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ファーザー / アンソニー・ホプキンス
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「ファーザー」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

名優アンソニー・ホプキンスが認知症に苦しむ年老いた父親を演じアカデミー賞主演男優賞に輝いた感動のヒューマン・ドラマ。同賞では脚色賞と合わせ2冠に輝いた。認知症が進行していく父親と、その介護で疲弊していく娘の姿を、認知症の側の視点から描く画期的な表現スタイルで綴っていく。娘役は「女王陛下のお気に入り」のオリヴィア・コールマン。監督は本作の基になった舞台を手掛け、これが映画監督デビューとなるフロリアン・ゼレール。ロンドンで一人暮らしをしている81歳のアンソニー。ある日、介護人とトラブルを起こし、娘のアンが駆けつける。アンソニーには認知症の傾向が見え始め、それは日に日に悪化しているようだった。そんな中、アンから新しい恋人とパリで暮らすと告げられショックを受けるアンソニーだったが…。 JAN:4547286009922

「ファーザー」 の作品情報

作品情報

製作年:

2020年

原題:

THE FATHER

「ファーザー」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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MI5:世界を敵にしたスパイ

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6〜 10件 / 全20件

不都合な真実

投稿日:2022/05/29 レビュアー:icy

高く評価されている映画。確かに映画的に大胆な実験は成功しており、認知症患者の視点と健常者(娘と我々視聴者)の視点を織り交ぜることで細部の真実が不確かになり、それがもたらす不安感が認知症の不都合な真実の様々な面をあたかも実際に経験しているように感じさせる。ラストシーンまで基本的に救いがない。その意味で極めて現実的で厳しい作品。
悲しみ、怒り、恐怖といった負の感情は動物的には恐らく正の感情よりも根源的なものであり、認知症になって理性が失われ空間・時間認識はおろか事実が何かも分からなくなった時にはこうした負の感情に支配されるのではないかと想像される。人生の最後は悲しみと怒りと恐怖に支配されることを覚悟すべきなのだろう。
アンソニー・ホプキンスは流石の名演。見方によっては怪演。健常者にとって危険な存在であると同時に悲しみを誘う弱者でもある認知症患者という複雑な役を、凄まじい説得力で演じている。

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認知症を疑似体験

投稿日:2022/05/16 レビュアー:daichan

家にヘルパーさんが出入りするようになると、認知症のお年寄りには、自分から夫を奪おうとしている悪い女とか、この家の財産を狙っているに違いないといった被害妄想が生じやすいようだ。そういう妄想をうまく取り入れて、観客が認知症を疑似体験できるような、優れた脚本になっている。施設の男性スタッフを独身の娘の結婚相手だと誤認したり、娘はパリに行かずロンドンに止まるといった誤解は、押し殺した願望が妄想として出てきたのだろう。周囲の者は振り回されて困ってしまうが、いちばん混乱して困っているのは当の本人らしいというのが伝わって来る。どんどん自分に自信がなくなっていく。ついには家族がわからなくなる。「すべての枝を失っていくようだ」というセリフが胸を打つ。

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名優アンソニー・ホプキンス

投稿日:2022/02/10 レビュアー:モモイチゴ

認知症に苦しむ父親と介護で疲弊していく娘を軸に描く。父親の妄想と現実が入り交じって、ある意味サスペンス的であり、ホラーでもある。アンソニー・ホプキンスの演技は素晴らしい。わざとらしさがなく、本当に認知症で演じているのではないかと思えるほどの迫力であった。

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頭がこんがらがった。

投稿日:2022/01/29 レビュアー:いち映画ファン

いつもは投稿されたレビューをひととおりザクッと読んでから映画を観るのですが、今回はレビューを読まずに観ました。最初の30分位は何が何だかよく分からず、部屋を仕切るドアの開け閉めで状況が変わったり、人物が変わったり、巧みな映像のせいかスリラー映画だったのかと思いました。しかし深刻な認知症の映画でした。それも認知症患者の視点から描いているのでリアルでした。悲しいし、恐ろしいです。私もそれなりの年齢なので他人事ではないです。アンソニー・ホプキンスの迫真の演技が素晴らしかったです。認知症にならずに今後も俳優として活躍していただきたいです。

