ローズの秘密の頁

ローズの秘密の頁の画像・ジャケット写真

ローズの秘密の頁 / バネッサ・レッドグレーブ
  • 画質は本編映像とは異なります。

全体の平均評価点:(5点満点)

13

全体の平均評価点:

予告編を観る

DVD

TSUTAYA TV

見放題

動画ポイント利用可

ジャンル :

「ローズの秘密の頁」 の解説・あらすじ・ストーリー

DVD

TSUTAYA TV

見放題

動画ポイント利用可

解説・ストーリー

ルーニー・マーラ、ヴァネッサ・レッドグレイヴのW主演による壮大なラブストーリー。病院で40年間過ごしてきた老女・ローズは、長年にわたり聖書の中に秘かに日記を綴っていた。彼女は半世紀前の記憶を遡り、グリーン医師に自らの人生を語り始める。

「ローズの秘密の頁」 の作品情報

作品情報

製作年: 2016年
製作国: アイルランド
原題: The Secret Scripture

「ローズの秘密の頁」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

関連作品

関連作品

デトロイト

ウーマン・ラブ・ウーマン

ウェイクアップ!ネッド

ラッキー・ユー

ユーザーレビュー:13件

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

この作品に関するあなたの感想や意見を書いてみませんか?

6〜 10件 / 全13件

記憶を《葬り去ること》は出来ない

投稿日:2018/10/09 レビュアー:カマンベール

2016年(アイルランドの名匠・ジム・シェルダン監督作品)

ローズは精神病院に40年間強制入院させられても、
電気ショックを何回受けても、記憶を葬り去ることも、
人間性を失うことも無かった。

あまりに傷ましい物語。

1940年はじめのアイルランド。
美しい娘ローズは、その美しさから、男を惹きつける女性だった。
若い日をルーニー・マーラーが気丈で美しい。
老年を名女優・ヴァネッサ・レッドグレーブが演じています。

同じ国でありながら、イギリス人とアイルランド人は、敵同士です。

ローズが不時着したイギリス人飛行士マイケルを匿ったことで、
ゴードン神父の怒りを買います。
彼は書類を作成して、ローズを精神病院に幽閉してしまうのです。
そして判明するローズの妊娠。
マイケルの子を妊娠したローズは、子供をシスターに奪われることを恐れて逃亡をします。

洞窟で出産するローズ。
「ローズは赤子を、石を振り上げて撲殺した!」
記録では、警官の目撃証言を掲載した書類が添付されています。

本当にローズは我が子を手に掛けたのでしょうか?

40年後のローズを再診断するため訪れたグリーン医師。
グリーン医師は、ローズが聖書の余白に書き綴った日記を
紐解いて行きます。

事件は意外な展開をしていくのですが・・・

老年のローズの真っ白く変わった頭髪、すっかり背の縮んだレッドグレーブを見ると、今更、何が露わにされようと彼女の40年間は、
二度と取り戻せないのだ・・・
そう感じる傷ましい映画でした。

ルーニー・マーラーの若き日のドレスやマフラーの配色が、
素晴らしく美しかった。
失われたものの悲しさを象徴していました。

このレビューは気に入りましたか? 5人の会員が気に入ったと投稿しています

「月光」を弾く女

投稿日:2019/08/25 レビュアー:趣味は洋画

ローズの秘密の頁(2016年・アイルランド、カラー、108分)

アイルランドを舞台にした映画は結構あります(後述)が、イギリス映画ともども、特にドラマにおいては独特の冷たい空気を感じます。それでいて気品も感じられるから不思議です。

この映画はアイルランドの名匠ジム・シェリダン監督が、第二次大戦下の同国を背景に、40年間もの長きに渡り、精神病院に収容されていた老女の人生を綴った(描いた)ヒューマンドラマです。

アイルランドの聖マラキ病院(精神病院)に収容されている老女ローズ(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)は、自分の赤ん坊を殺害した罪で告発され、‘精神障害犯罪者’として40年間ここにいる。罪を否認し続けるローズの問診を担当することになったグリーン医師(エリック・バナ)は、彼女が一冊の聖書に自分の人生を書き綴っていることを知り、ローズから過去の人生を聞き取っていく...1930年代、若きローズ(ルーニー・マーラ)は叔母のもとで暮らすべくアイルランドへやって来た。やがてイギリス空軍に志願したマイケル(ジャック・レイナー)と恋に落ちたローズ。だが、地元のゴーント神父が執拗にローズに迫ってくる。そんなローズのもとに、ある日、事件が起きる...。

