メリー・ポピンズ

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片づけが魔法でできたら、絵の中に入れたら・・・子どもが空想するようなことが映画にちりばめられていてとても夢がある。片付けなさい！って怒られたら指をパチンとやればすいすい物が片付くなんて、どんなに楽しいだろう。

10代の頃にビデオかテレビ番組でみたときはメリーポピンズの傘のシーンなど非現実的な夢のある楽しいシーンがとても印象的だった。大人になった今、印象に残ったのは教会の餌売りの歌、きつい仕事にも大きな喜びがあるという「煙突掃除と鳥しか見れないロンドンの風景」という言葉だった。
そして、最後に父親と手を取り合うときメリーポピンズとのどんなに楽しい出来事よりも嬉しそうだった子ども達とそれを見つめるメリーポピンズの表情が切なくてぐっときた。

ミュージカルシーンやちょっとしたスパイスのあるジョークも楽しい。
楽曲も素晴らしく、高校生の頃に買ったディズニーソング集のCDで気に入って何度も聴いた「Supercalifragilisticexpialidocious」「A Spoonful of sugar」はついつい口ずさみたくなる。

もう大好きな作品！

いわば「旦那さまのどこが好きですか？」と訊かれて
「全部です」としかいいようない感じですが、
特筆すべきはやっぱり、主人公メリーポピンズの魅力。
子供ながらに心を奪われ、大人になった今でも
一瞬の表情を巻き戻して何度も観てしまうくらいです。

中でも好きなのが映画の冒頭。（しょっぱなから・・）
あの雲に腰掛けてお化粧直ししてる表情や仕草、最高に可愛い！

クラシカルで地味な色のコートに
ほっぺの色と同じ珊瑚色のかぎ編みのマフラー。
帽子のお花の飾り、絨毯で作った魔法の鞄。
つま先の上がったショートブーツ。

凛とした完璧主義の美人、だけど
ユーモアや優しさ、可愛らしさもある彼女を
本当にうまく表現しています。

もうね「憧れの女性像」ですね。
（ああもう文字制限どうでもいいや）

若きジュリー・アンドリュース（当時29歳）をメリーポピンズに抜擢したことは大正解でしたね。
あの「マイ・フェア・レディ」の主役が当初ジュリーだったのが
映画界での知名度などでオードリー・ヘプバーンに変更になったそうで、その変更がなければ、ジュリーのメリーポピンズの役はなかったといいます。
でも、ジュリーのメリーポピンズだからこんなに素敵なんだと心底思います。

最近40周年記念のスペシャルエディションDVDを購入し、
メイキングから現在のジュリー（73歳！）とディック（なんでも屋のバート役）（83歳！）の音声解説も聴き、感激ひとしお。
ウォルト・ディズニー率いるスタッフの、作品への愛情も半端じゃありません。

ますます大好き。
「人生のバイブル」です。

　なぜかジュリー・アンドリュースの澄んだ歌声が聴きたくなって、本当に久しぶりにこのミュージカルを観ました。今回の視聴で、この作品に対する印象がずいぶん変わってしまった気がします。期待にたがわずジュリー・アンドリュースの歌は、とてもとても素晴らしかったのですが、歌うシーンが思いのほか少なくて、特に後半にはほとんどなく、彼女の歌が目的だったので何だかもの足りなくて残念でした。

　内容も、子どもたちとナニーとの心の交流というよりも、家族の価値を再認識するという家族讃歌の物語で、メリー・ポピンズは、束の間バンクス家を訪れてそのお手伝いをするだけ。この作品のハイライトのひとつ、絵の中に入り込む楽しいシーンは、いかにもディズニーらしいなあと今頃になって気づきました。何年か（10年ぐらい？）ぶりの再見で、すごく楽しかった印象の映画が人畜無害のとても健全な作品だったんだという評価になってしまい、本当に予想外。

　オトココドモ(オンナコドモの男性版)がくだらないジョークにウハウハ笑っている傍らでメリー・ポピンズが見せた氷のような無表情に乾杯。
　なぜ男性というものは、ある程度の年齢以上になるとオヤジギャグを発するようになるのか。一度とことん問い詰めてみたい。昔は、自分より上の世代特有の生態かと思って生ぬるく見ていたのですが、時を経て同世代の人に同じ習性を発見したときには愕然としました。やめてー。
　なんなんでしょうこれ。どなたか科学的に解明していただけませんでしょうか。遺伝子と脳の発達の関係かなんかなんだよとか。まあもし解明されたとしても、だからなんなの？とにかくヤメテと言うに決まっていますが！
　久々にこの映画を見た感想はこんなことでした。もちろん歌も踊りもブラボーです。何回見てもステキなミュージカル。大好き。

　今の映画で飛ぶイメージは宮崎駿さんだが、この当時はディズニー映画ですね。ダンボやらピーターパンやら、いろんな飛び方あるけれど、メリーのぎこちない飛び方は、なんとも人間臭く、風に乗っている感覚。

　ジュリー・アンドリュースは「スター」とかより、こちらの方が板についている。４オクターブ出る声、上品な美人だけどもどこかボケたような顔、この映画がデビューだけど、やっぱり「マイ・フェア・レディ」でデビューして欲しかった。

　ブレーク・エドワーズと結婚して、ベトナムの孤児を引き取る行為はイギリス人として立派。「シュレック」での登場も感激。喉の手術の失敗で声域を失ったことはなんとも残念。この映画と「サウンド・オブ・ミュージック」で役が固定して、他の役が上手く来なかったのは女優として幸運なんだろうか？不幸なんだろうか？思えばこの人、結構苦労なさっている。