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インターステラー / マシュー・マコノヒー
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「インターステラー」 の解説・あらすじ・ストーリー

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解説・ストーリー

クリストファー・ノーラン監督がマシュー・マコノヒー、アン・ハサウェイの共演で放つSFエンタテインメント。居住可能な惑星を探すというミッションを受けた元エンジニアたちが、前人未踏の未開の地へ旅立つ。

「インターステラー」 の作品情報

作品情報

製作年:

2014年

製作国:

アメリカ

原題:

INTERSTELLAR

「インターステラー」 のキャスト・出演者/監督・スタッフ

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6〜 10件 / 全141件

凄まじく面白い! これぞSF!

投稿日:2015/03/20 レビュアー:勇光

2001年宇宙の旅はとにかく眠い。が、宇宙というものをリアルに感じた。この映画はあのリアルな雰囲気に壮大なスペクタクルが加わっている。ワームホールが球形の穴だという発想にまず驚く。そして、そのスペクタクルにアクション性が加わっていて、ドラマとしても熱い。結末的なところを途中から予見できるようになっているが、出てくるものは予想以上。こんな面白い映画は観たことがない。脚本を書いたノーラン兄弟には感服した。
役者もよかった。マシューの存在感は鉄のよう。ストーリーの骨子をしっかりと固めていた。その娘の幼少期を演じたマッケンジー・フォイは可愛くて頭のイイ子をリアルに見せてくれた。成長してからのジェシカ・チャステインも科学者の雰囲気を充分に出していた。アン・ハサウェイは中年直前というかんじだったが、そこに女のはかなさと強い執念をにじみ出させていた。マット・デイモンの使い方もよかった。マイケル・ビーンが「アビス」で似たような役回りをやったことがあるが、ただの悪役でしかなかった。マットには人間の生々しさを感じた。
それから、人間のように冗談を飛ばすロボットも登場するが、ヘンに人間的につくられておらず、あくまでもロボットとして活躍するところがよかった。人間と区別がつかないロボットへの愛を描くことにモヤモヤとした疑問を感じていたのでスカッとした。
とにかく凄まじく面白かった。
もう1回観ようっと・・

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最高! ネタバレ

投稿日:2015/02/07 レビュアー:カサブランカ

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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「超ご都合主義な展開に嫌気がさした」   気持ちはわかる。

「ハンス・ジマーのジャアアアン!(笑)はもう聞き飽きた」   気持ちはわかる。

「地球壊れたから次の星行こう!という考えが許せない」   わかるけど映画だし・・。

「科学者が急に愛を語りだして冷めた」   わかる。

「長男がなんであんなに精神異常なのか説明がない」   確かに。

「長い」   それほど気にならない。

「キューブリックっぽい皮をかぶったアルマゲドン」   そう言われても仕方がないかも。

「なんかシャマランっぽい」   言われてみればそうかも(笑)。

けっこういろいろ言われてるけど、個人的には最高の映画だった。

時間をかけて丁寧に、地球の状況と父娘の関係が描かれる序盤。
設定を未来世界にせず、現代に近い世界にしたのはいいと思う。
未来感を出し過ぎると逆に古臭くなったり、映画全体がチープになることがある。
映画が軽々しくならないようにするノーランのこのあたりのバランスはさすが。
でもこのかっこつけた感じが鼻に付くという人も多いはず(笑)。

マシュー・マコノヒーがいつもながらすばらしい。
娘との別れの時の苦悩。
名残を振り払うように車を飛ばしながら、助手席の下を確認した後のマシューの顔!あの顔はやばい!
そこからそのままシャトル打ち上げにクロスオーバーする流れも美しい。

映画に不満がある人もTARSは気に入っているらしい。
最初はなんて邪魔なロボットなんだ!と思ったけど、実は変形できて、ジョークもとばせるかなり優秀な子。
このでかくて四角い金属の塊に、妙に人間臭いAIが入っているのが絶妙だと思う。

ノーラン映画はいつもそうだけど、映像が常に美しい。
映画のどのシーンを切り取っても絵になる。
ワームホールの映像も神秘的。

個人的な好みとして、どうしようもない絶望感を感じさせてくれる瞬間がある映画が好き。
この映画でも、水の惑星の場面や、膨大な時間を無駄にしてしまったことを思い知る場面、五次元空間で壁を叩きながら叫ぶ主人公など、やるせなさすぎる場面がたくさんあって泣けた。

