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カンヌ映画祭グランプリに輝いたコッポラの意欲作。プロの盗聴屋が次々と他人のプライバシーを侵し、盗聴を繰り返す作業を克明に描いていく。しかし、やがて“自分も盗聴されている”という脅迫観念に陥った主人公は、孤独と狂気の日々に没入していく・・・。大都会に住む現代人の不安感を象徴的に描いた作品。
製作年: |
1973年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
THE CONVERSATION |
受賞記録: |
1974年 カンヌ国際映画祭 パルム・ドール |
監督: |
フランシス・フォード・コッポラ |
---|---|
製作: |
フレッド・ルース 、 フランシス・フォード・コッポラ |
製作総指揮: |
モナ・スカジャー |
出演: |
ジーン・ハックマン 、 ジョン・カサー 、 ロバート・デュヴァル 、 アレン・ガーフィールド 、 ハリソン・フォード 、 テリー・ガー 、 ロバート・シールズ 、 フレデリック・フォレスト 、 シンディ・ウィリアムス 、 ジョン・カザール |
脚本: |
フランシス・フォード・コッポラ |
撮影: |
ビル・バトラー 、 ビル・バトラー |
音楽: |
デヴィッド・シャイア 、 デヴィッド・シャイア |
カンヌ映画祭グランプリに輝いたコッポラの意欲作。プロの盗聴屋が次々と他人のプライバシーを侵し、盗聴を繰り返す作業を克明に描いていく。しかし、やがて“自分も盗聴されている”という脅迫観念に陥った主人公は、孤独と狂気の日々に没入していく・・・。大都会に住む現代人の不安感を象徴的に描いた作品。
製作年: |
1973年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
THE CONVERSATION |
受賞記録: |
1974年 カンヌ国際映画祭 パルム・ドール |
監督: |
フランシス・フォード・コッポラ |
---|---|
製作: |
フレッド・ルース 、 フランシス・フォード・コッポラ |
製作総指揮: |
モナ・スカジャー |
出演: |
ジーン・ハックマン 、 ジョン・カサー 、 ロバート・デュヴァル 、 アレン・ガーフィールド 、 ハリソン・フォード 、 テリー・ガー 、 ロバート・シールズ 、 フレデリック・フォレスト 、 シンディ・ウィリアムス 、 ジョン・カザール |
脚本: |
フランシス・フォード・コッポラ |
---|---|
撮影: |
ビル・バトラー 、 ビル・バトラー |
音楽: |
デヴィッド・シャイア 、 デヴィッド・シャイア |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
114分 | 日本語英語解説 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/英(解説) 3:ドルビーデジタル/ステレオ/英(解説) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
PCBH70114 | 2005年01月19日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
1枚 | 4人 | 0人 |
収録時間:
114分
字幕:
日本語英語解説
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/英(解説)
3:ドルビーデジタル/ステレオ/英(解説)
レイティング:
記番:
PCBH70114
レンタル開始日:
2005年01月19日
在庫枚数
1枚
1位登録者:
4人
2位登録者:
0人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
114分 | 日本語英語解説 | 1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語 2:ドルビーデジタル/ステレオ/英(解説) 3:ドルビーデジタル/ステレオ/英(解説) |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
PCBH70114 | 2005年01月19日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
1枚 | 4人 | 0人 |
収録時間:
114分
字幕:
日本語英語解説
音声:
1:ドルビーデジタル/ステレオ/英語
2:ドルビーデジタル/ステレオ/英(解説)
3:ドルビーデジタル/ステレオ/英(解説)
レイティング:
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PCBH70114
レンタル開始日:
2005年01月19日
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すばらしく面白かった。ミステリー、サスペンス、サイコスリラーの逸品、細部まで神経を張り詰めた細やかさ、パ