哀しい映画です。
ローズとマイケルは、葉巻を使った簡単な指輪に愛を誓い、牧師立ち合いのもと、2人だけの簡素な式を挙げます。でもなんと幸せな時間(とき)でしょう。そして2人は海岸をバイクで疾走、この幸せに満ちた一瞬の時が、その後の2人の人生と対比して何とも切ないです。

このことは後年、ローズが秘密の聖書に、正直に自分の気持ちを書き留めておいたことで明らかになります。苦難のほうがはるかに多かった人生の日々を、書き留めることすら苦しかったであろうローズの胸中は想像に耐え難しです。

ルーニー・マーラの出演作品を多く観ているわけではありませんが、彼女の「女優としての成長した姿」をみることができました。2011年「ドラゴン・タトゥーの女」の孤独な天才ハッカーのイメージは微塵も感じませんでした。

一方のヴァネッサ・レッドグレイヴ。
本作ではあえてセリフを少なくしての演技なのでしょうか、目力と表情で訴える迫力がありました。
彼女の代表作は77年「ジュリア」と思っていますが、名門出の彼女は常に映画界に様々な物議を醸しだしてきました。反戦・反体制運動の闘士、ウーマン・リヴの時代の急先鋒などが知られています。
女優として長く第一線で活躍できているのは、やはり蓄積された知性が穏やかに滲み出ているからでしょう。元々、大柄な彼女ですが、本作ではややこじんまりしてみえました。御年82歳です。

冒頭に記した、アイルランドを舞台にした映画です。(私が観た作品のみ記載/順不同)
70年「ライアンの娘」(デヴィッド・リーン監督)
93年「父の祈りを」(本作同様、ジム・シェリダン監督)
75年「バリー・リンドン」(スタンリー・キューブリック監督)
92年「クライング・ゲーム」(ニール・ジョーダン監督)
89年「マイ・レフトフット」(本作同様、ジム・シェリダン監督)
88年「プランケット城への招待状」(ニール・ジョーダン監督)
52年「静かなる男」(ジョン・フォード監督)
72年「マッキントッシュの男」(ジョン・ヒューストン監督)
47年「邪魔者は殺せ」(キャロル・リード監督)

97年「デビル」(アラン・J・パクラ監督)も該当するかもしれませんが、完全に...というわけではないので外しました。

ラストは、やや「こじつけ感」もありますが、エンディングは清々しい気持ちにさせられました。

中盤、グリーンを案内する運転手が言いました。
‘教会ぐるみです...おそらく’

このレビューは気に入りましたか? 4人の会員が気に入ったと投稿しています

心に残る純愛の物語

投稿日:2021/05/10 レビュアー:ラストシアター

アイルランドの精神科医のグリーンは、精神病院の患者たちの再診を行う

自分が生んだ赤ん坊殺しの精神犯罪者として、約40年収容されているローズを診ることになる

殺害を否認し続ける彼女が聖書の中に密かに書いた日記を語り始める

ローズの純愛と過酷な生涯

心に残る作品

このレビューは気に入りましたか? 2人の会員が気に入ったと投稿しています

切なかったです

投稿日:2019/09/21 レビュアー:スヌーピー

あまりにも酷すぎてでも感動のラストで泣いてしまいました。40年間も病院に閉じ込められたと思うと残酷すぎるし、おばさんと神父に対して怒りしかわいてこない。ローズは美しくて女性でも虜になりそうだから男性が恋に落ちるのは分かる。だけど自分に振り向いてもらえないからといってそこまでする心理にどうしてこのような人が神父になれるのか理解に苦しみました。

マイケルとの別れも辛いけど我が子との別れやましてや自分の子を殺した罪まで背負わされてそして記憶を忘れさせるためにあんなひどい虐待みたいなことをされて辛すぎると思いました。
だけど息子は愛されて幸せにそだったことだけでも救いだなと思ったのにこんな結末なんてと思いました。途中でもしかしてと思っていたらその通りになったので救われた気がしました。

