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『ゴーン・ガール』のロザムンド・パイクが悪徳後見人を演じたクライムサスペンス。常にたくさんの顧客を抱え、裁判所からの信頼も厚い法定後見人のマーラ。だが、その正体は医師やケアホームと結託し高齢者たちから資産を搾り取る悪徳後見人だった。
製作年: |
2020年 |
---|---|
製作国: |
アメリカ |
原題: |
I CARE A LOT |
監督: |
J・ブレイクソン |
---|---|
製作総指揮: |
アダム・フォーゲルソン 、 ジョン・フリードバーグ 、 アンドレア・アジェミアン 、 サッシャ・グッテンシュタイン |
出演: |
ロザムンド・パイク 、 ピーター・ディンクレイジ 、 エイザ・ゴンザレス 、 クリス・メッシーナ 、 ダイアン・ウィースト |
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
118分 | 日・吹 | 英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DABR5829 | 2022年04月22日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
129枚 | 29人 | 56人 |
収録時間:
118分
字幕:
日・吹
音声:
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ
レイティング:
記番:
DABR5829
レンタル開始日:
2022年04月22日
在庫枚数
129枚
1位登録者:
29人
2位登録者:
56人
DVD
収録時間: | 字幕: | 音声: |
---|---|---|
118分 | 日・吹 | 英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ |
レイティング: | 記番: | レンタル開始日: |
DABR5829 | 2022年04月22日 | |
在庫枚数 | 1位登録者: | 2位登録者: |
129枚 | 29人 | 56人 |
収録時間:
118分
字幕:
日・吹
音声:
英:ドルビーデジタル5.1ch、日:ドルビーデジタルステレオ
レイティング:
記番:
DABR5829
レンタル開始日:
2022年04月22日
在庫枚数
129枚
1位登録者:
29人
2位登録者:
56人
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※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
最近、割と評判になった作品なので期待していたのだが、中盤まで観ていてムカムカしてくる不快な作品だった。この不快さは、最近割と評価の高かった「ミッドサマー」というオウム真理教みたいな団体を、さも大層に仰々しく描いて、あれに似た不快さがある。主演のロザムンド・パイクという女優は医者、介護施設のボスと結託して司法の承認を得て、後見人となって裕福な高齢者を介護施設に送り込み、法的根拠を楯に自在に操って財産をむしり取る、人間のクズみたいな性悪女が主人公なので、本当鼻持ちならない。(予定より早くポックリいってしまって搾り取る旨味の無くなった老人にチッと悔しがる。手足となって動く手下の若い女がいて、これとはレズの関係にある)ストーリーはある高齢の一人暮らしの女性が大金持ちとの情報を得て、本人の意向などお構いなしに裁判所で、上記の医者、介護施設とグルになり後見人になった立場を利用して、施設に無理矢理彼女を押し込めた所から動く。直後に勝手に彼女の留守宅に入り込んで家財道具を運び出し金目の物は競売にかけて、むしり取っていく。こんな事、本当に可能なのかっていう展開なのだが、銀行の貸し金庫を漁り、彼女の家を勝手に塗装修繕して売り家にしてしまう。序盤から、このイケすかない女が最後にどういう鉄槌が下されるのか、それだけを期待して興味を維持させるストーリー展開になっていて、ここまでは楽しいとか、面白いとかいう類いの映画ではないのだ。