ブレット・トレイン

冒頭のシーンがよくない。つまんない映画を借りちまったと後悔したし、１０分も観たらイヤになってきて１度止めて別の映画を観た。が、レンタルしちゃったので仕方なく翌日に続きを観た。で、１０分くらい観たが、面白くないのでまた止めた。が、その翌日に続きを観はじめたら面白くなった。で、話がどんどこ盛り上がってきて嬉しくなってきてラストは大喜びした。
監督はスタントマンあがりのオッサンで、初監督が「ジョンウィック」（クレジットに名前なし）だそうで、ギャングやヤクザが大好きらしく、この作品もそういう系統のキャラクターばかりが次々と登場する。どのキャラクターにも感情移入はできず、だれが死んでも悲しくならない。そのせいか、見終わった感じは「ヘイトフル・エイト」に似ていた。あれはかなり陰惨な雰囲気だったが、その暗いところをバカ明るく照らしたような感じ。
ドンパチの派手さとコミカルさはちょっと他に類がない。
ドンパチばかりじゃなく、毒や爆薬や刀をつかったアクションもあり、マイケル・シャノンと真田広之との殺し合いには熱も入っていてドラマ性もちょっとあってスゴク楽しかった。

面白かった！！
ラストバトルは、テンション爆上がり！！

ブラッドピット主演「BULLET TRAIN」を見ました
めったに洋画は見ないんですが、ブラッドピットが主演ですので（笑　さすがにブラッドピットの顔はわかります）

舞台は日本、東京から京都へ向かう新幹線
相棒の代わりにある荷物を受け取る仕事を引き受けたバグ（コードネーム　天道虫。。これ重要な伏線）
いつも「運が悪い」と呟いて、心療内科にかかっている

「ブリーフケースを盗む」だけのミッションなのに、なぜかその新幹線には殺し屋がうじゃうじゃ乗り込んでおり。。。
原作は日本の作家「伊坂幸太郎」原題「マリアビートル」らしいです

あらゆるところに伏線を張って、回収する作家です
「ゴールデンスランバー」や「アヒルと鴨のコインロッカー」という映画の原作者でして、伏線はりすぎて、面白いんだけど、回収することに気を取られて、筋が説明できましぇん（笑　でも面白かったよ）

最初から最後までハイテンションで進んでいきます

どう見ても東京オリンピックのマスコットを茶化した着ぐるみが案外最後まで大活躍（笑

地理関係の突っ込みがあって、名古屋通過したのに（東京からね）富士山窓から見れるし
その富士山、チープだし（爆
京都の東寺が映るんだけど、チープだし（オイオイ

実は日本で撮影したかったらしいんですが、コロナで結局全部セットだったらしいです

で、やっぱカッコいいのは、ブラッドピットはもちろんだけど、真田広之がかっこいい（オイオイ
刀でのアクションがかっこいい。やっぱアクションスターですなぁ

ちょっと残酷なシーンもあるけど、途中途中で軽いシーンも入れてて、結構最後までハイテンションで楽しめましたよ〜

とにかくずっとアクションばっかりです
途中のスマートトイレのシーンとか笑いますが。（ウオシュレットですよ）

あ、そーだ「機関車トーマス」が結構重要なキーです
私は子育て中にがっつり見てたんで、違和感ありませんが、殺し屋のレモンとオレンジの会話はなかなか面白かったです（コードネームです）

R15ですよん

　原作が日本の小説とは知らずに観ました。多くの映画のなかで、当たり前のように現地のテレビニュース映像が流れるシーンがある。日本を舞台にするこの映画でも、日本のテレビニュースが日本語で流れる。夜の東京の街、そして東京駅（コロナで日本ロケはできなかったそうなので、全くのイメージ）。駅から物語の主戦場となる列車が、京都に向けて出発する（原題のブレット・トレインとは、そもそも英語で新幹線を指す言葉）。やくざの組織が登場するが、その組織は裏切り者のロシア人（ホワイト・デス「白い死神」）によって引き継がれる。３回映し出される伝統的な日本家屋に全く不自然さはなく、桜、雪、火災で燃え上がるシーンのいずれも、とても美しい。ここに描かれている日本は典型的イメージかもしれないが、今までに見たどの映画の日本よりも、ずっとましで、悪くないと思える。物珍しさから珍品のように扱われるのではなく、ちゃんと世界のひとつの国という、並列的な扱いになっている。