このレビューは気に入りましたか? 1人の会員が気に入ったと投稿しています

おらこんな村、いやだ

投稿日:2019/04/11 レビュアー:ダイアー教授

ルーニー・マーラが男を惑わす色情症の役…!?
『キャロル』ですっかり彼女の“色”の虜になった私は、
楽しみ半分、不純な動機半分で鑑賞しましたが、

はっきり言って全く面白くはありませんでした。

話は主人公であるローズの現在と過去…
精神病院の婆さんが立ち退きをごねる「現在」のパートと、
婆さんが手持ちの聖書に書き込んだ日記が語る「過去」のパートが交互に描かれます。
※婆さんはヴァネッサ・レッドグレーブが演じるのですが、『ミッションインポッシブル』で黒幕“ヨブ”の正体だった彼女が聖書を手にするのは、好事家心をくすぐるネタでした!

本作を理解するにあたっては、
若き日のローズが、なぜあんな理不尽な目にあったのか?
時代と地域に関するリテラシーが必要だと思います。
特にアイルランドとイギリスの関係に関しては!

ローズはおばさんを頼り北アイルランドからアイルランドに疎開してきます。
そこでマイケル君と出逢い、いい感じになります。
第二次大戦でアイルランドは中立の立場を取っておりましたが、
そんな状況下にマイケル君はRAF(英国空軍)に入りました。イギリスに味方して戦争に参加したわけです。だからマイケル君はジモティに“総括”されたわけですね。
またローズの出身の北アイルランドはプロテスタント、アイルランドはカソリックを信仰しており、お互い良く思っていません。
同じキリスト教なのにね…

まぁ、これを知ったところで、この映画が面白くなるか?
と言われたら、決してそうではありません
私はWikipediaで上記背景を調べた後にもう一度観ましたが、
初回同様に面白くなかったですからね!

時代に運命を翻弄され、偏屈な田舎者たちから酷い仕打ちを受けて、愛する者を奪われる…
この映画はローズという女性の受難の物語ですが、
テーマソングはバッハの「マタイ受難」ではなく、吉幾三さんのあの曲がお似合いなのではないでしょうか?

テレビもねぇ、ラジオもねぇ(あったかも)、バーはあるけど酒はねぇ、
恋愛の自由もねぇ、信仰の自由もねえ、
老人も若者もみんなゴリゴリのカトリック、
男たちに色目を使ったと言いがかりつけられて、村八分!
おらこんな村いやだ〜!

村はずれの小屋で声高に歌い上げて欲しいものです!

このレビューは気に入りましたか? 1人の会員が気に入ったと投稿しています

6〜 10件 / 全13件

ローズの秘密の頁

ユーザーレビュー

入力内容に誤りがあります。

内容をご確認のうえ、修正いただきますようお願いいたします。

  • 入力内容に誤りがあります。

ユーザーレビュー:13件

記憶を《葬り去ること》は出来ない

投稿日

2018/10/09

レビュアー

カマンベール

2016年(アイルランドの名匠・ジム・シェルダン監督作品)

ローズは精神病院に40年間強制入院させられても、
電気ショックを何回受けても、記憶を葬り去ることも、
人間性を失うことも無かった。

あまりに傷ましい物語。

1940年はじめのアイルランド。
美しい娘ローズは、その美しさから、男を惹きつける女性だった。
若い日をルーニー・マーラーが気丈で美しい。
老年を名女優・ヴァネッサ・レッドグレーブが演じています。

同じ国でありながら、イギリス人とアイルランド人は、敵同士です。

ローズが不時着したイギリス人飛行士マイケルを匿ったことで、
ゴードン神父の怒りを買います。
彼は書類を作成して、ローズを精神病院に幽閉してしまうのです。
そして判明するローズの妊娠。
マイケルの子を妊娠したローズは、子供をシスターに奪われることを恐れて逃亡をします。

洞窟で出産するローズ。
「ローズは赤子を、石を振り上げて撲殺した!」
記録では、警官の目撃証言を掲載した書類が添付されています。

本当にローズは我が子を手に掛けたのでしょうか?