中盤、展開が動いてきて、このカモにしていた高齢女性がどうも普通のおばさん、ではないらしいのが分かってくる。彼女には息子がいて、その彼が母親の突然の失踪に気付き、怪しげな部下を使って内情を調べて手を打ってくる。このあたりから徐々に面白くなってはきた。この息子も只の普通の一般人ではなかった。裏の世界を牛耳る大物マフィアなのだが、激怒した彼に、この性悪女は捕獲されて一旦は殺されかけるのだが、肝が座っていて命からがら逃げて生き延び、逆に彼に復讐を仕掛ける。彼女の余りの度胸と豪胆さに両者はラスト、手を組んでこの金ヅルの後見人制度を利用してもっと大がかりに大儲けしようという意外な展開になる。ピンチから一転、マフィアの裏からの支援で遂に彼女はマスコミにも大々的に取り上げられる相当の超有名な成功者になってしまう。何かイヤな話だな〜としらけてしまった自分にクライマックス、彼女に因果応報の天罰が下る。冒頭で自分の母親がこの手口にあって、彼女の後見人制度に恨みを持って暴れていた男が最後に突如現れて、結局母親が死んでしまって家庭崩壊した腹いせに彼女を待ち伏せして銃で、(おそらく死ぬのだろうが)射殺するシーンでこの作品は終わる。何か見ていて先日、殺された安倍晋三を連想してしまった。祖父の時代から旧統一教会という、後に社会問題にまでなった多額の献金を要求する、いかがわしい霊感商法、合同結婚式、それによって世間で多くの家庭崩壊を巻き起こしながらも巨大に成長したカルト宗教団体と、裏で政党ぐるみで手を組んで長年、政治の力でこれを擁護し、見返りに資金援助、組織票動員して共にのし上がって、大手のマスコミは政府の顔色を見て怖じけて、忖度して何も追求せず、こうやってこの宗教団体をずーっと野放しにしてきた結果、自分の母親が入信して1億の献金をして家庭を破壊された一人の男の長年の骨髄の恨みを買って、このボンボンの元総理大臣は、自分が何かと重宝していた男を異例の警察庁長官というトップに抜擢をしてやったのに、その余りにおそまつな警護のスキを突かれた結果、射殺された。皮肉だよな。(ネット番組「一月万冊」の解説ジャーナリスト、佐藤章氏によると、安部は教会に捜査が及ぶ所を警察人事に介入してこれを阻止させたそうだ。見返りは総裁選挙の党員票に、全国の教会員を総動員させてパックアップする仕組みで、お互い助け合ってズブスブの関係な訳だ。事件については、あの現場近くに教会の奈良県本部があるそうで、当日は会員に聴衆動員をかけていたそうだ。それで警察は油断しまくった上での今回の不手際なんだそうだ)自分が巣鴨プリズンで米と結託して釈放されてから、総理大臣に昇り詰め共産主義打倒の為に韓国発祥のこの宗教団体とつるんだ挙句の結果が、めぐりめぐって、自慢の孫が、こんな因果で、こんな人生の結末を迎えるなんて、あの世でこの祖父は一体どんな思いだろう。先日、72歳で亡くなってしまった映画会社スターサンズのプロデューサー、河村光庸氏が「パンケーキを毒見する」で当時総理の管を槍玉に挙げたが、彼は次に安部の映画を作りたかったのだそうだ。もし、彼が今も生きていたら、この男の、こんな最後について一体、どういうコメントをしていただろう、是非読んでみたかった。本当、残念だ。
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パーフェクト・ケア(2020年・アメリカ、カラー、118分)
これだけブラックが効いたコメディ系スリラーなら、フィクションとして屈託なく楽しめる。
ロザムンド・パイクの超ストレートな ‘金髪おかっぱボブ’ のヘアスタイル、原色の黄色いスーツとサングラスがよく似合う。
ポッシュさんのお言葉を拝借すれば、まさに ‘肝っ玉の据わった強欲ぶりが圧巻’ です。
