1. DVDレンタルTOP
  2. すべてのジャンル
  3. 洋画のDVDレンタル
  4. アクションのDVDレンタル
  5. 007/ノー・タイム・トゥ・ダイ
No.51 RANKING

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ

007/ノー・タイム・トゥ・ダイの画像・ジャケット写真

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ / ダニエル・クレイグ

全体の平均評価点:(5点満点)

27

全体の平均評価点:

予告編を検索

DVD

Blu-ray

シリーズ

準新作

ジャンル :

「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」 の解説・あらすじ・ストーリー

DVD

Blu-ray

シリーズ

準新作

解説・ストーリー

ダニエル・クレイグがジェームズ・ボンドを演じる5作目にして最後のダニエル版ボンドとなる「007」シリーズ第25作。再びスパイとして過酷な戦いの最前線に復帰したジェームズ・ボンドが、最新技術を備えた最凶の敵と繰り広げる壮絶な死闘の行方を壮大なスケールで描く。キャストにはレア・セドゥ、ベン・ウィショー、ナオミ・ハリス、レイフ・ファインズらの続投組に加え、最凶の敵サフィン役で「ボヘミアン・ラプソディ」のラミ・マレックが出演。監督は「闇の列車、光の旅」、TV「TRUE DETECTIVE/トゥルー・ディテクティブ」のキャリー・ジョージ・フクナガ。 JAN:4550510005195

「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」 の作品情報

作品情報

製作年:

2020年

原題:

NO TIME TO DIE

「007/ノー・タイム・トゥ・ダイ」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

関連作品

関連作品

タイタンの逆襲

クイズ・ショウ

レッド・ドラゴン

ある公爵夫人の生涯

ユーザーレビュー:27件

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

この作品に関するあなたの感想や意見を書いてみませんか?

6〜 10件 / 全27件

久しぶりに007シリーズの作品を観ましたが・・・ ネタバレ

投稿日:2022/05/17 レビュアー:静かなる海

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

ダニエル・クレイグが演じるジェームズ・ボンド。
なんと衝撃のラストでした。
ちと驚きました。

正直、007シリーズあまり面白いと感じたことが無いんです・・・
わたくし的には昭和の頃のボンドは、イケメン、モテ男、秘密兵器な作品でした。
毎回出てくる秘密兵器を楽しみにしていました。
ムーンレイカー当たりでついていけなくなり、以降観ていません。

ダニエル・クレイグ演じるボンドは、無骨な感じで過去に観たボンドたちとは若干色合いが異なる感じでした。
青い瞳が印象的でした。

さてさて、ストーリーなのですが、なんか雑然とした感じで、銃撃戦を主としたアクション重視。
既視感のある展開でわたくし的にはイマイチでした。
もう少しストーリーや設定にメリハリが欲しかったです。

今回の敵のスフィンはかなりいい感じでした。
ただ枝葉の部分が多すぎてもったいなかったと思います。
ボンドガールのマドレーヌですが、スフィンが子供の頃何で助けたのか?全く意味不明でした。
それがクライマックスでも起こります?
う〜ん。
この説明不足は痛い。

宿敵のスペクターもあっけなく壊滅してしまい、獄中から指示していたボスのブロフェルドの種明かしも放置されてしまいました。
大事な部分の説明が漏れているため、尻切れトンボ感が否めません。
むしろブロフェルドのエピソードとか要れない方が良かった気がします。

能面だったり作中に登場する日本風の造作の活用は日本人として嬉しかったです。
使いどころのセンスが良かった。

それだけに惜しい作品でした。

このレビューは気に入りましたか? 3人の会員が気に入ったと投稿しています

落日の輝きをセンチメンタルに描く

投稿日:2022/03/27 レビュアー:hinakksk

 ダニエル・クレイグの、心身ともにスッキリと引き締まった、渋くて無駄のない、ハードボイルドな、それでいてどこか人間的で温かい、ジェームズ・ボンドがとても好きでした。けれど、今作はメロドラマティックになり過ぎて、これはもうアクションが生命線の007とは言えないのじゃないかというのが、正直な感想。昨今の流行りなのかもしれないし、気持ちは分からないでもないけれど、163分というのは、やはり映画館で楽しむには長すぎるんじゃないでしょうか。

