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この世界の片隅に

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この世界の片隅に / 松本穂香
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「この世界の片隅に」 の解説・あらすじ・ストーリー

こうの史代の人気コミックを片渕須直監督がアニメ映画化。戦時下の1944年2月。18歳のすずは、突然の縁談で軍港の街・呉へお嫁に行くことに。見知らぬ土地で、海軍勤務の文官・周作の妻となったすずの日々が始まった。のんが主人公の声を担当。

「この世界の片隅に」 の作品情報

製作年: 2016年
製作国: 日本
原題: IN THIS CORNER OF THE WORLD

「この世界の片隅に」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

出演: 松本穂香

この世界の片隅にの詳細

  • 準新作
収録時間: 字幕: 音声:
129分 日(聴覚障害者用) 日:ドルビーデジタル5.1ch/ドルビーデジタルステレオ
レイティング: 記番: レンタル開始日:
BCDR3626 2017年09月15日
在庫枚数 1位登録者: 2位登録者:
2,790枚 261人 235人

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ユーザーレビュー:61件

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6〜 10件 / 全61件

まずは映像を見てください!。

投稿日:2017/08/05 レビュアー:takasi

劇場で3回ほど観ました。「3回しか観てない」と言ってもいいくらい、素晴らしい作品でした。
涙をぼろぼろ流しながら観てました。開始10秒で引き込まれ、途中からは、泣いてしょうがなかった。正直、感動を煽る作品じゃないんです。とても誠実に当時の時代を描いているからこそ、この物語は、映画の中の世界から飛び出して、僕らの世界の中へと入り込んでいる。だから、のんさん演じる主人公「すずさん」が愛しく、そして、悲しい。

映画の好みは十人十色ですから、やっぱり、この映画に好意的じゃない人だっていると思います。

でも、この映画は、これを読んでるあなたに観て欲しい。あなたの周りの人が、どんな評価で語っていても、観てから評価して欲しい。単なる観客の僕が言うのも変ですけど(笑)。

でも、そんなに言いたくなるような映画なんです。個人的な意見ですが、アニメの枠組みを超えて、日本映画の大傑作だと思います。この映画の制作に関わった全ての人に感謝したくなるくらい、素晴らしいです。

長文乱文失礼しました。この文章が、一人でも多くの人が、この映画に触れる手助けとなったら、うれしいです。

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あの頃の日常を描く。

投稿日:2017/08/13 レビュアー:さっちゃん

 ロキュータスさんのお奨めで劇場へ足を運んだ作品です。
 『マイマイ新子と千年の魔法」と同様、登場人物の日常をディテールに気を配って積み重ねていくことで人間の営みが浮かび上がってくる作品でした。
 また、劇中に主人公すずが絵が好きということを活かした幻想とも夢ともつかないエピソードが挿入されるのも、前作にもあり、物語を深めているように思いました。
 主人公を含め、登場人物は全てどこかしら欠点もあり、普通の人間として描かれており、これも前作と同じく観客に血肉を持った人間として受け入れられる要素だと思います。ですから、市民の生活の描き方も戦時下ゆえの暗さを強調したものでなく、淡々とした日常として描かれている。例えば、すずが何の気なしに呉の軍港を見下ろす畑で軍艦の絵を描いているところをスパイの容疑で憲兵に拘束され、家人への叱責の後、憲兵が帰ってから、一同がすずをスパイと見た憲兵に対して笑い転げるなど随所にユーモアが挟まれているのもリアルだと思いました。
 こうした普通の日常の描写が後の悲劇を強く印象付ける効果につながっているのでしょう。その悲劇も、最初は風聞という形で呉の市民に伝わってきて、次第に広島からの避難民が到着するに連れて実態が分かってくるという過程が、3.11を被災地から離れて体験した身から見ると、非常にリアルに感じました。すずが広島から呉に嫁いできたといういきさつも、原爆投下に対する当事者感覚とある程度の客観視との微妙な距離感を感じます。
 戦争というものの恐ろしさは殺し、殺されることが日常に組み込まれていくことにあると思います。さらに、すずと姪の晴美が時限信管付きの爆弾の爆発に遭遇して、自身の右手と晴美を失うところなど偶然によって死が降りかかるという冷厳な現実を彼女の独白を通じて描いてもいます。
 いくつもの苦痛を背負いながら、それでも人は生き続けていかなければならない。しかし、その後の人生にも新たに希望が生まれるのだというラストが我々に勇気を与えてくれます。それもリアルな日常を描いてきた、それまでの物語の積み重ねゆえではないかと感じました。
 劇場の椅子の中ですずとその家族の歴史を見ながら、様々な思いが浮かんできたのですが、いざ、レヴューを書く段になると、手の中からこぼれてしまうものが多いのが悔しいです。素晴らしい作品ですので、多くの方に観ていただきたいです。ご覧になった方それぞれに感じることがたくさんあると思います。