高齢者を守り、完璧なケアを行う法定後見人のマーラ・グレイソン(ロザムンド・パイク)。だが、彼女の正体は、合法的に高齢者の資産を搾り取る悪徳後見人であった。ある日、まだ数年は利益を搾取できると見込んでいた老人が亡くなり、マーラは次のターゲットを探すため、女医のカレン(アリシア・ウィット)を訪ねた。裏で結託しているカレンから、ジェニファー・ピーターソン(ダイアン・ウィースト)という老女の情報を入手したマーラは、早速ジェニファーの調査を行った。彼女に身寄りはなく天涯孤独で、しかも莫大な資産の持ち主だった。マーラは再びカレンを訪ね、ジェニファーが認知症である旨の虚偽の診断書を作成させた。そしてジェニファー不在のまま、家裁で自身をジェニファーの後見人へと選定させたのである。ジェニファー宅を訪れたマーラは、困惑するジェニファーの言い分に耳を貸さず、強引に施設へ入所させてしまう。やがて、マーラの周辺に黒い影が迫ってくるが...。
ロザムンド・パイクもダイアン・ウィーストも、最初に登場するシーンは、正面ではなく、なぜか後ろ姿(しかも頭部中心に)がアップになっている。これ、なにか意味があるんやろか?と思ってしまう。
ロザムンド・パイク41歳、ダイアン・ウィースト72歳、さすがに貫禄の違いはあれど、ロザムンド・パイクの一貫した悪女ぶりがいい。
彼女を初めて見たときは、キャンディス・バーゲンの若き頃を彷彿させる雰囲気があったのデス。
彼女の出演作はまだ8本しか観ていないけど、いわゆる ‘普通の女性’ 役ではなく、強すぎるほどの個性が出ている役が似合っている。「ゴーン・ガール」(2014年)の怖さは別格としても、「ナチス第三の男」(2017年)や「プライベート・ウォー」(2018年)でも、独特の凄みすら感じられた。
一方、かつては「癒し系女優」として知られたダイアン・ウィースト。
ウディ・アレン作品の常連だけど、「パッセンジャーズ」(08年)のような怪演もみせる。カメラを通すと、どんな色にも染まる名女優。アカデミー助演女優賞を二度も受賞しているのは、その証拠。
「運び屋」(2019年)では、イーストウッドの妻役で健在ぶりをみせていたけど、本作では資産家の老女役を楽しんで演じているように見えました。まだまだ活躍してほしい女優さんのひとりです。
中盤、マーラのオフィスに紳士然とした弁護士がやって来る頃から、ストーリーの流れに少しずつ変化が見え、やがてサスペンスを含んだスリラーへと展開...それでもブラックの効きは衰えません。
ラストは、落ち着くところへ落ち着いたという感でしょうか。
最後に、
ロザムンド・パイクが ‘金髪おかっぱボブ’ のヘアスタイルを変え、黒ぶちメガネで登場するシーンもとても似合っていたのです。
このレビューは気に入りましたか? 2人の会員が気に入ったと投稿しています
けっこう引き込まれたし、面白かったような気もするが、あまり気持ちのいい映画ではない。
冒頭にロザムンドのナレーションのような独白があるのだが、その内容がひどい。
あなたは自分がいい人間だと思ってますね?
でも、それは間違いです。
この世にいい人間なんていません。
この世にいるのは捕食者(プレデター)となる人間とそのエサになる人間のどちらかです。
わたしはプレデターです。
・・ってな感じの独白。
そのロザムンドの商売は法定後見人。医者と結託して患者の老人を要介護度マックスにしてしまい、その後見人となって老人を強制的に老人ホームにぶち込み、携帯電話もとりあげて家族の面会も禁止とし、その財産を売り払って現金化し、そこからじゃんじゃん自分の給料をとる・・という商売をやっている。まさに捕食者。
老人が早めに死んでしまうとカネを相続人に渡さなければならないのでガッカリしたりしている。
観ていてストレスで具合が悪くなった。
アメリカ社会がすさまじく腐敗している、って話はいろんなところから入ってくる。カネ持ちはどんどんカネを稼いで資産を増やしいるが、貧乏人はまともな食材を買うカネもなくて格安チェーン店のハンバーガーばかり食べており、必然的に貧乏人はみんなデブになるし、糖尿病などにかかっても医療費が支払えないので早く死ぬ・・っていう現実があるそうだが、そういう社会にはおそらく正義の概念などはあってなきがごとく・・ってことなのだろう。カネを稼いで勝ち組に入るか、貧乏人になって安いハンバーガーばかり食う人生を送るか、どっちを選ぶかと訊かれれば、だれだって勝ち組を選ぶ。で、そのためには親戚でも友人でもない老人を食い物にしたって仕方がない・・・っていう思いが映画の根底に脈々とながれているのだが、日本に住んでいるとそのへんのサバイバル意識に対する違和感がマックスになる。
