じゃりン子チエ　劇場版

特別大笑いしたり泣いたりしないけど
セリフのところどころに重なるものがあって
考えさせられました。
チエちゃん最高！小鉄大好き！

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何遍観てもよろしいなぁ！　【昭和】の風情そのままの大阪下町を舞台にして　繰り広げられるDEEPな浪花節人情物語！　放送当時はピーチクエーじゃなかったＰＴＡが「教育上問題がある」ゆうて大騒ぎしてましたなぁ！　残念ながらこのコテコテさ　関西から西でしかウケまへんやろ？　ほやけど　まぁよろし。　おもろいさかい　イッペン観たってや。

「日本一不幸な少女や」ゆうてるけど　いっつも前向きでけっしてめげまへん。　生命力の塊のようなチエちゃん見てると　生きる元気が湧いてきます！　気配りの出来るやさしくてかしこい子です。　中山千夏さんの声が懐かしい。
　
テツも無茶苦茶やけど　けっこうええとこもあるんよ。　チエを大事に思っていることや友達思いのトコなんか　独特のやさしさがありまんね。　自分に隠れてチエがオカァはんにおうてること知ってすねてるとこなんかかわいらしい。　ほんの気持ちだけやけど。　遊園地でチエちゃんも大騒ぎしてることなんか　世間ズレしてない分　純粋やん。　西川のりおさんは変わりまへん。

おジィとおバァもごっつええ感じで　生きてるってことやね。

ガッコのせんせ（オヤジも息子も）ええ味、出してます。
オヤジせんせ　ええこと言います。

「教科書通りの教育で　この異常な家庭を正常に戻せるか？」

猫の敵討ちも　秀逸なエピソード。
（小テツＶＳアントニオＪｒ．墓場での決闘なんてドラマチックやなぁ　小テツはオットコ前やん）

とにかく　めでたし、めでたしで乾杯や！！
（またまた　飲みたいだけやったりして…）


　　

最初は原作を読んでいて、結構面白かったのですが、途中から読んでいたので、かなりの作品が刊行されていて断念しました。そのうちアニメで放送され、これも面白く毎週見ていました。当時の僕に元気をくれた一人にもチエちゃんがいます。

この劇場版などすっかり忘れていましたが、20年近く前（ちょっと違うかも？）のチエちゃんそのままがいました。嬉しかったです。若い人には絵のタッチに違和感があるかもしれませんね。

原作のファンだったし、映画も劇場で観たんですけど、懐かしさもあって借りましたが、やっぱりいいですね。
今でも立派に楽しめますし、ストーリーもしっかりしています。
今は無き横山やすし師匠の貴重な声も聞けますし。。
個人的には小鉄とアントニオ主演でぜひ映画化してもらいたいものです。。

わたしが小学生の頃はやったのかなあ。
当時みんなが見ていて、一度見てみたのだけど、
あまりに現実的すぎて、あまりに境遇がかわいそすぎて、小学生ながらに
気の毒で１回見てやめてしまった。当時は面白さが全然分からなくて、ただただ、この子の家庭、
かわいそすぎて見てられへん、そんな感じだった笑。

そして、何十年も経ってなんとなく見ることに。
だんな、わたし、小学２年のちびこで鑑賞。

だんなはめちゃくちゃ懐かしがってた。
ちびこもおもしろがってた。
わたしは、おもしろいのと切ないのと、大阪ってええなあっていうのと。

チエちゃんえらいわ。
小学生でお店に立って、お客さんの相手して、おとうちゃんの面倒みて、
めっちゃ貧乏やのに、ぜんぜんめげへん。
ぐれてもよさそうやのに、毎日まっすぐ。
かっこよすぎる。

西川のりおさんの、なんとも言えないへたくそ加減がまたいい味出してる。
よく大阪弁のドラマとか映画とかで、大阪出身じゃない人がありえへん大阪弁やってることがある。
あれ、すごいストレスになる。
肝心な物語がまったく入ってこない。
苦痛。
その点、この作品はばりばりのネイティブでかためてて、ほんとに気持ちがいい。

西成って、もっと汚い（ごめんなさい）けど、
見れるくらいにオブラートに包んでて、いい感じによき大阪に見せてくれてる。

あんなん、小学生にやらせていいんか、
とか、
あんな親、あかんやろ、
とか今なら保健所に通報されるような家庭。
でも、あれで雑草みたいに清く美しく強く咲いてるチエちゃんがたまらなくかっこいい。

見てよかった。