ドクター・スリープ

キューブリックの「シャィニング」をしっかり押さえた続編です。
あの少年が、成長して、どんなんかいな……という作品。

この映画を見て、原点に返りたいと思いました。その意味では、正直で誠実なオマージュでした。
そこで、キューブリックの「シャイニング」をこれから見ようと思います。
余計なことですが、これはＭ・Ｎ・ジャマランの影響がありますね。
ホラー志望ではなく、とても学習している映画科の優等生と言っては、彼に失礼ですが、これからもがんばれという思いです。

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本作を最初観たとき、キューブリック版との整合性がイマイチしっくりこなかったため、ドラマ版で再映像化された作品を観ました。

キューブリック版の豪華さや派手さに負けていますが、ストーリーの流れや展開がしっくりと来ました。
それなりに楽しむことができました。

本作で一番残念な点が、キューブリック版のトランス一家を使っていたこと。
なんでドラマ版に近い演者を選ばなかったのか？
この部分で違和感が生じてしまいホントに残念でした。
おそらくスポンサーの意向と思いますが、作品を大事にて欲しいと思いました。

面白かったです。

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キューブリックのシャイニングがインパクト強すぎて、本作は評価が二分されるだろうな〜って作品でした。
前回は、本当にキレイな映像と狂気がマッチングした芸術的なホラーでしたが、本作は、どちらかというとシャイニング能力者と彼らの魂を食べる空っぽの悪魔？との戦いとなっていました。
そこに呪われたホテルと悪霊たちが参戦。
ダニー少年がトラウマやホテルの悪霊たちのせいでアル中になりますが、良きめぐり逢いで回復をし生活を送っていますが、アブラと能力を通して出会い、やがてアブラを狙う空っぽの悪魔？たちとの戦いになっていきます。

本作のタイトル「ドクタースリープ」が作品の内容と一致していない気がしました。
もっと別のタイトルつけた方が良かった気がします。
キューブリック版のシャイニングとは全く別物と思ってみた方が良いと思います。

空っぽの悪魔？たちの登場は面白かったのですが、結構、簡単にやっつけてしまい拍子抜けの感がありました。
そしてクライマックスのホテルでの空っぽの悪魔？たちのボス、ローズとの戦いがとても安っぽいものでとにもかくにも残念でした。
もう一工夫欲しかったところです。

私的には楽しめましたが、キューブリック版のシャイニングの続編として期待してみると肩透かしな作品です。
もう一工夫欲しかった。

主人公は『シャイニング』のあの恐ろしい閉ざさた冬のホテルで
狂気に駆られた父親に殺されそうになったあのダニーくん。
４０年後のダニーは特別な能力（シャイニング）を封印してひっそりと孤独に生きていた。
子供時代のあの恐怖の経験がトラウマなのだろう、彼はアルコール依存症になっていた。
そんな孤独な彼の頭に語りかけてくる超能力少女・アブラと親しくなる。
やがて二人は、ローズという美女が率いる邪悪な団体と対決していくことになる。
ローズたちは、超能力者からそのパワーを吸い込むことで不老になり
何百年も生きている魔物みたいな存在だった。

あのおどろおどろしいオーバールック・ホテルがいつ出てくるのか
なかなか出てくる展開にならないので
どうなってるの？と思いきや。。。そう来たか！
全く期待せず観たらなかなか面白かった。
キューブリックの『シャイニング』はホラー作品の殿堂入的な作品となっているが
原作から大きく変えていたことで
そもそもキング氏は気に入らなかったわけで
あの映画の続編を期待すると裏切られることになる。
別物として観れば、超能力者ＶＳ邪悪な魔物のバトルものとして
けっこう楽しめる。

キューブリックが描いて見せた、あの呪われたホテルの恐怖感には遠く及びませんが、能力者の対決ものとして、かなり楽しめました。一見の価値はありますよ。