 雪に覆われた森の中の一軒家のシーンから始まって、マテーラの狭い石畳や階段で車やオートバイによるカーチェイスを繰り広げ、駅でマドレーヌに別れを告げて、タイトルバックが入るまでは、甘辛で静と動のバランスもとれていて、とてもいい導入部。すでに引退しているのだから、年老いたジェームズ・ボンドもさらに渋さが増して全然悪くない。

 最初、復讐と裏切りの連鎖を描くのかと思いきや、ストーリーは淡々と進み、オブルチェフやローガン・アッシュを除いて予想外のことは何も起こらない。情報を引き出したり、相手を油断させたりする作戦なのかもしれないが、宿敵に対してやたらと謝ったりするのも、何だか不甲斐なくてジェームズ・ボンドらしくない。彼の冷静沈着なイメージとは相反する。

 後半になるに従ってメロドラマ化してアクションが単調になっていくのにも、テンションが下がってしまう。さらに最大の敵スフィンと、まるでドストエフスキーの「大審問官」のような対話をするに至っては、これが007なのだろうかと疑念を感じずにはいられない。善悪の判断を任された選択の自由は普通の人間には重荷であって、本当は自由や独立のために闘いたいと望んでいるわけではない。むしろ権威や力のある者に唯々諾々と服従するほうがずっと幸せなのだなんて、どこかの権力者が喜びそうなこんな根源的な問いは、もっと時間を取って他の映画でやってほしい。

 今作ではQの活躍場面が多く、少数精鋭ながら緻密なデザインの機能的なガジェットや、翼が折り畳み式になった、水中でも活動できるハイテクのグライダーが登場したりと、凄くよかったです。また、生物兵器が、対応するDNAの相手だけを殺す極小のバイオロボットに進化しているのも興味深かったのですが、実用化されそうで、空恐ろしくも感じました。ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドは、本当にこれで最後なのだと思うと、とても残念で仕方ありません。

このレビューは気に入りましたか? 3人の会員が気に入ったと投稿しています

(その2)過去の全作品の概要です

投稿日:2022/02/12 レビュアー:趣味は洋画

「007シリーズ」第25作公開を記念して、本作を含む、過去のジェームズ・ボンド役、作品タイトル、監督、ボンドガールや主な共演者を振り返ってみたいと思います。

初代ジェームズ・ボンド:ショーン・コネリー(1930.08.25 〜 2020.10.31)
第1作:1962年「007/ドクター・ノオ」 テレンス・ヤング監督
    ウルスラ・アンドレス、ジョセフ・ワイズマン
第2作:1963年「007/ロシアより愛をこめて」 テレンス・ヤング監督
    ダニエラ・ビアンキ、ロッテ・レーニャ、ロバート・ショー
第3作:1964年「007/ゴールドフィンガー」 ガイ・ハミルトン監督
    オナー・ブラックマン、シャーリー・イートン、ゲルト・フレーベ
第4作:1965年「007/サンダーボール作戦」 テレンス・ヤング監督
    クローディーヌ・オージェ、ルチアナ・パルッツィ、アドルフォ・チェリ
第5作:1967年「007/は二度死ぬ」 ルイス・ギルバート監督
    若林映子、浜美枝、チャールズ・グレイ、丹波哲郎、ドナルド・プレゼンス

第2代ジェームズ・ボンド:ジョージ・レーゼンビー(1939.09.05 〜 )
第6作:1969年「女王陛下の007」 ピーター・R・ハント監督
    ダイアナ・リグ、テリー・サバラス

初代ジェームズ・ボンド:ショーン・コネリー 復活
第7作:1971年「007/ダイヤモンドは永遠に」 ガイ・ハミルトン監督
    ジル・セント・ジョン、チャールズ・グレイ、ブルース・キャボット

