ワイルド・スピード　ＳＫＹ　ＭＩＳＳＩＯＮ

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　スキンヘッドのおじさんたちがぶん殴りあう話。

　このシリーズの特徴であるお腹いっぱいにさせてくれるアクションシーンのつるべ打ちで見ててクラクラする作品でした。
　冒頭からザ・ロック様とジェイソン・ステイサムの格闘というスキンヘッド対決を見せてくれて、パワーのロック様とスピードのステイサムの戦いから一気にツカまれました。
　そして、ステイサムに狙われて戦うのと同時にグーグルアースの100倍凄い機械みたいなのを巡って、秘密組織の戦いに主人公たちが入っていく構図。
　敵も味方も秘密組織なはずなのに、街を破壊して500人くらい死んでるのかな?　ってくらいのアクションを繰り広げる面白さ。この映画は主人公たち以外の人間は存在していない設定。

　リアリティとかより派手さ重視のアクションで、ハッカーを奪うアクションシークエンスからずーっとカーチェイスがあったりして、全部がクライマックスのようなアクション。
　はい、ハッカー奪取。はい、アクション。はい、目的の機械、奪います。はい、アクション。はい、その機械でカタキ役のアジト行くぞ。はい、アクション。と次から次に展開していきます。

　ただ凄いアクションの連続だけど、これだけ見せられると、やっぱり人間飽きちゃうんだなというのも勉強になりました。とはいえ、途中まで寝ていたザ・ロック様のギブス破壊から救急車暴走に至るまで、美味しいところ持っていっちゃう映画でした。
　これだけ単品で見ても楽しめると思いますが、前作とかを知らないときついのかな?　とも思いました。
　
　アクションを設計したスタッフさんたち、スタントマンさんたち、CGとか車両を担当したスタッフさんたちの仕事が素晴らしい映画でした。
　そして、やっぱりポール・ウォーカーで泣けちゃう映画でした。

シリーズ７作目。これは面白い。１作目から通して観たので登場人物それぞれの経緯もよくわかって、かなり楽しめた。が、過去の６作品全部を観るのは大変。あまりオススメしない。以前にこれだけを単体で観たが、それでも充分に楽しめた。ちなみに、ストーリーは３作目の「ワイルド・スピードX3 TOKYO DRIFT」で死んだ韓国人のハンとのからみからはじまっていたが、その３作目を観なくてもわかるようにはなっている。

それはそうと、シリーズ７作をつくり続けて毎回前作よりも工業収益を増やしているってのは他にないのではなかろうか？　その数字をちょっと比較してみる。

制作費：　　　　　１作目$38,000,000　６作目$160,000,000　今作$190,000,000
興行収入：　　　　１作目$207,283,925　６作目$788,679,850　今作$1,516,045,911
日本での興行収入　１作目4億5000万円　６作目20.2億円　今作35億4000万円

尚、この次のICE BREAKは製作費を$250,000,000と増やしたのにもかかわらず興行収入は$1,236,005,118と今作を下回った。その次のスーパーコンボは$759,056,935と６作目を下まわっている。このシリーズの頂点をなすのが、このSKY MISSIONというこらしい。
ただし、日本での興行収入は ICE BREAKでの40.5億円が頂点になっている。日本人はよりたくさんカネをかけた作品が好きだということなのか・・？　たぶん、日本人はモノの実態よりも評判だとかに踊らされる傾向が強いのだろう。

きっと、ポールが存命なら
まだまだ続いたんだろうな
そう思えるシリーズ最終作？でした。
スカイミッション
その文句に偽りなく
車、空飛びます。
様々な方法で空飛びます。
開いた口が塞がらない状態で空飛びます。
大笑いしたくなるほどに空飛びます。
イケイケです。
ノリノリです。
ゴキゲンです。
批判もディスりもなんのその
そんなもんが追いつけないスピードで
走り去ります。
駆け抜けます。
ダイナミックに楽しく気分爽快
ジェイソン・ステイサムも登場し
最強の敵をこれでもかと演じています。
悪いジェイソンってあまりイメージできないけど
悪くても強い。
その強さに変わりはないので違和感はあまりナシ。
ロック様とヴィンさんを敵に回し
神出鬼没の人間ターミネーターの如くに大暴れしています。
ｖｓロック様はファンにはたまらないバトル
あのロック様の必殺技も繰り出されるんだから
サービス満点です。
で、そのロック様ですが、
脚本上なのかスケジュール的になのか
今回は出番少なめ
しかし、アホみたいなタフネスを発揮して
マッスルランブルしております。
ヴィンさんにもジェイソンにもロック様にも言えること
「なぜ死なん」（笑）
ジョークも効いてテンポも良くて
ミュージックでさらに加速。
シリーズ最高興行収入も頷ける出来栄えですね。
　
ボクはメガマックスが一番好きですけど。
メガマックスからのこのシリーズは
トップギアのさらに先のギアにシフトしたような面白さでした。
疲れたあなたにオススメです。

撮影途中で天に召されたポール
撮り終えていない部分は弟さんが演じて完成したみたいですが
全くそんなこと感じさせない仕上がりでした。
ポールはそこにずっといました。
ラストシーンはポールに捧げられたかのようで
ジーンときます。

レスト・イン・ピース

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ポール・ウォーカーの突然の事故死で一時完成が危ぶまれたこの映画、
「絶対見に行くしかないでしょ！！」と映画館で見てきました。

つかみが安っぽくてイヤな予感が…
ルーク・エヴァンスとジェイソン・ステイサムが兄弟っていうのもなんかしっくりこないし。
でも大丈夫、面白かったです。

はじめにアクションありきの映画なのかも。
撮りたいアクションシーンを決めてから、適当にストーリーを作ったのでは…という位、行き当たりばったり(^_^;)
ハチャメチャ、ど派手、爆発多すぎ！
どう考えても大怪我するはずなのにピンピンしてるし、骨折もすぐ治るらしい。
（ギブスをメリメリ壊すドウェイン・ジョンソン、最高！）

見所はたくさんあったけど「ラムジー救出作戦」はすごかった！！
この前見た「ジュピター」のアクションとは大違い。
めちゃくちゃで無理はあるけど、こうなったからああなって…ときちんと見せてくれているのがいい！！
ポール・ウォーカーの見せ場もたっぷり。

もうひとつの大きな見所、「アブダビ」のシーン。
車で高層ビル３つ突き抜けるって…やってくれるね！笑うしかない…

女同士のバトルシーンもお約束？
今回もミシェル・ロドリゲスのお相手は、プロの格闘家みたいでしたね。

ヴィン・ディーゼルとミシェル・ロドリゲスのラブラブシーンは全然ロマンチックじゃないところが面白かった（失礼だけど…）

そして撮影が全部終わっていなかったというポール・ウォーカー。
終盤は弟さんが代役してたんですね（明らかに体つきが違ってた）
「○○に捧ぐ」という映画は多いけど、こんなに大々的に
本編に追悼が含まれているのは珍しいと思います。
ラスト、違う道を走っていくポールに泣けた…
過去作のポール出演シーンもたくさん見せてくれて…
ほんと、イケメンだったよなあ…
ポールのセリフにも、「葬式はあと一回だ」など、いくつか意味深なものがあって、しんみり。

単なるど派手アクションになるはずが泣ける映画となってしまいました…

それから、ジェイムズ・ワン監督、ホラーからの華麗な転身、お見事でした
でもやっぱりホラーのほうが見たいけど…

面白くつくってありました。アクションは底抜けぶっちぎりでした。ポール・ウォーカーは友人が運転する赤いポルシェで死んだそうですけど、この映画に比べると地味な死に方だったようです。