マイ・スパイ

スパイアクション映画だと思って見ると、物足りないと思います。
何故なら、これはスパイアクション風のコメディ映画だからです。
コメディ映画としては、良い出来ですよ。

〈　ストーリー　〉
ＣＩＡエージェントのＪＪは、テロリストの義姉であるケイトと その娘のソフィの監視をする事になります。
しかし、頭の良いソフィにスパイであるがバレてしまい、色々な頼み事をされるようになってしまうのでした。

感想･総評：よくある設定と展開なので斬新さはないが安心してみられる。退屈はしない

対象年齢：子供〜大人（多少残酷な場面あり。Ｈ場面なし）

食事中に見られるか：一部の場面を除けば大丈夫

元プロレスラー俳優が演じるマッチョなCIAエージェントJJと９歳の少女ソフイーが中心のスパイアクションコメディーでその取り合わせに微笑んでしまう。
冒頭ウクライナの廃墟となったチェルノブイリ原子力発電所でロシアのマフィアと軍人の間で行われているプルトニュウムの闇取引に潜入していたJJ、自身の身分が疑われるとたちまち全員をやっつける大暴れ、スパイアクション作品の入りとしては王道。
でも本部に颯爽と帰還したJJは上司から関係者を抹殺してしまったのでプルトニュウムの行方が追跡できなくなったと大叱責、現場から外されてこの取引に関与していた主犯の弟の遺族の監視役を命じられることに。
その対象の家族はシングルマザーと娘のソフイー、さっそく監視カメラを仕掛けるが頭の良いソフィーに見つかってしまいJJは完全に彼女の支配下に。
大男と９歳の少女という凸凹コンビ、JJは完全に少女の守役となり、二人は心を通わせて行く。
大男のJJ、お魚をペットにしていたり、スケートが滑れなかったり、ダンスが驚くほど下手だったりと一流のエージェントとは思えないシーンも良い味付けになっている。
母親とJＪの恋路まで画策するソフィー、大人顔負けの才女ぶり、そして終盤JJが凄腕エージェントとして活躍出来るシーンがやって来る。
ソフィーを守りながらテロリストを撃退するというスパイアクションシーン、エンディングで爆発するタンクローリーの炎を背景に引き上げてくる二人、最強のコンビみたい。

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当初から嫌な予感があり、観るつもりはありませんでしたが、他の作品の予告編で騙されました。
アクション系のスターが必ず陥る残念コメディーでした。
マッチョと子供とのギャップや駆け引きを面白おかしく描いているつもりなのでしょうが、どうしてこうも見事に滑るのか？
疑問です。

有名になったアクション俳優さんたちが、演技の巾を広げるためにこの手の作品を作りますが、大コケするものがあまりにも多過ぎます。
演技が悪いわけでは無いと思いますが、失敗作が多すぎます。
監督さんのセンスなのかな・・・

子役の演技は見事だし、おマセなキャラ設定も良かったです。
やはり作品のバランスが悪いのでしょう。

誰かこれはというヒット作を作って欲しいものです。
残念でした。

ストーリーが幼稚で大人の鑑賞するような対象にならない。