40年後のローズを再診断するため訪れたグリーン医師。
グリーン医師は、ローズが聖書の余白に書き綴った日記を
紐解いて行きます。

事件は意外な展開をしていくのですが・・・

老年のローズの真っ白く変わった頭髪、すっかり背の縮んだレッドグレーブを見ると、今更、何が露わにされようと彼女の40年間は、
二度と取り戻せないのだ・・・
そう感じる傷ましい映画でした。

ルーニー・マーラーの若き日のドレスやマフラーの配色が、
素晴らしく美しかった。
失われたものの悲しさを象徴していました。

「月光」を弾く女

投稿日

2019/08/25

レビュアー

趣味は洋画

ローズの秘密の頁(2016年・アイルランド、カラー、108分)

アイルランドを舞台にした映画は結構あります(後述)が、イギリス映画ともども、特にドラマにおいては独特の冷たい空気を感じます。それでいて気品も感じられるから不思議です。

この映画はアイルランドの名匠ジム・シェリダン監督が、第二次大戦下の同国を背景に、40年間もの長きに渡り、精神病院に収容されていた老女の人生を綴った(描いた)ヒューマンドラマです。

アイルランドの聖マラキ病院(精神病院)に収容されている老女ローズ(ヴァネッサ・レッドグレイヴ)は、自分の赤ん坊を殺害した罪で告発され、‘精神障害犯罪者’として40年間ここにいる。罪を否認し続けるローズの問診を担当することになったグリーン医師(エリック・バナ)は、彼女が一冊の聖書に自分の人生を書き綴っていることを知り、ローズから過去の人生を聞き取っていく...1930年代、若きローズ(ルーニー・マーラ)は叔母のもとで暮らすべくアイルランドへやって来た。やがてイギリス空軍に志願したマイケル(ジャック・レイナー)と恋に落ちたローズ。だが、地元のゴーント神父が執拗にローズに迫ってくる。そんなローズのもとに、ある日、事件が起きる...。

哀しい映画です。
ローズとマイケルは、葉巻を使った簡単な指輪に愛を誓い、牧師立ち合いのもと、2人だけの簡素な式を挙げます。でもなんと幸せな時間(とき)でしょう。そして2人は海岸をバイクで疾走、この幸せに満ちた一瞬の時が、その後の2人の人生と対比して何とも切ないです。

このことは後年、ローズが秘密の聖書に、正直に自分の気持ちを書き留めておいたことで明らかになります。苦難のほうがはるかに多かった人生の日々を、書き留めることすら苦しかったであろうローズの胸中は想像に耐え難しです。

ルーニー・マーラの出演作品を多く観ているわけではありませんが、彼女の「女優としての成長した姿」をみることができました。2011年「ドラゴン・タトゥーの女」の孤独な天才ハッカーのイメージは微塵も感じませんでした。

一方のヴァネッサ・レッドグレイヴ。
本作ではあえてセリフを少なくしての演技なのでしょうか、目力と表情で訴える迫力がありました。
彼女の代表作は77年「ジュリア」と思っていますが、名門出の彼女は常に映画界に様々な物議を醸しだしてきました。反戦・反体制運動の闘士、ウーマン・リヴの時代の急先鋒などが知られています。
女優として長く第一線で活躍できているのは、やはり蓄積された知性が穏やかに滲み出ているからでしょう。元々、大柄な彼女ですが、本作ではややこじんまりしてみえました。御年82歳です。

冒頭に記した、アイルランドを舞台にした映画です。(私が観た作品のみ記載/順不同)
70年「ライアンの娘」(デヴィッド・リーン監督)
93年「父の祈りを」(本作同様、ジム・シェリダン監督)
75年「バリー・リンドン」(スタンリー・キューブリック監督)
92年「クライング・ゲーム」(ニール・ジョーダン監督)
89年「マイ・レフトフット」(本作同様、ジム・シェリダン監督)
88年「プランケット城への招待状」(ニール・ジョーダン監督)
52年「静かなる男」(ジョン・フォード監督)
72年「マッキントッシュの男」(ジョン・ヒューストン監督)
47年「邪魔者は殺せ」(キャロル・リード監督)