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この世の奇跡ネタバレ

投稿日:2017/06/10 レビュアー:takasi

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こうの史代さんの作品は柔らかくて優しさのあるタッチの絵なのに対し、心にずしんとのしかかるメッセージと、ふいに描かれる生々しくて目を背けたくなる描写が際立っていると思います。
アニメ映画「この世界の片隅に」は、こうのさんの絵のタッチを見事なまでに忠実に再現しています。
色彩は目に優しい、水彩画のような淡さがあり、「こうのさんの絵に動きをつけたら正にこうなるだろう」と思いました。
ジブリや新海誠作品のようなリアルで緻密な絵のアニメ映画が多い中、こちらは近年珍しい、良い意味で素朴な絵です。

18歳で広島の呉に嫁ぐ事になった主人公のすずが、嫁ぎ先の家族関係に悩んだり、家事に四苦八苦したり、普通の主婦らしい生活を送るうちに、商店街で値段が高騰していく食品と、どんどん質素になっていく配給に、この状態でこれからの毎日をどう生き延びていけばいいのか悩みます。それでも不器用ながら知恵と工夫で、1日1日を必死に生きていきます。
「毎日を知恵を使って生きていく事が、私達の戦いなのです」(うろ覚えなので全然合ってないと思いますが)というすずのセリフが印象的でした。
徐々に強まっていく戦争の激しさ。日本海軍の本拠地である呉には空襲が何度も襲い掛かる。
明るくてほのぼのしたすずが、大切なものを次々と奪われていく中で、精神が乱れ、追い詰められていく様子に胸が締め付けられました。

高射砲による衝撃や空襲のけたたましい音の描写も非常にリアルで臨場感があり、まるで自分もそこにいるような恐怖を覚えます。

また、すずの主婦友達の息子が広島に出兵し、原爆に巻き込まれて黒焦げの状態で、最後の力を振り絞って家まではいずり帰ってきて、そのまま座り込み、腐敗していく肉体のまわりにハエが飛び交い、息絶えていく。
しかし母親はそれをまさか自分の息子とは夢にも思わず、「誰だか知らんが家の敷地内で死んでる者がいる。迷惑じゃな。」みたいな事を言っているのが、とても衝撃的でした。

その後は戦争で失った町とすずの心が少しずつ再生していき、希望の光が射し込むラストへと向かっていきます。

普通の主婦の普通の日常と、それを破壊しようとする戦争の残酷さがバランスよく描かれており、鑑賞後は「普通の日常がこんなに愛おしくて素晴らしい事だったなんて」と、大切な事に改めて気付かせてくれました。
ただの「戦争反対映画」などではなく(もちろん戦争してはいけないというメッセージはありますが)、もっと別の、深い所に意味を持たせているため、「戦争=悲しい、怖い、残酷」というイメージで敬遠されている方にも、ぜひ観て頂きたいです。

この作品は制作される際、配給会社からのサポートが受けられなかったため、資金集めのためにクラウドファンディングという、ネットユーザーから寄付を募る方式を採用し、最終的に集まった額が約4千万円と、クラウドファンディングの国内の映画ジャンルとしては、歴代1位の額となりました。
この手法は今まで大手の配給会社からGOサインをもらえず、埋もれていたような作品が、今後世に出していける可能性を作りました。
「この作品を観たい」「そのために自分も力になりたい」と、沢山の一般ネットユーザーからの支援と祝福を受けてこの世に産声をあげた、「奇跡の映画」。それが「この世界の片隅に」です。