そういう重要な場面で映画を支えていたのが、今年のアカデミー賞にもノミネートされているハンスジマーの音楽。
地球の場面で流れる、遠くで鳴る管楽器。
水の惑星での、時計の針の音をバックに進む緊張感ある音楽。
無人ドローンを家族で追いかけるシーンや、氷の惑星で殴り合うシーンなどにもしハンスジマーの音楽が無ければと想像してみると、いかに音楽が大きな役割を果たしているかが分かる。

そして「あの男」の登場(笑)。
「あの男」が出演してるなんて知らなかったので、出てきたときは驚いた。
批判してる人もいるみたいだけど、じゃあ誰ならベストなのかと考えると難しいし、全く無名の人間が出てくるよりはいいと思う。
しかも「あの男」が演じる役はチームで一番優秀な科学者だから合っているし、冷静に、そして淡々と最低な裏切り行為をしていく展開を考えると、けっこうはまり役だと思う。
目ざめたときにマシューに抱きついて泣きだすシーンは、彼がどれほどの孤独と絶望を経験してきたのかを想像させてグッとくる。

話が都合よすぎる!という批判がでるのも分かる。
主人公を奇跡的に生還させずに話をまとめる方法はなかったのか?とは思う。
でもその頃にはすでにこの映画が大好きになっていたので、そんなトンデモ展開でも問題なし(笑)!

「2001年宇宙の旅」ではそれほど描かれることのなかった(描く必要のなかった)人間のあらゆる種類の感情が丁寧に描かれている。
しかもその一つ一つの感情が自分のことのように痛いほど分かるので胸を打つ。
個人的には「2001年宇宙の旅」よりも断然こっちのほうが好き。

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科学技術は『愛』に裏打ちされた時のみ、人類を救う

投稿日:2020/09/27 レビュアー:くまげらの森

(2014年制作・アメリカ)クリストファー・ノーラン監督
近未来の地球。
異常気象と食物の疫病による食糧危機。ダストボウルという砂あらしによって、地球は滅亡寸前であった。
元パイロットで、今はアメリカのド田舎で農業をしているクーパー(マシュー・マコノヒー)は、家で起きた重力の不思議なメッセージに導かれ、NASAの宇宙探査ミッション『ラザロ計画』に参加する事になる。
クーパーには息子トムとまだ幼い娘マーフがおり、マーフは「行かないで」と泣くが
人類の新天地を探す使命にあふれたクーパーは、「必ず、帰ってくる」と言い残し、
宇宙へ旅立つのであった。

物理学者であるキップ・ソーンの科学考証に裏打ちされた宇宙理論は、破綻なく楽しむことが出来る。(ワームホールとか特異点とか、何のこっちゃ?程度でも大丈夫!きりっ。)
(キップ・ソーンは2017年ノーベル物理学賞を受賞しました。)
ノーラン監督は、CGよりもミニチュアなどを使ってホンモノ感を出そうとこだわった。
ミニチェアといっても14〜15メートルもあるとか。
驚くほど壮大な水の星、山脈と見まごうほどの巨大な波が一行を襲う。ガルガンチュアの強大な潮汐力により水の惑星の海水が引っ張られたのだ!
この恐ろしい場面はCGではなく、アイスランドのラグーン湖。最も撮影に難儀したシーンのひとつだそうだ。

さて、ラザロ計画にはプランA(現在、生きている人を惑星に移住させる)と、
プランB(凍結した受精卵を用いて新たな惑星に人類の遺伝子を残す)が、あった。
生きている人の命を尊重する流れからプランAが肯定的に描かれると同時に、
『肉体を持ってマーフの元に帰る』ことがテーマにもなっている。
マット・ディモンが利己的でゲスな男に描かれるのも見どころだが、
人類が暮らせる新しい安全な居場所を探すという、大きな使命の前に、一個の父である
クーパーが悲しみをこらえて、数々の宇宙のアクシデントを乗り越えるところが素晴らしい。
テサラクトの空間に辿り着き、クーパーはそこが、マーフの部屋を通じて地球の過去、現在、未来全ての時間と連結している空間であると気付く。
彼は自身が過去を変えるためではなく、未来を変えるためにこの空間に送られたことに気づくのだ。───

