ヘラクレス

魔物と戦うファンタジーを期待して観るとがっかりするだろう。
予告編は詐欺罪が適用しそう（笑）
史劇アクションとして観ると、けっこう面白い。
ドゥエインジョンソンのアクションを観たい人には○

ゼウスの子と言われるヘラクレスが人間味溢れるキャラなのが面白い。
予言者のおじさんも好きでした。
皆、同じような服装なのに、体つきや顔つきで個性が分かれており、混乱する事もない。

７５点

「ザ・ヘラクレス」ていう超まぎらわしい映画があるけど
あんなのよりこっちの「ヘラクレス」の方が断然面白い！！

無敵の傭兵部隊「チーム・ヘラクレス」は、反乱軍に苦しめられているトラキア王に雇われ
トラキアのへなちょこ兵士を鍛え上げることに。
何だかんだあった後、ヘラクレス率いるトラキア軍は反乱軍との決戦に挑むのだが・・・
という内容。

ギリシャ神話を題材にしているけど
「神話は語り部の人が話を盛って伝説にしちゃっただけです」という設定で
神様も伝説のモンスターも一切出てこない。

素晴らしく中身のないおバカアクション映画で
ピンチになっても頭を使った戦略など使わず
「うおーーーーっ！！！」と雄叫びをあげて根性とバカ力で突破する。
チーム・ヘラクレスの面々はそれぞれキャラが立っていて
結構コミカルで笑えるシーンも多かった。

邦画と違って無駄なキレイ事演説とか説教ゼリフも無いので時間も短めでお手軽。
やっぱアクション映画はこうでないとね（笑）
ストーリーもアクションも類似の映画がたくさんあるので
評価は星三つ止まりだけど、個人的にはこういうの好き。

超一流のトップレスラーから俳優へ
そしてロック様は
ハリウッドでも超一流になりました
超一流になるであろうと思ってたけど
やっぱり、それが普通のことであるかのように
余裕すら漂わせる雰囲気で超一流になりました
年間最も稼いだ俳優へ
その活躍はファンとして嬉しい限りであり
俳優転向当初は寂しくもありましたが
そこはロック様
二束のわらじの履き方も超一流なんですね
どちらもおろそかにせず
ハリウッドで確固たる自分の道を作ったら
ちゃんと故郷であるプロレス界に戻ってきました
で、戻ってきても超一流で
どちらの世界でも輝き続けるシビレる姿に「モノが違うな」と思ったものです。
もう何も言いますまい
プロレスに専念してとか言いますまい
毎週のようにロック様を観れないのは未だに残念ですが
二束のわらじのチャンピオンの才能を縛り付けるのは
ナンセンスってもんです
そこで今回の「ヘラクレス」
なんと撮影前にプロレスの試合でケガをしてしまい
なのに二束のわらじのチャンピオンはケガをおして撮影に挑み
見事に演じきるというこれまたシビれる姿を見せてくれたのです
体も俳優使用ではなく筋肉隆々のプロレス使用
半神の英雄ヘラクレスを神格化せず
人間味溢れるキャラクターとして描いたのも
ロック様にとっては好都合でした
そのほうが魅力を発揮できますもんね
モンスターとの闘いを期待していた身としては
少々残念でもありますが
魅力あるロック様を見れて楽しかったです。
こん棒というダサい武器であんなにカッコイイのはロック様だけでしょう
ひょっとしたらマイティーソーを演じても
ロック様ならカッコイイかもしれません。
あの小槌と形容したくなるハンマーを持っても
シビレる男になれるかもしれません。
何も考えることはありません
娯楽大作をひたすら楽しみましょう。
そして数日後に忘れましょう。
それが許される作品です（笑）

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　伝説がめっちゃ一人歩きしている主人公と仲間たちの傭兵がある国の内紛に巻き込まれていく話。

　冒頭で半分神さま半分人間のヘラクレス誕生から怪物たちを倒していく伝説が語られていって、そこから傭兵として働く主人公たちと仲間たちの紹介アクション。
　そして王女から内紛で避難民がいっぱいの国を統一するために戦争に参加させられて戦いに入っていく本筋。

　百姓上がりのダメダメな軍隊を鍛え上げていくモンタージュから、妖術に操られているっつう原始的な民族との戦争やケンタウロスと怖れられる騎馬隊との戦争。
　ここら辺のアクションシーンの迫力が凄くて、絶対怪我人出ていそうな激しい激突をしていくスタントマンたち凄いです。
　筋肉の身体が凄いことになっている主人公を始め、主人公に救われたという仲間たちの個性的なアクション。

　ほいで目標の統一が終わったけど、どうやら最初聞いてた話が違うぞ。ってなって……。
　ここからいきなり今までの流れとは代わって神話チックになって危機を突破していく流れになるのが個人的には受け付けませんでした。
　それに何万人といそうな軍隊を相手に広い場所で数人で戦うというアクションも無茶苦茶すぎて盛り上がれなかったのと、悪役がそんなに魅力的じゃなかったのが残念でした。

　とはいえ頭をからっぽにして楽しめるエンタメとして面白かったです。

ヘラクレスの物語は知っていたんで、それをザ・ロックがどういう風に描くのだろうか、と思ったのですが、ちょっと違ったね。一流の傭兵としてのヘラクレス、という描き方で、それはそれで悪くはないんだけど、神話にあるような「英雄かも知れんけど、かなりピーなやつやん！！」っていう感じのヘラクレス像を思うとちょっとねぇ。妻子が亡くなったあたりは、そういうところを参考にしているみたいだけどね・・・でもまぁ、他責だけど。

強いけど、そんなに憎めないバカ、ヘラクレス、という感じでガンガンやってほしかったと思ったりしました。ドゥエイン・ジョンソンが、分別ある、知性を感じさせるヘラクレスなんてやってもしゃあないんだもん。