配給会社に頼らず、「この作品を観たい」という純粋な思いの結晶に支えられて完成し、小劇場から始まり、そこから口コミで評価が高まり、ついにはほぼスルー状態だったメディアが次々と取り上げ、ついには全国の大手劇場での上映が行われるという、これまで前例がない程の躍進を果たしました。
作品の完成度の高さはもちろん、そういった意味でも「この世界の片隅に」は、日本映画の新たな金字塔を打ち立てたと思います。

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戦争はノスタルジックに振り返るものかなぁ

投稿日:2017/09/17 レビュアー:カマンベール

その昔、祖母が生きていた頃、一年に一度か二度
「芋かゆの日」と「すいとんの日」がありました。
終戦記念日だったわけではなく単に「美味しかった」とか
「懐かしい味」ということで、サツマイモの入ったおかゆ、小麦粉をこねただけのお団子(これがすいとんの具です)のお汁が出された。
おばあちゃんは美味しい美味しいと食べたけれど、私には偉い迷惑な朝食だった。

祖母は東京空襲に遭い、おじいちゃんを戦争で亡くし、一人きりで、
北海道の親戚を頼って渡ったそうだ。
家や土地だけでなくお金も全財産を失った。
貨幣価値が確か200分の一かなんかに暴落して、かなりの財産を失った。
けれど明るかった。前向きで、慣れない北海道の寒さにも方言にも耐えて逞しく生きた。
すずさんの明るさ、のんきさは苦難を乗り越えるためにはとても必要な条件だと思う。
戦前の広島の呉を再現した町並み、俯瞰で見下ろす東洋一の軍港の
景色は素晴らしい。
戦前の風景を再現したのは意味があることだと思う。
毎日の工夫を凝らした食卓。日常のこまごましたスケッチ。
ほとんど初対面の周作さんと通いあう愛情。
義父や義母に愛されるキャラクターと声優のんのノンビリ心地よい声、口調。
高く評価されるのも分かりますが、やはり戦死した家族や、運命を大きく狂わされた人々にとっては、振り返ると心の底が疼くと思うから、こういう映画があっても良いけれど、二度とあってはならないこととして戦争は語り継ぎたいです。

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世界中、老若男女問わず全てのかたに観ていただきたい作品です。

投稿日:2017/08/04 レビュアー:おうち大好き

凄く感動しました。涙がとめどなく流れました。
でももう一度観てみるか?と聞かれると
今は正直観られません。辛くて。

広島で生まれ育った絵を描くことが大好きな女の子、すず。
18歳で親の言われるまま嫁ぎ、その家族は戦況が険しくなるなかでも恐らくその当時の人たちがそうであったように「明日」という日に希望を繋ぎ、淡々と暮らしていきます。
のんさんの少しゆっくりした口調がすずのキャラクターにぴったりで、のんびりして温厚な性格のすずが物語の中でホッコリとした灯をともしてくれます。
しかしそのささやかな幸せも長くは続きませんでした。
世界の片隅に生きている市井の人たちの日常をいとも簡単にねじ伏せて全て奪っていく戦争の恐ろしさ
信じていた変わりなき日々がもう帰って来ないという現実にどう向き合えばいいのか

それでも残された人は生きていかなければならないのです。

踏みにじられた雑草がいつかまたそこで芽吹くように、ラストにほのかな希望の光が見えるのですが。
どうかまたあんな惨いことが起こりませんように。起こしませんように。

今日は8月4日
あの夏もこんなに暑かったのでしょうか
『紙屋悦子の青春』という映画を思い出しました。この映画のようにとても静かな作品です
黒木和男監督の遺作です。
『TOMORROW 明日』『美しい夏キリシマ』『父と暮せば』などが戦争レクイエム三部作と言われています。良かったら観てください。

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