大脱出

これ、日本版の予告やキャッチで
とある見所をばらしちゃってるのが残念でしたね・・・・。

私はそれ観ないで臨んだのでよかったんですが、
観ていたらお楽しみがひとつ消えていたかもしれません。

なので、できればDVDのジャケ写真もあまり観ないほうがいいくらいです・・・・（苦笑

スタローンが演じるのはセキュリティコンサルタント、ブレスリン。
実際に脱獄を試みて、刑務所のセキュリティの粗を指摘したりするらしい。

彼がある仕事を依頼され、依頼人と顔合わせのはずが、何かの陰謀に巻き込まれ、
脱獄不可能とされるハイテク刑務所に投獄されてしまった・・・。

そこで脱獄のプロ、ブレスリン、さっそくいろいろ試みるわけです。

刑務所内がものすごく近代的で画的にはスタイリッシュ。
だけど、やはり出てくる人物むさ苦しい・・・（苦笑

ほんと暑苦しい上に、スタローンですからね・・・（苦笑

その上、ブレスリンに意味ありげに絡んできて
タッグを組むのがシュワちゃん・・・・

もーーーー暑苦しいですwww

しかし、このハイテク刑務所の所長
ジムカヴィーゼルが
悪役ながら、ほんのり爽やかな風を吹かせています。

あれだけむさくるしい画ヅラですし、
際立ちますよ、この人の存在！

このイヤ感じだけどイケメンな所長と
ハイテクで脱獄不能と言われた刑務所
ここからスタローンとシュワちゃんの脱出劇が始まります。

脱出にまつわるお約束的描写もよいですし、
やはり中盤の見せ場というか、
アレですよ。

予告で出しちゃったやつ・・・（苦笑

コピーにもかかれちゃったやつ。

事前にそれらを観ないで本編にたどり着くことができたら、
まず一度ここで「あああああ！！！！」っていうぷち驚きを味わうことができますね。

その上、黒幕が誰で何のために？といううっすらサスペンス風なところと
２人の主人公の過去とからめた終盤の展開と
ちょいとしたどんでん返し。

事前の予想とは裏腹にアクション云々ではなく
純粋に展開が楽しめました。

もちろんアクションもあるんですよ、
お二人、この歳になってもがんばってるな・・・というヤツ。

それも確かにこの映画のよいところかもしれませんが
私は意外に単純肉系俳優アクション映画ではなかったことが好感でした。

監督：ミカエル・ハフストローム（2013年・米・116分）
原題：ＥＳＣＡＰＥ　ＰＬＡＮ

本作は公開から既に7年も経過していて、2019年には『大脱出3』も公開されました。
このシリーズにシュワちゃんが出演しているのは本作「1」だけらしいので、観てみることに。
シルヴェスター・スタローンが扮するのは、有名なセキュリティー・コンサルタントにして脱獄のプロでもあるというレイ・ブレスリン。
でも、彼は犯罪者という訳ではなく、刑務所に潜入し脱獄することで、その刑務所の問題点、欠陥を指摘するのです。
あくまでも彼の本職はセキュリティー・コンサルタント。
そんな彼のもとにＣＩＡから、連邦政府が極秘に支援している刑務所に入り、そこが脱出不可能であることを証明して欲しいと依頼されるのです。
ところがこれは罠で、レイは外部との連絡を一切絶たれ、本物の囚人として収監されてしまったのでした。
しかもこの監獄、最強のセキュリティーに守られた近未来的な構造で、収監される部屋はガラス張り。四方八方丸見えです。
もうこれは、お仕事なんかじゃなく本気で脱獄しなくては！監獄の弱点探しに孤軍奮闘！
この辺りでやっとシュワちゃんが登場。
彼が演じるのは、ロットマイヤーという囚人たちの中でも一目置かれているような存在。
いつもの癖で（あらすじを）書き過ぎちゃったけど、この監獄のある場所と構造、弱点が分かってからのシーンは面白かったです。
胡散臭いロットマイヤーの正体も途中でうすうす分かっちゃうし、ご都合主義な展開もツッコミたくなるけど、
当時、67歳のスタローンと66歳のシュワちゃんの体を張った演技に免じて目を瞑りましょう。
水の中で息を止めるシーンは、こちらも息を止めちゃうし、マシンガンで敵をやっつけるシーンはカッコイイし、それだけでも満足でした。