ところで、この映画はマーフの失われた成長過程を描かない。(死んだという)母親。
なぜ母なき設定にしたのか。もしや、近未来には『母性』は存在していないのではないか。
産む事ばかりでなく『育てる』ことで家庭は成り立つ。その辺は問題ではないのかもしれないが、気にはなるのであった。
なお、ディラン・トマスの詩『穏やかな夜に身を任せるな』の全文をコメントらんに記載しておりますので興味のあるかたはご覧ください。

このレビューは気に入りましたか? 9人の会員が気に入ったと投稿しています

万人受けはしない。けれど人によっては人生一位になれる映画 ネタバレ

投稿日:2015/07/13 レビュアー:はやむね

※このユーザーレビューは作品の内容に関する記述が含まれています。

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全く予備知識なくこの映画を見ました。
最初はホームドラマかと思ったのですが、とんでもない。重厚すぎるくらいのガチンコSFものでした。

相対性理論や量子論、ブラックホールなどの宇宙に関する知識が少しあったので、最後の最後まで、とても面白く見ることができました。
普通はあまり知識のないこれらをふんだんに盛り込み、まるで観衆を突き放すような展開なので、
簡単な説明が時々入るものの、小難しい科学うんちくにうんざりしてしまう観客も多いだろうと思います。
でも、それを乗り越えると、想像を超える展開になっていきます。

相対性理論については説明があるものの、量子論についての説明は作中にはありません。
次元とは、事象を数値化して持たせるもの。
私たちが認識する三次元世界(縦・横・高さ)に、時間を加えた四次元が基本です。
通常、この次に来る次元は「重力」です。相対性理論でもそのようになっていて、物語中でも重力を含めた五次元の世界が描かれています。

でももう1つ、作中では次元の表現をした、と観ることができました。それはなんと、「愛」。
この発想に仰天して、どんな映画でも泣かないのに、泣けてしまいました。

確かに愛は、どんな時空も超えることが出来る。馳せる思いは、あらゆるものを超えていく。
物質的なものではなく、ある意味、量子の1つとして、波の1つとして、確かに愛があるのかもしれない。
観測することは出来ないけれど、愛は時空を超えて、届ける先へ、たどり着く。
ラストシーンのあの五次元世界は、実は、六次元の世界だったんじゃないか。って。
そう思えたヒントは、作中台詞の中にある「愛も観測できれば、数値化できるはずだ」これは量子に対する表現です。

こんな発想! この作品を作った人は、なんて頭の柔らかい人なんだろうと、ほんとうに感動しました。
勝手な見方かもしれませんが、そんな風に捉えた私には、この映画が人生で一番といえるくらい、深い感動を覚えた映画になりました。

決して万人受けはしないでしょうけれど、私にとっては、人生で一番です。すごい映画でした。

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【オネエキャラ降臨】絶賛! 信じるのよ 愛のチカラを

投稿日:2015/05/03 レビュアー:ちびた

近未来のアメリカ
砂漠化して次々に絶滅していく作物
残ったのはコーン
それも…

原因は
強制灌漑だと思うの
雨水では足りずに
地下水をくみ上げて作物を作ると
地下水に含まれるミネラル=塩化物が蓄積して
土地が砂漠化するのね
映画の中では明らかにされていないけど
人間の知恵が招いた絶滅への萌芽
核も二酸化炭素も
アタシたち人間って
自分を殺すことばっかりやってるのね


考えたのは 移住
これがプランAで
プランBは
冷凍受精卵を使って
種だけは残すっていう…

どっちにしても人間が生存可能な惑星が必要でしょ
太陽系にはないから
違う恒星系 銀河系に宇宙船を飛ばす
インターステラ―・シップをね
そういうお話なわけ

ハードコアなSFで
相対性理論だの 多次元時空間だの
ちんぷんかんぷんなのも出てくるけど
それはいいの わかったふりして見てれば
枝葉末節に囚われちゃだめよ
テーマは愛なんだから

そう
結局人類を救うのは
最終的に 知ではなくて 愛なの
もう!涙でそう
愛っていう動機づけがなければ
どんな知も無力なのね
愛!愛!愛!
なんて素敵なの

評価しなくちゃね
領土や宗教や
そんなことに囚われている場合じゃない
一歩一歩 絶滅に近づいている人類を救うには
大きな愛に目覚めるしかない っていう
テーマは壮大だし
物語のスケールも壮大
娯楽作品としては少しだけ難しいところがあるかもしれないけど
でも

真正面から「愛」って 方向を指し示す映画は貴重
ポイントはプラス5.0 星は八個 三つは見えないけどちゃんとあるのよ!

