ＢＦＧ：ビッグ・フレンドリー・ジャイアント

監督はスピルバーグ。
原作は、『チャーリーとチョコレート工場』の原作者でもあるロアルド・ダール。
ファンタジー・アドベンチャーだというので、かなり楽しみにしていたのですが。。。
アマゾンで確かめてみたら、絵本のＢＦＧそのままのビジュアルなんですね。
そうなんだーと思ってはみたものの、私にはそれが苦手に感じる原因の一つだったかもしれません。
好きなシーンはいくつかあり、カラフルな色をした「夢」を集めるシーンはまさにファンタジーでした。
色々な夢の素を調合して「ストーリーのある夢」を作り出し、後半、ＢＦＧとソフィーの作った夢が女王陛下を動かし、人間を食べる巨人たちを脅かすのです。
女王陛下との朝食会のシーンが一番楽しかったです。
ＢＦＧお手製のプップクプーを女王陛下やその愛犬たちも飲み、オナラで体が椅子から浮き上がっちゃったり・・・（お子ちゃまには絶対ウケル。笑）
初めの方でソフィーが“魔女の時間”について「みんなは魔女の時間は夜中の１〜2時と言うけれど、私は3時だと思う」と言っていました。
日本では、その時間帯を丑三つ時って言いますよね。
ちょっと興味深くないですか？

巨人の国があって、巨人たちは人食い。で、良い巨人は夢作り職人。しかし、なぜそうなってしまったのかがよくわからない。第一、地球と同じくらい生きているのに、英国の陛下のしもべになるなんてなぁ。いかにもあちらの物語っぽい。

少年少女の寝る前のおとぎ話と割り切りたいとこだが、あんまりうまいことできてなかったなあ。原作は面白いんだろうか？おそらく夢職人あたりがええ感じの話として出来ているんだろうな。この映画のまんまやったら、多分子供らは夜寝る前に寝ても、気分がのれんね。

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なんとなくレンタルしてしまいました。
中途半端にリアルで無骨な巨人の絵面が今一しっくりこなかったからです。
もちろんストーリーは、可も無く不可も無い感じでした。
子供向というには巨人が可愛くないし、大人向けというにはストーリーに深みが無いそんな作品でした。

もちろんCGは素晴らしかった。
巨人たちもすっごくリアル。
でもストーリーが私的には今一。

チョコレート工場の秘密の方が原作の作品だったのは、レビューを書く前に知りました。
勉強不足ですみません。
チョコレート工場の秘密は大好きな作品です。
知らなかったからかえって期待しないで見て良かったかも知れません。
もし知っていたらもっとがっかりしたから・・・

もう一工夫欲しかった。
そんな作品でした。

スティーブン・スピルバーグの名前も過去のものか。まったく面白くなかったどころか、最後の方寝てしまった。

原因はおそらく、子供だけしか画面にいないからだろう。

もちろん巨人はいる。マーク・ライランスが演じて、それをCG加工して巨人にしたのだろう。

だが所詮CG。血が通っていないのだ。

作り物のヒトと女の子だけが画面にいる状態で120分。

キツイ。見てるとあくびが出る。

そのせいで話が頭に入らない。

ガッカリ度合い最高の映画だ。

☆2つ。

　巨人が登場する童話がなにかにあったような、ジャックと豆の木だったかな、なんて思いながら観ていた。異界との交流はファンタジーの定番だが、下手すると類似的になってしまいそうだが、キャラクター設定や心情描写、背景の目配せにより、オリジナルな新鮮さを感じた。とくに夢を捕まえる辺りは幻想的で、なかなかの凝った映像は見どころ。
　また少女ソフィー(ルビー・バーンヒル)とBFGの交流は、巨人の世界でありながら、小人の世界でもあるような、外見による偏見を取り除いた世界の融合でもあり、存在の本質を見せられた気がして清々しささえ覚える。けっきょく、ファンタジーは現実への批判ではないだろうか。
　スピルバーグ監督はSF、社会派、冒険ものと娯楽作品として多才だが、やっぱりこのようなファンタジーものには、氏の気持ちが投影されていてもっとも自然体となっている気がする。大人も子供も楽しめる作品。★★★★