第3代ジェームズ・ボンド:ロジャー・ムーア(1927.10.14 〜 2017.05.23)
第8作:1973年「007/死ぬのは奴らだ」 ガイ・ハミルトン監督
    ジェーン・シーモア、ヤフェット・コットー
第9作:1974年「007/黄金銃を持つ男」 ガイ・ハミルトン監督
    ブリット・エクランド、モード・アダムス、クリストファー・リー
第10作:1977年「007/私を愛したスパイ」 ルイス・ギルバート監督
    バーバラ・バック、クルト・ユルゲンス、リチャード・キール
第11作:1979年「007/ムーンレイカー」 ルイス・ギルバート監督
    ロイス・チャイルズ、ミシェル・ロンズデール、リチャード・キール
第12作:1981年「007/ユア・アイズ・オンリー」 ジョン・グレン監督
    キャロル・ブーケ、トポル、リン=ホリー・ジョンソン
第13作:1983年「007/オクトパシー」 ジョン・グレン監督
    モード・アダムス、ルイ・ジュールダン、クリスティナ・ウェイボーン
第14作:1985年「007/美しき獲物たち」 ジョン・グレン監督
    タニヤ・ロバーツ、グレース・ジョーンズ、クリストファー・ウォーケン

第4代ジェームズ・ボンド:ティモシー・ダルトン(1946.03.21 〜 )
第15作:1987年「007/リビング・デイライツ」 ジョン・グレン監督
    マリアム・ダボ、ジョー・ドン・ベイカー、ジェローン・クラッベ
第16作:1989年「007/消されたライセンス」 ジョン・グレン監督
    キャリー・ローウェル、タリサ・ソト、ロバート・ダヴィ

第5代ジェームズ・ボンド:ピアース・ブロスナン(1953.05.16 〜 )
第17作:1995年「007/ゴールデンアイ」 マーティン・キャンベル監督
    イザベラ・スコルプコ、ファムケ・ヤンセン、ショーン・ビーン
第18作:1997年「007/トゥモロー・ネヴァー・ダイ」 ロジャー・スポティスウッド監督
    ミシェル・ヨー、テリー・ハッチャー、ジョナサン・プライス
第19作:1999年「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」 マイケル・アプテッド監督
    ソフィー・マルソー、デニース・リチャーズ、ロバート・カーライル
第20作:2002年「007/ダイ・アナザー・デイ」 リー・タマホリ監督
    ハル・ベリー、ロザムンド・パイク、トビー・スティーブンス

*第21作以降はコメント欄に記します。

このレビューは気に入りましたか? 3人の会員が気に入ったと投稿しています

あとあとになって、あれはやめておくべきだったと言われそう

投稿日:2022/02/10 レビュアー:勇光

まあまあだった。
冒頭の能面をかぶった殺し屋のシーンはけっこういい。ただ、能面がやけにデカイ。本物の能面って顔の半分くらいしか隠れないものなので、ちょっとインチキくさい。ラミ・マレックは顔が小さいはずだから、お面は実際の能面の2倍くらいのサイズと見た。
で、その殺し屋が殺そうと思った少女を殺さずに助けたあたりがなんか軟弱で、ストーリー設計が間違っている。最近は悪玉にも人間味を与えてリアリティを出す傾向があるが、悪玉なのか善玉なのかわからなくなるような作り方は間違いであろう。
で、その助けられた少女がレア・セドゥになって登場するが、ずいぶん太ってしまってタダのオバサンになっている。ボンドガールとしては失格だった。ナオミ・ハリスも老けていて太っていて、これもボンドガール失格。
アナ・デ・アルマスがチョイ役で出て来て胸も背中も大胆に開いたドレスを着ていて、すごく可愛くて、すごくセクシーだったので、セクシー部分はこれでチャラネってことなのかもしれないけど、主役のセドゥがオバハンではあかんやろう・・。
で、いろんなアクションや新兵器が登場してあきないようにつくってあるが、大いに興奮するって感じでもない。

