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羊と鋼の森 / 山崎賢人
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「羊と鋼の森」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

第13回本屋大賞に輝く宮下奈都のベストセラー小説を山●崎賢人主演で映画化した感動作。調律の世界に魅せられ、足を踏み入れた外村直樹は、先輩調律師の柳やピアノに関わる人々に支えられ、調律師として人として、たくましく成長していく。※一般告知解禁日:9月21日

「羊と鋼の森」 の作品情報

作品情報

製作年:

2018年

製作国:

日本

「羊と鋼の森」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

キャスト・スタッフ

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6〜 10件 / 全24件

こんなに素敵な日本映画に出会ったのは何年ぶりだろう

投稿日:2019/03/02 レビュアー:感想

深く心にしみいるような映画。
キャストも満足。特に三浦友和がいい。
久石譲×辻井伸行が、最後に映画をさらなる高みへと引き上げる。

ここ数年の日本映画は、子ども返りしているようで楽しめるものがなかったが、久しぶりにいい映画に出会った。これからもこういった映画を生みだしてほしい。

2019日本アカデミー賞にノミネートされないのはなぜ?と思った。

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何もかもが美しい

投稿日:2018/12/08 レビュアー:あずき

ピアノの調律師がこんなにも繊細で大変な作業をする仕事だとは、
恥ずかしながらこの映画で初めて知った。

新人調律師の青年の悩みながらも成長していく姿、その心の揺れを山ア賢人が細やかに演じている。
青年と共に、顧客である音大を目指す姉妹の苦悩や挫折を越えての成長物語でもある。上白石萌音・萌歌姉妹がピアノを弾く姿は本当のピアニストのようで素晴らしかった。

ピアノ好きはもちろん、興味の無かった人すらも魅了してしまうような
素晴らしい楽曲の数々に、細やかな描写、そして何よりも美しい風景。

風景と音楽が美しいだけではなく、何か自分も頑張ろうと思わせるような、
背中を押されたような、静かに流れていくけれども力強さも感じた美しい映画だった。

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そのとき 僕は 17歳だった

投稿日:2020/03/27 レビュアー:ちゅく

「このまま何とか高校を卒業して 何とか生きていければいい」と思っている青年。
雪の結晶は一つ一つ異なる。二度と同じものは、ない。
北海道。雪が降っている。学校の講堂(体育館)にグランドピアノがぽつんと置かれている。
調律師がピアノの屋根を上に開ける。一音。それが、彼の「何とか」を「どこ」を定める。
ピアノは打楽器であり弦楽器である。
森のにおいがした、風がきこえた。
宮下奈津(1967年、福井県生)の同名小説の映画化。
監督は、橋本光二郎(「orange」「雪の華」)。
脚本は、金子ありさ(「電車男」「おかえりはやぶさ」「ヘルタ―スケーター」)。

調律の仕事は、誰にでもできるものではないが、非常に時間がかかり、ピアノのために重要な保守なのだ。
当家の妻「ちゅく」が使っているアップライトでも、2時間くらいかけて、丁寧に仕事が行われる。
僕は二階でそれを聴いている。実に丹念なものだ。音楽ではないが、技術の音は次第に楽音に近づいていく。
自分の耳が、調律師の技によって、多少は研ぎ澄まされていくような気さえ覚える。
最近、調律師の道具を見せてもらったことがある。音叉、さまざまな固定具、ぜんぶで100くらいあると聴いた。何より「耳」が良くないとつとめられない仕事だろう。

ピアノを弾く演奏家を支えている仕事、自分は音楽を直接奏でられないが、音、耳で、楽器を保守する仕事。
映画では「ここのピアノは古くてね。いい羊がいい音をつくる」調律師が言う。では「鋼」は何か。
鍵盤をつなぐ弦も金属だが、演奏家にも調律師にもそれは必要だ。
演奏家でも調律師でもない、僕にも「羊」と「鋼」、穏やかで柔らかい心と、非、間違った音、外れた声を「ぴしり」と打ち、闘う心が必要だ。

「佐倉和音」「佐倉由仁」という双子の姉妹が連弾をします。二人は一人ではない、しかも交感がある。
「シャイニング」を思い出しました。不謹慎にも。しかも、不思議な共鳴と反発がある。
調律師の「板鳥宗一郎」を演じた、三浦友和は、この映画でも確かに教えてくれる所作、語りでした。
調律は、ピアノの足までと、床をはいずり回って、高さを微調整する。
「外村直樹」を演じた山ア賢人も好演。
吉行和子、光石研、堀内敬子、鈴木亮平、仲里依紗という達者がしっかり劇を固め、劇を動かしています。