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6〜 10件 / 全141件

インターステラー

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凄まじく面白い! これぞSF!

投稿日

2015/03/20

レビュアー

勇光

2001年宇宙の旅はとにかく眠い。が、宇宙というものをリアルに感じた。この映画はあのリアルな雰囲気に壮大なスペクタクルが加わっている。ワームホールが球形の穴だという発想にまず驚く。そして、そのスペクタクルにアクション性が加わっていて、ドラマとしても熱い。結末的なところを途中から予見できるようになっているが、出てくるものは予想以上。こんな面白い映画は観たことがない。脚本を書いたノーラン兄弟には感服した。
役者もよかった。マシューの存在感は鉄のよう。ストーリーの骨子をしっかりと固めていた。その娘の幼少期を演じたマッケンジー・フォイは可愛くて頭のイイ子をリアルに見せてくれた。成長してからのジェシカ・チャステインも科学者の雰囲気を充分に出していた。アン・ハサウェイは中年直前というかんじだったが、そこに女のはかなさと強い執念をにじみ出させていた。マット・デイモンの使い方もよかった。マイケル・ビーンが「アビス」で似たような役回りをやったことがあるが、ただの悪役でしかなかった。マットには人間の生々しさを感じた。
それから、人間のように冗談を飛ばすロボットも登場するが、ヘンに人間的につくられておらず、あくまでもロボットとして活躍するところがよかった。人間と区別がつかないロボットへの愛を描くことにモヤモヤとした疑問を感じていたのでスカッとした。
とにかく凄まじく面白かった。
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最高!

投稿日

2015/02/07

レビュアー

カサブランカ

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「超ご都合主義な展開に嫌気がさした」   気持ちはわかる。

「ハンス・ジマーのジャアアアン!(笑)はもう聞き飽きた」   気持ちはわかる。

「地球壊れたから次の星行こう!という考えが許せない」   わかるけど映画だし・・。

「科学者が急に愛を語りだして冷めた」   わかる。

「長男がなんであんなに精神異常なのか説明がない」   確かに。

「長い」   それほど気にならない。

「キューブリックっぽい皮をかぶったアルマゲドン」   そう言われても仕方がないかも。

「なんかシャマランっぽい」   言われてみればそうかも(笑)。

けっこういろいろ言われてるけど、個人的には最高の映画だった。

時間をかけて丁寧に、地球の状況と父娘の関係が描かれる序盤。
設定を未来世界にせず、現代に近い世界にしたのはいいと思う。
未来感を出し過ぎると逆に古臭くなったり、映画全体がチープになることがある。
映画が軽々しくならないようにするノーランのこのあたりのバランスはさすが。
でもこのかっこつけた感じが鼻に付くという人も多いはず(笑)。

マシュー・マコノヒーがいつもながらすばらしい。
娘との別れの時の苦悩。
名残を振り払うように車を飛ばしながら、助手席の下を確認した後のマシューの顔!あの顔はやばい!
そこからそのままシャトル打ち上げにクロスオーバーする流れも美しい。

映画に不満がある人もTARSは気に入っているらしい。
最初はなんて邪魔なロボットなんだ!と思ったけど、実は変形できて、ジョークもとばせるかなり優秀な子。
このでかくて四角い金属の塊に、妙に人間臭いAIが入っているのが絶妙だと思う。

ノーラン映画はいつもそうだけど、映像が常に美しい。
映画のどのシーンを切り取っても絵になる。
ワームホールの映像も神秘的。

個人的な好みとして、どうしようもない絶望感を感じさせてくれる瞬間がある映画が好き。
この映画でも、水の惑星の場面や、膨大な時間を無駄にしてしまったことを思い知る場面、五次元空間で壁を叩きながら叫ぶ主人公など、やるせなさすぎる場面がたくさんあって泣けた。