映画は途中から麻薬組織がらみのアクションものに変化していくが、不愉快な気分がラストまでずっと続く。ただし、最後にはそれなりに溜飲もさがる。が、ハッピーエンドではない。
このレビューは気に入りましたか? 2人の会員が気に入ったと投稿しています
というか思ってたのと全然違った。
法律の穴や現状の社会問題をモチーフに
お勉強になるドラマが展開されると思いきや。
大半は悪vs悪の分かりやすいクライムもの。
突っ込みどころもある普通の娯楽映画。
王道といえば王道な内容でした。いい意味で。
ゴーンガールでめちゃいい味だしてた女優さん。
マッシブアタックのMVでこの人は本物やで〜と感じた記憶。
この人が主役だから映画にしまりが出てるかも。
って思うくらい役にハマってた。
このレビューは気に入りましたか? 1人の会員が気に入ったと投稿しています
ロザムンド・パイクが肝が据わっていて、いい。最高に美しい。
内容も法定後見人という社会的問題性に触れつつも重たくならないように映像化しているあたりが最高に面白くて良かった。
オススメです。
このレビューは気に入りましたか? 1人の会員が気に入ったと投稿しています
パーフェクト・ケア
入力内容に誤りがあります。
内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。
ユーザーレビュー:15件
投稿日
2022/07/26
レビュアー
CCR※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。
最近、割と評判になった作品なので期待していたのだが、中盤まで観ていてムカムカしてくる不快な作品だった。この不快さは、最近割と評価の高かった「ミッドサマー」というオウム真理教みたいな団体を、さも大層に仰々しく描いて、あれに似た不快さがある。主演のロザムンド・パイクという女優は医者、介護施設のボスと結託して司法の承認を得て、後見人となって裕福な高齢者を介護施設に送り込み、法的根拠を楯に自在に操って財産をむしり取る、人間のクズみたいな性悪女が主人公なので、本当鼻持ちならない。(予定より早くポックリいってしまって搾り取る旨味の無くなった老人にチッと悔しがる。手足となって動く手下の若い女がいて、これとはレズの関係にある)ストーリーはある高齢の一人暮らしの女性が大金持ちとの情報を得て、本人の意向などお構いなしに裁判所で、上記の医者、介護施設とグルになり後見人になった立場を利用して、施設に無理矢理彼女を押し込めた所から動く。直後に勝手に彼女の留守宅に入り込んで家財道具を運び出し金目の物は競売にかけて、むしり取っていく。こんな事、本当に可能なのかっていう展開なのだが、銀行の貸し金庫を漁り、彼女の家を勝手に塗装修繕して売り家にしてしまう。序盤から、このイケすかない女が最後にどういう鉄槌が下されるのか、それだけを期待して興味を維持させるストーリー展開になっていて、ここまでは楽しいとか、面白いとかいう類いの映画ではないのだ。中盤、展開が動いてきて、このカモにしていた高齢女性がどうも普通のおばさん、ではないらしいのが分かってくる。彼女には息子がいて、その彼が母親の突然の失踪に気付き、怪しげな部下を使って内情を調べて手を打ってくる。このあたりから徐々に面白くなってはきた。この息子も只の普通の一般人ではなかった。裏の世界を牛耳る大物マフィアなのだが、激怒した彼に、この性悪女は捕獲されて一旦は殺されかけるのだが、肝が座っていて命からがら逃げて生き延び、逆に彼に復讐を仕掛ける。彼女の余りの度胸と豪胆さに両者はラスト、手を組んでこの金ヅルの後見人制度を利用してもっと大がかりに大儲けしようという意外な展開になる。ピンチから一転、マフィアの裏からの支援で遂に彼女はマスコミにも大々的に取り上げられる相当の超有名な成功者になってしまう。何かイヤな話だな〜としらけてしまった自分にクライマックス、彼女に因果応報の天罰が下る。