ラベルの「水の戯れ」「亡き王女のためのパヴァーヌ」、ショパンの「蝶々」、ベートーベンの「熱情」、シューベルト「楽に寄す」……。ピアノ愛は、芸術愛を越えて人間愛に満ちています。

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ピアノを食べて生きる。 ネタバレ

投稿日:2019/07/07 レビュアー:alterd

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​北海道の森に囲まれ育った外村(山崎賢人)がピアノ調律師を目指す物語だった。

それまで、これといってなりたいものがなかった外村は学校のピアノの調律に訪れた板倉(三浦友和)が弾いたピアノの音に森を感じる。
それは世界とつながった音だった。
両親には呆れられ弟には笑われながらも調律師学校に通う。
祖母だけは応援していたようだ。

やがて、楽器店の先輩の仕事について回っていた時、ひょんなことから姉妹が弾くピアノの調律を頼まれる。
だが、やるばやるほどダメなってゆく迷宮に入り込む。
それは出て来れない森のようだった。
だが、板倉や先輩の叱咤激励により窮地を脱し、先輩の結婚式で弾かれるピアノの調律を頼まれる。
そのピアノは、どツボにはまり行けなくなった家の姉妹のお姉さん(上白石萌音)が弾くことになっていた。
その姉も、妹がコンテスト途中で突然弾けなくなったことがきっかけで自分も弾けなくなっていた。
結婚式会場で姉がリハーサルしていた時、急にピアノが歌わなくなる。
それは、スタッフが大勢入って来たからだった。
そこで、外村は板倉が大きなホールで調律していたのを思い出しよく響くように調律した。
そして、自分も大きなホールのピアノを調律出来ることを目指すと宣言した。

外村が職場の先輩に「大きなホールで演奏することも家で趣味で演奏することも音楽として優劣はない。だから、どこで調律しようが優劣はない」のようなことを言うと、先輩が、「腕のない調律師の常套句だな」と言い返すシーンが印象的だった。

確かに、一般的に、大きなホールで演奏する奏者の方が遥かに腕は良いだろう。
だが、決定的なのは、一度に聴ける聴衆の数の問題だろう。
所詮、比べられない話なのだ。

後、プロを目指すと宣言した姉が妹(上白石萌歌)に「ピアノで食べていくのは大変だよ」と言われ、「ピアノで食べるんじゃなくて、ピアノを食べて生きていくんだよ」と返したのが印象的だった。


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旋律の森

投稿日:2020/02/04 レビュアー:こうさま

2016年の本屋大賞宮下奈都著の同名小説を映画化した作品で将来の夢を見いだせないでいた高校生がピアノの調律師を目指し、いろいろな経験や人との出会いを通じて成長してゆく姿を描いている。
羊と鋼、そして森と一見なんの関連性もなさそうなワードがピアノという楽器を通じてつながる、羊は弦を叩く槌が羊毛でできたフェルト、鋼が弦、そして森は音の森を指しているのであろう。
主人公外村が故郷で接していた深い森、そこから聞こえる様々な音、音の世界の深さを表現するにはなかなかよい例えだと思える。
高校生でなかなか将来の夢を語れる生徒はどれぐらいいるのだろう。
漠然と夢を語るのではなくはっきりとこの道を突き進みたいと決断するのは未だ難しい時期なのかも知れないが、外村は偶然に学校のピアノの調律に来た板島に出会い、これが自分の進む道だと悟る。
少し違和感がないでもないが、勿論こうした出会いがあっても不思議ではない。
原作は読んでいないが、外村の決意の過程を映像で完璧に表現するのはチト酷かもしれない。
東京の専門学校で調律技術を学ぶ外村、ピアノは実に多くの部品から構成されておりその調律技術を習得するのは並大抵ではなかろうと想像できる。
多分最も大事なのは技術もさることながら「音」を聞き分けられる耳なんだろう、我々素人にとってはピアノがよっぽど調子はずれの音をださない限り、そんな微妙な違いなどわかろうはずがない。
ピアノを弾けるという程度で「音」を聞き分けられる人はそんなにいないだろう。
外村は先輩柳井について学び、同年代の姉妹ピアニスと会ってその才能を開花させながら成長してゆく、そしてさらに高いステージのコンサートチューナーを目指すという。
地味で静かな流れの中に一人の青年の成長過程を描いた感動的な作品でなにより真っすぐで清潔感の溢れているところがなかなかよい。