ーフェクト感には、シティホールの壁用に大作の絵を描き上げた画家が、自分の好きなテーマで親しい友人のために描
いた80×60pほどの「細密画」のような趣があった。脳内に噴出したドーパミンはなかなか消えずコッポラのコメ
ンタリー付きで、もう一度見直したほどだった。
同業者仲間うちで伝説になるほどの凄腕“盗聴屋”ハリー(ジーン・ハックマン)は、さる大企業の専務の依頼で、
広場を散策する若い男女のカップルを盗聴するうちに、禁じたはずの好奇心にとらえられ、事件に深入りしてしまう。
そればかりか、盗聴し監視する側にいるはずの自分自身が、逆に盗聴され監視されているのではないかとの妄想に苛ま
れ、しだいに精神を病んでいく。仕事がらその危険は以前からあったのだが。
ハリーの誰にも心を許さない孤独さは、「タクシードライバー」のトラヴィスを想わせた。それも道理、本作脚本は
コッポラ27歳のときの自作オリジナル、才能の有無がすべての評価基準であったコッポラ家で、自分は何の才能もな
いのではないかと悩み、自分のなかに閉じこもって孤独だった頃の心情を込めたという。「ハリーは私だ」とも言い切
っている。
しかし、コッポラはスコセッシよりもずっとソフィスティケートされており、青臭く熱くわかものの孤独を叫んだり
はしない。だから反面、たやすく感情移入はできにくい。スコセッシにあった道化のユーモアや、勘違いだろうと出口
を求めて突き進む熱気はない。
中年男ハリーは仕事第一、集中を邪魔するなと、たった一人の相棒(ジョン・カザール)にも辛く当たって去られてしまうし、女友だちの部屋でも身の上は決して明かさない。孤独をそれと感じないほど、心は乾いて干上がっているのだ。台詞以上に、ジーン
・ハックマンは表情、些細なしぐさでそれを表現する。慰めはジャズのレコードに合わせてサックスを演奏することだけ。
ハリーにはしかしこの仕事に対する罪悪感があった。自分が盗聴したテープが何人の人間を破滅に追いやったこと
か。カトリック教会で定期的に懺悔をしなければならないほどだ。今回の仕事だって、殺すとか殺されると、切れ切れ
に聞こえてきたからたまらなく気になった。専務の秘書(ハリソン・フォード)の傲慢で怪しげな態度も気にくわな
い。また、人が殺されるようなことがあったらと、耐えきれず盗聴で知ったホテルまで出向いていく。
そこで見た衝撃の事実とは・・・ヒッチコックかキューブリックかという、切れ味のよい恐怖の演出を堪能できる。
そしてラストのやるせなさ。床も壁も破壊し尽くされた荒涼とした部屋の窓の外には、こちらも解体を終えたビルの
残骸がある。汗が滲み張り付いたシャツで一人、サックスを吹くハリー。ひとりの男の破滅した姿を、厳しくも詩情豊
かに映し出す。コッポラ少年を虜にした最初の文学書である「欲望という名の電車」のブランチの末路に、イメージを
重ねたのであろうか。
意外だったが、本作、アントニオーニの「欲望」が元になっているそうである。確かに盗撮と盗聴、主人公の仕事は
似ており、仕事を通じて不可解な事件に巻き込まれ、同時に主人公の自我が危機に瀕していく過程も似ている。洗練さ
れて冷ややかな映画の質感もよく似ている。もちろんこちらが似せたわけだが。
しかし理詰めを通したアントニオーニに比し、こちらはもう少し情が、独特の乾いた抒情がある。ピアノのソロがか
き立てる孤独感が痛い。
テープの音声と広場の男女の映像が反復して使われ、単調なくり返しが焦燥感と緊迫感を高める「反復のテクニッ
ク」を用いたそうである。一瞬、ハネケかと思った緊張感あふれた固定カメラ長回し、監視カメラに映っているような
映像を狙ったとのことだ。そういえば、眠っている主人公の顔に金網の影が映るシーン、監視の牢獄にすでに囚われて
いることの暗示か。ハリーの着る透明なレインコートも「見られていること」の象徴らしい。
映画に映るものはすべて、何かを語っている。作るほうは語らせる。見る側が、どこまで聞き取れるか、試されてい
る気もした。
このレビューは気に入りましたか? 2人の会員が気に入ったと投稿しています
※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
「ゴッドファーザー」という映画が父権社会、
謂わば絶対的な神が中心に存在する世界の投影とするなら
これは唯一絶対神さえ懐疑するに至る価値体系の崩壊を描く。
「好奇心は禁物」
盗聴のエキスパート、ハリー・コール自戒の言だったが
プロ中のプロであるはずの盗聴屋が自らを盗聴されるという
これ以上はないであろう屈辱が訪れる。
と次の瞬間、濁流の如く押し寄せる不信スパイラル。
自室を家捜しする場面に於いてハリーは狂態の域に達する。
まさか、その中にはないだろう。いや・・・
ベトナム戦やウォーターゲート事件直後のアメリカの
何かぽっかり空いた大きな穴を覗く雰囲気。
ジーン・ハックマン(ハリー役)のリアリズム演技と
サックスの音色はどこまでも乾いている。
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ユーザーレビュー:29件
投稿日
2011/01/10
レビュアー