97年「デビル」(アラン・J・パクラ監督)も該当するかもしれませんが、完全に...というわけではないので外しました。

ラストは、やや「こじつけ感」もありますが、エンディングは清々しい気持ちにさせられました。

中盤、グリーンを案内する運転手が言いました。
‘教会ぐるみです...おそらく’

心に残る純愛の物語

投稿日

2021/05/10

レビュアー

ラストシアター

アイルランドの精神科医のグリーンは、精神病院の患者たちの再診を行う

自分が生んだ赤ん坊殺しの精神犯罪者として、約40年収容されているローズを診ることになる

殺害を否認し続ける彼女が聖書の中に密かに書いた日記を語り始める

ローズの純愛と過酷な生涯

心に残る作品

切なかったです

投稿日

2019/09/21

レビュアー

スヌーピー

あまりにも酷すぎてでも感動のラストで泣いてしまいました。40年間も病院に閉じ込められたと思うと残酷すぎるし、おばさんと神父に対して怒りしかわいてこない。ローズは美しくて女性でも虜になりそうだから男性が恋に落ちるのは分かる。だけど自分に振り向いてもらえないからといってそこまでする心理にどうしてこのような人が神父になれるのか理解に苦しみました。

マイケルとの別れも辛いけど我が子との別れやましてや自分の子を殺した罪まで背負わされてそして記憶を忘れさせるためにあんなひどい虐待みたいなことをされて辛すぎると思いました。
だけど息子は愛されて幸せにそだったことだけでも救いだなと思ったのにこんな結末なんてと思いました。途中でもしかしてと思っていたらその通りになったので救われた気がしました。

おらこんな村、いやだ

投稿日

2019/04/11

レビュアー

ダイアー教授

ルーニー・マーラが男を惑わす色情症の役…!?
『キャロル』ですっかり彼女の“色”の虜になった私は、
楽しみ半分、不純な動機半分で鑑賞しましたが、

はっきり言って全く面白くはありませんでした。

話は主人公であるローズの現在と過去…
精神病院の婆さんが立ち退きをごねる「現在」のパートと、
婆さんが手持ちの聖書に書き込んだ日記が語る「過去」のパートが交互に描かれます。
※婆さんはヴァネッサ・レッドグレーブが演じるのですが、『ミッションインポッシブル』で黒幕“ヨブ”の正体だった彼女が聖書を手にするのは、好事家心をくすぐるネタでした!

本作を理解するにあたっては、
若き日のローズが、なぜあんな理不尽な目にあったのか?
時代と地域に関するリテラシーが必要だと思います。
特にアイルランドとイギリスの関係に関しては!

ローズはおばさんを頼り北アイルランドからアイルランドに疎開してきます。
そこでマイケル君と出逢い、いい感じになります。
第二次大戦でアイルランドは中立の立場を取っておりましたが、
そんな状況下にマイケル君はRAF(英国空軍)に入りました。イギリスに味方して戦争に参加したわけです。だからマイケル君はジモティに“総括”されたわけですね。
またローズの出身の北アイルランドはプロテスタント、アイルランドはカソリックを信仰しており、お互い良く思っていません。
同じキリスト教なのにね…

まぁ、これを知ったところで、この映画が面白くなるか?
と言われたら、決してそうではありません
私はWikipediaで上記背景を調べた後にもう一度観ましたが、
初回同様に面白くなかったですからね!

時代に運命を翻弄され、偏屈な田舎者たちから酷い仕打ちを受けて、愛する者を奪われる…
この映画はローズという女性の受難の物語ですが、
テーマソングはバッハの「マタイ受難」ではなく、吉幾三さんのあの曲がお似合いなのではないでしょうか?

テレビもねぇ、ラジオもねぇ(あったかも)、バーはあるけど酒はねぇ、
恋愛の自由もねぇ、信仰の自由もねえ、
老人も若者もみんなゴリゴリのカトリック、
男たちに色目を使ったと言いがかりつけられて、村八分!
おらこんな村いやだ〜!

村はずれの小屋で声高に歌い上げて欲しいものです!

6〜 10件 / 全13件