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脚本の妙技で最後まで見せる。 ネタバレ

投稿日:2021/11/09 レビュアー:CCR

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ロンドンで一人暮らしの老人アンソニー・ホプキンスのフラットに娘役のオリヴィア・コールマンが訪ねてきて今度パリに行く事になったので以前ほどパパの面倒を見れないと云って去って行く。すると、今度は見た事のない男が居間にいてホプキンスは「誰だ、アンタ?」となるとその彼は困惑して自分はあなたの娘の亭主、つまり義理の息子だと名乗って、観ているこちらも「?」となり今度は先程、娘だと思っていたコールマンと別人の女性が彼のフラットに現れてどうもこの住居は娘夫婦が住んでいるフラットらしく、しばらくすると、先程いた娘の亭主の姿が部屋から消えてしまって彼女は「私は亭主と5年前に別れたでしょ。」とホプキンスに云うのだ。観ている内に徐々にどうもホプキンスが痴呆症でボケているらしく、しかも彼の視点で映像を見せているのでこの情景が、彼だけの視界の世界で描かれているだけで事実ではないのかとこちらに思わせてくる。その後も再度コールマンが登場すると今度は先程の彼氏とは別人が同居していて、どうも高齢化したホプキンスを心配して彼女が引き取って同居しているらしいのが分かる。すると今度は「パリに行くなんて私は云ってないわ。」と冒頭に云っていた話と違うのだ。しかも、娘を困らせているこの父親を、同居している彼氏は快く思っておらず、何かとホプキンスに嫌味をふっかけてくるのだ。その二人のいがみ合いを目の当たりにして娘のコールマンが困惑して悲しくなってしまうのだ。このあたりの彼女はセリフは無い時でも、表情で見せる芝居が抜群に上手い。ホプキンスが居間でご機嫌にタップを踏んでいたかと思うと突如見ていたヘルパーの女性に暴言を吐いたりして、本当は父親が好きなのに、その対応にほとほと疲れ切って悲しい表情を見せるコールマンの演技が素晴らしい。彼女はベッドで寝ているホプキンスの首を絞めてしまう妄想まで引き起こすほど追い詰められてしまう。彼女は前作「女王陛下のお気に入り」で自分には突如現れてオスカーも獲ってしまった驚きの女優さんだが、今回、本作で彼女がメリル・ストリープ級の実力者なのがよく分かった。色々あって終盤、結局ホプキンスは養護施設に入ってコールマンは最初の発言の通りパリに行ってしまった。ここで、又困惑するのがそこの職員が冒頭に出てきたコールマンじゃない方の娘を名乗った女性と、途中でフラットの部屋から消えた彼女の亭主なのだ。一体これは何を意味するのか。全編通して次第に感じたのは認知症のホプキンスの妄想と実際の出来事の境界を作者が意図的にあいまいにしているので、こちらが何が本当の事実なのかと困惑するのだ。それがつまらないと云うのではなく、それによって本作は認知症を描く独特の世界を構築して、それが魅力となって、自分は一体この老人に最後どういう結着をつけるのか気になって引き込まれていった。作者が本作にどういう意図があったのか読みたくなったので鑑賞後、早速ヤフオクでパンフを購入してみた。監督、フロリアン・ゼレールがフランス人で、本作は舞台をパリにした非常に評価の高い戯曲で、それが映画化に際し、彼はこのストーリーに英国が合うと感じて主役をホプキンスに想定してあて書きしていったそうだ。(だから、役名がアンソニーなんだと納得した。)共同脚本のクリストファー・ハンプトンがホプキンスに会いに行ったら5分で「出演する。」と云ってくれたそうだ。ゼレールのコメントで「迷路のような作品なので観客は自分自身で出口を探さねばならなくなるはずです。」が正に本作の本質を言い得ている。この「父」という戯曲は3部作で他に「母」「息子」という作品があるのだそうだ。今回の映画化の大成功で他の作品の映画化も予定されてるそうで楽しみである。本作は間違いなく今年のキネ旬の洋画ベストテンに入ってくるだろう。

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ファーザー

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不都合な真実

投稿日

2022/05/29

レビュアー

icy

高く評価されている映画。確かに映画的に大胆な実験は成功しており、認知症患者の視点と健常者(娘と我々視聴者)の視点を織り交ぜることで細部の真実が不確かになり、それがもたらす不安感が認知症の不都合な真実の様々な面をあたかも実際に経験しているように感じさせる。ラストシーンまで基本的に救いがない。その意味で極めて現実的で厳しい作品。
悲しみ、怒り、恐怖といった負の感情は動物的には恐らく正の感情よりも根源的なものであり、認知症になって理性が失われ空間・時間認識はおろか事実が何かも分からなくなった時にはこうした負の感情に支配されるのではないかと想像される。人生の最後は悲しみと怒りと恐怖に支配されることを覚悟すべきなのだろう。
アンソニー・ホプキンスは流石の名演。見方によっては怪演。健常者にとって危険な存在であると同時に悲しみを誘う弱者でもある認知症患者という複雑な役を、凄まじい説得力で演じている。

認知症を疑似体験

投稿日

2022/05/16

レビュアー

daichan

家にヘルパーさんが出入りするようになると、認知症のお年寄りには、自分から夫を奪おうとしている悪い女とか、この家の財産を狙っているに違いないといった被害妄想が生じやすいようだ。そういう妄想をうまく取り入れて、観客が認知症を疑似体験できるような、優れた脚本になっている。施設の男性スタッフを独身の娘の結婚相手だと誤認したり、娘はパリに行かずロンドンに止まるといった誤解は、押し殺した願望が妄想として出てきたのだろう。周囲の者は振り回されて困ってしまうが、いちばん混乱して困っているのは当の本人らしいというのが伝わって来る。どんどん自分に自信がなくなっていく。ついには家族がわからなくなる。「すべての枝を失っていくようだ」というセリフが胸を打つ。