凶暴犯がゴロゴロいる監獄からの脱出もの！それだけでワクワクするのに、大がついた「大脱出」、
ドーンと顔を並べるスタローンとシュワルツェネッガー！面白そうなんで見ないで取っといたら
忘れてたんですよぉ、ははは。
ボヤッとしてたら「大脱出2」が9月リリースじゃありませんか。
というわけで、2013年版「大脱出」を軽くご紹介。
とある監獄。騒動を起こして「独居房」へ入り、何やらコソコソやってるのは、ブレスリン（シルベスター・スタローン）、こともなげに刑務所から脱出してみせると、追跡してきたパトカーに身分証を掲示。
なんと彼は、世界屈指のセキュリティ・コンサルタント。
我が身を使って警備の問題点を探り、構造の弱点を発見していたのだ。
事務所に戻ったブレスリンは、次の仕事のため体内にGPSを仕込み車に乗るが、
何者かに襲撃され、GPSを取り出される。気がついたのは、どこともわからない不気味な監獄だった・・・。
本当の犯罪者として、投獄されたのだ。絶対攻略不可能なこの監獄の脱出計画を練り始めるブレスリン。
しかしその前に立ちはだかったのは、凶暴な手下たちを率いる囚人たちのボス、ロットマイヤー（アーノルド・シュワルツェネッガー）だった。

これ、場所が判明するとオ・オウ〜と感動しますので予告編を見ないでおいてください。
囚人部屋が全面ガラス張り個室で、空間に浮かぶタイプなのですよ、
全面ガラス張り・・すごいじゃありませんか！（金かかってる）
所々に看守房が浮かんでいて、看守は黒仮面で目の動きが不明、ムダに近未来テイストのような気も。ま、カッコイイです！押し寄せる水流と戦うサマは、ポセイドンアドベンチャーを想起させます。少しですが。
スタローン、何分息止めてんだ！・・・ポコポコ（←泡）
この肉体派の男たちがガッツンコやるのは迫力あります！メガネで六分儀作っちゃいますから頭も良いよね。
心配するシーンも多いけど最後はスッキリ！（あ、言っちゃった・・）

スタローンにシュワちゃん、年をとってもかっこいい。
さすがにアクションのキレは衰えているけれど
二人の掛け合いが楽しく
話の展開はスピーディー。
そこそこ楽しめました。
ロッキーとターミネーターが手を組めば、この世に恐いものは無し！(笑)
結局ラストすごいことになっちゃって
他の囚人たちはかわいそうに・・・て、極悪犯ばかりだからいいのかな？
最後のオチもすがすがしく、そういう着地点だったね、と感心しました。
先日観たシュワちゃんが普通のお父さんをやってる映画（えっと、娘がゾンビウィルスになっちゃうやつ・・・えーん、題名もう忘れた(笑)）で、アクションしてないシュワちゃんに物足りなさを感じたので、これは合格！

しかし、ギャラも凄かったでしょうにねぇ・・・

シュワちゃんとスタローンの
初の本格的共演作
遅い？
もうピーク過ぎた？
ロートル二人が何をいまさら？
それは世間一般の普通の「もう少しで７０歳」に言ってください。
ロートルでも
シニアでも
オールドでもない
アーノルド・シュワルツェネッガーと
シルベスター・スタローンは
グランドなふたりなのです。
グランドジェネレーションなのです。
最高位なのです。
一般には５５歳以上の方を
グランドジェネレーションというそうですが、
この二人なら
グランドジェネレーションという枠を
どこまでも広げてしまいそうです。
そりゃー走れなくなってるでしょう。
キレも悪くなってるでしょう。
しかし、そこは経験値とオーラでカバー
この年代の二人にしか出せない凄味を
存分に発揮してくれています。
B級な演出がそれを際立たせてまた良いです。
キメゼリフ的キメゼリフに
キメ顔ドヤ顔バチコーンと
ハズさない二人がそこにいます。
いいですね。
とてもイイです。
７０に手が届く年齢には到底思えません。
スタローンなんて肉体がまだまだバッキバキだし・・・
シュワちゃんはヒゲ顔がセクシーですね。
こんなに似合うとは思いませんでした。
これまでもヒゲ顔あったっけ？
あまり印象にないですね。
そして、今回は題材でも勝利しました。
脱獄もの。
脱獄もので「つまらない」映画に出会ったことがありません。
必ず面白いといってもいいのが「脱獄もの」
名作も多いですよね。
こちらの作品もそのリストに入れてもいいのではないでしょうか。
一体どうやって脱獄するのか？
その手口。
脱獄できるのか？
ハラハラドキドキ。
でもって頭脳戦だけで終わるはずもなく
それならこの二人を起用する意味もなく（笑）
アクションシーンがバンバラバンと（笑）
楽しませていただきました。

グランドなお二人様
まだまだ頑張ってください。
次は「エクスペンダブルズ３」？