ただ、ラストは意表を突かれた。けど、いいとは思わなかった。やりすぎでリアリティを感じなかった。劇的なエンディングをねらったようだけど、あざとさを感じてしまって、それはないだろう・・って思ってしまった。
次回作は主演俳優も変わるから今回のお話は今回かぎりで、次からはまったく別のシリーズとしてつくるってことなのかもしれないけど、ちょっとなあ・・って思う。

このレビューは気に入りましたか? 3人の会員が気に入ったと投稿しています

さらば愛しの蒼い瞳

投稿日:2022/02/20 レビュアー:ビンス

ダニエル・クレイグ版ボンドの最終章
この作品を観るにあたり
ダニエル版ボンドの過去4作を
連続鑑賞して
準備万端で臨みました。
そのかいもあってか
非常にエモーショナルな気分で
この物語を受け止めることになりました。
気持ちが昂っていたので
何もかもを敏感に捉えてしまう
そんな感じでした。
思えばダニエル版ボンドは
これまでのボンドのスタイルを
悉く破壊し
新たなる007
新たなるジェームズ・ボンドを構築。
今作でもこれまでにない新しさ
驚きの新しさを描いています。
ダニエルのボンド起用は
世界の反発と批判を浴びに浴び
そのマイナスを作品のクオリティーで
「絶賛」へとひっくり返してきました。
作品ひとつひとつも
これまでと違い
大きく結びつき
因縁
愛情
信頼
疑惑が交差する中で
この「ノー・タイム・トゥ・ダイ」は
そんなダニエル版ボンドという
大河ドラマの決着と終着地でした。
愛する女性を守るボンド
愛するが故に
愛が遠ざかっていくボンド
愛する人を喪い続けるボンド
それは
これまでのボンド像にはない姿でした。
「ノー・タイム・トゥ・ダイ」
死ぬ時ではないというこの言葉は
ボンドが女性を愛する姿を
表現しているようにも思えました。
物語には
MI6のメンバーの他に
ブロフェルドや
マドレーヌなど
前作から続いて出演するキャストもあり
否応なしに最終章とクライマックスを意識させます。
ボンドの苦悩
ボンドの決断
その全てに
胸が締め付けられるようでした。
そんな切なさを殺せない物語を
オープニングで流れた
ビリー・アイリッシュの唄う
切なさと哀しさ最高潮の
「ノー・タイム・トゥ・ダイ」が包み込み
頭の中でリフレインして
どうしようもなくたまらない気分になります。
そして再認識します。
私はこの蒼い瞳のボンドを
愛していたのだと。

♯Me Too時代の波に乗ってか
00エージェントにも
遂に女性が加わり
今回からボンドガールは
ボンドウーマンと呼称をチェンジ。
時代を常に捉えて描くのもまた
007シリーズの魅力ですね。
今回CIAのエージェンント「パルマ」を演じていた
アナ・デ・アルマスは
可愛い顔して華麗に動くナイスパフォーマンスでした。
ボンドカーにガジェットも大活躍
そして世界各地のロケーションの美しさが
もう言葉で言い表せないようなレベルです。

このレビューは気に入りましたか? 2人の会員が気に入ったと投稿しています

6〜 10件 / 全27件

007/ノー・タイム・トゥ・ダイ

ユーザーレビュー

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

ユーザーレビュー:27件

久しぶりに007シリーズの作品を観ましたが・・・

投稿日

2022/05/17

レビュアー

静かなる海

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

レビューを表示する

ダニエル・クレイグが演じるジェームズ・ボンド。
なんと衝撃のラストでした。
ちと驚きました。

正直、007シリーズあまり面白いと感じたことが無いんです・・・
わたくし的には昭和の頃のボンドは、イケメン、モテ男、秘密兵器な作品でした。
毎回出てくる秘密兵器を楽しみにしていました。
ムーンレイカー当たりでついていけなくなり、以降観ていません。

ダニエル・クレイグ演じるボンドは、無骨な感じで過去に観たボンドたちとは若干色合いが異なる感じでした。
青い瞳が印象的でした。

さてさて、ストーリーなのですが、なんか雑然とした感じで、銃撃戦を主としたアクション重視。
既視感のある展開でわたくし的にはイマイチでした。
もう少しストーリーや設定にメリハリが欲しかったです。