　使われている言語も多様で、アメリカ英語、イギリス英語、ロシア語、スペイン語、そして日本語。すべてに日本語字幕がつけられていて、日本語も世界の言語のひとつとして自然に作品に溶け込んでいる。列車名は「ゆかり（縁？）」で、車内も実際とはかなり改変されているけれど、東京を出て、品川、新横浜、静岡、名古屋、米原、終点京都と停車する。列車には、殺し屋とその関係者、乗客数名、車掌ひとりと車内販売の女性だけしか登場しないけれど、「白い死神」があらかじめ席を買い占めたのだと、合理的に説明されている。そして、受容される日本的なるものを背景にして、ハリウッド的バイオレンスアクションが派手に繰り広げられ、人が残酷に次々と殺されていくという映画。

　身代金の入ったアタッシュケースを盗んで品川ですぐ降りるはずが、邪魔が入って降りられなくなってしまうレディバグ（天道虫）役を演じる主演のブラッド・ピット（実に軽妙な演技でこの映画にぴったり）や、「白い死神」に雇われている凄腕の殺し屋レモンとミカンの兄弟コンビが、コミカルで飄々としていて、粗暴で殺伐とした緊迫感を和らげている。B級の雰囲気もありながら、殺しの小道具や細部にさり気なく凝っていて、それについて語り始めると限がない。最後に登場する長老（エルダー）役の真田広之は凛として品格ある佇まいで、剣による殺陣もさすがの格好良さ。復讐を遂げるために最後まで戦い抜くけれど、結果はあくまでも運命だと潔く身をゆだねる。タイミングよく挿入される音楽はバラエティーに富んでいて（「時には母のない子のように」、「上を向いて歩こう」、「ステイン・アライブ」、「500マイル」等々）、とても楽しい。

　物語は一見荒唐無稽のように感じられますが、最後になると、すべてがつながっていると分かります。ただ、登場人物がかなり多いので、集中していないと訳が分からなくなるかも。凄惨な映画ながら、終盤どんどん加速していくスピード感は半端ないです。邦画では、なかなか新幹線をこんな風に乱暴に扱って、破壊したりできないだろうなあと思います。きっと非現実的だと非難轟々になるかも。どちらの作品が先なのかは分かりませんが、「ザ・ロストシティ」（2022）のお返しとばかりにサンドラ・ブロックがとてもチャーミングに友情出演しています。

謝のこころ
という言葉がありますが
今回は
捨のこころ
その一択でした。
これが出来たことが大きかったです。
原作は伊坂さんの面白すぎる傑作小説
「マリアビートル」
東北新幹線内で起こる
殺し屋たちのバトルを描いたものです。
これがどんな感じになるのか
ハリウッドでどんな感じにしてくれるのか。
なんて考えてはいけないんです。
いつだって
原作あり映画の最大の敵は
原作を読んで好きな人たちです。
ちょっと違えば拒絶反応を起こすし
そうじゃない
そうじゃないって多くの場合で思ってしまいます。
この作品でもいきなりそう思ってしまい
著しくテンションが下がったのですが
冒頭の捨のこころがうまく発動できて
「原作は忘れよう」
「原作への愛情は捨てよう」とう境地に至り
ただこの作品を
まっさらに楽しむ
ということが
途中からできるようになりました。
そうなれば
少々キテレツな
そしてお馴染みのヘンテコ日本が舞台となった
外国人が好きな
アジアン・テイスト・ムービーとして
受け入れるのみです。
ブラピの役そんなんじゃないけど
えーやんえーやん
檸檬と蜜柑
そんなんちゃうけど
えーやんえーやん
王子は性別ちゃうけど
えーやんえーやん
白い死神
そんな名前初耳やわ
えーやんえーやん
ボクの中にザコシが棲みつきました。
えーやんえーやん
ブラピは今回
地味で目立たない
不運だが悪運の強い殺し屋を演じていますが
結局一番目立ってます。
キャラが立ってる面々を余裕で抑えて
一番目立ってます。
さすがの存在感。
ちょっと軽い感じで
ともすればマヌケにも見える役って
実はブラピはかなり似合うんですよね。
そのいい味が出まくってました。
殺戮ほとばしる
ブレット・トレインならぬ
ブラッド・トレインであり
結局ブラピのための
ブラッド・トレインは
ちゃんと「おもしろ」に到着です。