宮本から君へ

朝日新聞の前回日曜版に本作の映画プロデューサー、河村光庸の記事が掲載されていて、まるでこの人物について知らなかったので、彼が昨今の日本映画界に如何にどれだけ旋風を巻き起こしていたのか初めて知る事が出来た。作品が凄い。「かぞくのくに」「あゝ荒野」「愛しのアイリーン」、本作（この作品の主人公にはちょっと着いていけなかったが、池松壮亮が熱演しているのはよく分かる。）、「新聞記者」「ＭＯＴＨＥＲ」そして現在公開中の「空白」、と話題作ばかりではないか。そして何より感心したのが先日公開されて話題をふりまいた「パンケーキを毒見する」を製作公開した事だ。自分は日本では不可能だと思っていたこのテのジャンルの作品を細々と東中野あたりで公開するならまだ分かるが、堂々と新宿ピカデリーで公開したのには本当驚いた。そして現職の総理大臣に喧嘩を売った、これは本当凄い。その度胸に最大の賛辞を送りたい。アメリカならマイケル・ムーアがやりそうなネタだが、あちらでは堂々と公開出来るのが、この国の度量の狭さでは、このテの作品には必ず横槍が入って、下手すれば関係者は以後、干されたり，左遷させられるだろう。多分、この作品がまだ管を追求した作品だからこれで済んだんだろう。これが、題材が安倍晋三だったら、おそらく、こうはいかなかっただろう。あいつなら電通やら何やら駆使して邪魔しまくってネットで中傷しまくる嫌がらせをして公開妨害したろうね。駄々っ子がそのまま爺いになった親族七光り以上のこの人間は、自分を中傷する人間に対する異様な恨みと執着心は凄まじい。自分を批判した広島の岸田の仲間をムカつくから選挙で何としても落としたいから税金使って選挙対策に１．５億円もかけてでも河合という女を使って落とそうとした、この陰湿な執念深さには嫌悪感しかない。（更にそれにかこつけて、その金の半分を自分の懐にくすねた疑惑もある。又、地元の仲間がコケにされたのに、安部に尻尾振って従順に従う岸田という根性無しの腰巾着現総理にも呆れかえるばかりだ。こいつ、プライドとか無いのかね。以前、安部が子飼いにしていたが賭けマージャンで失脚した検察黒川を使って「ワイロ」甘利明を見逃し、ほとぼりさめたと見るや岸田が幹事長にしているのも世間なめきっているよな。そして、この男、現在選挙期間中、トンチンカンなピント外れのクソみたいな発言をしまくっている。マジ頭おかしいわ。やばいよ、こいつ。与党幹事長だぜ。）安部の話に戻すが、こんな奴が最長総理なんて、お笑いだし、この国をてめえの爺ちゃん悲願の憲法改正や、軍事費だけに異様に執着した陰でＩＴでもデジタルでも何にも手を打たずに、原発を事故発生させた当事国のくせして得意の外遊で世界セールス展開して、これを売ろうとしても、もう世界の趨勢が再生可能エネなのだから見事に無視され売上0で、様々なランキングも他国に抜かれまくって世界情勢から出遅れて没落させた上に、金持ちを優遇して貧富の格差を拡大させて、その間、せっせと自分の利権を最大限駆使して「加計」「森友」「桜」と私物化したせいで(そして、現在はDappi疑惑だ。)、自分に擦り寄る仲間には恩恵旨味を与え、その煽りを喰らって公文書偽造に加担させられ苦悩の上に自殺した真面目な財務局職員は悲惨だったし、自分の提灯本を書かせていたポチ記者がレイプ犯になったのを警察上層部を使って逮捕寸前だったのを見逃させた信じられない野郎だ。犯罪者を助ける総理大臣って何なんだ。（その中村という警察幹部を今後も重宝な利用価値があるから報酬として今回、警察庁長官にしたのも何て露骨でえげつないんだろう。）世間を、大多数の国民をなめまくっている総理どころじゃない、ゲス中のゲス、人間のクズだよ、こいつは。そして、こんな小物に廻りがビクビクして顔色を窺って、自分の大嫌いな言葉「忖度」とかいって廻りが、こいつをよいしょしている、この国の現状にはヘドが出る。(以前、安部が秋葉原の街頭演説でヤジを飛ばされた際、簡単にキレて「こんな人達に負ける訳にはいかない！」とほざいた、正に自分はあんたの云う所の「こんな人」に該当する、それで結構です。)
この河村の記事で載った本人のコメントがいい。「「パンケーキを毒見する」はバラエティー番組の手法を使っており、テレビ的だと言われました。私はそれでいいと思っています。確かにテレビ的ではありますが、テレビでは絶対に放送できません。私はこういった作品を映画と呼んでいます。」・・・１００％同感である。この作品でナレーターを務めた俳優、古館寛治が今後、干されたりしないか心配になってしまう。余計な取越し苦労である事を切に願っている。

主演の池松壮亮と蒼井優の熱演にはただただ凄いとしか言いようがない。
作品としては力作なのに「不快」を感じるシークエンスが多いのがちょっと辛い。
それ以上にセリフは「つぶやき」と「叫び」の場面が多く、調整しても聞き取り
にくい。最近のDVDには「日本語字幕」を表示出来る映画が多いのだから、この
映画にこそ必要だと思った。
あと少し気になったのが、池松壮亮がボコボコにやっつけた大男をあの場所から
簡単に自転車に乗せて移動したシーン。不自然な描写は避けて欲しかった。
徹底的に細かい箇所をチェックして制作して頂きたい、そんな力作だった。

すっごい低い声の時とすっごい大きい声の時とあってボリューム上げたり下げたりして見ました。内容があんまり面白くなかったな。
俳優さんたちは、頑張ってるな〜とは思ったけど。
男子はこういうの好きなのかもね〜。

前章譚に当たるテレビドラマ版（全12話）を先に観賞することをお勧めします。
ちなみに、わたしは原作を読んだことがありません。　
でも、結構大作だと思いますよ、テレビドラマから通じてみた感想ですが・・・。
映画版だけだと、宮本の熱さがMAXになりません（笑）

結構ヘビーな内容で見ていて少し疲れたというか重い気持ちになりました。ドラマは見てないけど映画で内容は十分伝わりました。主役二人の演技がすごい白熱していて良かったです。見ていて力が入りました。