名優アンソニー・ホプキンス

投稿日

2022/02/10

レビュアー

モモイチゴ

認知症に苦しむ父親と介護で疲弊していく娘を軸に描く。父親の妄想と現実が入り交じって、ある意味サスペンス的であり、ホラーでもある。アンソニー・ホプキンスの演技は素晴らしい。わざとらしさがなく、本当に認知症で演じているのではないかと思えるほどの迫力であった。

頭がこんがらがった。

投稿日

2022/01/29

レビュアー

いち映画ファン

いつもは投稿されたレビューをひととおりザクッと読んでから映画を観るのですが、今回はレビューを読まずに観ました。最初の30分位は何が何だかよく分からず、部屋を仕切るドアの開け閉めで状況が変わったり、人物が変わったり、巧みな映像のせいかスリラー映画だったのかと思いました。しかし深刻な認知症の映画でした。それも認知症患者の視点から描いているのでリアルでした。悲しいし、恐ろしいです。私もそれなりの年齢なので他人事ではないです。アンソニー・ホプキンスの迫真の演技が素晴らしかったです。認知症にならずに今後も俳優として活躍していただきたいです。

脚本の妙技で最後まで見せる。

投稿日

2021/11/09

レビュアー

CCR

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ロンドンで一人暮らしの老人アンソニー・ホプキンスのフラットに娘役のオリヴィア・コールマンが訪ねてきて今度パリに行く事になったので以前ほどパパの面倒を見れないと云って去って行く。すると、今度は見た事のない男が居間にいてホプキンスは「誰だ、アンタ?」となるとその彼は困惑して自分はあなたの娘の亭主、つまり義理の息子だと名乗って、観ているこちらも「?」となり今度は先程、娘だと思っていたコールマンと別人の女性が彼のフラットに現れてどうもこの住居は娘夫婦が住んでいるフラットらしく、しばらくすると、先程いた娘の亭主の姿が部屋から消えてしまって彼女は「私は亭主と5年前に別れたでしょ。」とホプキンスに云うのだ。観ている内に徐々にどうもホプキンスが痴呆症でボケているらしく、しかも彼の視点で映像を見せているのでこの情景が、彼だけの視界の世界で描かれているだけで事実ではないのかとこちらに思わせてくる。その後も再度コールマンが登場すると今度は先程の彼氏とは別人が同居していて、どうも高齢化したホプキンスを心配して彼女が引き取って同居しているらしいのが分かる。すると今度は「パリに行くなんて私は云ってないわ。」と冒頭に云っていた話と違うのだ。しかも、娘を困らせているこの父親を、同居している彼氏は快く思っておらず、何かとホプキンスに嫌味をふっかけてくるのだ。その二人のいがみ合いを目の当たりにして娘のコールマンが困惑して悲しくなってしまうのだ。このあたりの彼女はセリフは無い時でも、表情で見せる芝居が抜群に上手い。ホプキンスが居間でご機嫌にタップを踏んでいたかと思うと突如見ていたヘルパーの女性に暴言を吐いたりして、本当は父親が好きなのに、その対応にほとほと疲れ切って悲しい表情を見せるコールマンの演技が素晴らしい。彼女はベッドで寝ているホプキンスの首を絞めてしまう妄想まで引き起こすほど追い詰められてしまう。彼女は前作「女王陛下のお気に入り」で自分には突如現れてオスカーも獲ってしまった驚きの女優さんだが、今回、本作で彼女がメリル・ストリープ級の実力者なのがよく分かった。色々あって終盤、結局ホプキンスは養護施設に入ってコールマンは最初の発言の通りパリに行ってしまった。ここで、又困惑するのがそこの職員が冒頭に出てきたコールマンじゃない方の娘を名乗った女性と、途中でフラットの部屋から消えた彼女の亭主なのだ。一体これは何を意味するのか。全編通して次第に感じたのは認知症のホプキンスの妄想と実際の出来事の境界を作者が意図的にあいまいにしているので、こちらが何が本当の事実なのかと困惑するのだ。それがつまらないと云うのではなく、それによって本作は認知症を描く独特の世界を構築して、それが魅力となって、自分は一体この老人に最後どういう結着をつけるのか気になって引き込まれていった。作者が本作にどういう意図があったのか読みたくなったので鑑賞後、早速ヤフオクでパンフを購入してみた。監督、フロリアン・ゼレールがフランス人で、本作は舞台をパリにした非常に評価の高い戯曲で、それが映画化に際し、彼はこのストーリーに英国が合うと感じて主役をホプキンスに想定してあて書きしていったそうだ。(だから、役名がアンソニーなんだと納得した。)共同脚本のクリストファー・ハンプトンがホプキンスに会いに行ったら5分で「出演する。」と云ってくれたそうだ。ゼレールのコメントで「迷路のような作品なので観客は自分自身で出口を探さねばならなくなるはずです。」が正に本作の本質を言い得ている。この「父」という戯曲は3部作で他に「母」「息子」という作品があるのだそうだ。今回の映画化の大成功で他の作品の映画化も予定されてるそうで楽しみである。本作は間違いなく今年のキネ旬の洋画ベストテンに入ってくるだろう。

6〜 10件 / 全20件