港のマリー※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
すばらしく面白かった。ミステリー、サスペンス、サイコスリラーの逸品、細部まで神経を張り詰めた細やかさ、パ
ーフェクト感には、シティホールの壁用に大作の絵を描き上げた画家が、自分の好きなテーマで親しい友人のために描
いた80×60pほどの「細密画」のような趣があった。脳内に噴出したドーパミンはなかなか消えずコッポラのコメ
ンタリー付きで、もう一度見直したほどだった。
同業者仲間うちで伝説になるほどの凄腕“盗聴屋”ハリー(ジーン・ハックマン)は、さる大企業の専務の依頼で、
広場を散策する若い男女のカップルを盗聴するうちに、禁じたはずの好奇心にとらえられ、事件に深入りしてしまう。
そればかりか、盗聴し監視する側にいるはずの自分自身が、逆に盗聴され監視されているのではないかとの妄想に苛ま
れ、しだいに精神を病んでいく。仕事がらその危険は以前からあったのだが。
ハリーの誰にも心を許さない孤独さは、「タクシードライバー」のトラヴィスを想わせた。それも道理、本作脚本は
コッポラ27歳のときの自作オリジナル、才能の有無がすべての評価基準であったコッポラ家で、自分は何の才能もな
いのではないかと悩み、自分のなかに閉じこもって孤独だった頃の心情を込めたという。「ハリーは私だ」とも言い切
っている。
しかし、コッポラはスコセッシよりもずっとソフィスティケートされており、青臭く熱くわかものの孤独を叫んだり
はしない。だから反面、たやすく感情移入はできにくい。スコセッシにあった道化のユーモアや、勘違いだろうと出口
を求めて突き進む熱気はない。
中年男ハリーは仕事第一、集中を邪魔するなと、たった一人の相棒(ジョン・カザール)にも辛く当たって去られてしまうし、女友だちの部屋でも身の上は決して明かさない。孤独をそれと感じないほど、心は乾いて干上がっているのだ。台詞以上に、ジーン
・ハックマンは表情、些細なしぐさでそれを表現する。慰めはジャズのレコードに合わせてサックスを演奏することだけ。
ハリーにはしかしこの仕事に対する罪悪感があった。自分が盗聴したテープが何人の人間を破滅に追いやったこと
か。カトリック教会で定期的に懺悔をしなければならないほどだ。今回の仕事だって、殺すとか殺されると、切れ切れ
に聞こえてきたからたまらなく気になった。専務の秘書(ハリソン・フォード)の傲慢で怪しげな態度も気にくわな
い。また、人が殺されるようなことがあったらと、耐えきれず盗聴で知ったホテルまで出向いていく。
そこで見た衝撃の事実とは・・・ヒッチコックかキューブリックかという、切れ味のよい恐怖の演出を堪能できる。
そしてラストのやるせなさ。床も壁も破壊し尽くされた荒涼とした部屋の窓の外には、こちらも解体を終えたビルの
残骸がある。汗が滲み張り付いたシャツで一人、サックスを吹くハリー。ひとりの男の破滅した姿を、厳しくも詩情豊
かに映し出す。コッポラ少年を虜にした最初の文学書である「欲望という名の電車」のブランチの末路に、イメージを
重ねたのであろうか。
意外だったが、本作、アントニオーニの「欲望」が元になっているそうである。確かに盗撮と盗聴、主人公の仕事は
似ており、仕事を通じて不可解な事件に巻き込まれ、同時に主人公の自我が危機に瀕していく過程も似ている。洗練さ
れて冷ややかな映画の質感もよく似ている。もちろんこちらが似せたわけだが。
しかし理詰めを通したアントニオーニに比し、こちらはもう少し情が、独特の乾いた抒情がある。ピアノのソロがか
き立てる孤独感が痛い。
テープの音声と広場の男女の映像が反復して使われ、単調なくり返しが焦燥感と緊迫感を高める「反復のテクニッ
ク」を用いたそうである。一瞬、ハネケかと思った緊張感あふれた固定カメラ長回し、監視カメラに映っているような
映像を狙ったとのことだ。そういえば、眠っている主人公の顔に金網の影が映るシーン、監視の牢獄にすでに囚われて
いることの暗示か。ハリーの着る透明なレインコートも「見られていること」の象徴らしい。
映画に映るものはすべて、何かを語っている。作るほうは語らせる。見る側が、どこまで聞き取れるか、試されてい
る気もした。
投稿日
2010/03/22
レビュアー
コリンスキー※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
「ゴッドファーザー」という映画が父権社会、
謂わば絶対的な神が中心に存在する世界の投影とするなら
これは唯一絶対神さえ懐疑するに至る価値体系の崩壊を描く。
「好奇心は禁物」
盗聴のエキスパート、ハリー・コール自戒の言だったが
プロ中のプロであるはずの盗聴屋が自らを盗聴されるという
これ以上はないであろう屈辱が訪れる。
と次の瞬間、濁流の如く押し寄せる不信スパイラル。
自室を家捜しする場面に於いてハリーは狂態の域に達する。
まさか、その中にはないだろう。いや・・・
ベトナム戦やウォーターゲート事件直後のアメリカの
何かぽっかり空いた大きな穴を覗く雰囲気。
ジーン・ハックマン(ハリー役)のリアリズム演技と
サックスの音色はどこまでも乾いている。
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