冒頭で自分の母親がこの手口にあって、彼女の後見人制度に恨みを持って暴れていた男が最後に突如現れて、結局母親が死んでしまって家庭崩壊した腹いせに彼女を待ち伏せして銃で、(おそらく死ぬのだろうが)射殺するシーンでこの作品は終わる。何か見ていて先日、殺された安倍晋三を連想してしまった。祖父の時代から旧統一教会という、後に社会問題にまでなった多額の献金を要求する、いかがわしい霊感商法、合同結婚式、それによって世間で多くの家庭崩壊を巻き起こしながらも巨大に成長したカルト宗教団体と、裏で政党ぐるみで手を組んで長年、政治の力でこれを擁護し、見返りに資金援助、組織票動員して共にのし上がって、大手のマスコミは政府の顔色を見て怖じけて、忖度して何も追求せず、こうやってこの宗教団体をずーっと野放しにしてきた結果、自分の母親が入信して1億の献金をして家庭を破壊された一人の男の長年の骨髄の恨みを買って、このボンボンの元総理大臣は、自分が何かと重宝していた男を異例の警察庁長官というトップに抜擢をしてやったのに、その余りにおそまつな警護のスキを突かれた結果、射殺された。皮肉だよな。(ネット番組「一月万冊」の解説ジャーナリスト、佐藤章氏によると、安部は教会に捜査が及ぶ所を警察人事に介入してこれを阻止させたそうだ。見返りは総裁選挙の党員票に、全国の教会員を総動員させてパックアップする仕組みで、お互い助け合ってズブスブの関係な訳だ。事件については、あの現場近くに教会の奈良県本部があるそうで、当日は会員に聴衆動員をかけていたそうだ。それで警察は油断しまくった上での今回の不手際なんだそうだ)自分が巣鴨プリズンで米と結託して釈放されてから、総理大臣に昇り詰め共産主義打倒の為に韓国発祥のこの宗教団体とつるんだ挙句の結果が、めぐりめぐって、自慢の孫が、こんな因果で、こんな人生の結末を迎えるなんて、あの世でこの祖父は一体どんな思いだろう。先日、72歳で亡くなってしまった映画会社スターサンズのプロデューサー、河村光庸氏が「パンケーキを毒見する」で当時総理の管を槍玉に挙げたが、彼は次に安部の映画を作りたかったのだそうだ。もし、彼が今も生きていたら、この男の、こんな最後について一体、どういうコメントをしていただろう、是非読んでみたかった。本当、残念だ。
投稿日
2022/06/19
レビュアー
趣味は洋画パーフェクト・ケア(2020年・アメリカ、カラー、118分)
これだけブラックが効いたコメディ系スリラーなら、フィクションとして屈託なく楽しめる。
ロザムンド・パイクの超ストレートな ‘金髪おかっぱボブ’ のヘアスタイル、原色の黄色いスーツとサングラスがよく似合う。
ポッシュさんのお言葉を拝借すれば、まさに ‘肝っ玉の据わった強欲ぶりが圧巻’ です。
高齢者を守り、完璧なケアを行う法定後見人のマーラ・グレイソン(ロザムンド・パイク)。だが、彼女の正体は、合法的に高齢者の資産を搾り取る悪徳後見人であった。ある日、まだ数年は利益を搾取できると見込んでいた老人が亡くなり、マーラは次のターゲットを探すため、女医のカレン(アリシア・ウィット)を訪ねた。裏で結託しているカレンから、ジェニファー・ピーターソン(ダイアン・ウィースト)という老女の情報を入手したマーラは、早速ジェニファーの調査を行った。彼女に身寄りはなく天涯孤独で、しかも莫大な資産の持ち主だった。マーラは再びカレンを訪ね、ジェニファーが認知症である旨の虚偽の診断書を作成させた。そしてジェニファー不在のまま、家裁で自身をジェニファーの後見人へと選定させたのである。ジェニファー宅を訪れたマーラは、困惑するジェニファーの言い分に耳を貸さず、強引に施設へ入所させてしまう。やがて、マーラの周辺に黒い影が迫ってくるが...。
ロザムンド・パイクもダイアン・ウィーストも、最初に登場するシーンは、正面ではなく、なぜか後ろ姿(しかも頭部中心に)がアップになっている。これ、なにか意味があるんやろか?と思ってしまう。
ロザムンド・パイク41歳、ダイアン・ウィースト72歳、さすがに貫禄の違いはあれど、ロザムンド・パイクの一貫した悪女ぶりがいい。
彼女を初めて見たときは、キャンディス・バーゲンの若き頃を彷彿させる雰囲気があったのデス。