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羊と鋼の森

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こんなに素敵な日本映画に出会ったのは何年ぶりだろう

投稿日

2019/03/02

レビュアー

感想

深く心にしみいるような映画。
キャストも満足。特に三浦友和がいい。
久石譲×辻井伸行が、最後に映画をさらなる高みへと引き上げる。

ここ数年の日本映画は、子ども返りしているようで楽しめるものがなかったが、久しぶりにいい映画に出会った。これからもこういった映画を生みだしてほしい。

2019日本アカデミー賞にノミネートされないのはなぜ?と思った。

何もかもが美しい

投稿日

2018/12/08

レビュアー

あずき

ピアノの調律師がこんなにも繊細で大変な作業をする仕事だとは、
恥ずかしながらこの映画で初めて知った。

新人調律師の青年の悩みながらも成長していく姿、その心の揺れを山ア賢人が細やかに演じている。
青年と共に、顧客である音大を目指す姉妹の苦悩や挫折を越えての成長物語でもある。上白石萌音・萌歌姉妹がピアノを弾く姿は本当のピアニストのようで素晴らしかった。

ピアノ好きはもちろん、興味の無かった人すらも魅了してしまうような
素晴らしい楽曲の数々に、細やかな描写、そして何よりも美しい風景。

風景と音楽が美しいだけではなく、何か自分も頑張ろうと思わせるような、
背中を押されたような、静かに流れていくけれども力強さも感じた美しい映画だった。

そのとき 僕は 17歳だった

投稿日

2020/03/27

レビュアー

ちゅく

「このまま何とか高校を卒業して 何とか生きていければいい」と思っている青年。
雪の結晶は一つ一つ異なる。二度と同じものは、ない。
北海道。雪が降っている。学校の講堂(体育館)にグランドピアノがぽつんと置かれている。
調律師がピアノの屋根を上に開ける。一音。それが、彼の「何とか」を「どこ」を定める。
ピアノは打楽器であり弦楽器である。
森のにおいがした、風がきこえた。
宮下奈津(1967年、福井県生)の同名小説の映画化。
監督は、橋本光二郎(「orange」「雪の華」)。
脚本は、金子ありさ(「電車男」「おかえりはやぶさ」「ヘルタ―スケーター」)。

調律の仕事は、誰にでもできるものではないが、非常に時間がかかり、ピアノのために重要な保守なのだ。
当家の妻「ちゅく」が使っているアップライトでも、2時間くらいかけて、丁寧に仕事が行われる。
僕は二階でそれを聴いている。実に丹念なものだ。音楽ではないが、技術の音は次第に楽音に近づいていく。
自分の耳が、調律師の技によって、多少は研ぎ澄まされていくような気さえ覚える。
最近、調律師の道具を見せてもらったことがある。音叉、さまざまな固定具、ぜんぶで100くらいあると聴いた。何より「耳」が良くないとつとめられない仕事だろう。

ピアノを弾く演奏家を支えている仕事、自分は音楽を直接奏でられないが、音、耳で、楽器を保守する仕事。
映画では「ここのピアノは古くてね。いい羊がいい音をつくる」調律師が言う。では「鋼」は何か。
鍵盤をつなぐ弦も金属だが、演奏家にも調律師にもそれは必要だ。
演奏家でも調律師でもない、僕にも「羊」と「鋼」、穏やかで柔らかい心と、非、間違った音、外れた声を「ぴしり」と打ち、闘う心が必要だ。

「佐倉和音」「佐倉由仁」という双子の姉妹が連弾をします。二人は一人ではない、しかも交感がある。
「シャイニング」を思い出しました。不謹慎にも。しかも、不思議な共鳴と反発がある。
調律師の「板鳥宗一郎」を演じた、三浦友和は、この映画でも確かに教えてくれる所作、語りでした。
調律は、ピアノの足までと、床をはいずり回って、高さを微調整する。
「外村直樹」を演じた山ア賢人も好演。
吉行和子、光石研、堀内敬子、鈴木亮平、仲里依紗という達者がしっかり劇を固め、劇を動かしています。