今回の敵のスフィンはかなりいい感じでした。
ただ枝葉の部分が多すぎてもったいなかったと思います。
ボンドガールのマドレーヌですが、スフィンが子供の頃何で助けたのか?全く意味不明でした。
それがクライマックスでも起こります?
う〜ん。
この説明不足は痛い。

宿敵のスペクターもあっけなく壊滅してしまい、獄中から指示していたボスのブロフェルドの種明かしも放置されてしまいました。
大事な部分の説明が漏れているため、尻切れトンボ感が否めません。
むしろブロフェルドのエピソードとか要れない方が良かった気がします。

能面だったり作中に登場する日本風の造作の活用は日本人として嬉しかったです。
使いどころのセンスが良かった。

それだけに惜しい作品でした。

落日の輝きをセンチメンタルに描く

投稿日

2022/03/27

レビュアー

hinakksk

 ダニエル・クレイグの、心身ともにスッキリと引き締まった、渋くて無駄のない、ハードボイルドな、それでいてどこか人間的で温かい、ジェームズ・ボンドがとても好きでした。けれど、今作はメロドラマティックになり過ぎて、これはもうアクションが生命線の007とは言えないのじゃないかというのが、正直な感想。昨今の流行りなのかもしれないし、気持ちは分からないでもないけれど、163分というのは、やはり映画館で楽しむには長すぎるんじゃないでしょうか。

 雪に覆われた森の中の一軒家のシーンから始まって、マテーラの狭い石畳や階段で車やオートバイによるカーチェイスを繰り広げ、駅でマドレーヌに別れを告げて、タイトルバックが入るまでは、甘辛で静と動のバランスもとれていて、とてもいい導入部。すでに引退しているのだから、年老いたジェームズ・ボンドもさらに渋さが増して全然悪くない。

 最初、復讐と裏切りの連鎖を描くのかと思いきや、ストーリーは淡々と進み、オブルチェフやローガン・アッシュを除いて予想外のことは何も起こらない。情報を引き出したり、相手を油断させたりする作戦なのかもしれないが、宿敵に対してやたらと謝ったりするのも、何だか不甲斐なくてジェームズ・ボンドらしくない。彼の冷静沈着なイメージとは相反する。

 後半になるに従ってメロドラマ化してアクションが単調になっていくのにも、テンションが下がってしまう。さらに最大の敵スフィンと、まるでドストエフスキーの「大審問官」のような対話をするに至っては、これが007なのだろうかと疑念を感じずにはいられない。善悪の判断を任された選択の自由は普通の人間には重荷であって、本当は自由や独立のために闘いたいと望んでいるわけではない。むしろ権威や力のある者に唯々諾々と服従するほうがずっと幸せなのだなんて、どこかの権力者が喜びそうなこんな根源的な問いは、もっと時間を取って他の映画でやってほしい。

 今作ではQの活躍場面が多く、少数精鋭ながら緻密なデザインの機能的なガジェットや、翼が折り畳み式になった、水中でも活動できるハイテクのグライダーが登場したりと、凄くよかったです。また、生物兵器が、対応するDNAの相手だけを殺す極小のバイオロボットに進化しているのも興味深かったのですが、実用化されそうで、空恐ろしくも感じました。ダニエル・クレイグのジェームズ・ボンドは、本当にこれで最後なのだと思うと、とても残念で仕方ありません。