そういう重要な場面で映画を支えていたのが、今年のアカデミー賞にもノミネートされているハンスジマーの音楽。
地球の場面で流れる、遠くで鳴る管楽器。
水の惑星での、時計の針の音をバックに進む緊張感ある音楽。
無人ドローンを家族で追いかけるシーンや、氷の惑星で殴り合うシーンなどにもしハンスジマーの音楽が無ければと想像してみると、いかに音楽が大きな役割を果たしているかが分かる。

そして「あの男」の登場(笑)。
「あの男」が出演してるなんて知らなかったので、出てきたときは驚いた。
批判してる人もいるみたいだけど、じゃあ誰ならベストなのかと考えると難しいし、全く無名の人間が出てくるよりはいいと思う。
しかも「あの男」が演じる役はチームで一番優秀な科学者だから合っているし、冷静に、そして淡々と最低な裏切り行為をしていく展開を考えると、けっこうはまり役だと思う。
目ざめたときにマシューに抱きついて泣きだすシーンは、彼がどれほどの孤独と絶望を経験してきたのかを想像させてグッとくる。

話が都合よすぎる!という批判がでるのも分かる。
主人公を奇跡的に生還させずに話をまとめる方法はなかったのか?とは思う。
でもその頃にはすでにこの映画が大好きになっていたので、そんなトンデモ展開でも問題なし(笑)!

「2001年宇宙の旅」ではそれほど描かれることのなかった(描く必要のなかった)人間のあらゆる種類の感情が丁寧に描かれている。
しかもその一つ一つの感情が自分のことのように痛いほど分かるので胸を打つ。
個人的には「2001年宇宙の旅」よりも断然こっちのほうが好き。

科学技術は『愛』に裏打ちされた時のみ、人類を救う

投稿日

2020/09/27

レビュアー

くまげらの森

(2014年制作・アメリカ)クリストファー・ノーラン監督
近未来の地球。
異常気象と食物の疫病による食糧危機。ダストボウルという砂あらしによって、地球は滅亡寸前であった。
元パイロットで、今はアメリカのド田舎で農業をしているクーパー(マシュー・マコノヒー)は、家で起きた重力の不思議なメッセージに導かれ、NASAの宇宙探査ミッション『ラザロ計画』に参加する事になる。
クーパーには息子トムとまだ幼い娘マーフがおり、マーフは「行かないで」と泣くが
人類の新天地を探す使命にあふれたクーパーは、「必ず、帰ってくる」と言い残し、
宇宙へ旅立つのであった。

物理学者であるキップ・ソーンの科学考証に裏打ちされた宇宙理論は、破綻なく楽しむことが出来る。(ワームホールとか特異点とか、何のこっちゃ?程度でも大丈夫!きりっ。)
(キップ・ソーンは2017年ノーベル物理学賞を受賞しました。)
ノーラン監督は、CGよりもミニチュアなどを使ってホンモノ感を出そうとこだわった。
ミニチェアといっても14〜15メートルもあるとか。
驚くほど壮大な水の星、山脈と見まごうほどの巨大な波が一行を襲う。ガルガンチュアの強大な潮汐力により水の惑星の海水が引っ張られたのだ!
この恐ろしい場面はCGではなく、アイスランドのラグーン湖。最も撮影に難儀したシーンのひとつだそうだ。

さて、ラザロ計画にはプランA(現在、生きている人を惑星に移住させる)と、
プランB(凍結した受精卵を用いて新たな惑星に人類の遺伝子を残す)が、あった。
生きている人の命を尊重する流れからプランAが肯定的に描かれると同時に、
『肉体を持ってマーフの元に帰る』ことがテーマにもなっている。
マット・ディモンが利己的でゲスな男に描かれるのも見どころだが、
人類が暮らせる新しい安全な居場所を探すという、大きな使命の前に、一個の父である
クーパーが悲しみをこらえて、数々の宇宙のアクシデントを乗り越えるところが素晴らしい。
テサラクトの空間に辿り着き、クーパーはそこが、マーフの部屋を通じて地球の過去、現在、未来全ての時間と連結している空間であると気付く。
彼は自身が過去を変えるためではなく、未来を変えるためにこの空間に送られたことに気づくのだ。───