ラベルの「水の戯れ」「亡き王女のためのパヴァーヌ」、ショパンの「蝶々」、ベートーベンの「熱情」、シューベルト「楽に寄す」……。ピアノ愛は、芸術愛を越えて人間愛に満ちています。

ピアノを食べて生きる。

投稿日

2019/07/07

レビュアー

alterd

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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​北海道の森に囲まれ育った外村(山崎賢人)がピアノ調律師を目指す物語だった。

それまで、これといってなりたいものがなかった外村は学校のピアノの調律に訪れた板倉(三浦友和)が弾いたピアノの音に森を感じる。
それは世界とつながった音だった。
両親には呆れられ弟には笑われながらも調律師学校に通う。
祖母だけは応援していたようだ。

やがて、楽器店の先輩の仕事について回っていた時、ひょんなことから姉妹が弾くピアノの調律を頼まれる。
だが、やるばやるほどダメなってゆく迷宮に入り込む。
それは出て来れない森のようだった。
だが、板倉や先輩の叱咤激励により窮地を脱し、先輩の結婚式で弾かれるピアノの調律を頼まれる。
そのピアノは、どツボにはまり行けなくなった家の姉妹のお姉さん(上白石萌音)が弾くことになっていた。
その姉も、妹がコンテスト途中で突然弾けなくなったことがきっかけで自分も弾けなくなっていた。
結婚式会場で姉がリハーサルしていた時、急にピアノが歌わなくなる。
それは、スタッフが大勢入って来たからだった。
そこで、外村は板倉が大きなホールで調律していたのを思い出しよく響くように調律した。
そして、自分も大きなホールのピアノを調律出来ることを目指すと宣言した。

外村が職場の先輩に「大きなホールで演奏することも家で趣味で演奏することも音楽として優劣はない。だから、どこで調律しようが優劣はない」のようなことを言うと、先輩が、「腕のない調律師の常套句だな」と言い返すシーンが印象的だった。

確かに、一般的に、大きなホールで演奏する奏者の方が遥かに腕は良いだろう。
だが、決定的なのは、一度に聴ける聴衆の数の問題だろう。
所詮、比べられない話なのだ。

後、プロを目指すと宣言した姉が妹(上白石萌歌)に「ピアノで食べていくのは大変だよ」と言われ、「ピアノで食べるんじゃなくて、ピアノを食べて生きていくんだよ」と返したのが印象的だった。


旋律の森

投稿日

2020/02/04

レビュアー

こうさま

2016年の本屋大賞宮下奈都著の同名小説を映画化した作品で将来の夢を見いだせないでいた高校生がピアノの調律師を目指し、いろいろな経験や人との出会いを通じて成長してゆく姿を描いている。
羊と鋼、そして森と一見なんの関連性もなさそうなワードがピアノという楽器を通じてつながる、羊は弦を叩く槌が羊毛でできたフェルト、鋼が弦、そして森は音の森を指しているのであろう。
主人公外村が故郷で接していた深い森、そこから聞こえる様々な音、音の世界の深さを表現するにはなかなかよい例えだと思える。
高校生でなかなか将来の夢を語れる生徒はどれぐらいいるのだろう。
漠然と夢を語るのではなくはっきりとこの道を突き進みたいと決断するのは未だ難しい時期なのかも知れないが、外村は偶然に学校のピアノの調律に来た板島に出会い、これが自分の進む道だと悟る。
少し違和感がないでもないが、勿論こうした出会いがあっても不思議ではない。
原作は読んでいないが、外村の決意の過程を映像で完璧に表現するのはチト酷かもしれない。
東京の専門学校で調律技術を学ぶ外村、ピアノは実に多くの部品から構成されておりその調律技術を習得するのは並大抵ではなかろうと想像できる。
多分最も大事なのは技術もさることながら「音」を聞き分けられる耳なんだろう、我々素人にとってはピアノがよっぽど調子はずれの音をださない限り、そんな微妙な違いなどわかろうはずがない。
ピアノを弾けるという程度で「音」を聞き分けられる人はそんなにいないだろう。
外村は先輩柳井について学び、同年代の姉妹ピアニスと会ってその才能を開花させながら成長してゆく、そしてさらに高いステージのコンサートチューナーを目指すという。
地味で静かな流れの中に一人の青年の成長過程を描いた感動的な作品でなにより真っすぐで清潔感の溢れているところがなかなかよい。

6〜 10件 / 全24件