(その2)過去の全作品の概要です

投稿日

2022/02/12

レビュアー

趣味は洋画

「007シリーズ」第25作公開を記念して、本作を含む、過去のジェームズ・ボンド役、作品タイトル、監督、ボンドガールや主な共演者を振り返ってみたいと思います。

初代ジェームズ・ボンド:ショーン・コネリー(1930.08.25 〜 2020.10.31)
第1作:1962年「007/ドクター・ノオ」 テレンス・ヤング監督
    ウルスラ・アンドレス、ジョセフ・ワイズマン
第2作:1963年「007/ロシアより愛をこめて」 テレンス・ヤング監督
    ダニエラ・ビアンキ、ロッテ・レーニャ、ロバート・ショー
第3作:1964年「007/ゴールドフィンガー」 ガイ・ハミルトン監督
    オナー・ブラックマン、シャーリー・イートン、ゲルト・フレーベ
第4作:1965年「007/サンダーボール作戦」 テレンス・ヤング監督
    クローディーヌ・オージェ、ルチアナ・パルッツィ、アドルフォ・チェリ
第5作:1967年「007/は二度死ぬ」 ルイス・ギルバート監督
    若林映子、浜美枝、チャールズ・グレイ、丹波哲郎、ドナルド・プレゼンス

第2代ジェームズ・ボンド:ジョージ・レーゼンビー(1939.09.05 〜 )
第6作:1969年「女王陛下の007」 ピーター・R・ハント監督
    ダイアナ・リグ、テリー・サバラス

初代ジェームズ・ボンド:ショーン・コネリー 復活
第7作:1971年「007/ダイヤモンドは永遠に」 ガイ・ハミルトン監督
    ジル・セント・ジョン、チャールズ・グレイ、ブルース・キャボット

第3代ジェームズ・ボンド:ロジャー・ムーア(1927.10.14 〜 2017.05.23)
第8作:1973年「007/死ぬのは奴らだ」 ガイ・ハミルトン監督
    ジェーン・シーモア、ヤフェット・コットー
第9作:1974年「007/黄金銃を持つ男」 ガイ・ハミルトン監督
    ブリット・エクランド、モード・アダムス、クリストファー・リー
第10作:1977年「007/私を愛したスパイ」 ルイス・ギルバート監督
    バーバラ・バック、クルト・ユルゲンス、リチャード・キール
第11作:1979年「007/ムーンレイカー」 ルイス・ギルバート監督
    ロイス・チャイルズ、ミシェル・ロンズデール、リチャード・キール
第12作:1981年「007/ユア・アイズ・オンリー」 ジョン・グレン監督
    キャロル・ブーケ、トポル、リン=ホリー・ジョンソン
第13作:1983年「007/オクトパシー」 ジョン・グレン監督
    モード・アダムス、ルイ・ジュールダン、クリスティナ・ウェイボーン
第14作:1985年「007/美しき獲物たち」 ジョン・グレン監督
    タニヤ・ロバーツ、グレース・ジョーンズ、クリストファー・ウォーケン

第4代ジェームズ・ボンド:ティモシー・ダルトン(1946.03.21 〜 )
第15作:1987年「007/リビング・デイライツ」 ジョン・グレン監督
    マリアム・ダボ、ジョー・ドン・ベイカー、ジェローン・クラッベ
第16作:1989年「007/消されたライセンス」 ジョン・グレン監督
    キャリー・ローウェル、タリサ・ソト、ロバート・ダヴィ

第5代ジェームズ・ボンド:ピアース・ブロスナン(1953.05.16 〜 )
第17作:1995年「007/ゴールデンアイ」 マーティン・キャンベル監督
    イザベラ・スコルプコ、ファムケ・ヤンセン、ショーン・ビーン
第18作:1997年「007/トゥモロー・ネヴァー・ダイ」 ロジャー・スポティスウッド監督
    ミシェル・ヨー、テリー・ハッチャー、ジョナサン・プライス
第19作:1999年「007/ワールド・イズ・ノット・イナフ」 マイケル・アプテッド監督
    ソフィー・マルソー、デニース・リチャーズ、ロバート・カーライル
第20作:2002年「007/ダイ・アナザー・デイ」 リー・タマホリ監督
    ハル・ベリー、ロザムンド・パイク、トビー・スティーブンス

