海がきこえる

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これは映画じゃなくてテレビ放映だったんですねー。特典で色々歴史が明らかになります、、、、。

電車のホームで見かけた黒髪。飛行機で飛び立つ主人公。
地元に帰る飛行機の中、高校2年の夏の日々を思い出していた、、、。と、いう始まり方。

耳をすませばが現在進行形の淡い初恋ならば、海がきこえるは懐かしき日々の淡い初恋。少しワケありな、、、初恋？でありました。
あと、ちょっとやるドラな気分？？
りかこに金を貸す？貸さない？
りかこと一緒に東京へ行く？いかない？
りかこを部屋に入れる？入れない？
風呂で寝る？ベットで寝る？、、、。みたいな。

お城を眺めながら、りかこの台詞がぶわっとエコーされるのは印象的でした。懐かしさが溢れてきます。
色々とお約束なシーンの盛りだくさんですが、こういう純なモノはアニメで見るに限るなぁ、、、、、と思う私でした。
（ていうより、こういう実写系（小説のような）アニメをもっと作って欲しい、、、、と思ってやまないのでした、、。）
そういうのって、、、あんまり売れない要素の方が高いけど、、、。実写系っていいんですよねぇ、、。アニメじゃなくて実写でやればいいじゃん？アニメでやる意味あるの？って思うのかもしれないけど、それを漫画やらアニメやらでやると実写とはまた違った味わいというか、、。私は好きなんですよねぇ、、実写系（小説系）、、、。
あぁ、でもこれを”映画”にしないのは”映画”にするとあの”映画”のように売れなくなってしまうからかもしれないですね、、。これはどっちかっていうと、中学生以上？向けですので、、、。（ていうかおもひでぽろぽろ、とか紅の豚とか好きなら楽しめるかも、、。）

特典、海がきこえる作品から10年後のスタッフによるインタビュー。

土佐の高知を舞台にした、青春時代のちょっと切ない気分が味わえる映画です。物語は淡々としていますが、学生時代高知でお世話になった僕には懐かしさいっぱいの映画です。さみしくてたまらないのに、反対に意地を張って強がってみせる。でもだれかにわかってもらいたい。ほろ苦くてさわやかなビールのような映画でした。

1995年にテレビで放映されたらしいですが、私は知りませんでした。
因みに私が今回観たのは、2011年7月15日に金曜ロードショーで放送されたものの録画です。
宮崎駿、高畑勲が一切関わっていない作品で、当時のジブリの若手作家を育成する目的で制作されたようです。
ジブリ作品としては、『耳をすませば』『おもひでぽろぽろ』のようなジャンルの作品です。
高知が舞台で、主人公の男子高校生・杜崎拓が、東京から転校してきた武藤里伽子に振り回されるという内容です。
里伽子を最初に好きになったのは、拓の親友の松野豊でした。
松野の気持ちを知っているから、拓は自分の気持ちにブレーキをかけていたように思います。
里伽子が転校して来たのには事情があって、里伽子は東京にいる父親と暮らしたいと考えています。
そこで、里伽子は彼女なりの作戦を立て、親友の小浜裕美や拓を巻き込んでいきます。
特別ドラマチックな展開ではありませんが、高校生の彼らには大きな出来事でしょう。
彼らが大学生になって、それぞれの道を歩み始めた頃、高知の地元でクラス会があります。
そのクラス会の光景が、私が出席したクラス会でも実際にあって可笑しかったです。
酔いに任せて高校時代の思いを告白する男子が現れるのです。
拓と里伽子、松野、裕美がクラス会で全員揃うことはなかったけれど、
里伽子と町で出会った裕美が、里伽子の謎めいた言葉を伝えるのです。
その意味が分かるのは、拓だけでした。
何とも甘酸っぱい感情が伝わって来て、はるか昔に感じた思いが甦ってくるようでした。
高校時代を懐かしむ年頃の人には、きっとこの感情が理解できると思います。
ＤＶＤの特典では制作秘話があるそうで、本作を観て宮崎駿が発奮し『耳をすませば』が出来たのだとか、興味深いエピソードが語られるそうです。

これ、個人的に好きです。主人公の女の子がいいキャラしてるんです。気が強い女の子で、普通のアニメのように可愛くない。でもそれが面白いところで現実味があります。主役の男の子が振り回される様子がかわいくてジブリならではの、ほのぼの青春恋愛物語です。最後のシーンでの女の子の表情が、私には大人になった、そんな風に感じ取れたんですが私だけでしょうか？
【注意】
これと言って大きな感動や山場はなく、普通にほのぼの面白いといった作品です。あまり期待せずに軽い気持ちで観てみたほうがいいかもしれません。
泣ける：★☆☆☆☆
笑える：★★★☆☆
感動　：★★★☆☆
総合　：★★★☆☆

ジブリ作品としてより、氷室作品としてみてみたかったアニメです。
今また、ジャパネスク人妻編をドキドキしながら読んでいるので
見ていなかったこの作品をみてみました。

なんていうか、たんたんと物語は進んでいくんだけれど
まあ、ぶっとおして見てたから悪くはなかった。
のだと思う。

私の好きな感じの氷室作品ではなかったし、ジブリ？だけど。
最後の特典映像は何気におすすめ！です。
なんていうか、ある意味。だけど。