ところで、この映画はマーフの失われた成長過程を描かない。(死んだという)母親。
なぜ母なき設定にしたのか。もしや、近未来には『母性』は存在していないのではないか。
産む事ばかりでなく『育てる』ことで家庭は成り立つ。その辺は問題ではないのかもしれないが、気にはなるのであった。
なお、ディラン・トマスの詩『穏やかな夜に身を任せるな』の全文をコメントらんに記載しておりますので興味のあるかたはご覧ください。

万人受けはしない。けれど人によっては人生一位になれる映画

投稿日

2015/07/13

レビュアー

はやむね

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全く予備知識なくこの映画を見ました。
最初はホームドラマかと思ったのですが、とんでもない。重厚すぎるくらいのガチンコSFものでした。

相対性理論や量子論、ブラックホールなどの宇宙に関する知識が少しあったので、最後の最後まで、とても面白く見ることができました。
普通はあまり知識のないこれらをふんだんに盛り込み、まるで観衆を突き放すような展開なので、
簡単な説明が時々入るものの、小難しい科学うんちくにうんざりしてしまう観客も多いだろうと思います。
でも、それを乗り越えると、想像を超える展開になっていきます。

相対性理論については説明があるものの、量子論についての説明は作中にはありません。
次元とは、事象を数値化して持たせるもの。
私たちが認識する三次元世界(縦・横・高さ)に、時間を加えた四次元が基本です。
通常、この次に来る次元は「重力」です。相対性理論でもそのようになっていて、物語中でも重力を含めた五次元の世界が描かれています。

でももう1つ、作中では次元の表現をした、と観ることができました。それはなんと、「愛」。
この発想に仰天して、どんな映画でも泣かないのに、泣けてしまいました。

確かに愛は、どんな時空も超えることが出来る。馳せる思いは、あらゆるものを超えていく。
物質的なものではなく、ある意味、量子の1つとして、波の1つとして、確かに愛があるのかもしれない。
観測することは出来ないけれど、愛は時空を超えて、届ける先へ、たどり着く。
ラストシーンのあの五次元世界は、実は、六次元の世界だったんじゃないか。って。
そう思えたヒントは、作中台詞の中にある「愛も観測できれば、数値化できるはずだ」これは量子に対する表現です。

こんな発想! この作品を作った人は、なんて頭の柔らかい人なんだろうと、ほんとうに感動しました。
勝手な見方かもしれませんが、そんな風に捉えた私には、この映画が人生で一番といえるくらい、深い感動を覚えた映画になりました。

決して万人受けはしないでしょうけれど、私にとっては、人生で一番です。すごい映画でした。

【オネエキャラ降臨】絶賛! 信じるのよ 愛のチカラを

投稿日

2015/05/03

レビュアー

ちびた

近未来のアメリカ
砂漠化して次々に絶滅していく作物
残ったのはコーン
それも…

原因は
強制灌漑だと思うの
雨水では足りずに
地下水をくみ上げて作物を作ると
地下水に含まれるミネラル=塩化物が蓄積して
土地が砂漠化するのね
映画の中では明らかにされていないけど
人間の知恵が招いた絶滅への萌芽
核も二酸化炭素も
アタシたち人間って
自分を殺すことばっかりやってるのね


考えたのは 移住
これがプランAで
プランBは
冷凍受精卵を使って
種だけは残すっていう…

どっちにしても人間が生存可能な惑星が必要でしょ
太陽系にはないから
違う恒星系 銀河系に宇宙船を飛ばす
インターステラ―・シップをね
そういうお話なわけ

ハードコアなSFで
相対性理論だの 多次元時空間だの
ちんぷんかんぷんなのも出てくるけど
それはいいの わかったふりして見てれば
枝葉末節に囚われちゃだめよ
テーマは愛なんだから

そう
結局人類を救うのは
最終的に 知ではなくて 愛なの
もう!涙でそう
愛っていう動機づけがなければ
どんな知も無力なのね
愛!愛!愛!
なんて素敵なの

評価しなくちゃね
領土や宗教や
そんなことに囚われている場合じゃない
一歩一歩 絶滅に近づいている人類を救うには
大きな愛に目覚めるしかない っていう
テーマは壮大だし
物語のスケールも壮大
娯楽作品としては少しだけ難しいところがあるかもしれないけど
でも

真正面から「愛」って 方向を指し示す映画は貴重
ポイントはプラス5.0 星は八個 三つは見えないけどちゃんとあるのよ!

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