*第21作以降はコメント欄に記します。

あとあとになって、あれはやめておくべきだったと言われそう

投稿日

2022/02/10

レビュアー

勇光

まあまあだった。
冒頭の能面をかぶった殺し屋のシーンはけっこういい。ただ、能面がやけにデカイ。本物の能面って顔の半分くらいしか隠れないものなので、ちょっとインチキくさい。ラミ・マレックは顔が小さいはずだから、お面は実際の能面の2倍くらいのサイズと見た。
で、その殺し屋が殺そうと思った少女を殺さずに助けたあたりがなんか軟弱で、ストーリー設計が間違っている。最近は悪玉にも人間味を与えてリアリティを出す傾向があるが、悪玉なのか善玉なのかわからなくなるような作り方は間違いであろう。
で、その助けられた少女がレア・セドゥになって登場するが、ずいぶん太ってしまってタダのオバサンになっている。ボンドガールとしては失格だった。ナオミ・ハリスも老けていて太っていて、これもボンドガール失格。
アナ・デ・アルマスがチョイ役で出て来て胸も背中も大胆に開いたドレスを着ていて、すごく可愛くて、すごくセクシーだったので、セクシー部分はこれでチャラネってことなのかもしれないけど、主役のセドゥがオバハンではあかんやろう・・。
で、いろんなアクションや新兵器が登場してあきないようにつくってあるが、大いに興奮するって感じでもない。

ただ、ラストは意表を突かれた。けど、いいとは思わなかった。やりすぎでリアリティを感じなかった。劇的なエンディングをねらったようだけど、あざとさを感じてしまって、それはないだろう・・って思ってしまった。
次回作は主演俳優も変わるから今回のお話は今回かぎりで、次からはまったく別のシリーズとしてつくるってことなのかもしれないけど、ちょっとなあ・・って思う。

さらば愛しの蒼い瞳

投稿日

2022/02/20

レビュアー

ビンス

ダニエル・クレイグ版ボンドの最終章
この作品を観るにあたり
ダニエル版ボンドの過去4作を
連続鑑賞して
準備万端で臨みました。
そのかいもあってか
非常にエモーショナルな気分で
この物語を受け止めることになりました。
気持ちが昂っていたので
何もかもを敏感に捉えてしまう
そんな感じでした。
思えばダニエル版ボンドは
これまでのボンドのスタイルを
悉く破壊し
新たなる007
新たなるジェームズ・ボンドを構築。
今作でもこれまでにない新しさ
驚きの新しさを描いています。
ダニエルのボンド起用は
世界の反発と批判を浴びに浴び
そのマイナスを作品のクオリティーで
「絶賛」へとひっくり返してきました。
作品ひとつひとつも
これまでと違い
大きく結びつき
因縁
愛情
信頼
疑惑が交差する中で
この「ノー・タイム・トゥ・ダイ」は
そんなダニエル版ボンドという
大河ドラマの決着と終着地でした。
愛する女性を守るボンド
愛するが故に
愛が遠ざかっていくボンド
愛する人を喪い続けるボンド
それは
これまでのボンド像にはない姿でした。
「ノー・タイム・トゥ・ダイ」
死ぬ時ではないというこの言葉は
ボンドが女性を愛する姿を
表現しているようにも思えました。
物語には
MI6のメンバーの他に
ブロフェルドや
マドレーヌなど
前作から続いて出演するキャストもあり
否応なしに最終章とクライマックスを意識させます。
ボンドの苦悩
ボンドの決断
その全てに
胸が締め付けられるようでした。
そんな切なさを殺せない物語を
オープニングで流れた
ビリー・アイリッシュの唄う
切なさと哀しさ最高潮の
「ノー・タイム・トゥ・ダイ」が包み込み
頭の中でリフレインして
どうしようもなくたまらない気分になります。
そして再認識します。
私はこの蒼い瞳のボンドを
愛していたのだと。

♯Me Too時代の波に乗ってか
00エージェントにも
遂に女性が加わり
今回からボンドガールは
ボンドウーマンと呼称をチェンジ。
時代を常に捉えて描くのもまた
007シリーズの魅力ですね。
今回CIAのエージェンント「パルマ」を演じていた
アナ・デ・アルマスは
可愛い顔して華麗に動くナイスパフォーマンスでした。
ボンドカーにガジェットも大活躍
そして世界各地のロケーションの美しさが
もう言葉で言い表せないようなレベルです。

6〜 10件 / 全27件