彼女の出演作はまだ8本しか観ていないけど、いわゆる ‘普通の女性’ 役ではなく、強すぎるほどの個性が出ている役が似合っている。「ゴーン・ガール」(2014年)の怖さは別格としても、「ナチス第三の男」(2017年)や「プライベート・ウォー」(2018年)でも、独特の凄みすら感じられた。
一方、かつては「癒し系女優」として知られたダイアン・ウィースト。
ウディ・アレン作品の常連だけど、「パッセンジャーズ」(08年)のような怪演もみせる。カメラを通すと、どんな色にも染まる名女優。アカデミー助演女優賞を二度も受賞しているのは、その証拠。
「運び屋」(2019年)では、イーストウッドの妻役で健在ぶりをみせていたけど、本作では資産家の老女役を楽しんで演じているように見えました。まだまだ活躍してほしい女優さんのひとりです。
中盤、マーラのオフィスに紳士然とした弁護士がやって来る頃から、ストーリーの流れに少しずつ変化が見え、やがてサスペンスを含んだスリラーへと展開...それでもブラックの効きは衰えません。
ラストは、落ち着くところへ落ち着いたという感でしょうか。
最後に、
ロザムンド・パイクが ‘金髪おかっぱボブ’ のヘアスタイルを変え、黒ぶちメガネで登場するシーンもとても似合っていたのです。
投稿日
2022/05/05
レビュアー
勇光けっこう引き込まれたし、面白かったような気もするが、あまり気持ちのいい映画ではない。
冒頭にロザムンドのナレーションのような独白があるのだが、その内容がひどい。
あなたは自分がいい人間だと思ってますね?
でも、それは間違いです。
この世にいい人間なんていません。
この世にいるのは捕食者(プレデター)となる人間とそのエサになる人間のどちらかです。
わたしはプレデターです。
・・ってな感じの独白。
そのロザムンドの商売は法定後見人。医者と結託して患者の老人を要介護度マックスにしてしまい、その後見人となって老人を強制的に老人ホームにぶち込み、携帯電話もとりあげて家族の面会も禁止とし、その財産を売り払って現金化し、そこからじゃんじゃん自分の給料をとる・・という商売をやっている。まさに捕食者。
老人が早めに死んでしまうとカネを相続人に渡さなければならないのでガッカリしたりしている。
観ていてストレスで具合が悪くなった。
アメリカ社会がすさまじく腐敗している、って話はいろんなところから入ってくる。カネ持ちはどんどんカネを稼いで資産を増やしいるが、貧乏人はまともな食材を買うカネもなくて格安チェーン店のハンバーガーばかり食べており、必然的に貧乏人はみんなデブになるし、糖尿病などにかかっても医療費が支払えないので早く死ぬ・・っていう現実があるそうだが、そういう社会にはおそらく正義の概念などはあってなきがごとく・・ってことなのだろう。カネを稼いで勝ち組に入るか、貧乏人になって安いハンバーガーばかり食う人生を送るか、どっちを選ぶかと訊かれれば、だれだって勝ち組を選ぶ。で、そのためには親戚でも友人でもない老人を食い物にしたって仕方がない・・・っていう思いが映画の根底に脈々とながれているのだが、日本に住んでいるとそのへんのサバイバル意識に対する違和感がマックスになる。
映画は途中から麻薬組織がらみのアクションものに変化していくが、不愉快な気分がラストまでずっと続く。ただし、最後にはそれなりに溜飲もさがる。が、ハッピーエンドではない。
投稿日
2022/06/27
レビュアー
ihcadomotagagieというか思ってたのと全然違った。
法律の穴や現状の社会問題をモチーフに
お勉強になるドラマが展開されると思いきや。
大半は悪vs悪の分かりやすいクライムもの。
突っ込みどころもある普通の娯楽映画。
王道といえば王道な内容でした。いい意味で。
ゴーンガールでめちゃいい味だしてた女優さん。
マッシブアタックのMVでこの人は本物やで〜と感じた記憶。
この人が主役だから映画にしまりが出てるかも。
って思うくらい役にハマってた。
投稿日
2022/06/12
レビュアー
ESTNATIONロザムンド・パイクが肝が据わっていて、いい。最高に美しい。
内容も法定後見人という社会的問題性に触れつつも重たくならないように映像化しているあたりが最高に面白くて良かった。
オススメです。