ・カートライト。本作出演時は14歳の少女ですが、79年「エイリアン」ではノストロモ号の操縦士ランバートに扮し、成長のあとをみせています。
ひとつ残念だったのは、ラストがあまりにもあっけなく寂しいところでしょうか...
いかにして鳥が群れで、かつ種族をこえて凶暴化したのか?
投稿日
2003/10/28
レビュアー
しゃれこうべ
ヒッチコックの映画の中でも有名なこの作品。
ちょっと期待して観たのですが、ストーリーとしては期待はずれだったというのが私の正直な結論。
ただし、今から40年前にこの鳥の群れの特撮はすごいなぁと感心しました。本当にすごい! 気持ち悪い!
ただし、鳥が襲う理由が明らかにされないことが、かなり私を欲求不満にさせました…。
なんとなく、それが分からないことには尻切れトンボのような印象を受けてしまうんですよね…。
ただし、特筆すべきなのは女優さん。
ヒロインのティッピー・ヘドレンもとってもステキ。
さらに、若かりし頃のジェシカ・タンディに感激!
私としては、おばあちゃんになってからのジェシカ・タンディがなじみ深いのですが、まさかこの映画に出演してるとは思いも寄りませんでした。
もう中年にさしかかりかけてますが、やっぱりオーラが出てます。
そんな女優さんに出会えただけでも価値はあったかな。
群れる恐怖、無音の不気味さ
投稿日
2021/02/26
レビュアー
かつ
1963年 アメリカ映画
製作・監督:アルフレッド・ヒッチコック
レビューの書きはじめを、「主役のティッピ・ヘドレンの映画デビュー作です」と途中まで書いて、いや違う!と思いとどまりました。この映画の主役はティッピ・ヘドレンでもロッド・テイラーでもなく間違いなく「鳥」が主役です。
一羽だけなら恐怖を抱かない鳥も群れる事で大きな力となり、相手が人間だろうと容赦なく襲うのです。この鳥の数の恐怖は圧巻で、“鳥が人を襲う”という構図がきちんと成立しているのは見事です。この作品は私の中ではヒッチコックの代名詞と言っても過言ではない位で、はじめて観た時の衝撃は忘れられません。ヒッチコックを知ったのがこの「鳥」で、同じ頃に「サイコ」を観た様に記憶しています。「サイコ」も衝撃作ではありましたが違う意味で“怖い映画”です。
あらすじはティッピ・ヘドレンがロッド・テイラーのもとに2羽の小鳥を届ける途中で、災難に見舞われ、それが加速していく訳ですが、ストーリーそのものはそれ程重要ではなく、なぜ鳥が人を襲うのかを我々人間が考える事が重要な気がします。
そのヒントとなるシーンに、食堂に逃げ込んだ際に鳥類に詳しいバンディ夫人(エセル・グリフィーズ)の台詞にありました。鳥の歴史は人間より古く、種類も多いと。鳥達からしたら人間など後から来た邪魔者にしか過ぎないのかもしれません。
鳥の攻撃的な面と静寂さが交互に訪れて、中盤から一羽、また一羽と増える様は一層不気味さを増します。この静と動、数の恐怖と不気味さは一級品です。私はてっきりモノクロだと思い込んでいましたが、これがモノクロだったらもっと恐怖心を煽られていたかもしれません。
この1960年代初頭の映画でこれだけの鳥の群れをどうやって撮影したのか知りたくて借りましたが、並々ならぬ努力があった事、ディズニースタジオで開発中のナトリウムライトを使った合成技術だった事。今では合成もCGで簡単に出来る様になりましたが、当時ブルースクリーンで行っていた合成ではヒッチコックが納得できるレベルではなかったとか。また、舞台となったボデラ湾という土地柄はイギリスに似ていて、今まで晴れていたかと思うと急に霧が掛かり雨を降らせるという不吉なムードが漂う場所だったそうで、この作品にピッタリだったらしい。この映画に関しては音楽が無い事が効果的に転じたと思う。
新規登録で
「定額レンタル4」月額1,026円(税込)を
14日間無料お試し!※
- ※本キャンペーンの無料お試しの対象者は、次の@ABのいずれかに該当する方に限ります。
- @「TSUTAYA DISCAS」の定額プラン(定額プランの種類は問いません。以下同じ)の利用開始時に「無料お試し」を利用したことがない方
- A2022年10月2日以前に「TSUTAYA DISCAS」の定額プランの利用を終了された方であって、2022年10月3日以降、「TSUTAYA DISCAS」の定額プランを利用していない方
- B上記@Aのほか、当社が不定期で実施する期間限定キャンペーンにおいて、キャンペーン開始時に、当社が定める参加条件を満たした方
- 無料お試し期間中(14日間)、新作はレンタル対象外です。(但し、上記Bの対象者に限り、新作もレンタル対象となる場合があります)
- 無料お試し期間終了後、登録プラン料金で自動更新となります。
ご利用の流れ
@ 会員登録
申し込みフォームへ記入したら登録完了!
A 作品をレンタル
借りたい作品をリストアップするだけ!
発送可能な商品を自宅にお届けします。
B ポストに返却
商品をポストに投函すればOK!
各プランはこちら
-
- 宅配レンタル 定額8プラン

-
- 「新作・準新作」が定額で月8枚レンタルできる!※1借り放題付き※2
- 新規登録する
-
- 宅配レンタル 定額4プラン

-
- 新規登録する
-
- 都度課金 プラン

-
- 新規登録する
※1 無料お試し期間中の「新作」レンタルは対象外です。
※2 借り放題はDVD「旧作」、CD「新作・準新作・旧作」が対象です。
鳥